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今更ですが自己紹介です
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何だかんだで大変なのは何となく分かった。
精霊が絡む以上、どうにかしてあげたいと思うのは当然で。
マナはいまだに呆然としている王子とアルフレッドを見て――ふと、とても今更な事を思い出した。
あ、私、自分の名前、この人達に言った記憶ないや。
クー、ルルー、ドリーは姿を見えるようにした時に紹介した。その前に、ドリーにアルフレッドの名前を聞き、本人からも名乗ってもらっている。
だが、王子の言動に切れ、一時退場したものだから自己紹介などやっていない。――というか、王子の名前すら知らない。
うん。私も大概、礼儀知らずじゃね?
名乗られたのに名乗り返していない。その時にあった出来事など、言い訳にはならない。
精霊達を順番に見ると、みんな不思議そうにマナを見返してくる。名前のある――というより、マナが名付けた――子、ない子に関係なく、その瞳はマナに対して好意的だ。
こんな優しい瞳に囲まれた生活を二カ月もしていたからなのか、すっかり忘れ去っていた。青年二人の……まあ、人間らしい視線や表情、仕草など。それに引っ掛かり、マナ自身、かなり短気になっていた気がする。
何であんな事にいちいちイラッとしたり切れたりしたんだろうと今なら冷静に考えられるが、また似た様な事があった時、冷静でいられるかは自信はない。
何より――『精霊』が絡んだら、絶対に切れる。躊躇なくブチ切れし、その相手を泣かせるまで痛めつける自信がある。
暴力反対? この世界では、場合によっては必要でしょ。
相手が普通の人間だったら? いや、そんなの関係ないでしょ。どんな人間であろうと、自分の言動と行動にはきっちり責任持て。持てないなら迂闊な事するべきじゃない。
危険物注意と警告するついでにちゃんと自己紹介しますか。
マナはアルフレッドと王子を見る。
「ねえ」
反応がない。
これがゲームか何かなら、「ただのしかばねのようだ」とでも出るくらい反応がない。
マナは呆れ、風の塊を軽く二人にぶつける。
「ねえってば」
それで漸く我に返り、二人がマナを見る。
「今更だけど言っとく。私はマナ。この精霊の森に暮らす迷い人だよ」
「「……は?」」
主従の声がぴったりハモる。そのポカンとした表情までシンクロしている。
うん? とマナは首を傾げる。名乗ったのがそんなに意外?
「……迷い人、ですか?」
「うん」
アルフレッドの問いに頷きつつ、マナは『あ、そっちに驚いたのね』と呑気に考える――が。
迷いないマナの即答に、王子とアルフレッドの顔色が、青を通り越してガッツリ白くなった。
「すすすすすす、すまなかったっ!」
「申し訳ございません!」
「は……?」
主従揃って土下座。
あ、この世界に土下座って概念あるんだ?
ではなく。
白い顔のままその場に跪き、平身低頭して謝ってくる二人。なんだこれ。俺様系王子どこいった。ツッコミ系精霊術士もどこいった。
困惑したまま精霊達を見ると、クーとルルーは苦笑しながらマナを見返し、ドリーや他の精霊達は二人の人間を何故か面白そうに眺めている。
うん、ホント、なんだこれ??
「クー? ルルー?」
事情を知っていて、説明をしてくれるであろう空と闇の精霊の名を呼ぶと、2つの澄んだ瞳がマナを見詰め。
「あのね。『迷い人』って、特別なんだよ」
「は? また~??」
そう。まさに『また』である。
マナの『力』が特別だと言った直後。今度は『存在』すら特別だというのか。
「またにゃのにゃ。『迷い人』は、世界が呼び寄せる特別な存在なのにゃ」
「は?」
「えっと……この世界の者では解決できない問題が起こりそうな時、それを解決できる者をこの世界自身が探して異世界から連れてくる。それが『迷い人』なんだよ」
「え~と?」
つまりなんだ。『迷い人』とは、世界ぐるみの『問題解決人』?
「あれ……? と、いう事は……うえっ!? リアル救世主!?」
「そう。そんな感じー」
「ただ、何が起こるかは『この世界』しか知りゃにゃいから、連れて来られちゃった人は『何をしていいか分からず、色々迷いながら行動する人』って事で『迷い人』って呼ばれているにゃー」
「……」
問題解決して欲しいなら、ちゃんと何して欲しいか教えるべきじゃない?
