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②
フェリシテとユージェニーが馬でやって来たのはペレール村のあった場所だった。
広大な畑の横に柵で覆われた一角があった。
畑で種まき作業をする人たちに聞いてみたが、やはり柵の中がペレール村だった場所で間違いなかった。
「そうさなあ、ワシらも忌み地の横の麦畑なぞイヤだった。しかしここは他の畑に比べて安かったからなあ。だから仕方なくここで麦を作っているんじゃよ。土は悪くないからなあ。」
「どうして、忌み地になったのかご存じでしたら教えてくれませんか?」
フェリシテが頭を下げると農民は嫌そうな顔はしたが渋々話してくれた。
「いやあ、ワシらも詳しいことを知らんのだが、今から10年程前だったか、たった2日ほどの間に村人全員が死んだのだよ。何でも井戸から毒が見つかったらしい。それぐらいしかわからんな。」
フェリシテはやはりあの時見た夢は事実を見せたのだと改めて思った。
その確認をしたいがためにここまで連れてきてもらったのだ。
フェリシテとユージェニーは馬に乗ると、行きと比べてゆっくりとハグルト村へと進んだ。
「フェリーチェ様、先ほどの忌み地はどういった場所なのでしょうか?」
「ああ…先ほど行った所にはペレール村という小さな村がありました。麦を作る村で私はそこで産まれたのです。」
「早くにご両親がおられなくなり大変でしたね。」
「…いいえ、寂しかったけど孤児院だって悪くなかった。楽しかったです。」
行きしなと同じようにユージェニーの前に乗せてもらっているので、相手の顔を見ないせいか独語のようについ言ってしまった。
「私が平民出身だと知って驚きましたか?私は10歳から13歳まで孤児院で過ごしてその後ネージュ家の養子になリました。その後は…ご存知のとおりです。王宮での生活は私から望んだことではありませんでした。ああ…お母様に養子になる前のことは誰にも言ってはいけないときつく言われていたのにごめんなさい。こんな事聞かされても困りますよね。」
「いえ、私にそんな大事なことを話していただけるとは驚きましたが、嬉しく思います。」
「お優しいのですね。ですので私にはもうそんな丁寧な言葉使いでなくて良いのですよ。気軽にお話してください。」
「フェリーチェ様は今後どうされるのですか?」
「まだ、ちゃんとは決めていないのですが、ネージュ家には戻らないつもりなのです。誤解しないでくださいね。ネージュ家の方々とは仲良くしていますし戻っておいでと言われています。でも、私には貴族の暮らしは合ってない感じがするんです。私がアーサー様のもとに行くことは前から決まっていたようで、学院にも行けず、貴族の社交を一切禁止されました。私はデビュタントもできていませんし、今更それをやろうという気持ちもありません。ネージュ家の持つ商会で雇ってもらい、どこか部屋を借りて暮らしていこうと思っていたのですが、少し心配なことができまして。」
「それは今私がお聞きして良いことでしょうか?」
「ええ、かまいません。先日、偶然ディオールに会ったんです。侍女長だった人です。彼女が言うにはアーサー様が私に未練を持っていて名前を口にすると。近くはないですが私も今は貴族街にいますので偶然会ったりしたら困るなと。」
そこまで話してユージェニーがアーサー様の側近だったのに、自分が王都にいることを話してしまって良かったのかと気が付いた。
その後二人は無言になって進んでいたがユージェニーは馬を止めた。
「少し休憩しましょう。あちらの木陰に座れそうな切り株があるでしょう。きっとこの辺りを通る人達が作った休憩場所でしょう。」
フェリシテが切り株に腰を下ろすとユージェニーが荷物から瓶に入った果実水と焼き菓子を出してくれた。
隣に腰を下ろすとユージェニーは言った。
「フェリーチェ様。司祭へ申し出て書類をもらい手数料を払えばお墓を移すことが出来ます。ここは遠い。残念なことに貴女の生まれ育った村も孤児院も無くなってしまいました…もっとあなたの住まいに近いところにお墓を移しては如何でしょうか?」
急にお墓の話が出てフェリシテは返事ができなかった。
ユージェニーはフェリシテの前に跪いた。
「よければモス伯爵領の墓地にご両親のお墓を移して下さい。フェリーチェ様、私と結婚していただけませんか。貴女をお慕いしております。」
フェリシテは驚きすぎて持っていた飲み物の瓶を落としてしまった。
ユージェニーはすぐに瓶を拾ってフェリシテの足元に立てた。
フェリシテのスカートが濡れていたのに気が付き「失礼します」と言ってハンカチで拭いてくれた。
顔を上げたユージェニーの顔は赤くなっていて、額には少し汗が浮かんでおり本気で言ってくれた言葉なんだなと思った。
「申し訳ありません。本当はまだ結婚の申込みをするのは早いとわかっているのですが言ってしまいました。私はもうアーサー様に仕えていません。あなたが王子宮から出るのを待ち望んでおりました。」
ユージェニーは立ち上がり隣に腰を下ろすとふうーと大きく息をついた。
「私はこの旅に同行する前に職を辞してきたのです。国王陛下の執務室付きをしていました。実は父が農産大臣に抜擢されまして、長兄も急遽領主代理になりました。それで私も力不足なのですが領地の仕事を手伝うことになりました。まずは麦の勉強からですが。今回の麦角病のこともあり土壌改良などやることが多いので、この旅が終わったらすぐに領地に戻らなければなりません。」
「あの、私は元平民なんですよ。」
「気にしません。現在は子爵令嬢です。それに私は次男で家を継ぐわけではないので、社交のことも気にしなくて良いです。私は側近という立場上、何度か夜会などには出ましたが今後はその機会も無いと思います。私の家族が反対することは無いと思いますが、そうなっても黙らせます。」
「私の王宮での生活を…知っているのに気にならないのですか?」
「もう過去のことです。それに心機一転の為の旅だと聞いていますよ。先ほどの話ではアーサー様に対してお気持ちは無いご様子なのでそれで十分です。だから私には何も隠す必要はありません。ここで暮らしていた頃のこと、貴女の亡くなったご両親の事、何でも話してください。貴女のことを知るのが私の喜びになるのですから。」
フェリシテはどうしていいのかわからなかった。
でも、ユージェニーと共に行ったモス伯爵領の麦畑を思い出した。
「ユージェニー様。私の本当の名前はフェリシテと言うのです。養女になった時にフェリーチェになりました。」
「フェリシテ様。そのお名前も良いですね。ありがとうございます、教えてくださって。」
ユージェニーが微笑んでフェリシテ様と言ってくれたのが…何だかとても嬉しかった。
「私は自分の気持ちを伝えましたが、貴女の負担にはなりたくありません。急にこんな話をされて困ったでしょう。ですので旅が終わるまではこの話は忘れてください。そして…戻ってからゆっくりと考えてみてください。」
広大な畑の横に柵で覆われた一角があった。
畑で種まき作業をする人たちに聞いてみたが、やはり柵の中がペレール村だった場所で間違いなかった。
「そうさなあ、ワシらも忌み地の横の麦畑なぞイヤだった。しかしここは他の畑に比べて安かったからなあ。だから仕方なくここで麦を作っているんじゃよ。土は悪くないからなあ。」
「どうして、忌み地になったのかご存じでしたら教えてくれませんか?」
フェリシテが頭を下げると農民は嫌そうな顔はしたが渋々話してくれた。
「いやあ、ワシらも詳しいことを知らんのだが、今から10年程前だったか、たった2日ほどの間に村人全員が死んだのだよ。何でも井戸から毒が見つかったらしい。それぐらいしかわからんな。」
フェリシテはやはりあの時見た夢は事実を見せたのだと改めて思った。
その確認をしたいがためにここまで連れてきてもらったのだ。
フェリシテとユージェニーは馬に乗ると、行きと比べてゆっくりとハグルト村へと進んだ。
「フェリーチェ様、先ほどの忌み地はどういった場所なのでしょうか?」
「ああ…先ほど行った所にはペレール村という小さな村がありました。麦を作る村で私はそこで産まれたのです。」
「早くにご両親がおられなくなり大変でしたね。」
「…いいえ、寂しかったけど孤児院だって悪くなかった。楽しかったです。」
行きしなと同じようにユージェニーの前に乗せてもらっているので、相手の顔を見ないせいか独語のようについ言ってしまった。
「私が平民出身だと知って驚きましたか?私は10歳から13歳まで孤児院で過ごしてその後ネージュ家の養子になリました。その後は…ご存知のとおりです。王宮での生活は私から望んだことではありませんでした。ああ…お母様に養子になる前のことは誰にも言ってはいけないときつく言われていたのにごめんなさい。こんな事聞かされても困りますよね。」
「いえ、私にそんな大事なことを話していただけるとは驚きましたが、嬉しく思います。」
「お優しいのですね。ですので私にはもうそんな丁寧な言葉使いでなくて良いのですよ。気軽にお話してください。」
「フェリーチェ様は今後どうされるのですか?」
