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6話 こんなに好きなのに
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そして数日がたったある日…
「なぁ、せんせ?」
「んー?」
「葵くんて何者なん?」
「さぁねぇ~」
「さぁねぇ~って大丈夫なんか?そんなんで…」
「別にいいじゃん、俺がいいんだから…」
俺の横に座り明らかに不満げな顔をする大樹に、葵を紹介したのはついこの前。
一緒に住む事にしたって言ったら怒る怒る。
「先生に何かあったら俺が困んねん。ちょっと調べさせてもらってもええか?」
「そんな事しなくてもよくね?」
「ほんっと無防備やな…」
大樹はこう言うけど、別に葵自身は普通の男の子で、ただ周りを取り巻く何かがきっと彼を苦しめてるんだろうと思っている。
今すぐにどうにか出来なくても、彼が心を開いてくれた時、どうにかしてやりたいとは思っていて、それだけ俺は彼に惹かれてしまっていたんだ。
「もしかして紫雨さん、葵くんの事好きなん?」
「あー、そうかもねぇ」
「なら尚更大変やんか。もう症状出てるんちゃうん?」
「んー、そーだな…」
「俺もう紫雨さんが悲しむ姿見たないねん…葵くんはこの事知ってるんか?」
「知らないよ、何も。俺がこんなんなのも、あいつの事好きな事も。俺もあいつの事何も知らねぇし。でもいいじゃん?別に…」
そう、別に俺は葵とどうにかなりたいとかそんなんじゃない。
ただ気に入ってるから傍に置いておきたいだけ…
葵にとって迷惑なら辞めるけど、そうじゃないのなら良いだろ?別にこのままでもさ…
こんな俺に大樹は呆れ顔でため息をついた。
「はぁ…ほんまにもぉ…。あ、せや今日ちょっと付き合って欲しいとこあんねん」
「えーどこ連れてかれんのぉ?めんどい~」
「あほっ、仕事やっ!」
そして俺は半ば無理やり連行され、次の仕事に向かい取材を受けてから、関係者と軽くご飯を食べて、その流れで行きたくも無い二次会とやらの酒の席に行く羽目になってしまった。
・・・
そして夜遅くに帰宅した俺は久しぶりに飲んだせいか足元はふらつき、なかなか良い感じで酔っ払っていた。
「ただいま~」
それなりの声量だったと思うが奥からの反応はない。
靴はあるし出かけてるわけではなさそうか…
遅くなっちゃったし寝てるのかな?と思いながらそぉっと寝室兼、作業部屋を覗くと夢中で俺の本を読んでる様子。
やっぱり中身は普通の青少年か…と安心しつつも、時より唇を舌で舐めずりながらゴクリと喉を鳴らす彼の仕草に、ゾクッと体の奥底が疼きはじめた…
このままだと襲いかねないと思いながら、そんな感情を吹き飛ばすように彼に声をかけた。
「葵くーんっ!ただいまっ♡」
「ぅわぁっ!!…っ、お、おかえり…っ」
「玄関でもただいまって言ったんだよ?聞こえなかったのぉ?」
「っ…、ごめん…聞こえなかった…」
「そんなに集中して読んでたんだ?嬉しいんだけどっ♡」
「そっ、そんなんじゃっ…///」
顔を真っ赤にして下を向いちゃって、そんな仕草も可愛くて堪らない。
そんな彼を意地悪げに覗き込むと、不自然に盛り上がる下半身に気がついて目を合わせれば、彼は慌てて本を閉じて俺に背を向けるように座り直し、ソレを隠そうときゅっと足を閉じた。
「あ…ごめん…もしかして…」
「…っ、なんでもないっ!風呂入ってくる!」
「待って…」
立ち上がろうとした葵を制止して、振り返りざまにぎゅっと抱きしめた。
酒が入ってるせいかいくらか感覚が鈍って、普段よりは痛みもない…
目の前で反応したソコを押さえながらそんな顔されて、普通でいられるわけがないだろう?