そんな事知らなかったから、『迷い込んできた人』=『迷い人』だと思ってたよ。
マナが無言のまま溜め息を吐くと、クーとルルーは苦笑した。
「そんな訳で、この世界の人間は『迷い人』は世界に選ばれた尊い人で、自分達より上位の存在として見ているから、マナがそうであると分かった今、自分の言動や行動を省みちゃうと……こうなる」
いまだ絶賛土下座中の青年二人をチラリと見て、クーはやれやれと首を振る。
「実際、『迷い人』は何かしらの『力』に秀でているから、人間達より上位なのは当然にゃあ」
マナは完全に魔法特化だにゃあ、とルルーが笑う。
いや、笑い事じゃないでしょ!? とは思うが、マナは何も言えず困った様に眉根を寄せる。魔法特化なのは自分自身、否定できない。
そこで「あれ?」と思う。
「……『迷い人』は何かしらの問題を解決できる人の事なんだよね?」
「そうだよ」
「私が何かを解決する『力』を持っているというのに間違いがないなら、魔法特化である以上……え? 魔法的な力押しで何とかしろって事!?」
「「そんな訳ない!」にゃあ!」
マナに魔法系統の力押しで何かしらやられたら、世界がどうなるか分かったものじゃない。今までの前科を思えば間違った判断ではないだろう。
マナの左右の肩の上から大慌てで否定すると、クーとルルーはタイミング良くマナの肩をポンポンと叩く。
「マナの魔法は最終手段! 最初の手段にしちゃダメッ!!」
「そうにゃ! 取り敢えず、何が起きてるのかちゃんと調べて、考えて行動するにゃっ!!」
「ドリーみたいなノーキンはダメ!」
「にゃあ!」
「ひどっ! クーもルルーもひどいよ!?」
覚えたばかりの言葉を早速使うクーに同意するルルー。そして、考えなしと言われたようなものなドリーがサクッとツッコミを入れるが華麗にスルー。
「分かった。ドリーと同類は私もヤダ」
「マナまで!?」
フォローもなく、とどめを刺された。
マナの手の平の上で流石にいじけるドリー。そんなドリーを、同じく手の平の上に居る剣の精霊がポンポンと慰める。
そんな光景を生温く見守った後、マナ、クー、ルルーは土下座のまま動かない青年達に目を向けた。
「取り敢えず、謝罪は受け取るからさっさと立ち上がってくれない? 自分より年上であろう人達に土下座されたままって、すっごい居心地悪いから」
「うんうん。さっさと立ち上がって、マナにちゃんと自己紹介してね?」
「起立なのにゃ~」
「うっわ……学校みたい……」
「にゃ?」
「ううん。何でもない」
何故かちょっぴり顔を顰めたマナに首を傾げるルルー。
マナはとぼけた後、真っ白な顔色のまま立ち上がった青年達を見遣る。
顔色が悪いのは……うん。さっきまでの言葉とか行動とか考えると仕方ないのかな? という訳でスルー。
……何故だろう。スルースキルがアップしている気がする。いや、深く考えちゃダメだ。
マナは意識して笑みを作ると、
「私の事は精霊達と同じくマナって呼んで」
「……マナ様?」
「いやいやいや! マナって呼び捨てで良いから!」
「迷い人を呼び捨てなんて――!!」
「私が良いって言ってるんだから、それで良いの! というか、様付けなんて慣れてないから付けないで欲しい!」
「う……」
葛藤を見せるアルフレッド。
王子の方はそんな遣り取りを見守った後、ゆっくり首を傾げ。
「――では、マナ。俺はイクシオン・ダジゲートだ。イクスと呼んでくれ」
漸く、王子の名前が知れた。
「……呼び捨てで良いってマナ言ったけど、あの言葉遣いを許した訳じゃないよね?」
「深く考えちゃダメにゃクー。あれがノーキンって事なんだと思うにゃ」
「ねえ。僕、アレと同じ扱いなの? 僕の方がもう少しまともだと思うよ?」
「え? そう?」
「ううう……クーのいじめっ子~」
精霊達の内緒話にもならない会話が響き、イクシオンが瞳を瞬かせ、アルフレッドが苦笑を零した。
精霊が絡む以上、どうにかしてあげたいと思うのは当然で。
マナはいまだに呆然としている王子とアルフレッドを見て――ふと、とても今更な事を思い出した。
あ、私、自分の名前、この人達に言った記憶ないや。
クー、ルルー、ドリーは姿を見えるようにした時に紹介した。その前に、ドリーにアルフレッドの名前を聞き、本人からも名乗ってもらっている。
だが、王子の言動に切れ、一時退場したものだから自己紹介などやっていない。――というか、王子の名前すら知らない。
うん。私も大概、礼儀知らずじゃね?
