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大っ嫌い
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「・・・か・・・・い・・・・・ろ」
んんぅー。
まだ、もう少し~。
「歌弥、いい加減起きろ」
・・・ん?
ぼんやりしていた視界がクリアになっていく。
・・・・えっ!?
な、ななななななな、何で貴宮がぁぁぁぁ!?
てか、ここどこ!?
お、思い出せ、思い出すんだ!
確か、確かぁぁぁぁ!
(歌弥の頭がこの現状を把握するまで少々お待ちください)
あ!そうだ、確か昨日、無理矢理貴宮の家に来させられて、住まわされて・・・。
ていうか、何で貴宮が私に馬乗りしてるの!?
「ど、どいてよ!」
「は?その前におはようの挨拶とおはようのチューだろうが」
さも当然かのように腕組みしてこちらを見下ろしてきた。
何よ、そのドヤ顔!
てか、マジ・・・・・。
「ほんと、どいて!おーもーいー!」
ポカポカと貴宮の足を叩いて抗議する私に彼は溜め息をついた。
「はぁ。ワガママな奴だな」
いや、まてーい!
普通、昨日出会ったばかりの、しかもいきなりプロポーズしてきた男に翌日朝起きてみたら、馬乗りなんてされてたら、怒るから!
しかも立派な犯罪をもうすでに何件も起こしてるっていう自覚を持って、自重しろ!
心の中で貴宮に悪態をついていたが、そんなことをしている場合ではないと再度馬乗り態勢から逃れられないか試みる。
「ほんっとにどいて!学校、遅れちゃうじゃん!」
この言葉に彼はキョトンとする。
「は?学校?」
イェス!学校!
「言ってなかったか?歌弥はもう自主退学という形であの高校辞めたこと」
・・・・・・はぁ!?何やってくれちゃってるの!?
自主退学!?私から、あの高校を辞めた、ですって!?
こいつ、本当に迷惑な事しかしない!
厄介極まりない!
てか、まず馬乗りやめろ!
「高校はもう通わなくて良い。というか、通うな。歌弥に変な虫がついても困る。もし、どうしても高校に通いたいなら、女子高に通わせるがどうする?」
いや、どうする?って言われても!
あんたの中には今まで通り、あの高校に通わせるという選択肢はないのか!?
てか、高校辞めさせた理由が『歌弥に変な虫がついても困る』って、はぁ!?
そもそもこんな平凡素朴の並の女子の私を好きになる変わり者なんて、(というか、変態なんて)貴宮、あんたくらいよ!
なんか、貴宮のペースから、抜け出せない。
「ああ、そうだ。歌弥のスマホはこちらで処分しておいた。ほら、新しいスマホだ」
貴宮はズボンのポケットに手を突っ込み、白いスマートフォンを手に取ると、それを私の手に無理矢理持たせた。
「このスマホには俺と歌弥の家族と歌弥の親友の原 友江(はら ともえ)の電話番号とメールアドレスだけが入っている。このスマホは特注で、勝手に電話番号やメールアドレスを登録出来ないようになっている。それとそれには最新の人工知能が搭載されていて、名前はアイリだそうだ」
彼は他にもこのスマホに施されている機能について喋っていたが、今の私にそんな声は届かない。
何?何なの、こいつ・・・・・?
私を二十四時間監視監禁でもするつもりなの?
盗撮され、誘拐され、監視され、監禁され・・・・。
なんで、私がこんな不自由な生活を強いられるわけ?
意味分かんない!
「・・・・・こんな、ワガママ俺様男なんて大っ嫌い!」
んんぅー。
まだ、もう少し~。
「歌弥、いい加減起きろ」
・・・ん?
ぼんやりしていた視界がクリアになっていく。
・・・・えっ!?
な、ななななななな、何で貴宮がぁぁぁぁ!?
てか、ここどこ!?
お、思い出せ、思い出すんだ!
確か、確かぁぁぁぁ!
(歌弥の頭がこの現状を把握するまで少々お待ちください)
あ!そうだ、確か昨日、無理矢理貴宮の家に来させられて、住まわされて・・・。
ていうか、何で貴宮が私に馬乗りしてるの!?
「ど、どいてよ!」
「は?その前におはようの挨拶とおはようのチューだろうが」
さも当然かのように腕組みしてこちらを見下ろしてきた。
何よ、そのドヤ顔!
てか、マジ・・・・・。
「ほんと、どいて!おーもーいー!」
ポカポカと貴宮の足を叩いて抗議する私に彼は溜め息をついた。
「はぁ。ワガママな奴だな」
いや、まてーい!
普通、昨日出会ったばかりの、しかもいきなりプロポーズしてきた男に翌日朝起きてみたら、馬乗りなんてされてたら、怒るから!
しかも立派な犯罪をもうすでに何件も起こしてるっていう自覚を持って、自重しろ!
心の中で貴宮に悪態をついていたが、そんなことをしている場合ではないと再度馬乗り態勢から逃れられないか試みる。
「ほんっとにどいて!学校、遅れちゃうじゃん!」
この言葉に彼はキョトンとする。
「は?学校?」
イェス!学校!
「言ってなかったか?歌弥はもう自主退学という形であの高校辞めたこと」
・・・・・・はぁ!?何やってくれちゃってるの!?
自主退学!?私から、あの高校を辞めた、ですって!?
こいつ、本当に迷惑な事しかしない!
厄介極まりない!
てか、まず馬乗りやめろ!
「高校はもう通わなくて良い。というか、通うな。歌弥に変な虫がついても困る。もし、どうしても高校に通いたいなら、女子高に通わせるがどうする?」
いや、どうする?って言われても!
あんたの中には今まで通り、あの高校に通わせるという選択肢はないのか!?
てか、高校辞めさせた理由が『歌弥に変な虫がついても困る』って、はぁ!?
そもそもこんな平凡素朴の並の女子の私を好きになる変わり者なんて、(というか、変態なんて)貴宮、あんたくらいよ!
なんか、貴宮のペースから、抜け出せない。
「ああ、そうだ。歌弥のスマホはこちらで処分しておいた。ほら、新しいスマホだ」
貴宮はズボンのポケットに手を突っ込み、白いスマートフォンを手に取ると、それを私の手に無理矢理持たせた。
「このスマホには俺と歌弥の家族と歌弥の親友の原 友江(はら ともえ)の電話番号とメールアドレスだけが入っている。このスマホは特注で、勝手に電話番号やメールアドレスを登録出来ないようになっている。それとそれには最新の人工知能が搭載されていて、名前はアイリだそうだ」
彼は他にもこのスマホに施されている機能について喋っていたが、今の私にそんな声は届かない。
何?何なの、こいつ・・・・・?
私を二十四時間監視監禁でもするつもりなの?
盗撮され、誘拐され、監視され、監禁され・・・・。
なんで、私がこんな不自由な生活を強いられるわけ?
意味分かんない!
「・・・・・こんな、ワガママ俺様男なんて大っ嫌い!」
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