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第二章 事務長、劇的な悲恋に出くわす
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「! いゃ、その、そう、れ、れれれれ冷静に、対処っっ」
脚どころか全身の震えを堪えて、ミレイアは呪文の詠唱に入ろうとしたが、それより早く二匹の巨大犬が、二匹並んで大口を開けて跳びかかってきた。その恐怖に悲鳴を上げてしまったミレイアは、呪文が途切れてしまい、これでは術が発動するわけもなく、
「お待たせええええぇぇっ!」
ミレイアの背後遠くで声がした、と思ったらその声がミレイアまで届くのを追いかけて追いついて追い越したように、声の主がやってきた。
リネットがミレイアの頭上を跳び越え、まっすぐ前方に突き出した踵(高いヒールの先端)を左右それぞれ、犬たちの眉間に叩きこむ。
その一撃で遥か遠くまで吹っ飛ばす、とはいかなかったが、跳びかかっていたのを空中で押し戻された犬たちは後方回転し、ミレイアから少し離れて着地。リネットも、ミレイアのすぐ目の前に降り立った。
「ケガはないみたいね、お嬢ちゃん」
「あ、ありがとう」
「んで、噂のヌシがお出ましってワケか。思ったより早くて嬉しいわ。ねえ、別に生け捕りにしなくてもいいわよね?」
「うん。尋問してどうなるものでもないから」
「了解。お、クラちゃんも」
リネットの後から続くように、クラウディオもやってきて二人と並んだ。木の密集度が高くて長物は振りにくいと判断したらしく、クラウディオは槍を地面に突き立て、腰の剣を抜く。
両刃ではなく片刃で、全体的に反りがあり、刃の反対側は分厚くなっている。その厚さの分、両刃よりも刃の耐久力が増し、斬りつけた時の傷口を広くする効果もある。また、刃の反対側は鈍器としても使える。いわゆる「刀」だ。
そして、今クラウディオが持っているのは、普通に使われている刀剣よりも長めで、厚め。が、超巨漢のクラウディオが持っている状態でそんな風に見えるということは、普通の戦士が持てば「凄く長くて凄く分厚い」と見えるであろう。
長大な豪刀を構えたクラウディオが、視線で威圧しながら油断なく犬たちに近づく。犬たちは逃げず、その場で唸っている。
「こいつら、やる気のようだな」
どう見ても普通の犬の顔、形、なのに大きさだけが異常という、不気味な巨大犬たち。
いや、どうやら闘争心・凶暴性も並外れているらしい。普通の獣が、こうして戦闘態勢のクラウディオと対峙すれば、本能で勝機の無さを悟って逃げるか、そうでなくとも怯むはずだからだ。あの時の暴れ牛のように。
だが、この犬たちはクラウディオと真っ向から睨み合っている。大きさを抜きに考えても、尋常ではない。
とはいえクラウディオは過去の冒険で、もっともっと大きく、様々な能力をもった魔物たちを倒してきている。もちろんこの犬たちも、単に大きい犬というだけでなく、何か秘めたものがあるかもしれない。が、それならそれでそれを破り、倒すまで。
「リネット。俺も気をつけるが、事務長がいることを忘れるなよ。戦闘中、俺らに勝てないと悟ったあいつらが、逃げがてら事務長に向かうことも考えられるからな」
「だいじょーぶ。あんなワンちゃん如き、サクッと始末してみせるわ。アンタこそ、しくじるんじゃないわよ」