お前がその気じゃなくたって、俺はもう抑えらんない。
そっと体を離すと蕩けそうに火照ったその表情が更に俺を煽り、眼鏡を外し衝動のままに唇を重ねた。
「んぅっ!?…っん、紫雨さんっ…」
「…っ、嫌なら突き放せ…」
「……やじゃ…ないっ…」
「ふふっ…ならいい…?」
こくりと頷いた葵を押し倒し、口内に舌をねじ込みながら、既に硬くなったソコを服の上から握り刺激を与える。
唇や舌に痛みこそ感じるが、今はそれより気持ちいい方が増して、アドレナリンの増殖とアルコールも相まって、完全に感覚が鈍っている。
俺の舌に必死に絡みつきながら甘い息を吐き出す葵に、自分のそんな体質も忘れ無我夢中になっていた。
「なぁ…っ、興奮した…?」
「...んぅっ、した…っ」
「じゃあ…もっとさせていい…?」
「んぁっ…」
今ならいけるかもしれない…
そう思って葵のソレに直に触れると、手の平から肩まで想像以上にものすごい痛みが走った。
「う…っっ!痛ってぇ……っ」
「はぁっ…えっ…?大丈夫…?」
「ははっ、大丈夫大丈夫っ…」
「手…痛いの…?」
「いや、手…というか…大丈夫だから…続けよ…」
「んっ…でもっ、あ…っ」
前よりだいぶ酷い…
服の上からならまだマシだけど、直接は結構しんどい。
だけどこのまま終わりになんて出来ない。
せめて葵だけでもと思い、痛みに堪えながら震える手でソレを上下に動かした。
「あっ、あぁっ、紫雨さんっ…出ちゃうっ…」
「…っ、いいよっ、…っく、出しな…」
「ぅあっ、あっ、イクッ…」
葵の欲が服の上に飛び散り握った手を離せば、俺の掌は真っ赤になっていた。
さすがの俺も本気の男を相手にした事がなくて、握る事さえもできないなんてと酷く落ち込んだ。
「はぁ…っ、紫雨さん…痛いの?」
「…っ、ん?平気だよ…」
「あのっ…紫雨さん、は…」
「あ、あぁ…俺は大丈夫。てか気持ちよかった?」
「う、うん…////」
「はぁっ…可愛い…抱きしめてもいい?」
「うん…///うわぁっ」
なるべく服を纏って肌が触れ合わないようにきつく抱きしめる。
それでも感じる痛みで、皮肉にも俺はこいつが好きなんだという事実を、痛感させられるんだ。
「シャワー…お先にどうぞ」
「うん、ありがとう…」
葵が風呂に入ったことを確認すると、一気に緊張が抜けて痛みが全身を貫いた。
「うっ…はぁっ、いってぇ…マジでやべぇ…」
痛みと悔しさでで涙が出てくる…
好きな人を思いっきり抱きしめる事も出来ないこんな体…マジで神様を恨むよ。
なんで俺だけ…こんなっ…
とにかく葵が出てくるまでに何とか落ち着けなければと思い、取り敢えず市販の痛み止めを飲んでやり過ごそうと、急いでそれを飲み込んだ。
それでも直ぐに効いてくれるはずもなく、暫く蹲りながらはぁはぁと息を切らし痛みに耐えた。
数分後、葵が風呂から上がってくると、何食わぬ顔ですれ違いざま頭をポンポンとなでて、入れ違いで風呂に入る。
触れたところの赤みは引いてきたものの、唇も舌もまだヒリヒリする。
ただそれとは別に、俺の欲はまだ解放されておらず下半身は疼いたまま…
さっきの葵を思い出し更に膨らむソコを刺激すれば、あっという間に先走りが溢れ出す。
「ん、はぁっ…あっ、葵っ…」
俺の情けない声はシャワーの音でどうにかかき消され、上り詰める射精感に律動を早めれば、流れる水と共に欲がボタボタっと床に流れ落ちた。
「なぁ、せんせ?」
