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非常事態(充彦)
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颯太を家に帰し、俺も一先ず家に戻った。
少しだけ落ち着きを取り戻し一眠りして事務所に向かう途中、俺はヤツらの前に潜んでいたビルの近くまで行ってみたが、やはりそこには誰もいなかった。
そして少し車を走らせてると、何故か一人歩く奏の姿を見つけた。
あいつこんな時間にこんなとこで何やってんだ…?と疑問に思ったものの、今は奏の事より龍士の居場所だ。
急いで事務所に車を走らせ戻ると何やらいつもと様子が違くて、慌てて敦史さんの部屋に向かったが部屋には誰もおらず、斗亜がいる部屋へと向かった。
「斗亜?あ、真壁さん…斗亜どう?」
「あぁ、うん。ずっと眠ったまま…」
「そっか…」
そりゃそうだ…
あんな目に合わされて傷つかないやつなんていない。
しかも龍士の前で…
眠る斗亜の表情はまだ少し幼さなさが残っていて、時折眉間に皺を寄せて苦しそうに顔を歪めるのを見てるこっちが辛くなる。
何故守ってやれなかったんだと、やっぱりそれだけが悔やまれる。
「あ、ところで敦史さんは…?」
「うん。さっきみんな連れて、向こうの事務所に乗り込むって出かけて行った」
「えっ!?何でそんな急にっ!?」
「朝早くに大輝が来て、奏が居なくなったって…もしかしたら一人で乗り込んだんじゃないかって…」
奏が一人で!?何で…あ、そういやさっき…
「まって、奏いたわ…」
「えっ!?どこに…!?」
「あぁ…どこって言ったらいいんだ…あの、向こうの連中の島のさ…とにかく、敦史さんと連絡取ってみます」
「あ、うん!わかった。…充彦!?」
「ん?」
「気を付けて…」
「はい。斗亜の事…頼みます」
「うん」
敦史さんが俺を待たずに単独で出て行くなんて、相当テンパったかキレてるか…
いや、敦史さんに限ってテンパるなんて無さそうだから後者か。
まぁそうだよな、可愛い斗亜まであんな目に合わされたんだもん、キレてないわけが無い。
俺は車に乗り込みながら、急いで敦史さんに電話をかけた。
「もしもしっ!?敦史さん?今どこに…」
(あ…あぁ充彦か…はぁっ…)
「…っ!?大丈夫ですか!?」
(あぁ、こっちは心配ない。久々に暴れだけだから)
「あ、暴れた…?」
(うん、暴れちゃった。ははっ)
そう言って電話越しに笑う敦史さん…
下のやつら連れてったとて、俺の帰りを待たずに若頭一人で突っ込んでったとか信じられない。
「暴れちゃったっ…て?一人で…?」
(いや、大輝も一緒だから)
「えっ?大輝!?」
(なかなかいいセンスしてたぞ?)
「はぁ…。や、で今どこに!?」
(あぁ、ヤツらの事務所。とりあえず潰したんだけど龍士と龍士を連れてったやつが見つからない…っ)
とりあえず潰したんだけど…ってどうなってんだ?
俺は時々、本気で敦史さんが怖いと思う。
にしても龍士はいなかったのか?
一体どこに…
「あ、そうだ。さっき向こうの島で奏の見かけたんですけど」
(奏!?あいつ…どこで!?)
すると突然、電話越しの相手が敦史さんから大輝に代わった。
(もしもしっ、充彦くん!?)
「あ、大輝か?」
(奏どこで見たの!?)
「あぁ、大通りの先の…何であんな所に…」
(もしかしたら…奏拾った所…っ)
「ん?拾った所?」
(うん、俺がボロボロになった奏を拾ったのが、その通りから奥に入ったアパートみたいな所で…もしかしたら)
(そこにいるかもしんれないな…急ごう!)
