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退院してから1週間くらい経った頃、やっと学校にも通えるようになった。
とっくに夏休みも明けて、周りのみんなは大学だの専門だのと進学の準備を始めている。
思いの外入院生活も長引いてしまったし、俺は初めから進学の事なんかは考えていなかったのだが、父さんから進学する気があるなら遠慮するなって言われて考えてもみたけど、色々考えた結果、卒業してからは暫くあっくんの経営してる飲食店を手伝うことにした。
インスタントラーメンしか作れないんじゃ龍士の健康が保てないから、ここで少し料理を覚えるのもいいかもしれない。
そして龍士は、俺との時間が取れないからとホストを辞めて、今はあっくんのパパの不動産業を手伝っているらしい。
どんな事をしてるのかは、よく分からないんだけどね…
「斗亜ぁ~!!傷は?もう大丈夫なの?」
「うん、何とかね。颯太は大学行くの?」
「うん!俺ね美術大学に行くの!」
「あぁ、颯太って絵上手いもんな!」
「俺もみっくんみたいな彫り師になりたいの!」
「えっ?充彦くんて彫り師なの!?」
「そうだよ?知らなかったの?」
全然知らなかった。
そう言われてみれば充彦くんって何してる人なのか謎ではあったけど、そもそも俺にとってはあの組織自体謎だからな。
じゃあ、もしかしてあの龍士の刺青も…!?
「お前…もしかしてもうどっかに入れたのか?」
「ふふ~ん。斗亜くん鋭いねぇ。実はね……ダメって言われたのぉ!高校卒業するまでは絶対ダメっだって…」
そりゃそうだろう。
充彦くんがまともな人で本当に良かった。
でもそうなると、俺も充彦くんに頼めばあの龍士と同じ青龍を入れて貰えるんじゃないか?という淡い期待が沸いてきた!
卒業したらすぐ相談してみよう。
「そういや充彦くんとは…どうなの?上手くやってんのか?」
「そりゃもう♡」
「そうなんだ…」
「斗亜だって龍士さんと良い感じなんでしょ?」
「良い感じって言うか…うん…///」
一緒にいようっていう約束はしたけど、颯太と充彦くんみたいに付き合うとかそう言うのはどうなんだろう…
ちゃんと確かめてみようかな。
俺らの関係って…何なの?って…
そんな颯太の惚気話を聞いた後、学校帰りに久しぶりに真琴に会いに行った。
実はあの後、すぐに復帰が難しい事からバイトを辞めたのだ。
と言うか、俺の意識がはっきりしてきてから龍士に『バイトは辞めるって言ったから』と言われたのが正解か…
「斗亜く~ん!」
「真琴、久しぶり」
「もう平気なの?」
「うん、なんとかね」
「巻き込んじゃって本当にごめんね…」
「真琴こそ、大丈夫なのか?」
「うん、怪我も大したこと無かったし。てかあの人さ…本当は女子高生じゃなかったんだって。斗亜くんも聞いた?」
「えっ、ううん…聞いてない」
「そっか。何かもう22歳?とかだったらしいよ。だから暫く出てこないと思うって。だけどさ、怖いから今はバイト先も変えて前の家も引っ越したんだ」
「そうなの?」
「うん。おじさんが色々やってくれて…パパのお兄さんなんだけど、凄くいい人なんだ」
真琴にも守ってくれる誰かがいるってわかって、何だかすごくほっとした。
多分うちの大人達も俺にあの女の人の話はしないようにと、俺を守るためにみんな黙っててくれたのかもしれない。
それにしてもあの人…
見た目は全然幼く見えたのに、俺より4つも上だったんだ。
「今のバイトはね、ファミレスなの!斗亜くんも今度食べに来てよ~」
「ふぅん、ファミレスね。俺もバイトしようかな?」
「本当!?また一緒にやろうよ!」
俺はやりたいんだけど龍士が何て言うか…
多分ダメって言われるだろうなぁ。
この件で前よりも過保護に拍車がかかったからな。
「これからどうする?新しいうちのマンション来る?」
「あ…ごめん。もう迎えが来るんだ。また今度でもいい?」
「もちろん!」
「じゃあ…」
「あっ…斗亜くん!」
「ん?」
「これからも友達で居てくれる?」
「うん、もちろん」
