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第十章・蒼竜ヴァリトラ
残るひとつは風の国
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死の雨の被害者を救ってから、約三日。
戦いと旅の疲れはまだ残っているものの、あまりのんびりもしていられないのが現状である。残る書状はあとひとつ、風の国だけ。
とはいえ、風の国はジュードとウィル、マナが子供の頃から住んできた国だ。あの国の王族がどういう系統なのかは、これでもかと言うほどによく知っている。そして、恐らく協力を拒むことがないとも。
リーブルやオリヴィア、エイルたちに見送られ、水の王都シトゥルスを後にしたジュードたちは、じわじわと雪が解け始めている道を南西に向かって進んでいた。目指すは水の国と風の国とを繋ぐ関所だ。以前鉱石を調達しに訪れた時は大変な想いをしたが、今回はまったく違う。随分と増えた同行者たちを振り返って、ジュードは軽く眉尻を下げた。
「あ、あの、オレたちと一緒に来て本当によかったんですか?」
ジュードたちの後方には、二十は超えるいくつもの幌馬車が二列になって続く。幌にはいずれもクジラと海を象徴するような紋様が刻まれている。これは、水の国を表す紋様だ。つまり、それらの馬車はいずれも水の国の――それも軍が所有しているものである。手綱を握るのは、鉄鎧に身を包む水の国の兵士や騎士たちだった。
「もちろんです、皆さまにはなんとお礼を申し上げればよいか……こうした形でお返しするしかないのが歯痒いのですが……お役に立てますよう、我ら一丸となって尽力させて頂く所存です!」
彼らは、水の国の民を救ったジュードたちに恩を感じて同行を申し出てくれた部隊だった。あの死の雨の一件は、纏まるには時間がかかるだろうと思われていた水の民の気持ちを結果的に纏めてくれたようだ。本来はもっといたのだが、国の防衛もある。彼らは所謂「先発隊」として、ジュードたちに同行することになった。
騎士や兵士たちから返る言葉を聞いて、ジュードの視線は次に――自分の斜め後ろを歩く少女に向けられる。陽光を受けてキラキラと輝く金髪は実に見事で美しい。けれど、本来はここにいてはいけない姫君。ヴェリアの王女エクレールだ。
「……エクレールさんはなんで?」
「わたくしは当然ジュードお兄様たちと一緒にまいります。ヘルメスお兄様はヴェリアの民のお傍を離れられませんもの、ヘルメスお兄様やカミラ様の代わりにみなさまのお役に立てるよう、わたくしが精いっぱい努力しますわ」
「そ、そうじゃなくて、ここにいていいのかなって」
祖国から命からがら逃げてきたヴェリアの民にとっての拠りどころは、次期国王たるヘルメスだ。そのため、彼が民の傍を離れられないことは容易にわかる。しかし、エクレールとてヴェリアの王族、ましてや王女。本来なら水の国に残ってもおかしくはないはずなのに、彼女はジュードたちと共に行くことを頑として譲らなかった。
だが、そこで口を挟んできたのはその近くを歩くマナとルルーナだ。
「別にいいじゃない、あの大臣のおじいさんってエクレール王女のこと馬鹿にしてるもん」
「そうよ、あんなじいさんの傍に置いておいたら王女様がお可哀想だわ。それに、エクレール王女なら精霊との契約もできるかもしれないんでしょう?」
「そうだに、精霊の里ではバタバタしてて試せなかったけど、風の国に着いたら試してみるに!」
シルヴァやウィル、リンファも言葉にこそ出さないが大臣に対しての考えは同じのようだ。この約三日の間で、ジュードもうんざりするほどに文句を言われたものである。聖剣は偽物が使っていいものではない、我が国の英雄を都合よく使うな、ヘルメス様とカミラ様に近づくな――などなど、本当に様々な文句を。
「でも、驚きましたわ。まさかご先祖様がお傍にいらっしゃったなんて……」
『すまない、騙すつもりはなかったんだが……』