「あっ、俺も行きます!」
そして俺は目的地付近まで車を飛ばして、途中で敦史さん達と合流すると、大輝が奏を拾ったというそのアパートにたどり着き一つ一つ部屋を確認して行った。
少しだけ落ち着きを取り戻し一眠りして事務所に向かう途中、俺はヤツらの前に潜んでいたビルの近くまで行ってみたが、やはりそこには誰もいなかった。
そして少し車を走らせてると、何故か一人歩く奏の姿を見つけた。
あいつこんな時間にこんなとこで何やってんだ…?と疑問に思ったものの、今は奏の事より龍士の居場所だ。
急いで事務所に車を走らせ戻ると何やらいつもと様子が違くて、慌てて敦史さんの部屋に向かったが部屋には誰もおらず、斗亜がいる部屋へと向かった。
「斗亜?あ、真壁さん…斗亜どう?」
「あぁ、うん。ずっと眠ったまま…」
「そっか…」
そりゃそうだ…
あんな目に合わされて傷つかないやつなんていない。
しかも龍士の前で…
眠る斗亜の表情はまだ少し幼さなさが残っていて、時折眉間に皺を寄せて苦しそうに顔を歪めるのを見てるこっちが辛くなる。
何故守ってやれなかったんだと、やっぱりそれだけが悔やまれる。
「あ、ところで敦史さんは…?」
「うん。さっきみんな連れて、向こうの事務所に乗り込むって出かけて行った」
「えっ!?何でそんな急にっ!?」
「朝早くに大輝が来て、奏が居なくなったって…もしかしたら一人で乗り込んだんじゃないかって…」
奏が一人で!?何で…あ、そういやさっき…
「まって、奏いたわ…」
「えっ!?どこに…!?」
「あぁ…どこって言ったらいいんだ…あの、向こうの連中の島のさ…とにかく、敦史さんと連絡取ってみます」
「あ、うん!わかった。…充彦!?」
「ん?」
「気を付けて…」
「はい。斗亜の事…頼みます」
「うん」
敦史さんが俺を待たずに単独で出て行くなんて、相当テンパったかキレてるか…
いや、敦史さんに限ってテンパるなんて無さそうだから後者か。
まぁそうだよな、可愛い斗亜まであんな目に合わされたんだもん、キレてないわけが無い。
俺は車に乗り込みながら、急いで敦史さんに電話をかけた。
「もしもしっ!?敦史さん?今どこに…」
(あ…あぁ充彦か…はぁっ…)
「…っ!?大丈夫ですか!?」
(あぁ、こっちは心配ない。久々に暴れだけだから)
「あ、暴れた…?」
(うん、暴れちゃった。ははっ)
そう言って電話越しに笑う敦史さん…
下のやつら連れてったとて、俺の帰りを待たずに若頭一人で突っ込んでったとか信じられない。
「暴れちゃったっ…て?一人で…?」
(いや、大輝も一緒だから)
「えっ?大輝!?」
(なかなかいいセンスしてたぞ?)
「はぁ…。や、で今どこに!?」
(あぁ、ヤツらの事務所。とりあえず潰したんだけど龍士と龍士を連れてったやつが見つからない…っ)
とりあえず潰したんだけど…ってどうなってんだ?
俺は時々、本気で敦史さんが怖いと思う。
にしても龍士はいなかったのか?
一体どこに…
「あ、そうだ。さっき向こうの島で奏の見かけたんですけど」
(奏!?あいつ…どこで!?)
すると突然、電話越しの相手が敦史さんから大輝に代わった。
(もしもしっ、充彦くん!?)
「あ、大輝か?」
(奏どこで見たの!?)
「あぁ、大通りの先の…何であんな所に…」
(もしかしたら…奏拾った所…っ)
「ん?拾った所?」
(うん、俺がボロボロになった奏を拾ったのが、その通りから奥に入ったアパートみたいな所で…もしかしたら)
(そこにいるかもしんれないな…急ごう!)
「あっ、俺も行きます!」
そして俺は目的地付近まで車を飛ばして、途中で敦史さん達と合流すると、大輝が奏を拾ったというそのアパートにたどり着き一つ一つ部屋を確認して行った。
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