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雪降る地で
17XX年
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居眠りから覚めたときのような衝撃があった。
「はっ……?」
いつの間にか、私はレンガ造りの屋敷の中、板張りにへたった長いカーペットが敷かれた廊下に立っていた。片手には小さなぬいぐるみを握りしめている。
いけない。まだ私の意識は安定していないらしい。少しづつ長い時間意識が保てるようになってきていたけれど、未だにぼーっとしてしまったり、考えていたことをすぐに忘れてしまって、思考がまとめられないことが多い。
こういう時はいつも、自分の置かれた状況を把握するとこから始まる。
……そう、私はいま五歳で、家の中を自由に動けるまでに成長している。ここは私が住んでいる家で、手に持っている長い耳がついたぬいぐるみの名前には『ベンジャミン』と名付けていた。
何をしていたのか思い出せないけれど、身体は何処へ向かえばいいのかを覚えている。足の赴くままに廊下を進み、重たい扉を背伸びして開けると、ゆったりとしたドレスを着たお嬢様然とした女性が悠然と手芸を行っていた。
初めてその姿を認識したときから、立てば芍薬座れば牡丹、というのはまさにこの人のことを表しているのだと納得していた。それに加え、知性的な落ち着きからくる気品が、常にその立ち振る舞いからにじみ出ている。良家の娘、という形容がぴったりな人だった。
「おかあさま!」
「あら。レシィア」
レース・アレット、縮めてレシィア。おかあさまは私をそう呼ぶ。足元に飛び込んだ私を、作業の手を止めて迎えてくれた。おかあさま譲りである栗色の髪が梳かれるように頭を撫でられる。
小さな子供になったことに、私はさほど心理的な抵抗を感じていなかった。存分に今の生活を満喫している。
「どうしたのです?ああ、もうすぐおやつの時間でしたね」
「ううん。ちがうの。おてつだいに来たの」
「まあ、レシィアはそんなことをしなくてもいいのですよ」
おかあさまは柔らかな手で、私のほっぺをぷにぷにと摘まんで遊ぶ。
「むむむ、やめてよぉ」
「今日はあまーい果物があるのですが、要りませんか?」
「……たべる!」
甘いという言葉を聞いた途端、舌がそれを要求しはじめる。
椅子に登ると、机の上には果物を切ったものが置いてあるのが見えた。ひとつを口に放り込むと、みずみずしい食感が口に広がる。程よい甘さがとてもうれしい。
「ほらほら、そんなに一気に食べたらだめですよ。お茶はいかが?」
一切れで小さな口が一杯になっていたので、もぐもぐしながら首を縦に振ると、呆れた顔でカップにお茶を注いでくれた。
「本当は、砂糖菓子があればよかったのですが」
「んぐ、ん……。これ、大好きだよ」
「そうですか?それならよかったです」
ニコニコとした笑顔を向けると、おかあさまもにっこりと微笑んでくれる。
両手でカップを抱えるように持ってのんびりとお茶を飲んでいると、その様子を見つめていたおかあさまが不意に私に問いかける。
「……レシィアは、何か食べたいものはありませんか?」
食べたいもの?
懐かしいものは和食だけれど、それを注文しても作ってもらうのは難しそうだ。何か変な事を言って気味悪がられたくはないし、特段食にこだわりがある方でもないので、少し返答に困ってしまう。目の前にそこそこ美味しいものがあれば、今はそれで満足だ。
「う~ん……、わかんない」
「そうですよね。分からなくて当然です」
おかあさまの手によって、目の前へと串に刺さった果物が運ばれてきたので、パクリと一口。
ゆっくりと咀嚼している間に、ここに来た目的を忘れていたことに気づく。
「あっ、そうだ!おてつだいしに来たの!」
「忘れなかったのですね」
おかあさまは苦笑すると、そうですね、と少し思案して続ける。
「残念ですが、今やってもらいたいお仕事は無いのです。ですから、これから一緒に音楽をやりましょう、ね?」
そう言われると意識が散漫になりがちな私は、お手伝いの事などなんだかどうでも良くなってきてしまう。
「うん、やるー!」
「よかった、いいお返事です。それでは……あら、ここに置いてあった弓はどこへいってしまったのでしょう?」
三本の弦が張られた楽器が掛けられた場所に、一緒に置いてあるはずの弓がないようだ。辺りを見回すものの、それらしいものは見当たらない。
おかあさまが使用人を呼び出す為のベルを鳴らしたが、しばらくしても誰もやってくる気配がなかった。
「困りました。畑に出ているのですね」
頬に手を当てて首をかしげるおかあさま。儚げに溜息をつく仕草を見ていると、役に立ちたい!という気持ちが湧いてくる。
「じゃあ、レシィアがおじさん呼んでくるね!」
お母さまの返事を待たずに椅子から飛び降りて駆けだすと、通ってきた廊下を戻り、建物の裏手までやってきた。
外は薄着だと少し肌寒い。霧が掛かっていて、遠くにある山の輪郭が浮かんでいるのが辛うじて見えた。
目の前には緩やかな丘が下っていて、曲がりくねった川が丘陵の間を通っている。視界の大部分では岩の転がる原野がうねるように広がっており、他には雑木林が僅かに山裾に確認できるだけだった。
人工物は全く見当たらない。どうやらここは、他の村落とはかなり離れた場所に位置しているらしい。
裏庭には広い畑と家畜小屋があって、野菜や生き物を育てていた。普段の食卓に上る食材は、殆ど全てがこの場所で取れたものだった。畑には葉野菜なのか根菜なのか分からないものや、つるを伸ばした豆っぽいものまで、様々な作物が植えられている。
「フモーッ……」
現在何も育てていない区画では、長い毛で覆われていて丸っこい四足歩行の生き物が二匹、のんびりと草をはんでいる。エオという生き物らしいけれど、絶妙に馬と牛どちらともいえない姿だったので、私は二匹をそれぞれ「ウマ」、「ウシ」と勝手に名付けて呼んでいた。
そのすぐ傍の芋類が植わっている大きな区画に、農作業をしている初老の男性がいた。作業に没頭しているのか、私が出てきたことに気づいていない様子だったので、走り寄って声をかける。
「べヨルンおじさーん!」
「おや、お嬢様。いかがなさいました?」
ベヨルンおじさんは我が家の使用人だ。もう一人いる使用人、ヘメドウィフおばさんとは夫婦である。使用人の仕事範囲を超えている気がするが、身の回りの世話だけでなく、広い畑の管理や動物の世話、料理などを全て二人だけでやってもらっていた。たまの遊び相手までしてもらっているのだから、頭が下がる。五歳の本能的欲求にはどうしても逆らえないのだ。
「おじさん、あのね。おかあさまと楽器をしたかったの。でも、弓がないっておかあさまが困ってるの」
そう伝えると、おじさんは土が付いた顔で微笑んでくれる。農具を扱う様子だけを見れば、気のいい農家のおじさんだが、細かな所作は洗練されたもので、高度な訓練を受けたものだということが感じられた。
ウマが鼻先を近づけてきたので、ポンポンと撫でてやる。
「左様でしたか。実は昨晩、弓のつるが古くなっていたのを張り替えたのです。戻すのを忘れておりました。では、すぐにお持ちしますので、お母様の所に先に戻っていただいて構いませんよ」
「うん、ありがと!ウマとウシもまたね」
手を振ると、おじさんは軽く頭を下げて、目を細めて見送ってくれる。賢い二匹がフゴッと鼻を鳴らした。
中に戻ろうと振り返れば、のどかな景色には不釣り合いなほどに立派な屋敷が構えている。
だだっ広い土地を存分に活用したコの字型の建物であるそれは、自給自足の田舎暮らしとは無縁なものに思える。平屋だとしても十分な広さだというのに、中央には更に二階部分が乗っけられていて、バルコニーまでが玄関の上のスペースを利用して据えられていた。