「んー?」
「葵くんて何者なん?」
「さぁねぇ~」
「さぁねぇ~って大丈夫なんか?そんなんで…」
「別にいいじゃん、俺がいいんだから…」
俺の横に座り明らかに不満げな顔をする大樹に、葵を紹介したのはついこの前。
一緒に住む事にしたって言ったら怒る怒る。
「先生に何かあったら俺が困んねん。ちょっと調べさせてもらってもええか?」
「そんな事しなくてもよくね?」
「ほんっと無防備やな…」
大樹はこう言うけど、別に葵自身は普通の男の子で、ただ周りを取り巻く何かがきっと彼を苦しめてるんだろうと思っている。
今すぐにどうにか出来なくても、彼が心を開いてくれた時、どうにかしてやりたいとは思っていて、それだけ俺は彼に惹かれてしまっていたんだ。
「もしかして紫雨さん、葵くんの事好きなん?」
「あー、そうかもねぇ」
「なら尚更大変やんか。もう症状出てるんちゃうん?」
「んー、そーだな…」
「俺もう紫雨さんが悲しむ姿見たないねん…葵くんはこの事知ってるんか?」
「知らないよ、何も。俺がこんなんなのも、あいつの事好きな事も。俺もあいつの事何も知らねぇし。でもいいじゃん?別に…」
そう、別に俺は葵とどうにかなりたいとかそんなんじゃない。
ただ気に入ってるから傍に置いておきたいだけ…
葵にとって迷惑なら辞めるけど、そうじゃないのなら良いだろ?別にこのままでもさ…
こんな俺に大樹は呆れ顔でため息をついた。
「はぁ…ほんまにもぉ…。あ、せや今日ちょっと付き合って欲しいとこあんねん」
「えーどこ連れてかれんのぉ?めんどい~」
「あほっ、仕事やっ!」
そして俺は半ば無理やり連行され、次の仕事に向かい取材を受けてから、関係者と軽くご飯を食べて、その流れで行きたくも無い二次会とやらの酒の席に行く羽目になってしまった。
・・・
そして夜遅くに帰宅した俺は久しぶりに飲んだせいか足元はふらつき、なかなか良い感じで酔っ払っていた。
「ただいま~」
それなりの声量だったと思うが奥からの反応はない。
靴はあるし出かけてるわけではなさそうか…
遅くなっちゃったし寝てるのかな?と思いながらそぉっと寝室兼、作業部屋を覗くと夢中で俺の本を読んでる様子。
やっぱり中身は普通の青少年か…と安心しつつも、時より唇を舌で舐めずりながらゴクリと喉を鳴らす彼の仕草に、ゾクッと体の奥底が疼きはじめた…
このままだと襲いかねないと思いながら、そんな感情を吹き飛ばすように彼に声をかけた。
「葵くーんっ!ただいまっ♡」
「ぅわぁっ!!…っ、お、おかえり…っ」
「玄関でもただいまって言ったんだよ?聞こえなかったのぉ?」
「っ…、ごめん…聞こえなかった…」
「そんなに集中して読んでたんだ?嬉しいんだけどっ♡」
「そっ、そんなんじゃっ…///」
顔を真っ赤にして下を向いちゃって、そんな仕草も可愛くて堪らない。
そんな彼を意地悪げに覗き込むと、不自然に盛り上がる下半身に気がついて目を合わせれば、彼は慌てて本を閉じて俺に背を向けるように座り直し、ソレを隠そうときゅっと足を閉じた。
「あ…ごめん…もしかして…」
「…っ、なんでもないっ!風呂入ってくる!」
「待って…」
立ち上がろうとした葵を制止して、振り返りざまにぎゅっと抱きしめた。
酒が入ってるせいかいくらか感覚が鈍って、普段よりは痛みもない…
目の前で反応したソコを押さえながらそんな顔されて、普通でいられるわけがないだろう?