と言って両手をひらひらさせるリネットの、黒いマニキュアの塗られた両手の爪が、四倍ほどの長さに伸びた。
「アタシ、騎士団への殴り込みを目的として造られた人造人間だからね。この爪は対騎士戦用に、剣とも槍とも斧とも打ち合えるようにできてる。鋼鉄の武器に比べたら獣の牙なんて、ヤワいものでしょ」
「頼もしいな。お前の格闘技術は確認済みだし、どうやら安心だ」
「光栄ね。んじゃ、やりましょっか」
「ああ。……事務長! 一応、警戒はしていてくれよ!」
後ろにいるミレイアが、緊張した声で「はいっ!」と返事したのを背中で聞いて、二人が大きく踏み出すと、それに応じるように犬たちが跳びかかってきた。とりあえず、後方にいるミレイアではなく、前に出た二人を標的に定めたらしい。それぞれクラウディオとリネットに牙を向けている。
ありがたい、とクラウディオが刀を繰り出した。
剣とは違う、刀の特徴として、柄が長いということも挙げられる。両手でしっかり握って重さを支える為でもあるが、それだけではない。左右の手で、間隔を空けて握ることでテコの原理を働かせ、僅かに手を動かすだけで刀身を大きな半径、振ることができるのだ。
更に、右手と左手とで異なる力の入れ方をすることで、刃の軌道を細かく自在に捻ったりすることもできる。
クラウディオはそういった精密な技術をもって刀を操り、そこに己の巨体の、膨大な筋肉から来る怪力も乗せた。結果、長く重い豪刀のもつ攻撃力が最大限に発揮され、
「せいっっ!」
姿勢を低く落とした、潜り込むような動作のクラウディオの、気合いとともに閃光が走る。クラウディオの喉笛めがけて跳びかかってきていた巨大犬の、腹部が一瞬で二筋、三筋と大きく切り裂かれた。その斬激が鋭すぎたせいで、巨大犬はクラウディオに跳びかかった勢いを殺されることなく、そのまま跳び越えることになる。
クラウディオは斬りながら前進していたので、巨大犬とは上下に並んですれ違う形になった。クラウディオの頭上を越えたところで、ほぼ全域を斬り開かれた巨大犬の腹部から、臓物がバケツ一杯分以上、溢れ出て流れ落ちる。後は、死骸がドシャリと落ちるだけ、のはずだった、が。
死骸を確認する為に振り向いたクラウディオに、着地した巨大犬が再度、跳びかかってきた。バケツ一杯分以上の臓物を地面に残して。
「っ?! ば、馬鹿なっ!」
驚愕の叫びを上げながらも、クラウディオの戦士としての反射がその体を動かし、達人の技を的確に繰り出させた。今度は閃光が四筋走って巨大犬の四肢を斬り飛ばし、芋虫のようになった胴体にトドメの蹴りを叩きこむ。
いくらなんでもこれで終わっただろう、とクラウディオは思った。
だが終わらなかった。地面に落ちた巨大犬は、四肢と臓物を失ってもまだ死なず、止まらず、活きのいい魚のようにのたうって高く跳ね上がり、襲いかかったのだ。
ミレイアに向かって。
「事務長っっ!」
だが、その時。クラウディオに言われた通り、警戒していたミレイアは、既に術の準備を整えていた。震える右手を左手で押さえ、支え、その右手を強引に持ち上げて指を伸ばし、跳びかかってくる巨大犬めがけて、爆破の術を放つ。
巨大犬が、ミレイアに噛みつく為に大口を開けていたことが、ミレイアにとって幸いした。その口の中に小さな火の玉が撃ち込まれ、爆発!