「いいえ、わかりますわ。ジイのあの性格ですもの」
「アタシたちはジェントが昔の勇者だって知ってるけど、精霊の話じゃ証拠にならないって言われちゃうとねぇ。それに、重要なのはジュードちゃんやジェントが本物の王子だの勇者だのっていう部分じゃなくて魔族を倒すことなわけだから、あれこれ言ってても仕方ないわ。魔族をぶっ飛ばしてぎゃふんと言わせてやりましょ♡」
エクレールがぽつりと呟くと、ジュードの傍にはいつものようにふわりとジェントが姿を現した。だが、エクレール自身、なぜ正体を「精霊」と偽ったのかは痛いほどにわかっているのだろう。むしろ、逆に申し訳なさそうに頭を横に振る。
そんな二人のやり取りを目の当たりにしてイスキアは後頭部の辺りで両手を組み、軽く天を仰ぎながらそう言ってのけた。言葉で言っても通じないなら、行動と結果でわからせるのが一番だ。魔族を倒せば、いくらあの大臣でもとやかく文句を並べ立てたりはしないだろう。王子とも勇者とも認められなくたって別にいい。
「賛成!」というマナの同意する声を聞きながら、ジュードは自分の右腕にそっと手を添える。衣服に覆われていて見えないものの、そこには――拾われた時から持っていたものとは違う別の腕輪が鎮座していた。これは、先ほど水の王都を発つ前にヘルメスに託された聖杖ケリュケイオンの腕輪だ。
『またどこかであの恐ろしい雨が降っても、これがあればある程度は安心できるだろう。……共に行けぬ私の代わりに、どうか持っていってくれ。火の国でまた会おう、それまで無事でな』
ジュードは何度も断ったのだが、ヘルメスに半ば押しつけられるような形で結局受け取ってしまった。確かに、再びあの死の雨が降った時にケリュケイオンがなければ被害者を救うことはできないのだが。
「(……ヘルメス王子、またあの大臣さんのじいさんにガミガミ言われてないかな、大丈夫かな)」
ヘルメスの気遣いは有難いが、そうすることによって彼があの大臣から延々と小言を言われるのではと思うとそればかりが心配になる。
一度後方を振り返ったが、王都は既に遠く。今更引き返すわけにもいかない。心配は尽きないものの、今はその気遣いに甘えておくことにした。
戦いと旅の疲れはまだ残っているものの、あまりのんびりもしていられないのが現状である。残る書状はあとひとつ、風の国だけ。
とはいえ、風の国はジュードとウィル、マナが子供の頃から住んできた国だ。あの国の王族がどういう系統なのかは、これでもかと言うほどによく知っている。そして、恐らく協力を拒むことがないとも。
リーブルやオリヴィア、エイルたちに見送られ、水の王都シトゥルスを後にしたジュードたちは、じわじわと雪が解け始めている道を南西に向かって進んでいた。目指すは水の国と風の国とを繋ぐ関所だ。以前鉱石を調達しに訪れた時は大変な想いをしたが、今回はまったく違う。随分と増えた同行者たちを振り返って、ジュードは軽く眉尻を下げた。
「あ、あの、オレたちと一緒に来て本当によかったんですか?」
ジュードたちの後方には、二十は超えるいくつもの幌馬車が二列になって続く。幌にはいずれもクジラと海を象徴するような紋様が刻まれている。これは、水の国を表す紋様だ。つまり、それらの馬車はいずれも水の国の――それも軍が所有しているものである。手綱を握るのは、鉄鎧に身を包む水の国の兵士や騎士たちだった。
「もちろんです、皆さまにはなんとお礼を申し上げればよいか……こうした形でお返しするしかないのが歯痒いのですが……お役に立てますよう、我ら一丸となって尽力させて頂く所存です!」
彼らは、水の国の民を救ったジュードたちに恩を感じて同行を申し出てくれた部隊だった。あの死の雨の一件は、纏まるには時間がかかるだろうと思われていた水の民の気持ちを結果的に纏めてくれたようだ。本来はもっといたのだが、国の防衛もある。彼らは所謂「先発隊」として、ジュードたちに同行することになった。
