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アパートの住人
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「お~い、何してんの?」
「ん…えっ…!?」
「何か用?」
ぼぅっとする頭を急いで切り替え見上げれば、俺が待ってた人とは似ても似つかない程、明らかに治安の悪そうな男が立っていた。
金髪の髪に沢山のピアスを付けてド派手な上着を羽織ってクラッチバックを抱え、腰にぶら下げた鍵をチャラチャラ言わせながら、俺の顔を覗き込むように腰を折るその人物に怯えながらも、とりあえず座ってちゃいけないと思って急いで立ち上がった。
「あ、あの…っ」
「あっ、もしかして君…」
ド派手なお兄さんが突然閃いたように口を開くと、顔を俺に近づけジロジロと見回した後、俺の頬はあっという間にお兄さんの掌に包み込まれて親指がそっと涙袋に触れた。
「なっ…///」
「あれだ!敦史んのとこのっ!」
「…あっ、はいっ!」
「やっぱり!?可愛い顔してっからすぐわかったよ」
あっくんの知り合い!?
けど何で俺のこと知ってるの!?
色んな疑問が頭を巡り混乱してる俺を他所に、鍵を開けて勝手に部屋に入っていくお兄さんに俺は慌てて声をかけた。
「あっ、あの…っ!」
「ん?」
「ここってあっくんの家じゃ…」
「あっ、それでここにきたの?」
「はい…」
「今ここ俺んち!」
「へっ…!?」
「敦史は少し前から本部の方にいるぞ?」
「そんなぁ…」
せっかくここまで来たのに、あっくんに会えなかった事で体の力が抜けてふらつき、その場に崩れ落ちそうになった俺を派手なお兄さんが支えてくれた。
「おぉっ、大丈夫か?」
「…っ、すいま…っ、クシュン…」
「てかお前、ずぶ濡れじゃん。あ、えっと…とりあえず入る?」
「えっ、でも…」
「敦史んとこ行くにしても、そんな格好じゃ風邪引くぞ?」
「…っ、いいんですか?」
「別に構わねぇけど…ってかお前、やっぱ可愛いな!」
「かっ!?可愛くなんかっ…///」
「ははっ!まぁ、上がれよ」
初対面の男に可愛いなんて言われて、満更でもなく照れてしまった…
にしてもあっくんの知り合いとはいえ、まだ名前すら知らない人の家に上がるなんてちょっと不安なのと、こんなに濡れたままで申し訳ないという気持ちで上がるのを躊躇してると、強引に腕を引っ張られ風呂場に連れていかれた。
ドキドキしながらもシャワーを浴びて出てくると、ちゃんと着替えまで用意されていた。
恐らくお兄さんのであろう、そのスエットに着替えリビングに向かったが、そこにお兄さんの姿はなくて、俺は奥のキッチンをそっと覗き込んだ。
「あのっ、ありがとうございすっ。着替えまで…」
「おぅ、髪ちゃんと拭けよ?コーヒーでも飲むか?」
「あ、はいっ…」
「そんなかしこまんなよ。敦史とはタメだしリラックスしてよ」
「はい…あ、うん…」
あっくんとタメと言われても、あっくんは俺より8歳も歳上なわけで、見た目も相まって緊張は否めない。
ソファーに座りコーヒーを一口飲むと、部屋の温かさも相まって何だかポカポカと気持ちが落ち着いてきて、後ろからふわっと毛布をかけられ包まれると、いよいよ頭がぼぅっとしてきた。
「おーい」
「…っ、あ…」
「眠い?」
「うん…」
隣に座ったお兄さんが俺の持ってたコーヒーをテーブルに置くと、だんだんと目が閉じて体の力が抜けていく…
今日は本当に散々だった。
家には帰りたくないしあっくんにも会えなかったし、俺はこれからどうしたらいいんだろう。
だけどなんだろ、凄く落ち着くなぁ…
知らない人の家なのに。
元々はあっくんの部屋だったからかな…?
