204 / 494
第8章 女王の日常と南の国々
28 悪獣との戦い
しおりを挟む
時間は少し戻って。
ラティアーナとバルトロスが戦い始めた頃。
イリーナとシクスタスも獣との戦いも徐々に激化していた。
「これは…いくら攻撃を放っても回復されるということですか。魔術が込められた矢にも数に限りがありますから面倒なことです」
シクスタスは魔力矢を中心には攻撃していた。
単純に魔力を矢の形状にしているだけのため、魔力が尽きない限りは攻撃できるからだ。
とはいえ通常の矢と同じように、物理的な攻撃にしかならず有効打にはならない。
「とは言ってもね…ここにいる獣は不完全みたいだし、回復に必要な魔力を無限に供給できるわけでもないわ。であれば火力で押すのが一番手っ取り早いでしょう」
それにとイリーナは内心で思う。
今までもラティアーナが怒ることはあった。けれどあそこまでの怒りは見たことがない。
一見静かで表情も変わっていないように見えることで、より恐ろしいと思うほどにだ。
「ラティアーナは恐らく全力でバルトロスを殺すつもりよ。それも普段のように力を温存するのではなくて、ただただ最高火力を持って…跡形もなく消し飛ばすための戦い方でね。だから、この獣を倒すのと飛空船までの帰り道は…わたくしたちが頑張らなければなりませんわ」
イリーナの言葉にシクスタスも頷いて
「ええ、そうですね。私も陛下のために全力を尽くすと誓った以上、必ず支えますとも」
と弓を構えながら答えた。
矢を連続して放ち悪獣の注意を引く。
ラティアーナとバルトロスも戦いながら場所をずらしているが、こちらも場所を変えるつもりだった。
頭を始めとする悪獣にとっても邪魔にある場所を攻撃して地上を目指していく。
「このまま地上まで誘導しましょう」
「そうね…けれど、この獣って飛べるのかしら?」
悪獣は大きな見た目をしている通り、力がとても強い。
腕を振りかぶるにしても蹴るにしても、とてつもない速さになっていることからも確かだろう。
その反面歩く速度は遅かった。跳躍をしたところも見たことがない。
二人はふと不安に感じた。この獣は穴から出られるのだろうかと。
「…いや、バルトロスが地下で呼び出したくらいですよ?流石に大丈夫なのでは?」
「そうよね…大丈夫よね」
爆撃によってできた穴を登り、地上から悪獣を見下ろす。
すると悪獣は空を見上げたまま、じっと佇んでいた。
「「「……」」」
イリーナとシクスタスは悪獣と視線が合う。互いに無言で見つめる時間が続いて
唐突にシクスタスが弓を構えて魔術具の矢を放った。
「上れないのであれば、このまま一方的に仕掛けるとしましょう」
数本の魔術具の矢は、悪獣の身体に深く刺さった。
そして一拍あけた後、鏃から炎が発生して悪獣の身体を内側から焼き尽くそうとする。
シクスタスが使う魔術具の矢は、弓兵隊が普段使っているような汎用型ではない。
あらかじめ用意するのではなく、戦いの中で相手に合わせて調整した矢だ。
一対一に置いて相手の弱点を集中的に狙う戦いこそがシクスタスの本領だ。
続けて第二射、第三射と矢を放つと、鏃を中心に凍てつき雷撃が砕いていく。
遠距離攻撃が出来ない悪獣が、唯の的に成り下がった瞬間だった。
「シクスタス様が攻撃をしてくれるのであれば…試したいことがあります。少しの間、攻撃を続けてもらっても?」
目の前の光景を見たイリーナは、少し考えるそぶりを見せるとシクスタスに提案する。
「それは構いませんが、どうするつもりで?」
「回復する基点を探そうかと。毎回身体全体を消滅させて倒すのは手間ですし、核となる部分を探しておきたいわ」
イリーナの言葉にシクスタスは、なるほどと頷いた。
同時にイリーナは探知魔術を行使して、悪獣の状態を探知し始める。
身体を回復する場合に生じる力の流れ。
回復する方向。
回復する速度。
その全てを探知して把握。頭の中で一つの図へと組み立てていく。
