弱虫虐められ子が悪役令嬢に転生してしまった件

ねがぽじ

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メイドのアン(4話)

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☆弱虫虐められ子が悪役令嬢に転生してしまった件☆

~百合注意~
(乙女ゲーム異世界転生物)

☆第4話☆

私は、子猫を助けた為に死んだって思っていました。
でも気がつくと乙女ゲームの花の都、乙女と騎士の紡ぐ物語~フォーエバーストーリー~の悪役令嬢のエリザベス・ベルナールに転生していました。
今度こそは、虐められない生活を過ごそうって思いました。
破滅フラグが起きない様にと虐められない様に思いまずは、ベルナール家に雇われている使用人と仲良くなろうって思いました。

始めにメイドさん達と仲良くなろうと思いメイドさんの仕事の手伝いをしようと思いました。

屋敷の中を歩いていると赤髪の16歳ぐらいの女性の名前がアンって言うメイドを見かけました。


「あ、あの……アン、少しだけ良いですか……?」


私は、人に話し掛けるのが苦手でおどおどしながら用件を聞いてくれるのか質問しました。


「ひっ!?

エ、エリザベス様!?

な、何か気に入らない事でもありましたか?」


アンは、私の姿を見て怯えた様に慌てて頭を下げて謝り何か気に入らない事が合ったのか質問しました。


「い、いえ、……アンの手伝いをしたいと思いまして……

その……駄目でしょうか……?」


私は、断られたどうしようと思いおどおどとしてアンの手伝いをしたい事をお願いしました。


「えっ、エリザベス様が私達の手伝いですか……?

それは、その……構いませんよ」


アンは、私が手伝いをしたいって言葉を聞いて私が何を考えているのか解らないみたいで戸惑いながら手伝っても構わない事を知らせました。


「それならば良かったです……

あ、あの……それで私は、何をしたら良いのでしょうか……?」


私は、アンが手伝いをしてほしいって言葉を聞いて安心した様に微笑みました。
何をしたら良いのか質問しました。


「それでは、エリザベス様に隣の部屋を掃除してもらえませんか?」


アンは、私のお手伝いをしたいって言葉を聞いて戸惑いながら隣の部屋を掃除してほしい事をお願いしました。


「解りました。

では、隣の部屋を掃除させてもらいますね」


私は、アンにお手伝いをしてほしいってお願いを聞いてアンの手助けになるのが嬉しくてニッコリ笑い隣の部屋を掃除させてもらう事を知らせました。
掃除道具を持って隣の部屋に向かいました。


「凄く汚れていますね……

窓には、埃が付いていますし……

それに床に染みが残ったままです……

きっとアンは、私が嫌いで嫌がらせをしたのですよね……

虐めには、負けません」


私は、隣の部屋に入ると部屋が汚れているのを見てきっとアンが私が嫌いでわざと汚れた部屋を掃除させようとしたのだと思い虐めには、負けないって心に誓いました。
私は、掃除を終わらせるのに30分もかかってしまいました。


「掃除を終わるのに30分もかかってしまいました。

前世で習い事を教えてくれた家庭教師の先生ならばもっと綺麗に掃除が出来て10分で掃除が終わるのに私は、まだまだ駄目ですね……

どうせ、他の部屋も掃除を頼まれるのでしたら先にした方が良いかも知れませんね」


私は、掃除がするのが遅くてまだまだ未熟だと思い落ち込みました。
そして他の部屋も掃除をした方が良いと思い他の部屋を掃除に向かいました。
結局、屋敷の全ての部屋を掃除が終わるのに五時間もかかりました。


「これで全ての部屋の掃除が終わりましたよね。

これぐらいの部屋の掃除に五時間もかかるだなんてまだまだですよね。

前世の家庭教師の先生だったら遅すぎるって叱られていました……」


掃除を教えてくれた家庭教師の先生ならばこのくらいの数の部屋の掃除に1時間もかからないのにまだまだ未熟だと思いました。
私は、アンを探して部屋の掃除が終わった事を知らせに行きました。


「あ、あの……アン、部屋の掃除が終わりました……」


私は、ちゃんと掃除を出来たか解らずに不安そうにおどおどしながら掃除が終わった事を知らせました。


「えっ!?

もう掃除が終わったのですか!?」


アンは、私が掃除が終わったって言葉を聞いて驚いていました。
私は、アンが意地悪で汚い部屋を掃除させたのに掃除が終わってしまったのを悔しがったのかもって思いました。


「は、はい、掃除が終わりました。

あんまり綺麗に掃除が出来ませんでした……

それに全部の部屋の掃除をするのに五時間もかかってしまいました。

すいません、アンの手伝いをしたかったのですが足を引っ張る事になりました」


私は、頭を下げてアンの足を引っ張ってしまった事を謝りました。


「ぜ、全部の部屋に掃除をしたのですか!?」


アンは、私が全部の部屋を掃除したって言葉を聞いて驚いていました。
私は、アンが私の掃除をしたところをまたやり直さなくて思い嫌気がさして驚いたのだと思いました。


「はい、アンが掃除をしなおさないと行けないと思いますが……

私が掃除をしたところを確認して下さい」


私は、手伝いをしたいと思ったのですがアンの足を引っ張ってしまった事を申し訳なく思いました。


「そ、それでは、エリザベス様が掃除をしたところを確認させてもらいます」


アンは、私が掃除をしたところを確認する事を知らせました。
私とアンは、私が掃除をした部屋を見に行きました。


「こ、これは!?」


アンは、私が掃除した部屋を見て驚いていました。
アンが私の掃除をした部屋があんまりにも汚くて驚いているのだと思いました。


「す、すいません、やっぱり私が掃除した部屋が汚かったですよね。

アンの手伝いをしたかったのですがかえって汚くなりましたよね」


私は、慌てて頭を下げてアンの手伝いをするつもりがかえって迷惑をかけたのを謝りました。


「い、いえ、部屋が凄く綺麗です。

私では、ここまで綺麗に掃除が出来ません」


アンは、慌てて両手を振り私の掃除した部屋が綺麗な事を知らせました。


「あ、あの……ありがとうございます、アン」


私の掃除した部屋が誉められるほど綺麗になっているって解っていました。
アンが私に気を使ったのだと解り申し訳なくなりそしてアンの足を引っ張る私が恥ずかしくなりほんのり顔を赤らめてアンに感謝を伝えました。
私は、メイドのアンに迷惑ばかり情けなくなりました。
そして破滅フラグを回避する為にもっと頑張らないといけないとって思いました。



ーTo Be Continuedー
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