毛布に包まれた身体を更に覆うように抱きしめられている感覚に体がポカポカと暖かくて気持ちが良くて、俺はいつの間にかお兄さんに身を預けて眠ってしまっていた…
「ん…えっ…!?」
「何か用?」
ぼぅっとする頭を急いで切り替え見上げれば、俺が待ってた人とは似ても似つかない程、明らかに治安の悪そうな男が立っていた。
金髪の髪に沢山のピアスを付けてド派手な上着を羽織ってクラッチバックを抱え、腰にぶら下げた鍵をチャラチャラ言わせながら、俺の顔を覗き込むように腰を折るその人物に怯えながらも、とりあえず座ってちゃいけないと思って急いで立ち上がった。
「あ、あの…っ」
「あっ、もしかして君…」
ド派手なお兄さんが突然閃いたように口を開くと、顔を俺に近づけジロジロと見回した後、俺の頬はあっという間にお兄さんの掌に包み込まれて親指がそっと涙袋に触れた。
「なっ…///」
「あれだ!敦史んのとこのっ!」
「…あっ、はいっ!」
「やっぱり!?可愛い顔してっからすぐわかったよ」
あっくんの知り合い!?
けど何で俺のこと知ってるの!?
色んな疑問が頭を巡り混乱してる俺を他所に、鍵を開けて勝手に部屋に入っていくお兄さんに俺は慌てて声をかけた。
「あっ、あの…っ!」
「ん?」
「ここってあっくんの家じゃ…」
「あっ、それでここにきたの?」
「はい…」
「今ここ俺んち!」
「へっ…!?」
「敦史は少し前から本部の方にいるぞ?」
「そんなぁ…」
せっかくここまで来たのに、あっくんに会えなかった事で体の力が抜けてふらつき、その場に崩れ落ちそうになった俺を派手なお兄さんが支えてくれた。
「おぉっ、大丈夫か?」
「…っ、すいま…っ、クシュン…」
「てかお前、ずぶ濡れじゃん。あ、えっと…とりあえず入る?」
「えっ、でも…」
「敦史んとこ行くにしても、そんな格好じゃ風邪引くぞ?」
「…っ、いいんですか?」
「別に構わねぇけど…ってかお前、やっぱ可愛いな!」
「かっ!?可愛くなんかっ…///」
「ははっ!まぁ、上がれよ」
初対面の男に可愛いなんて言われて、満更でもなく照れてしまった…
にしてもあっくんの知り合いとはいえ、まだ名前すら知らない人の家に上がるなんてちょっと不安なのと、こんなに濡れたままで申し訳ないという気持ちで上がるのを躊躇してると、強引に腕を引っ張られ風呂場に連れていかれた。
ドキドキしながらもシャワーを浴びて出てくると、ちゃんと着替えまで用意されていた。
恐らくお兄さんのであろう、そのスエットに着替えリビングに向かったが、そこにお兄さんの姿はなくて、俺は奥のキッチンをそっと覗き込んだ。
「あのっ、ありがとうございすっ。着替えまで…」
「おぅ、髪ちゃんと拭けよ?コーヒーでも飲むか?」
「あ、はいっ…」
「そんなかしこまんなよ。敦史とはタメだしリラックスしてよ」
「はい…あ、うん…」
あっくんとタメと言われても、あっくんは俺より8歳も歳上なわけで、見た目も相まって緊張は否めない。
ソファーに座りコーヒーを一口飲むと、部屋の温かさも相まって何だかポカポカと気持ちが落ち着いてきて、後ろからふわっと毛布をかけられ包まれると、いよいよ頭がぼぅっとしてきた。
「おーい」
「…っ、あ…」
「眠い?」
「うん…」
隣に座ったお兄さんが俺の持ってたコーヒーをテーブルに置くと、だんだんと目が閉じて体の力が抜けていく…
今日は本当に散々だった。
家には帰りたくないしあっくんにも会えなかったし、俺はこれからどうしたらいいんだろう。
だけどなんだろ、凄く落ち着くなぁ…
知らない人の家なのに。
元々はあっくんの部屋だったからかな…?
毛布に包まれた身体を更に覆うように抱きしめられている感覚に体がポカポカと暖かくて気持ちが良くて、俺はいつの間にかお兄さんに身を預けて眠ってしまっていた…
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