「まだ、ちゃんとは決めていないのですが、ネージュ家には戻らないつもりなのです。誤解しないでくださいね。ネージュ家の方々とは仲良くしていますし戻っておいでと言われています。でも、私には貴族の暮らしは合ってない感じがするんです。私がアーサー様のもとに行くことは前から決まっていたようで、学院にも行けず、貴族の社交を一切禁止されました。私はデビュタントもできていませんし、今更それをやろうという気持ちもありません。ネージュ家の持つ商会で雇ってもらい、どこか部屋を借りて暮らしていこうと思っていたのですが、少し心配なことができまして。」
「それは今私がお聞きして良いことでしょうか?」
「ええ、かまいません。先日、偶然ディオールに会ったんです。侍女長だった人です。彼女が言うにはアーサー様が私に未練を持っていて名前を口にすると。近くはないですが私も今は貴族街にいますので偶然会ったりしたら困るなと。」
そこまで話してユージェニーがアーサー様の側近だったのに、自分が王都にいることを話してしまって良かったのかと気が付いた。
その後二人は無言になって進んでいたがユージェニーは馬を止めた。
「少し休憩しましょう。あちらの木陰に座れそうな切り株があるでしょう。きっとこの辺りを通る人達が作った休憩場所でしょう。」
フェリシテが切り株に腰を下ろすとユージェニーが荷物から瓶に入った果実水と焼き菓子を出してくれた。
隣に腰を下ろすとユージェニーは言った。
「フェリーチェ様。司祭へ申し出て書類をもらい手数料を払えばお墓を移すことが出来ます。ここは遠い。残念なことに貴女の生まれ育った村も孤児院も無くなってしまいました…もっとあなたの住まいに近いところにお墓を移しては如何でしょうか?」
急にお墓の話が出てフェリシテは返事ができなかった。
ユージェニーはフェリシテの前に跪いた。
「よければモス伯爵領の墓地にご両親のお墓を移して下さい。フェリーチェ様、私と結婚していただけませんか。貴女をお慕いしております。」
フェリシテは驚きすぎて持っていた飲み物の瓶を落としてしまった。
ユージェニーはすぐに瓶を拾ってフェリシテの足元に立てた。
フェリシテのスカートが濡れていたのに気が付き「失礼します」と言ってハンカチで拭いてくれた。
顔を上げたユージェニーの顔は赤くなっていて、額には少し汗が浮かんでおり本気で言ってくれた言葉なんだなと思った。
「申し訳ありません。本当はまだ結婚の申込みをするのは早いとわかっているのですが言ってしまいました。私はもうアーサー様に仕えていません。あなたが王子宮から出るのを待ち望んでおりました。」
ユージェニーは立ち上がり隣に腰を下ろすとふうーと大きく息をついた。
「私はこの旅に同行する前に職を辞してきたのです。国王陛下の執務室付きをしていました。実は父が農産大臣に抜擢されまして、長兄も急遽領主代理になりました。それで私も力不足なのですが領地の仕事を手伝うことになりました。まずは麦の勉強からですが。今回の麦角病のこともあり土壌改良などやることが多いので、この旅が終わったらすぐに領地に戻らなければなりません。」
「あの、私は元平民なんですよ。」
「気にしません。現在は子爵令嬢です。それに私は次男で家を継ぐわけではないので、社交のことも気にしなくて良いです。私は側近という立場上、何度か夜会などには出ましたが今後はその機会も無いと思います。私の家族が反対することは無いと思いますが、そうなっても黙らせます。」
「私の王宮での生活を…知っているのに気にならないのですか?」
「もう過去のことです。それに心機一転の為の旅だと聞いていますよ。先ほどの話ではアーサー様に対してお気持ちは無いご様子なのでそれで十分です。だから私には何も隠す必要はありません。ここで暮らしていた頃のこと、貴女の亡くなったご両親の事、何でも話してください。貴女のことを知るのが私の喜びになるのですから。」
フェリシテはどうしていいのかわからなかった。
でも、ユージェニーと共に行ったモス伯爵領の麦畑を思い出した。
「ユージェニー様。私の本当の名前はフェリシテと言うのです。養女になった時にフェリーチェになりました。」
「フェリシテ様。そのお名前も良いですね。ありがとうございます、教えてくださって。」
ユージェニーが微笑んでフェリシテ様と言ってくれたのが…何だかとても嬉しかった。
「私は自分の気持ちを伝えましたが、貴女の負担にはなりたくありません。急にこんな話をされて困ったでしょう。ですので旅が終わるまではこの話は忘れてください。そして…戻ってからゆっくりと考えてみてください。」
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