名乗られたのに名乗り返していない。その時にあった出来事など、言い訳にはならない。
精霊達を順番に見ると、みんな不思議そうにマナを見返してくる。名前のある――というより、マナが名付けた――子、ない子に関係なく、その瞳はマナに対して好意的だ。
こんな優しい瞳に囲まれた生活を二カ月もしていたからなのか、すっかり忘れ去っていた。青年二人の……まあ、人間らしい視線や表情、仕草など。それに引っ掛かり、マナ自身、かなり短気になっていた気がする。
何であんな事にいちいちイラッとしたり切れたりしたんだろうと今なら冷静に考えられるが、また似た様な事があった時、冷静でいられるかは自信はない。
何より――『精霊』が絡んだら、絶対に切れる。躊躇なくブチ切れし、その相手を泣かせるまで痛めつける自信がある。
暴力反対? この世界では、場合によっては必要でしょ。
相手が普通の人間だったら? いや、そんなの関係ないでしょ。どんな人間であろうと、自分の言動と行動にはきっちり責任持て。持てないなら迂闊な事するべきじゃない。
危険物注意と警告するついでにちゃんと自己紹介しますか。
マナはアルフレッドと王子を見る。
「ねえ」
反応がない。
これがゲームか何かなら、「ただのしかばねのようだ」とでも出るくらい反応がない。
マナは呆れ、風の塊を軽く二人にぶつける。
「ねえってば」
それで漸く我に返り、二人がマナを見る。
「今更だけど言っとく。私はマナ。この精霊の森に暮らす迷い人だよ」
「「……は?」」
主従の声がぴったりハモる。そのポカンとした表情までシンクロしている。
うん? とマナは首を傾げる。名乗ったのがそんなに意外?
「……迷い人、ですか?」
「うん」
アルフレッドの問いに頷きつつ、マナは『あ、そっちに驚いたのね』と呑気に考える――が。
迷いないマナの即答に、王子とアルフレッドの顔色が、青を通り越してガッツリ白くなった。
「すすすすすす、すまなかったっ!」
「申し訳ございません!」
「は……?」
主従揃って土下座。
あ、この世界に土下座って概念あるんだ?
ではなく。
白い顔のままその場に跪き、平身低頭して謝ってくる二人。なんだこれ。俺様系王子どこいった。ツッコミ系精霊術士もどこいった。
困惑したまま精霊達を見ると、クーとルルーは苦笑しながらマナを見返し、ドリーや他の精霊達は二人の人間を何故か面白そうに眺めている。
うん、ホント、なんだこれ??
「クー? ルルー?」
事情を知っていて、説明をしてくれるであろう空と闇の精霊の名を呼ぶと、2つの澄んだ瞳がマナを見詰め。
「あのね。『迷い人』って、特別なんだよ」
「は? また~??」
そう。まさに『また』である。
マナの『力』が特別だと言った直後。今度は『存在』すら特別だというのか。
「またにゃのにゃ。『迷い人』は、世界が呼び寄せる特別な存在なのにゃ」
「は?」
「えっと……この世界の者では解決できない問題が起こりそうな時、それを解決できる者をこの世界自身が探して異世界から連れてくる。それが『迷い人』なんだよ」
「え~と?」
つまりなんだ。『迷い人』とは、世界ぐるみの『問題解決人』?
「あれ……? と、いう事は……うえっ!? リアル救世主!?」
「そう。そんな感じー」
「ただ、何が起こるかは『この世界』しか知りゃにゃいから、連れて来られちゃった人は『何をしていいか分からず、色々迷いながら行動する人』って事で『迷い人』って呼ばれているにゃー」
「……」
問題解決して欲しいなら、ちゃんと何して欲しいか教えるべきじゃない?
