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第9章 ターニングポイント
14 帰城
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部屋に人の気配を感じて少しずつ意識が浮上していく。近くに誰かがいることに驚くも、その気配が慣れ親しんだものであることが分かって安心して瞼を開く。
「んっ…リーナ、どうしてここに?」
「申し訳ありません。起こしてしまいましたか?」
視線を向けると、リーナが申し訳なさそうしていた。けれどリーナは王宮にいたはずだ。
「昨日アドリアス様からお嬢様のことを頼むと連絡がありましたから…学園までの移動手段はスピカ様に助けていただきました」
元々アドリアスたちは今回の移動手段として飛空船を使ったらしい。そして今日の朝にスピカが飛空船を使って王宮までリーナを迎えに行ったそうだ。
「全く知らなかったわ……ん、今って朝ではないの?」
飛空船を使ったとしても学園都市から王都までは半刻はかかる。朝呼ばれたという事は、思ったよりも時間が過ぎているのではないだろうか。
「5の鐘が過ぎた頃ですね。今回もかなり無茶されたのではないですか?私がお嬢様のところへ駆けつけたときには、随分と魘されていましたから…」
そう言われて初めて窓の外に目を向けた。外は明るく日が随分と高い位置にある。普段起こしてもらうより前に目が覚める私にとって、この時間まで寝ている事は珍しいことだ。
「随分と寝ていたのね…カレナとフレアの容態は聞いてる?」
「今朝方に目が覚めたようですね。お二人とも近くで護衛についてますよ」
二人も目を覚ましたようでホッと安心した。
「良かったわ…だったら、王城へはすぐ戻れるかしら?」
身体を起こそうとすると額から温くなった濡れタオルが落ちる。リーナはタオルを拾い肩を支えるようにしてくれた。
「アドリアス様からは、馬車で戻るのは無理だろうから飛空船を使えば良いだろう、と仰っていました。お嬢様の帰城に合わせる日取りは任せるとのことです。なのでいつでも戻れると思いますが…しばらくの間、こちらでお休みになられてはいかがですか?」
「いえ、学園だとわたくしの身体のことが周囲に漏れる可能性があるわ」
王侯貴族にとって体調不良というのは瑕疵になりやすい。たとえ一時的であっても、私を快く思っていない貴族たちが不調を知れば何か行動を起こす事は容易く想像できる。
「そう、ですね…かしこまりました。では身体をお拭きしますね。着替えはいかがしますか?」
「外出用のドレスで構わないわ」
リーナに全てを委ねて外出するための準備をする。普段は簡単にしかしない化粧をして顔色を隠せば準備完了だ。
「リーナ…カレナとフレアを呼んできてもらえる?その後学園長やアドリアスたちに其方へ向かうと連絡をお願いね」
「かしこまりました。少々お待ちください」
リーナが部屋を去って少しするとカレナとフレアがやってきた。二人とも後遺症もないようで安心だ。
「「ラティアーナ様…この度はお守りすることが出来ず申し訳ございませんでした」」
部屋に入って開口一番に二人が頭を下げてくる。
「今回ばかりは仕方ないわよ。ゴルゴーンなんて災害を相手にするようなものなのよ?むしろ二人が生きていてくれて良かったわ」
近衛騎士は王国軍に比べて全体的には錬度が高い。けれどゴルゴーンを相手にしては錬度が高いだけでは生き残れないだろう。
「ですがっ!わたくしたち近衛…その中でも専属護衛はラティアーナ様を守ることが使命です。それこそ命をかけても、です」
「使命でいったら、わたくしだって同じよ。王の責務の1つは、エスペルト王国の全てを…民たちを守ることだと思っているわ。それには国のために戦う王国軍や二人のような近衛も入っているのよ」
ジレンマなのだと思う。護衛として王を守る者と王として全てを守る者。両方とも正しいが王や王族が滅んでしまえば国を維持することができなくなる。だからと言って王が危険を冒さないのも違う気がした。
「皆には悪いけれど、わたくしはこれからも前線に立つだろうし無茶をすると思うわ。でもね、あなた達には隣で支えて欲しい。ついて来て欲しい。わたくしの近くにいて欲しい。騎士として役目を果たすと同時に元気に生きていて欲しい…お願いできるかしら?」
これは私の純粋な願いで我がままだ。私が王として発する内容はお願いであっても限りなく命令になってしまう。それでも二人には近衛騎士としてお願いしたかった。
「ラティアーナ様、わたくしフレアと…」
「わたくしカレナは…」
フレアとカレナは共に剣を抜いて私が座っている前に跪く。そして声を揃えるように口を開いた。
「騎士として我が剣をあなた様だけのために捧げます」
これは騎士の誓いだ。かつてシリウスからも受けた主を未来永劫一人に決めるもの。
「わたくし、ラティアーナ・エスペルトは汝の誓いを受け入れます。フレア、カレナ、これからもよろしくね」
私の不安と懇願を忠誠として返してくれた二人にできる限りのことを……そう思った。
カレナの手を借りて立ち上がる。カレナを近くに置き、フレアが少し前を歩く形で学園長の元へ向かうことにした。来賓用の館を抜けて本館へ入ると周囲からの視線が集まるのを感じる。
「ラティアーナ様…」
「問題ないわ」
カレナが小声で心配そうに名前を呼ぶが大丈夫だと伝える。周囲にも毅然とした佇まいを示した。
森の戦いで私が倒れたことを一部の人間は既に知っている。このままで姿を見せずに学園を去ってしまうと、私の容態がよろしくないと思われるだろう。けれど元気な姿を学園に見せれば教師や生徒たちの印象は上書きされる。
こうして歩いているうちに学園長室に着いた。中に入ると学園長とアドリアス、スピカが待っていた。扉の近くにはリーナも立っていて全員揃った状態だ。
「待たせたわね」
「とんでもございません」
「早速で悪いけれど、今日城へ帰ることにしたわ。学園長、これからも学園をよろしくお願いしますね」
私が訪れる前に起きた毒混入事件も犯人は見つかっていない。貴族社会では、ありふれた事件だが警戒するに越したことはないだろう。
それに言葉にはしないがローザリンデやリーファスのこともある。
「もちろんでございます。学園を守り維持することが私の使命ですから」
学園長の言葉に安心して微笑みを浮かべる。それから少しだけ話すと王城へ戻るため停泊させている飛空船の元へ向かった。
「ふぅ…ようやく落ち着けるわね…」
飛空船の中に入った私は崩れ落ちるように椅子に触る。周りからの視線を気にせずに済むと思うと張っていた気が抜けてしまったようだった。
「飛空船にして正解でしたね」
リーナの言う通りなため無言で頷く。
もしも馬車で長時間移動するのはかなり堪えただろう。王都までの道が整備されていて馬車のスプリングが揺れを軽減させたとしても、今の私であれば酔う自信しかない。
「ラティアーナと進めていた空軍強化のおかげだな。整備してある飛空船の緊急発進があんなに便利だとは思わなかった」
「ええ、アドリアスに救援要請があってから半刻も立たずに飛べましたからね…」
数年前の戦い以降、飛空船は王国の各地に配備している。定期的にメンテナンスをしていて、有事の際には緊急発進できるように乗務員も常に滞在させるようにしていた。
実際に緊急発進を行うのは初めてだが、上手くいったようで何よりだ。
安心したせいか急に体が重く感じて瞼が重く感じる。誰かの「おやすみなさい」が聞こえると共に、私の意識は夢の世界へと旅立った。
そして数日後、領主会議が開かれる日がやってくる。
「んっ…リーナ、どうしてここに?」
「申し訳ありません。起こしてしまいましたか?」
視線を向けると、リーナが申し訳なさそうしていた。けれどリーナは王宮にいたはずだ。
「昨日アドリアス様からお嬢様のことを頼むと連絡がありましたから…学園までの移動手段はスピカ様に助けていただきました」
元々アドリアスたちは今回の移動手段として飛空船を使ったらしい。そして今日の朝にスピカが飛空船を使って王宮までリーナを迎えに行ったそうだ。
「全く知らなかったわ……ん、今って朝ではないの?」
飛空船を使ったとしても学園都市から王都までは半刻はかかる。朝呼ばれたという事は、思ったよりも時間が過ぎているのではないだろうか。
「5の鐘が過ぎた頃ですね。今回もかなり無茶されたのではないですか?私がお嬢様のところへ駆けつけたときには、随分と魘されていましたから…」
そう言われて初めて窓の外に目を向けた。外は明るく日が随分と高い位置にある。普段起こしてもらうより前に目が覚める私にとって、この時間まで寝ている事は珍しいことだ。
「随分と寝ていたのね…カレナとフレアの容態は聞いてる?」
「今朝方に目が覚めたようですね。お二人とも近くで護衛についてますよ」
二人も目を覚ましたようでホッと安心した。
「良かったわ…だったら、王城へはすぐ戻れるかしら?」
身体を起こそうとすると額から温くなった濡れタオルが落ちる。リーナはタオルを拾い肩を支えるようにしてくれた。
「アドリアス様からは、馬車で戻るのは無理だろうから飛空船を使えば良いだろう、と仰っていました。お嬢様の帰城に合わせる日取りは任せるとのことです。なのでいつでも戻れると思いますが…しばらくの間、こちらでお休みになられてはいかがですか?」
「いえ、学園だとわたくしの身体のことが周囲に漏れる可能性があるわ」
王侯貴族にとって体調不良というのは瑕疵になりやすい。たとえ一時的であっても、私を快く思っていない貴族たちが不調を知れば何か行動を起こす事は容易く想像できる。
「そう、ですね…かしこまりました。では身体をお拭きしますね。着替えはいかがしますか?」
「外出用のドレスで構わないわ」
リーナに全てを委ねて外出するための準備をする。普段は簡単にしかしない化粧をして顔色を隠せば準備完了だ。
「リーナ…カレナとフレアを呼んできてもらえる?その後学園長やアドリアスたちに其方へ向かうと連絡をお願いね」
「かしこまりました。少々お待ちください」
リーナが部屋を去って少しするとカレナとフレアがやってきた。二人とも後遺症もないようで安心だ。
「「ラティアーナ様…この度はお守りすることが出来ず申し訳ございませんでした」」
部屋に入って開口一番に二人が頭を下げてくる。
「今回ばかりは仕方ないわよ。ゴルゴーンなんて災害を相手にするようなものなのよ?むしろ二人が生きていてくれて良かったわ」
近衛騎士は王国軍に比べて全体的には錬度が高い。けれどゴルゴーンを相手にしては錬度が高いだけでは生き残れないだろう。
「ですがっ!わたくしたち近衛…その中でも専属護衛はラティアーナ様を守ることが使命です。それこそ命をかけても、です」
「使命でいったら、わたくしだって同じよ。王の責務の1つは、エスペルト王国の全てを…民たちを守ることだと思っているわ。それには国のために戦う王国軍や二人のような近衛も入っているのよ」
ジレンマなのだと思う。護衛として王を守る者と王として全てを守る者。両方とも正しいが王や王族が滅んでしまえば国を維持することができなくなる。だからと言って王が危険を冒さないのも違う気がした。
「皆には悪いけれど、わたくしはこれからも前線に立つだろうし無茶をすると思うわ。でもね、あなた達には隣で支えて欲しい。ついて来て欲しい。わたくしの近くにいて欲しい。騎士として役目を果たすと同時に元気に生きていて欲しい…お願いできるかしら?」
これは私の純粋な願いで我がままだ。私が王として発する内容はお願いであっても限りなく命令になってしまう。それでも二人には近衛騎士としてお願いしたかった。
「ラティアーナ様、わたくしフレアと…」
「わたくしカレナは…」
フレアとカレナは共に剣を抜いて私が座っている前に跪く。そして声を揃えるように口を開いた。
「騎士として我が剣をあなた様だけのために捧げます」
これは騎士の誓いだ。かつてシリウスからも受けた主を未来永劫一人に決めるもの。
「わたくし、ラティアーナ・エスペルトは汝の誓いを受け入れます。フレア、カレナ、これからもよろしくね」
私の不安と懇願を忠誠として返してくれた二人にできる限りのことを……そう思った。
カレナの手を借りて立ち上がる。カレナを近くに置き、フレアが少し前を歩く形で学園長の元へ向かうことにした。来賓用の館を抜けて本館へ入ると周囲からの視線が集まるのを感じる。
「ラティアーナ様…」
「問題ないわ」
カレナが小声で心配そうに名前を呼ぶが大丈夫だと伝える。周囲にも毅然とした佇まいを示した。
森の戦いで私が倒れたことを一部の人間は既に知っている。このままで姿を見せずに学園を去ってしまうと、私の容態がよろしくないと思われるだろう。けれど元気な姿を学園に見せれば教師や生徒たちの印象は上書きされる。
こうして歩いているうちに学園長室に着いた。中に入ると学園長とアドリアス、スピカが待っていた。扉の近くにはリーナも立っていて全員揃った状態だ。
「待たせたわね」
「とんでもございません」
「早速で悪いけれど、今日城へ帰ることにしたわ。学園長、これからも学園をよろしくお願いしますね」
私が訪れる前に起きた毒混入事件も犯人は見つかっていない。貴族社会では、ありふれた事件だが警戒するに越したことはないだろう。
それに言葉にはしないがローザリンデやリーファスのこともある。
「もちろんでございます。学園を守り維持することが私の使命ですから」
学園長の言葉に安心して微笑みを浮かべる。それから少しだけ話すと王城へ戻るため停泊させている飛空船の元へ向かった。
「ふぅ…ようやく落ち着けるわね…」
飛空船の中に入った私は崩れ落ちるように椅子に触る。周りからの視線を気にせずに済むと思うと張っていた気が抜けてしまったようだった。
「飛空船にして正解でしたね」
リーナの言う通りなため無言で頷く。
もしも馬車で長時間移動するのはかなり堪えただろう。王都までの道が整備されていて馬車のスプリングが揺れを軽減させたとしても、今の私であれば酔う自信しかない。
「ラティアーナと進めていた空軍強化のおかげだな。整備してある飛空船の緊急発進があんなに便利だとは思わなかった」
「ええ、アドリアスに救援要請があってから半刻も立たずに飛べましたからね…」
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