今は使われていないけれど、中庭には東屋があり、その前に広がる庭園の跡も残っている。
元々は別荘かなにかを目的に建てられたようだった。美術品や楽器を納めた、普段使いするには向いていない部屋も多くある。使用人の二人だけでは到底管理しきれない広さなので、私達は主に中央部分を少しだけ利用して暮らしていた。
どうしておかあさまは、ここで今のような暮らしをしているんだろうか。さっき私を促してくれたあかぎれの多いものとは全く違う、あのすべすべしていて柔らかな手や、お淑やかな言動を思い出す。普段おかあさまからは、本来ならばもっと栄えた都市部で暮らしていて、労働とは無縁の生活をしていたような印象を受けていた。
どちらかといえば、私よりもおかあさまの方がお嬢様といった雰囲気で、この世界の事はまだ知らないけれど、この田舎らしい空気に馴染んでいないのは分かる。ここが治めている領地というわけでもなさそうで、まるで突然、屋敷ごとここへ飛んできてしまったかのようだ。
一体、おかあさまに昔何があったのだろう。没落?それとも悪役令嬢よろしく僻地へ追放?
そしてまだ疑問は残っている。私はおかあさま以外の家族をまだ一目として見た事が無い。生まれてこのかた、話すらも聞いたことがなかったのである。
使用人の二人にそれとなく尋ねても、本当に詳しい事は知らないらしく、直接おかあさまに聞くのも少し憚られた。いずれにしても、それを知るにはまだこの世界の情報が不足しているらしい。
改めて、不思議に満ちた屋敷を見上げる。
一段と冷たい風が吹き抜けていき、思わず身体を震わした。そろそろ暖炉に薪をくべる時期だろう。しかし、本格的な冬の訪れはまだまだ先の事だった。
「はっ……?」
いつの間にか、私はレンガ造りの屋敷の中、板張りにへたった長いカーペットが敷かれた廊下に立っていた。片手には小さなぬいぐるみを握りしめている。
いけない。まだ私の意識は安定していないらしい。少しづつ長い時間意識が保てるようになってきていたけれど、未だにぼーっとしてしまったり、考えていたことをすぐに忘れてしまって、思考がまとめられないことが多い。
こういう時はいつも、自分の置かれた状況を把握するとこから始まる。
……そう、私はいま五歳で、家の中を自由に動けるまでに成長している。ここは私が住んでいる家で、手に持っている長い耳がついたぬいぐるみの名前には『ベンジャミン』と名付けていた。
何をしていたのか思い出せないけれど、身体は何処へ向かえばいいのかを覚えている。足の赴くままに廊下を進み、重たい扉を背伸びして開けると、ゆったりとしたドレスを着たお嬢様然とした女性が悠然と手芸を行っていた。
初めてその姿を認識したときから、立てば芍薬座れば牡丹、というのはまさにこの人のことを表しているのだと納得していた。それに加え、知性的な落ち着きからくる気品が、常にその立ち振る舞いからにじみ出ている。良家の娘、という形容がぴったりな人だった。
「おかあさま!」
「あら。レシィア」
レース・アレット、縮めてレシィア。おかあさまは私をそう呼ぶ。足元に飛び込んだ私を、作業の手を止めて迎えてくれた。おかあさま譲りである栗色の髪が梳かれるように頭を撫でられる。
小さな子供になったことに、私はさほど心理的な抵抗を感じていなかった。存分に今の生活を満喫している。
「どうしたのです?ああ、もうすぐおやつの時間でしたね」
「ううん。ちがうの。おてつだいに来たの」
「まあ、レシィアはそんなことをしなくてもいいのですよ」
おかあさまは柔らかな手で、私のほっぺをぷにぷにと摘まんで遊ぶ。
「むむむ、やめてよぉ」
「今日はあまーい果物があるのですが、要りませんか?」
「……たべる!」
甘いという言葉を聞いた途端、舌がそれを要求しはじめる。
椅子に登ると、机の上には果物を切ったものが置いてあるのが見えた。ひとつを口に放り込むと、みずみずしい食感が口に広がる。程よい甘さがとてもうれしい。
「ほらほら、そんなに一気に食べたらだめですよ。お茶はいかが?」
一切れで小さな口が一杯になっていたので、もぐもぐしながら首を縦に振ると、呆れた顔でカップにお茶を注いでくれた。
「本当は、砂糖菓子があればよかったのですが」
「んぐ、ん……。これ、大好きだよ」
「そうですか?それならよかったです」
ニコニコとした笑顔を向けると、おかあさまもにっこりと微笑んでくれる。
両手でカップを抱えるように持ってのんびりとお茶を飲んでいると、その様子を見つめていたおかあさまが不意に私に問いかける。
「……レシィアは、何か食べたいものはありませんか?」
食べたいもの?