そう言って真琴と別れた。
とっくに夏休みも明けて、周りのみんなは大学だの専門だのと進学の準備を始めている。
思いの外入院生活も長引いてしまったし、俺は初めから進学の事なんかは考えていなかったのだが、父さんから進学する気があるなら遠慮するなって言われて考えてもみたけど、色々考えた結果、卒業してからは暫くあっくんの経営してる飲食店を手伝うことにした。
インスタントラーメンしか作れないんじゃ龍士の健康が保てないから、ここで少し料理を覚えるのもいいかもしれない。
そして龍士は、俺との時間が取れないからとホストを辞めて、今はあっくんのパパの不動産業を手伝っているらしい。
どんな事をしてるのかは、よく分からないんだけどね…
「斗亜ぁ~!!傷は?もう大丈夫なの?」
「うん、何とかね。颯太は大学行くの?」
「うん!俺ね美術大学に行くの!」
「あぁ、颯太って絵上手いもんな!」
「俺もみっくんみたいな彫り師になりたいの!」
「えっ?充彦くんて彫り師なの!?」
「そうだよ?知らなかったの?」
全然知らなかった。
そう言われてみれば充彦くんって何してる人なのか謎ではあったけど、そもそも俺にとってはあの組織自体謎だからな。
じゃあ、もしかしてあの龍士の刺青も…!?
「お前…もしかしてもうどっかに入れたのか?」
「ふふ~ん。斗亜くん鋭いねぇ。実はね……ダメって言われたのぉ!高校卒業するまでは絶対ダメっだって…」
そりゃそうだろう。
充彦くんがまともな人で本当に良かった。
でもそうなると、俺も充彦くんに頼めばあの龍士と同じ青龍を入れて貰えるんじゃないか?という淡い期待が沸いてきた!
卒業したらすぐ相談してみよう。
「そういや充彦くんとは…どうなの?上手くやってんのか?」
「そりゃもう♡」
「そうなんだ…」
「斗亜だって龍士さんと良い感じなんでしょ?」
「良い感じって言うか…うん…///」
一緒にいようっていう約束はしたけど、颯太と充彦くんみたいに付き合うとかそう言うのはどうなんだろう…
ちゃんと確かめてみようかな。
俺らの関係って…何なの?って…
そんな颯太の惚気話を聞いた後、学校帰りに久しぶりに真琴に会いに行った。
実はあの後、すぐに復帰が難しい事からバイトを辞めたのだ。
と言うか、俺の意識がはっきりしてきてから龍士に『バイトは辞めるって言ったから』と言われたのが正解か…
「斗亜く~ん!」
「真琴、久しぶり」
「もう平気なの?」
「うん、なんとかね」
「巻き込んじゃって本当にごめんね…」
「真琴こそ、大丈夫なのか?」
「うん、怪我も大したこと無かったし。てかあの人さ…本当は女子高生じゃなかったんだって。斗亜くんも聞いた?」
「えっ、ううん…聞いてない」
「そっか。何かもう22歳?とかだったらしいよ。だから暫く出てこないと思うって。だけどさ、怖いから今はバイト先も変えて前の家も引っ越したんだ」
「そうなの?」
「うん。おじさんが色々やってくれて…パパのお兄さんなんだけど、凄くいい人なんだ」
真琴にも守ってくれる誰かがいるってわかって、何だかすごくほっとした。
多分うちの大人達も俺にあの女の人の話はしないようにと、俺を守るためにみんな黙っててくれたのかもしれない。
それにしてもあの人…
見た目は全然幼く見えたのに、俺より4つも上だったんだ。
「今のバイトはね、ファミレスなの!斗亜くんも今度食べに来てよ~」
「ふぅん、ファミレスね。俺もバイトしようかな?」
「本当!?また一緒にやろうよ!」
俺はやりたいんだけど龍士が何て言うか…
多分ダメって言われるだろうなぁ。
この件で前よりも過保護に拍車がかかったからな。
「これからどうする?新しいうちのマンション来る?」
「あ…ごめん。もう迎えが来るんだ。また今度でもいい?」
「もちろん!」
「じゃあ…」
「あっ…斗亜くん!」
「ん?」
「これからも友達で居てくれる?」
「うん、もちろん」
そう言って真琴と別れた。
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