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❖コンラッド・ケニギン Side
私は王宮に財務官として出仕していた。
下位貴族でありながら入宮できたのには勿論、学院時代の好成績と生徒会で親しくして頂いた方々の推薦があってのことだ。
しかし、その職を辞してまでブランナー辺境伯領の鉱山都市マレッティー伯爵領にやってきたのだ。
この任務には第2王子スターリング殿下とブランナー辺境伯嫡男ユリウス様からの密命を受けたもので、大きな成果を出せたら叙爵も夢ではないという。
このお二方には在学中もお世話になり財務省に推薦してくださった恩もあったし一代貴族で爵位の継げない私にとって魅力的な提案だった。
だから5年もマレッティー当主のアントン様の側近としてこの地にいるのだ。
ようやく証拠となるものが回収でき大罪を犯したアントン様を王都へ連行する日がきたのだ。
今頃、セルシアナ嬢は心細くてたまらないだろうな。
一生懸命、次期領主として立てるように頑張ってこられたのにお父上が逮捕するされるのだ。
多分、マレッティー家は廃爵になりセルシアナ嬢が継ぐことは無くなるのだろう。
せめてアントン様が連行される様を見ずに済むように自室にいてもらえるように配慮したつもりだが…
酷なことを伝えなければならないが、この事件の詳細を説明すれば聡いセルシアナ嬢のことだ理解してくださるだろう。
私のことはどうだろう?いや、許してはもらえないだろうな。
けれど、もし彼女の気持ちに折り合いがついたら、受け入れてもらえたなら私は彼女の傍でが心穏やかに過ごせるように尽くしたい。
さて、まずはご婦人方の移動だな。
貴族宿に着くと王宮からの伝令が待っていた。
書状には直ぐに国境まで出向きユリウス様に同行するようにということだった。
私はマレッティー家には向かえず騎士に案内され国境へと行く事になってしまった。
下位貴族でありながら入宮できたのには勿論、学院時代の好成績と生徒会で親しくして頂いた方々の推薦があってのことだ。
しかし、その職を辞してまでブランナー辺境伯領の鉱山都市マレッティー伯爵領にやってきたのだ。
この任務には第2王子スターリング殿下とブランナー辺境伯嫡男ユリウス様からの密命を受けたもので、大きな成果を出せたら叙爵も夢ではないという。
このお二方には在学中もお世話になり財務省に推薦してくださった恩もあったし一代貴族で爵位の継げない私にとって魅力的な提案だった。
だから5年もマレッティー当主のアントン様の側近としてこの地にいるのだ。
ようやく証拠となるものが回収でき大罪を犯したアントン様を王都へ連行する日がきたのだ。
今頃、セルシアナ嬢は心細くてたまらないだろうな。
一生懸命、次期領主として立てるように頑張ってこられたのにお父上が逮捕するされるのだ。
多分、マレッティー家は廃爵になりセルシアナ嬢が継ぐことは無くなるのだろう。
せめてアントン様が連行される様を見ずに済むように自室にいてもらえるように配慮したつもりだが…
酷なことを伝えなければならないが、この事件の詳細を説明すれば聡いセルシアナ嬢のことだ理解してくださるだろう。
私のことはどうだろう?いや、許してはもらえないだろうな。
けれど、もし彼女の気持ちに折り合いがついたら、受け入れてもらえたなら私は彼女の傍でが心穏やかに過ごせるように尽くしたい。
さて、まずはご婦人方の移動だな。
貴族宿に着くと王宮からの伝令が待っていた。
書状には直ぐに国境まで出向きユリウス様に同行するようにということだった。
私はマレッティー家には向かえず騎士に案内され国境へと行く事になってしまった。
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