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「真壁さんっ!」
「どうした…っ」
「敦史さんが…」
「敦史…?敦史がどうしたの!?」
「今、親父さんが連れて帰ってきたんだけど…っ、ノブさんだけじゃどうにもなんないから、早くっ!」
何で敦史が?敦史がどうしたって言うの?
親父さんがって?敦史は大輝と一緒じゃなかったの!?
俺はてっきり帰ってきて龍士の所にいるんだと、そう思ってたのに…
敦史に何があったんだよっ…
そんな理由を聞く暇もなくとにかく処置室に急いで行けば、黙々と龍士の治療を続けるノブさんの隣に、敦史が白いシャツを真っ赤に染めて酸素マスクを付けて寝かされてて、奏が傷口を必死に抑えてる…
「はぁ…っ、え…っ、あつ…し…?」
「ぼぉっとしてねぇでさっさとやれ圭吾!!」
ノブさんが普段出さないような大きな声で俺を怒鳴りつける。
分かってる、分かってるよ!!
だけど体が動かないんだ。
なんでこんなことに…っ―――
「せんせ…っ、早くっ…敦史さん助けてっ…」
あぁ、そうだ。
俺がやらなかったら、誰も敦史を助けられない。
それどころか俺がこんなんじゃ、龍士だって助からないかもしれない…
もう嫌なんだ、俺のせいで誰かが苦しむのは。
奏に変わり敦史の傷口を確認すると、幸いそこまで深くはなさそうだし急所も逸れてて出血もある程度止まっている。
大丈夫、俺が敦史を助けるから!
「奏、ありがとう。出血も大したことないから大丈夫」
「先生…っ、絶対助けてな…っ」
「もちろん…」
俺の隣で慌ただしくノブさんが動く。
敦史の治療はさほど時間はかからないだろう…
とは言え、問題は恐らく龍士だ。
ここに医者は俺とノブさんしかいないから、出来る範囲でみんなにも手伝って貰わないと流石に手が足りない。
そんな中、俺より先にノブさんの指示が飛ぶ。
「充彦っ、お前も手伝え。龍士の血がたんねぇ…」
「…っ、龍士、確かABのRhマイナスだって…聞いたことある」
「は…嘘だろ…?」
「いや、マジ…」
「…だったらっ、斗亜連れてこい」
「は?」
「そんな珍しい血ここにはねぇから、早く斗亜連れてこいっ!」
そう、斗亜は珍しい血液型だからそれもあって、再三注意を払うように言ってあったんだ。
でもだったら…ノブさんも同じってことは無いのか!?
「ノブさんも…そうなんですか?」
「…俺は違う」
「じゃあ母親…」
「…とにかく今はこっちに集中しろ、いいな?」
「はい…っ」
そうだ、今はそんなこと気にしてる場合じゃない。
頭を切り変えて、念の為に調べておいた龍二の血液から斗亜と同じ血液型AB型のRhマイナスという結果が出て、正直こんな珍しいことが本当にあるんだと驚いた。
「どうした…っ」
「敦史さんが…」
「敦史…?敦史がどうしたの!?」
「今、親父さんが連れて帰ってきたんだけど…っ、ノブさんだけじゃどうにもなんないから、早くっ!」
何で敦史が?敦史がどうしたって言うの?
親父さんがって?敦史は大輝と一緒じゃなかったの!?
俺はてっきり帰ってきて龍士の所にいるんだと、そう思ってたのに…
敦史に何があったんだよっ…
そんな理由を聞く暇もなくとにかく処置室に急いで行けば、黙々と龍士の治療を続けるノブさんの隣に、敦史が白いシャツを真っ赤に染めて酸素マスクを付けて寝かされてて、奏が傷口を必死に抑えてる…
「はぁ…っ、え…っ、あつ…し…?」
「ぼぉっとしてねぇでさっさとやれ圭吾!!」
ノブさんが普段出さないような大きな声で俺を怒鳴りつける。
分かってる、分かってるよ!!
だけど体が動かないんだ。
なんでこんなことに…っ―――
「せんせ…っ、早くっ…敦史さん助けてっ…」
あぁ、そうだ。
俺がやらなかったら、誰も敦史を助けられない。
それどころか俺がこんなんじゃ、龍士だって助からないかもしれない…
もう嫌なんだ、俺のせいで誰かが苦しむのは。
奏に変わり敦史の傷口を確認すると、幸いそこまで深くはなさそうだし急所も逸れてて出血もある程度止まっている。
大丈夫、俺が敦史を助けるから!
「奏、ありがとう。出血も大したことないから大丈夫」
「先生…っ、絶対助けてな…っ」
「もちろん…」
俺の隣で慌ただしくノブさんが動く。
敦史の治療はさほど時間はかからないだろう…
とは言え、問題は恐らく龍士だ。
ここに医者は俺とノブさんしかいないから、出来る範囲でみんなにも手伝って貰わないと流石に手が足りない。
そんな中、俺より先にノブさんの指示が飛ぶ。
「充彦っ、お前も手伝え。龍士の血がたんねぇ…」
「…っ、龍士、確かABのRhマイナスだって…聞いたことある」
「は…嘘だろ…?」
「いや、マジ…」
「…だったらっ、斗亜連れてこい」
「は?」
「そんな珍しい血ここにはねぇから、早く斗亜連れてこいっ!」
そう、斗亜は珍しい血液型だからそれもあって、再三注意を払うように言ってあったんだ。
でもだったら…ノブさんも同じってことは無いのか!?
「ノブさんも…そうなんですか?」
「…俺は違う」
「じゃあ母親…」
「…とにかく今はこっちに集中しろ、いいな?」
「はい…っ」
そうだ、今はそんなこと気にしてる場合じゃない。
頭を切り変えて、念の為に調べておいた龍二の血液から斗亜と同じ血液型AB型のRhマイナスという結果が出て、正直こんな珍しいことが本当にあるんだと驚いた。
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