懐かしいものは和食だけれど、それを注文しても作ってもらうのは難しそうだ。何か変な事を言って気味悪がられたくはないし、特段食にこだわりがある方でもないので、少し返答に困ってしまう。目の前にそこそこ美味しいものがあれば、今はそれで満足だ。
「う~ん……、わかんない」
「そうですよね。分からなくて当然です」
おかあさまの手によって、目の前へと串に刺さった果物が運ばれてきたので、パクリと一口。
ゆっくりと咀嚼している間に、ここに来た目的を忘れていたことに気づく。
「あっ、そうだ!おてつだいしに来たの!」
「忘れなかったのですね」
おかあさまは苦笑すると、そうですね、と少し思案して続ける。
「残念ですが、今やってもらいたいお仕事は無いのです。ですから、これから一緒に音楽をやりましょう、ね?」
そう言われると意識が散漫になりがちな私は、お手伝いの事などなんだかどうでも良くなってきてしまう。
「うん、やるー!」
「よかった、いいお返事です。それでは……あら、ここに置いてあった弓はどこへいってしまったのでしょう?」
三本の弦が張られた楽器が掛けられた場所に、一緒に置いてあるはずの弓がないようだ。辺りを見回すものの、それらしいものは見当たらない。
おかあさまが使用人を呼び出す為のベルを鳴らしたが、しばらくしても誰もやってくる気配がなかった。
「困りました。畑に出ているのですね」
頬に手を当てて首をかしげるおかあさま。儚げに溜息をつく仕草を見ていると、役に立ちたい!という気持ちが湧いてくる。
「じゃあ、レシィアがおじさん呼んでくるね!」
お母さまの返事を待たずに椅子から飛び降りて駆けだすと、通ってきた廊下を戻り、建物の裏手までやってきた。
外は薄着だと少し肌寒い。霧が掛かっていて、遠くにある山の輪郭が浮かんでいるのが辛うじて見えた。
目の前には緩やかな丘が下っていて、曲がりくねった川が丘陵の間を通っている。視界の大部分では岩の転がる原野がうねるように広がっており、他には雑木林が僅かに山裾に確認できるだけだった。
人工物は全く見当たらない。どうやらここは、他の村落とはかなり離れた場所に位置しているらしい。
裏庭には広い畑と家畜小屋があって、野菜や生き物を育てていた。普段の食卓に上る食材は、殆ど全てがこの場所で取れたものだった。畑には葉野菜なのか根菜なのか分からないものや、つるを伸ばした豆っぽいものまで、様々な作物が植えられている。
「フモーッ……」
現在何も育てていない区画では、長い毛で覆われていて丸っこい四足歩行の生き物が二匹、のんびりと草をはんでいる。エオという生き物らしいけれど、絶妙に馬と牛どちらともいえない姿だったので、私は二匹をそれぞれ「ウマ」、「ウシ」と勝手に名付けて呼んでいた。
そのすぐ傍の芋類が植わっている大きな区画に、農作業をしている初老の男性がいた。作業に没頭しているのか、私が出てきたことに気づいていない様子だったので、走り寄って声をかける。
「べヨルンおじさーん!」
「おや、お嬢様。いかがなさいました?」