「…見つけたわ!力の基点、上流となる部分。常に移動するらしいけど、手段がないわけではないもの」
イリーナは言葉にしながら笑みを浮かべた。そしてシクスタスに「手足を吹き飛ばして」とお願いする。
シクスタスのは矢を四本同時に構えて魔力を込める。込めた魔術は爆破と衝撃増幅。単純ゆえに威力の高いものだ。
「では行きましょうか」
シクスタスはそう言うと矢を放つ。
四本の矢は同時に飛んで、悪獣の手足へと刺さり…
爆発した。
足を構成する身体がなくなったことで上半身が揺らぎ、手が使えないことで防御も出来なくなる。
それを確認したイリーナは杖を振りかぶって、魔力による斬撃を連続して放つ。
まずは浮いた上半身を左右に分断。
核となる部分の所在を把握。核以外の部分を徐々に切り離していく。
「シクスタス様!最後に残った物が核になる部分になるわ。止めを!」
「了解…」
シクスタスは呟きと共に一本の矢を取り出した。その矢は通常と異なり鏃が水晶できていて、他の材質も魔力となじみやすいミスリル製の特注品。
弓を構えて魔力を込めていく。元々込められていた魔力と融合して、今にでも暴発しそうな気配を見せていた。
「いつでも構いませんよ。あの大きさ程度であれば…灰燼に帰すことができます」
「こっちも…これで最後になるわ!」
イリーナは上級の魔術を行使する。
大きな炎の柱が出現すると悪獣の核から再生しようとしてた部分を焼き尽くした。
そしてシクスタスが矢を放つ。
一直線に高速で飛翔した矢は、核の中心を貫いた。貫通と同時に魔術が発動。
矢に触れていた部分が崩れていく。
最上級の地属性魔術に値する物質の分解。
それが矢に込められている魔術だった。
核が崩れて空気中に溶けていく。
身体を構成していた魔力も魔力粒子へと戻ろうとして、徐々に形を崩していった。
身体だったもの全てが消失し、しばらく経っても何も起こる気配がない。
ようやく倒せたのだろうと二人は安堵した。
「これで獣…悪獣は消滅したわ。あとはラティアーナだけね」
「そうですね。陛下の元へ参りましょうか」
二人は穴の中へと舞い戻る。
地下空間へと降りて魔力が強く音がする方向へ視線を向ける。
ちょうどバルトロスが結界に包まれて黒い球体が出来たところだった。
私は黒い球体を見つめた後、身体から力が抜けて地面へ背中から倒れこむ。
「ラティアーナ!…大丈夫!?」
地面にぶつかる覚悟をして目を閉じると、頭が柔らかい感触で不思議に思った。イリーナの慌てた声も近くから聞こえてくる。
閉じていた目を開くとすぐ近いところにイリーナの顔があった。
「はぁ、はぁ……大丈夫よ。魔力を使い果たしただけだから」
私が囁くように答えると「よかった…」と安心したような息を吐いて、治癒魔術をかけてくれる。
「陛下の容態は…?」
いつの間にか近くに来ていたシクスタスも心配そうな表情で私たちを見ている。
「わたくしは大丈夫よ。あと少し休めば、歩けるから…もう少しだけこのままで、お願いね…」
私はそれだけ告げるとイリーナに身を委ねるのだった。
ラティアーナとバルトロスが戦い始めた頃。
イリーナとシクスタスも獣との戦いも徐々に激化していた。
「これは…いくら攻撃を放っても回復されるということですか。魔術が込められた矢にも数に限りがありますから面倒なことです」
シクスタスは魔力矢を中心には攻撃していた。
単純に魔力を矢の形状にしているだけのため、魔力が尽きない限りは攻撃できるからだ。
とはいえ通常の矢と同じように、物理的な攻撃にしかならず有効打にはならない。
「とは言ってもね…ここにいる獣は不完全みたいだし、回復に必要な魔力を無限に供給できるわけでもないわ。であれば火力で押すのが一番手っ取り早いでしょう」
それにとイリーナは内心で思う。
今までもラティアーナが怒ることはあった。けれどあそこまでの怒りは見たことがない。
一見静かで表情も変わっていないように見えることで、より恐ろしいと思うほどにだ。