騎士や兵士たちから返る言葉を聞いて、ジュードの視線は次に――自分の斜め後ろを歩く少女に向けられる。陽光を受けてキラキラと輝く金髪は実に見事で美しい。けれど、本来はここにいてはいけない姫君。ヴェリアの王女エクレールだ。
「……エクレールさんはなんで?」
「わたくしは当然ジュードお兄様たちと一緒にまいります。ヘルメスお兄様はヴェリアの民のお傍を離れられませんもの、ヘルメスお兄様やカミラ様の代わりにみなさまのお役に立てるよう、わたくしが精いっぱい努力しますわ」
「そ、そうじゃなくて、ここにいていいのかなって」
祖国から命からがら逃げてきたヴェリアの民にとっての拠りどころは、次期国王たるヘルメスだ。そのため、彼が民の傍を離れられないことは容易にわかる。しかし、エクレールとてヴェリアの王族、ましてや王女。本来なら水の国に残ってもおかしくはないはずなのに、彼女はジュードたちと共に行くことを頑として譲らなかった。
だが、そこで口を挟んできたのはその近くを歩くマナとルルーナだ。
「別にいいじゃない、あの大臣のおじいさんってエクレール王女のこと馬鹿にしてるもん」
「そうよ、あんなじいさんの傍に置いておいたら王女様がお可哀想だわ。それに、エクレール王女なら精霊との契約もできるかもしれないんでしょう?」
「そうだに、精霊の里ではバタバタしてて試せなかったけど、風の国に着いたら試してみるに!」
シルヴァやウィル、リンファも言葉にこそ出さないが大臣に対しての考えは同じのようだ。この約三日の間で、ジュードもうんざりするほどに文句を言われたものである。聖剣は偽物が使っていいものではない、我が国の英雄を都合よく使うな、ヘルメス様とカミラ様に近づくな――などなど、本当に様々な文句を。
「でも、驚きましたわ。まさかご先祖様がお傍にいらっしゃったなんて……」
『すまない、騙すつもりはなかったんだが……』
「いいえ、わかりますわ。ジイのあの性格ですもの」
「アタシたちはジェントが昔の勇者だって知ってるけど、精霊の話じゃ証拠にならないって言われちゃうとねぇ。それに、重要なのはジュードちゃんやジェントが本物の王子だの勇者だのっていう部分じゃなくて魔族を倒すことなわけだから、あれこれ言ってても仕方ないわ。魔族をぶっ飛ばしてぎゃふんと言わせてやりましょ♡」
エクレールがぽつりと呟くと、ジュードの傍にはいつものようにふわりとジェントが姿を現した。だが、エクレール自身、なぜ正体を「精霊」と偽ったのかは痛いほどにわかっているのだろう。むしろ、逆に申し訳なさそうに頭を横に振る。
そんな二人のやり取りを目の当たりにしてイスキアは後頭部の辺りで両手を組み、軽く天を仰ぎながらそう言ってのけた。言葉で言っても通じないなら、行動と結果でわからせるのが一番だ。魔族を倒せば、いくらあの大臣でもとやかく文句を並べ立てたりはしないだろう。王子とも勇者とも認められなくたって別にいい。
「賛成!」というマナの同意する声を聞きながら、ジュードは自分の右腕にそっと手を添える。衣服に覆われていて見えないものの、そこには――拾われた時から持っていたものとは違う別の腕輪が鎮座していた。これは、先ほど水の王都を発つ前にヘルメスに託された聖杖ケリュケイオンの腕輪だ。
『またどこかであの恐ろしい雨が降っても、これがあればある程度は安心できるだろう。……共に行けぬ私の代わりに、どうか持っていってくれ。火の国でまた会おう、それまで無事でな』
ジュードは何度も断ったのだが、ヘルメスに半ば押しつけられるような形で結局受け取ってしまった。確かに、再びあの死の雨が降った時にケリュケイオンがなければ被害者を救うことはできないのだが。
「(……ヘルメス王子、またあの大臣さんのじいさんにガミガミ言われてないかな、大丈夫かな)」
ヘルメスの気遣いは有難いが、そうすることによって彼があの大臣から延々と小言を言われるのではと思うとそればかりが心配になる。
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