ベヨルンおじさんは我が家の使用人だ。もう一人いる使用人、ヘメドウィフおばさんとは夫婦である。使用人の仕事範囲を超えている気がするが、身の回りの世話だけでなく、広い畑の管理や動物の世話、料理などを全て二人だけでやってもらっていた。たまの遊び相手までしてもらっているのだから、頭が下がる。五歳の本能的欲求にはどうしても逆らえないのだ。
「おじさん、あのね。おかあさまと楽器をしたかったの。でも、弓がないっておかあさまが困ってるの」
そう伝えると、おじさんは土が付いた顔で微笑んでくれる。農具を扱う様子だけを見れば、気のいい農家のおじさんだが、細かな所作は洗練されたもので、高度な訓練を受けたものだということが感じられた。
ウマが鼻先を近づけてきたので、ポンポンと撫でてやる。
「左様でしたか。実は昨晩、弓のつるが古くなっていたのを張り替えたのです。戻すのを忘れておりました。では、すぐにお持ちしますので、お母様の所に先に戻っていただいて構いませんよ」
「うん、ありがと!ウマとウシもまたね」
手を振ると、おじさんは軽く頭を下げて、目を細めて見送ってくれる。賢い二匹がフゴッと鼻を鳴らした。
中に戻ろうと振り返れば、のどかな景色には不釣り合いなほどに立派な屋敷が構えている。
だだっ広い土地を存分に活用したコの字型の建物であるそれは、自給自足の田舎暮らしとは無縁なものに思える。平屋だとしても十分な広さだというのに、中央には更に二階部分が乗っけられていて、バルコニーまでが玄関の上のスペースを利用して据えられていた。
今は使われていないけれど、中庭には東屋があり、その前に広がる庭園の跡も残っている。
元々は別荘かなにかを目的に建てられたようだった。美術品や楽器を納めた、普段使いするには向いていない部屋も多くある。使用人の二人だけでは到底管理しきれない広さなので、私達は主に中央部分を少しだけ利用して暮らしていた。
どうしておかあさまは、ここで今のような暮らしをしているんだろうか。さっき私を促してくれたあかぎれの多いものとは全く違う、あのすべすべしていて柔らかな手や、お淑やかな言動を思い出す。普段おかあさまからは、本来ならばもっと栄えた都市部で暮らしていて、労働とは無縁の生活をしていたような印象を受けていた。
どちらかといえば、私よりもおかあさまの方がお嬢様といった雰囲気で、この世界の事はまだ知らないけれど、この田舎らしい空気に馴染んでいないのは分かる。ここが治めている領地というわけでもなさそうで、まるで突然、屋敷ごとここへ飛んできてしまったかのようだ。
一体、おかあさまに昔何があったのだろう。没落?それとも悪役令嬢よろしく僻地へ追放?
そしてまだ疑問は残っている。私はおかあさま以外の家族をまだ一目として見た事が無い。生まれてこのかた、話すらも聞いたことがなかったのである。
使用人の二人にそれとなく尋ねても、本当に詳しい事は知らないらしく、直接おかあさまに聞くのも少し憚られた。いずれにしても、それを知るにはまだこの世界の情報が不足しているらしい。
改めて、不思議に満ちた屋敷を見上げる。
一段と冷たい風が吹き抜けていき、思わず身体を震わした。そろそろ暖炉に薪をくべる時期だろう。しかし、本格的な冬の訪れはまだまだ先の事だった。
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