少女達の日常

ペルシカ

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平等に

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 今日はいい天気だ。雲が一つもなく太陽の温もり、程よい風が吹いておりこれほどまで完璧な日はないだろう。
 さて、そんな完璧な天気の下に割烹着を着たとある少女がいた。次女の平賀である。
「今日もお茶がおいしいですね」
縁側で座布団を敷いて正座してお茶をすすっていた。
「うぅ・・・」
部屋の奥からうめき声が近づいてきた。
「あなたたちをお布団まで運んだあとに床にこぼれたジュースを片付けるの大変でしたよ」
そう言いながら後ろを振り向くと頭を抑えながらこちらに向かってくるフュミの姿があった。
「ごめんって。あぁ、頭痛い・・・吐きそ」
「吐かないでください!」
そう言いつつもう一つ座布団を用意する平賀。
「まさか一口飲んだだけで気絶してぶっ倒れるくらいまずいなんて知らなかった・・・、何か甘いものがほしい・・・」
フュミは平賀がおやつとして持ってきた四つのどら焼きのうち一つをとってパクパクと食べ始めた。
「今度からは気を付けてくださいね」
平賀もどら焼きを一つとってパクパクと食べ始めた。
「そういえばあのジュースどうしたの?」
二つ目を食べながらフュミは聞いてみる。
「あのジュースですか?あれは捨ててしまいましたよ。中身なんてもう入ってなかったですし」
「んー、少し残念だが、まーいいか」
少し名残惜しそうにしながらどら焼きを食べる。
「飲んだら気絶するジュースなんて無くてもいいと思いますけどね。それよりあのジュースの販売元はどこかしら。今度文句を言いにいかないと・・・」
と、どら焼きを食べ終わったので次のものを取ろうとしたら、無かった。一つも。
「少しいいかしら?」
首をギギギギギとフュミの方へ向けた。
「ん?どうしたの?」
「そのどら焼きで、いま何個目ですか?」
気持ち少し声のトーンが低くなった気がした。
「んーっと、今ので確か三つ目だったはず」
「そしてどら焼きは最初四つありました」
「あっ」
平賀の顏は笑っているが笑ってない。
「私まだ一つしか食べてませんの」
「・・・!」
行動は早かった。平賀がそう言い終わる前にフュミはヤバいと思ったのか、靴も履かず庭に出て逃げていった。
 ズズズと湯吞みに残ったお茶を冷めきる前に飲み干すと平賀は凄い勢いで物干し竿を持ってフュミのあとを追いかけていった。
 今日はいい天気だ。
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