そんな事知らなかったから、『迷い込んできた人』=『迷い人』だと思ってたよ。
マナが無言のまま溜め息を吐くと、クーとルルーは苦笑した。
「そんな訳で、この世界の人間は『迷い人』は世界に選ばれた尊い人で、自分達より上位の存在として見ているから、マナがそうであると分かった今、自分の言動や行動を省みちゃうと……こうなる」
いまだ絶賛土下座中の青年二人をチラリと見て、クーはやれやれと首を振る。
「実際、『迷い人』は何かしらの『力』に秀でているから、人間達より上位なのは当然にゃあ」
マナは完全に魔法特化だにゃあ、とルルーが笑う。
いや、笑い事じゃないでしょ!? とは思うが、マナは何も言えず困った様に眉根を寄せる。魔法特化なのは自分自身、否定できない。
そこで「あれ?」と思う。
「……『迷い人』は何かしらの問題を解決できる人の事なんだよね?」
「そうだよ」
「私が何かを解決する『力』を持っているというのに間違いがないなら、魔法特化である以上……え? 魔法的な力押しで何とかしろって事!?」
「「そんな訳ない!」にゃあ!」
マナに魔法系統の力押しで何かしらやられたら、世界がどうなるか分かったものじゃない。今までの前科を思えば間違った判断ではないだろう。
マナの左右の肩の上から大慌てで否定すると、クーとルルーはタイミング良くマナの肩をポンポンと叩く。
「マナの魔法は最終手段! 最初の手段にしちゃダメッ!!」
「そうにゃ! 取り敢えず、何が起きてるのかちゃんと調べて、考えて行動するにゃっ!!」
「ドリーみたいなノーキンはダメ!」
「にゃあ!」
「ひどっ! クーもルルーもひどいよ!?」
覚えたばかりの言葉を早速使うクーに同意するルルー。そして、考えなしと言われたようなものなドリーがサクッとツッコミを入れるが華麗にスルー。
「分かった。ドリーと同類は私もヤダ」
「マナまで!?」
フォローもなく、とどめを刺された。
マナの手の平の上で流石にいじけるドリー。そんなドリーを、同じく手の平の上に居る剣の精霊がポンポンと慰める。
そんな光景を生温く見守った後、マナ、クー、ルルーは土下座のまま動かない青年達に目を向けた。
「取り敢えず、謝罪は受け取るからさっさと立ち上がってくれない? 自分より年上であろう人達に土下座されたままって、すっごい居心地悪いから」
「うんうん。さっさと立ち上がって、マナにちゃんと自己紹介してね?」
「起立なのにゃ~」
「うっわ……学校みたい……」
「にゃ?」
「ううん。何でもない」
何故かちょっぴり顔を顰めたマナに首を傾げるルルー。
マナはとぼけた後、真っ白な顔色のまま立ち上がった青年達を見遣る。
顔色が悪いのは……うん。さっきまでの言葉とか行動とか考えると仕方ないのかな? という訳でスルー。
……何故だろう。スルースキルがアップしている気がする。いや、深く考えちゃダメだ。
マナは意識して笑みを作ると、
「私の事は精霊達と同じくマナって呼んで」
「……マナ様?」
「いやいやいや! マナって呼び捨てで良いから!」
「迷い人を呼び捨てなんて――!!」
「私が良いって言ってるんだから、それで良いの! というか、様付けなんて慣れてないから付けないで欲しい!」
「う……」
葛藤を見せるアルフレッド。
王子の方はそんな遣り取りを見守った後、ゆっくり首を傾げ。
「――では、マナ。俺はイクシオン・ダジゲートだ。イクスと呼んでくれ」
漸く、王子の名前が知れた。
「……呼び捨てで良いってマナ言ったけど、あの言葉遣いを許した訳じゃないよね?」
「深く考えちゃダメにゃクー。あれがノーキンって事なんだと思うにゃ」
「ねえ。僕、アレと同じ扱いなの? 僕の方がもう少しまともだと思うよ?」
「え? そう?」
「ううう……クーのいじめっ子~」
精霊達の内緒話にもならない会話が響き、イクシオンが瞳を瞬かせ、アルフレッドが苦笑を零した。
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