お前がその気じゃなくたって、俺はもう抑えらんない。
そっと体を離すと蕩けそうに火照ったその表情が更に俺を煽り、眼鏡を外し衝動のままに唇を重ねた。
「んぅっ!?…っん、紫雨さんっ…」
「…っ、嫌なら突き放せ…」
「……やじゃ…ないっ…」
「ふふっ…ならいい…?」
こくりと頷いた葵を押し倒し、口内に舌をねじ込みながら、既に硬くなったソコを服の上から握り刺激を与える。
唇や舌に痛みこそ感じるが、今はそれより気持ちいい方が増して、アドレナリンの増殖とアルコールも相まって、完全に感覚が鈍っている。
俺の舌に必死に絡みつきながら甘い息を吐き出す葵に、自分のそんな体質も忘れ無我夢中になっていた。
「なぁ…っ、興奮した…?」
「...んぅっ、した…っ」
「じゃあ…もっとさせていい…?」
「んぁっ…」
今ならいけるかもしれない…
そう思って葵のソレに直に触れると、手の平から肩まで想像以上にものすごい痛みが走った。
「う…っっ!痛ってぇ……っ」
「はぁっ…えっ…?大丈夫…?」
「ははっ、大丈夫大丈夫っ…」
「手…痛いの…?」
「いや、手…というか…大丈夫だから…続けよ…」
「んっ…でもっ、あ…っ」
前よりだいぶ酷い…
服の上からならまだマシだけど、直接は結構しんどい。
だけどこのまま終わりになんて出来ない。
せめて葵だけでもと思い、痛みに堪えながら震える手でソレを上下に動かした。
「あっ、あぁっ、紫雨さんっ…出ちゃうっ…」
「…っ、いいよっ、…っく、出しな…」
「ぅあっ、あっ、イクッ…」
葵の欲が服の上に飛び散り握った手を離せば、俺の掌は真っ赤になっていた。
さすがの俺も本気の男を相手にした事がなくて、握る事さえもできないなんてと酷く落ち込んだ。
「はぁ…っ、紫雨さん…痛いの?」
「…っ、ん?平気だよ…」
「あのっ…紫雨さん、は…」
「あ、あぁ…俺は大丈夫。てか気持ちよかった?」
「う、うん…////」
「はぁっ…可愛い…抱きしめてもいい?」
「うん…///うわぁっ」
なるべく服を纏って肌が触れ合わないようにきつく抱きしめる。
それでも感じる痛みで、皮肉にも俺はこいつが好きなんだという事実を、痛感させられるんだ。
「シャワー…お先にどうぞ」
「うん、ありがとう…」
葵が風呂に入ったことを確認すると、一気に緊張が抜けて痛みが全身を貫いた。
「うっ…はぁっ、いってぇ…マジでやべぇ…」
痛みと悔しさでで涙が出てくる…
好きな人を思いっきり抱きしめる事も出来ないこんな体…マジで神様を恨むよ。
なんで俺だけ…こんなっ…
とにかく葵が出てくるまでに何とか落ち着けなければと思い、取り敢えず市販の痛み止めを飲んでやり過ごそうと、急いでそれを飲み込んだ。
それでも直ぐに効いてくれるはずもなく、暫く蹲りながらはぁはぁと息を切らし痛みに耐えた。
数分後、葵が風呂から上がってくると、何食わぬ顔ですれ違いざま頭をポンポンとなでて、入れ違いで風呂に入る。
触れたところの赤みは引いてきたものの、唇も舌もまだヒリヒリする。
ただそれとは別に、俺の欲はまだ解放されておらず下半身は疼いたまま…
さっきの葵を思い出し更に膨らむソコを刺激すれば、あっという間に先走りが溢れ出す。
「ん、はぁっ…あっ、葵っ…」
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