「ラティアーナは恐らく全力でバルトロスを殺すつもりよ。それも普段のように力を温存するのではなくて、ただただ最高火力を持って…跡形もなく消し飛ばすための戦い方でね。だから、この獣を倒すのと飛空船までの帰り道は…わたくしたちが頑張らなければなりませんわ」
イリーナの言葉にシクスタスも頷いて
「ええ、そうですね。私も陛下のために全力を尽くすと誓った以上、必ず支えますとも」
と弓を構えながら答えた。
矢を連続して放ち悪獣の注意を引く。
ラティアーナとバルトロスも戦いながら場所をずらしているが、こちらも場所を変えるつもりだった。
頭を始めとする悪獣にとっても邪魔にある場所を攻撃して地上を目指していく。
「このまま地上まで誘導しましょう」
「そうね…けれど、この獣って飛べるのかしら?」
悪獣は大きな見た目をしている通り、力がとても強い。
腕を振りかぶるにしても蹴るにしても、とてつもない速さになっていることからも確かだろう。
その反面歩く速度は遅かった。跳躍をしたところも見たことがない。
二人はふと不安に感じた。この獣は穴から出られるのだろうかと。
「…いや、バルトロスが地下で呼び出したくらいですよ?流石に大丈夫なのでは?」
「そうよね…大丈夫よね」
爆撃によってできた穴を登り、地上から悪獣を見下ろす。
すると悪獣は空を見上げたまま、じっと佇んでいた。
「「「……」」」
イリーナとシクスタスは悪獣と視線が合う。互いに無言で見つめる時間が続いて
唐突にシクスタスが弓を構えて魔術具の矢を放った。
「上れないのであれば、このまま一方的に仕掛けるとしましょう」
数本の魔術具の矢は、悪獣の身体に深く刺さった。
そして一拍あけた後、鏃から炎が発生して悪獣の身体を内側から焼き尽くそうとする。
シクスタスが使う魔術具の矢は、弓兵隊が普段使っているような汎用型ではない。
あらかじめ用意するのではなく、戦いの中で相手に合わせて調整した矢だ。
一対一に置いて相手の弱点を集中的に狙う戦いこそがシクスタスの本領だ。
続けて第二射、第三射と矢を放つと、鏃を中心に凍てつき雷撃が砕いていく。
遠距離攻撃が出来ない悪獣が、唯の的に成り下がった瞬間だった。
「シクスタス様が攻撃をしてくれるのであれば…試したいことがあります。少しの間、攻撃を続けてもらっても?」
目の前の光景を見たイリーナは、少し考えるそぶりを見せるとシクスタスに提案する。
「それは構いませんが、どうするつもりで?」
「回復する基点を探そうかと。毎回身体全体を消滅させて倒すのは手間ですし、核となる部分を探しておきたいわ」
イリーナの言葉にシクスタスは、なるほどと頷いた。
同時にイリーナは探知魔術を行使して、悪獣の状態を探知し始める。
身体を回復する場合に生じる力の流れ。
回復する方向。
回復する速度。
その全てを探知して把握。頭の中で一つの図へと組み立てていく。
「…見つけたわ!力の基点、上流となる部分。常に移動するらしいけど、手段がないわけではないもの」
イリーナは言葉にしながら笑みを浮かべた。そしてシクスタスに「手足を吹き飛ばして」とお願いする。
シクスタスのは矢を四本同時に構えて魔力を込める。込めた魔術は爆破と衝撃増幅。単純ゆえに威力の高いものだ。
「では行きましょうか」
シクスタスはそう言うと矢を放つ。
四本の矢は同時に飛んで、悪獣の手足へと刺さり…
爆発した。
足を構成する身体がなくなったことで上半身が揺らぎ、手が使えないことで防御も出来なくなる。
それを確認したイリーナは杖を振りかぶって、魔力による斬撃を連続して放つ。
まずは浮いた上半身を左右に分断。
核となる部分の所在を把握。核以外の部分を徐々に切り離していく。
「シクスタス様!最後に残った物が核になる部分になるわ。止めを!」
「了解…」
シクスタスは呟きと共に一本の矢を取り出した。その矢は通常と異なり鏃が水晶できていて、他の材質も魔力となじみやすいミスリル製の特注品。