巨大犬の後頭部が弾け飛び、脳と延髄が粉々になって吹き飛んだ。流石にこれではどうにもならず、生命活動を完全に停止させられた巨大犬は今度こそ地面に落ち、死骸となった。
「すまん、事務長! 大丈夫かっ?!」
慌てて駆け寄ってくるクラウディオに、ミレイアは無言で頷いて見せた。
何とか対処できたとはいえ、跳ねて襲いかかってきた四肢のない巨大犬の、大きな口と長い牙の恐ろしさは、まだミレイアから正常な呼吸を奪っているようだ。声が出せないらしい。
「へえ。ヤルじゃない、お嬢ちゃん」
リネットは、仰向けに倒した巨大犬に馬乗りになって、十指を全てそのノドに突き刺し、握り込んでいた。巨大犬の首はほぼ千切れる寸前になっている。
まだ体は痙攣しているが、ゴボゴボと呼吸にならない呼吸音を、首に穿たれた十の穴から漏らしている。間もなく絶命するだろう。
脚どころか全身の震えを堪えて、ミレイアは呪文の詠唱に入ろうとしたが、それより早く二匹の巨大犬が、二匹並んで大口を開けて跳びかかってきた。その恐怖に悲鳴を上げてしまったミレイアは、呪文が途切れてしまい、これでは術が発動するわけもなく、
「お待たせええええぇぇっ!」
ミレイアの背後遠くで声がした、と思ったらその声がミレイアまで届くのを追いかけて追いついて追い越したように、声の主がやってきた。
リネットがミレイアの頭上を跳び越え、まっすぐ前方に突き出した踵(高いヒールの先端)を左右それぞれ、犬たちの眉間に叩きこむ。
その一撃で遥か遠くまで吹っ飛ばす、とはいかなかったが、跳びかかっていたのを空中で押し戻された犬たちは後方回転し、ミレイアから少し離れて着地。リネットも、ミレイアのすぐ目の前に降り立った。
「ケガはないみたいね、お嬢ちゃん」
「あ、ありがとう」
「んで、噂のヌシがお出ましってワケか。思ったより早くて嬉しいわ。ねえ、別に生け捕りにしなくてもいいわよね?」
「うん。尋問してどうなるものでもないから」
「了解。お、クラちゃんも」
リネットの後から続くように、クラウディオもやってきて二人と並んだ。木の密集度が高くて長物は振りにくいと判断したらしく、クラウディオは槍を地面に突き立て、腰の剣を抜く。
両刃ではなく片刃で、全体的に反りがあり、刃の反対側は分厚くなっている。その厚さの分、両刃よりも刃の耐久力が増し、斬りつけた時の傷口を広くする効果もある。また、刃の反対側は鈍器としても使える。いわゆる「刀」だ。
そして、今クラウディオが持っているのは、普通に使われている刀剣よりも長めで、厚め。が、超巨漢のクラウディオが持っている状態でそんな風に見えるということは、普通の戦士が持てば「凄く長くて凄く分厚い」と見えるであろう。
長大な豪刀を構えたクラウディオが、視線で威圧しながら油断なく犬たちに近づく。犬たちは逃げず、その場で唸っている。
「こいつら、やる気のようだな」
どう見ても普通の犬の顔、形、なのに大きさだけが異常という、不気味な巨大犬たち。
いや、どうやら闘争心・凶暴性も並外れているらしい。普通の獣が、こうして戦闘態勢のクラウディオと対峙すれば、本能で勝機の無さを悟って逃げるか、そうでなくとも怯むはずだからだ。あの時の暴れ牛のように。
だが、この犬たちはクラウディオと真っ向から睨み合っている。大きさを抜きに考えても、尋常ではない。
とはいえクラウディオは過去の冒険で、もっともっと大きく、様々な能力をもった魔物たちを倒してきている。もちろんこの犬たちも、単に大きい犬というだけでなく、何か秘めたものがあるかもしれない。が、それならそれでそれを破り、倒すまで。
「リネット。俺も気をつけるが、事務長がいることを忘れるなよ。戦闘中、俺らに勝てないと悟ったあいつらが、逃げがてら事務長に向かうことも考えられるからな」
「だいじょーぶ。あんなワンちゃん如き、サクッと始末してみせるわ。アンタこそ、しくじるんじゃないわよ」
と言って両手をひらひらさせるリネットの、黒いマニキュアの塗られた両手の爪が、四倍ほどの長さに伸びた。
「アタシ、騎士団への殴り込みを目的として造られた人造人間だからね。この爪は対騎士戦用に、剣とも槍とも斧とも打ち合えるようにできてる。鋼鉄の武器に比べたら獣の牙なんて、ヤワいものでしょ」
「頼もしいな。お前の格闘技術は確認済みだし、どうやら安心だ」
「光栄ね。んじゃ、やりましょっか」
「ああ。……事務長! 一応、警戒はしていてくれよ!」
後ろにいるミレイアが、緊張した声で「はいっ!」と返事したのを背中で聞いて、二人が大きく踏み出すと、それに応じるように犬たちが跳びかかってきた。とりあえず、後方にいるミレイアではなく、前に出た二人を標的に定めたらしい。それぞれクラウディオとリネットに牙を向けている。
ありがたい、とクラウディオが刀を繰り出した。
剣とは違う、刀の特徴として、柄が長いということも挙げられる。両手でしっかり握って重さを支える為でもあるが、それだけではない。左右の手で、間隔を空けて握ることでテコの原理を働かせ、僅かに手を動かすだけで刀身を大きな半径、振ることができるのだ。
更に、右手と左手とで異なる力の入れ方をすることで、刃の軌道を細かく自在に捻ったりすることもできる。
クラウディオはそういった精密な技術をもって刀を操り、そこに己の巨体の、膨大な筋肉から来る怪力も乗せた。結果、長く重い豪刀のもつ攻撃力が最大限に発揮され、
「せいっっ!」
姿勢を低く落とした、潜り込むような動作のクラウディオの、気合いとともに閃光が走る。クラウディオの喉笛めがけて跳びかかってきていた巨大犬の、腹部が一瞬で二筋、三筋と大きく切り裂かれた。その斬激が鋭すぎたせいで、巨大犬はクラウディオに跳びかかった勢いを殺されることなく、そのまま跳び越えることになる。
クラウディオは斬りながら前進していたので、巨大犬とは上下に並んですれ違う形になった。クラウディオの頭上を越えたところで、ほぼ全域を斬り開かれた巨大犬の腹部から、臓物がバケツ一杯分以上、溢れ出て流れ落ちる。後は、死骸がドシャリと落ちるだけ、のはずだった、が。
死骸を確認する為に振り向いたクラウディオに、着地した巨大犬が再度、跳びかかってきた。バケツ一杯分以上の臓物を地面に残して。
「っ?! ば、馬鹿なっ!」
驚愕の叫びを上げながらも、クラウディオの戦士としての反射がその体を動かし、達人の技を的確に繰り出させた。今度は閃光が四筋走って巨大犬の四肢を斬り飛ばし、芋虫のようになった胴体にトドメの蹴りを叩きこむ。
いくらなんでもこれで終わっただろう、とクラウディオは思った。
だが終わらなかった。地面に落ちた巨大犬は、四肢と臓物を失ってもまだ死なず、止まらず、活きのいい魚のようにのたうって高く跳ね上がり、襲いかかったのだ。
ミレイアに向かって。
「事務長っっ!」
だが、その時。クラウディオに言われた通り、警戒していたミレイアは、既に術の準備を整えていた。震える右手を左手で押さえ、支え、その右手を強引に持ち上げて指を伸ばし、跳びかかってくる巨大犬めがけて、爆破の術を放つ。
巨大犬が、ミレイアに噛みつく為に大口を開けていたことが、ミレイアにとって幸いした。その口の中に小さな火の玉が撃ち込まれ、爆発!
巨大犬の後頭部が弾け飛び、脳と延髄が粉々になって吹き飛んだ。流石にこれではどうにもならず、生命活動を完全に停止させられた巨大犬は今度こそ地面に落ち、死骸となった。
「すまん、事務長! 大丈夫かっ?!」
慌てて駆け寄ってくるクラウディオに、ミレイアは無言で頷いて見せた。
何とか対処できたとはいえ、跳ねて襲いかかってきた四肢のない巨大犬の、大きな口と長い牙の恐ろしさは、まだミレイアから正常な呼吸を奪っているようだ。声が出せないらしい。
「へえ。ヤルじゃない、お嬢ちゃん」
リネットは、仰向けに倒した巨大犬に馬乗りになって、十指を全てそのノドに突き刺し、握り込んでいた。巨大犬の首はほぼ千切れる寸前になっている。
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