弓を構えて魔力を込めていく。元々込められていた魔力と融合して、今にでも暴発しそうな気配を見せていた。
「いつでも構いませんよ。あの大きさ程度であれば…灰燼に帰すことができます」
「こっちも…これで最後になるわ!」
イリーナは上級の魔術を行使する。
大きな炎の柱が出現すると悪獣の核から再生しようとしてた部分を焼き尽くした。
そしてシクスタスが矢を放つ。
一直線に高速で飛翔した矢は、核の中心を貫いた。貫通と同時に魔術が発動。
矢に触れていた部分が崩れていく。
最上級の地属性魔術に値する物質の分解。
それが矢に込められている魔術だった。
核が崩れて空気中に溶けていく。
身体を構成していた魔力も魔力粒子へと戻ろうとして、徐々に形を崩していった。
身体だったもの全てが消失し、しばらく経っても何も起こる気配がない。
ようやく倒せたのだろうと二人は安堵した。
「これで獣…悪獣は消滅したわ。あとはラティアーナだけね」
「そうですね。陛下の元へ参りましょうか」
二人は穴の中へと舞い戻る。
地下空間へと降りて魔力が強く音がする方向へ視線を向ける。
ちょうどバルトロスが結界に包まれて黒い球体が出来たところだった。
私は黒い球体を見つめた後、身体から力が抜けて地面へ背中から倒れこむ。
「ラティアーナ!…大丈夫!?」
地面にぶつかる覚悟をして目を閉じると、頭が柔らかい感触で不思議に思った。イリーナの慌てた声も近くから聞こえてくる。
閉じていた目を開くとすぐ近いところにイリーナの顔があった。
「はぁ、はぁ……大丈夫よ。魔力を使い果たしただけだから」
私が囁くように答えると「よかった…」と安心したような息を吐いて、治癒魔術をかけてくれる。
「陛下の容態は…?」
いつの間にか近くに来ていたシクスタスも心配そうな表情で私たちを見ている。
「わたくしは大丈夫よ。あと少し休めば、歩けるから…もう少しだけこのままで、お願いね…」
私はそれだけ告げるとイリーナに身を委ねるのだった。
6
あなたにおすすめの小説
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
竜皇女と呼ばれた娘
Aoi
ファンタジー
この世に生を授かり間もなくして捨てられしまった赤子は洞窟を棲み処にしていた竜イグニスに拾われヴァイオレットと名づけられ育てられた
ヴァイオレットはイグニスともう一頭の竜バシリッサの元でスクスクと育ち十六の歳になる
その歳まで人間と交流する機会がなかったヴァイオレットは友達を作る為に学校に通うことを望んだ
国で一番のグレディス魔法学校の入学試験を受け無事入学を果たし念願の友達も作れて順風満帆な生活を送っていたが、ある日衝撃の事実を告げられ……
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
転生『悪役』公爵令嬢はやり直し人生で楽隠居を目指す
RINFAM
ファンタジー
なんの罰ゲームだ、これ!!!!
あああああ!!!
本当ならあと数年で年金ライフが送れたはずなのに!!
そのために国民年金の他に利率のいい個人年金も掛け、さらに少ない給料の中からちまちまと老後の生活費を貯めてきたと言うのに!!!!
一銭も貰えないまま人生終わるだなんて、あんまりです神様仏様あああ!!
かくなる上はこのやり直し転生人生で、前世以上に楽して暮らせる隠居生活を手に入れなければ。
年金受給前に死んでしまった『心は常に18歳』な享年62歳の初老女『成瀬裕子』はある日突然死しファンタジー世界で公爵令嬢に転生!!しかし、数年後に待っていた年金生活を夢見ていた彼女は、やり直し人生で再び若いままでの楽隠居生活を目指すことに。
4コマ漫画版もあります。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる