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第一章 異世界から来た神見習い
第二話 まさかの候補は疫病神?
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神様の子供として転生した私だったけど、どうやらこのままでは消滅の危機であると告げられた。
信仰してもらえないと消滅まっしぐらな意外にシビアな神様事情を私は知ることになるのだった。
「言っておくが、既に存在している神と神格が被ることはできない。なにをするにせよ、信仰を得るなら注意することだ。」
なんの神様になろうかと色々と考えていた私は、巨神の注意にピタリと動きを止める。
「えーと。つまり、既に存在している神と信仰が被っちゃいけないということ?」
「その通りだ。ひとつの世界に同じ神はいらないからな。全く同じでないなら問題ない。」
え。それ事前にどんな神がいるか知らないと無駄足になるのでは?
難易度がさらに高くなったことで私は頭を抱えた。
なんだか気のせいか、説明を受ける度にどんどん生存の可能性が遠退いているような気がする。
後で知ることになるよりはましだけど。
「では、なんの神様がいるか全員教えてください。」
「……そんな末端の神のことまで我が知るか。神はたくさんいるのだからな。」
「えー……。」
覚えていられないほどたくさんいるということ?
なんの神が存在するのか分からなければ、どんな神を目指せばいいのかすら方針が立てられない。
むむむ。最高神のくせに役に立たないやつめ。
「おい。今我のことを」
「丁寧に説明してくださってありがとうございました創造神様。これから神格が得られるように頑張りたいと思います。」
「うむ。殊勝な心がけだ。しかし先ほど」
「私はもうそろそろ行かねばならないようです。それではお元気で。」
「ちょっと待て。」
どこに行けばいいのかいまいちよく分かっていないけど、とりあえず聞こえなかったふりをしてここを離れようと歩き出した。
しかし突然ふわっと体が浮かび上がると、何故か元いた場所に戻されてしまった。
くっ。なんて卑劣な。これだからチート野郎は!
「……お前。分かってやっているのか?」
「なんのことですか?」
「はぁ。もうよい。」
巨神は諦めたようにこれみよがしにため息をついて眉間を押さえている。
神様も疲れたりするんだろうか?
巨神を見て、ふとそんな疑問を持った。
「さっさと送り出したいところだが、まだひとつ大事な用事が残っている。」
「大事な用事?」
「そうだ。全ての神の父である我からお前に名を送らねばならん。これからはヘレスティアと名乗るがよい。」
そう言われた時、上手く言えないけど確かに自分の中でなにかが変わったような感覚がした。
ヘレスティア。それが今世での私の新しい名前。
死んだ影響か、前世での名前が分からなくなって寂しい気持ちがあったけど、名前があると自分がここにいるんだという思いが強くなる。
私は神見習いとして、これからヘレスティアとして生きていくんだ。
「ありがとうございます。大切にします。」
「ふん。最後の最後で素直になりよって。」
私が心から感謝してお礼を言うと、巨神は意地悪そうにニヤリと笑った。
でも、その瞳はなんだか優しいものに見える。
気のせいかな?うん、気のせいだな。
「……もう行くがよいヘレスティア。お前が無事神格を得られるか、暇な時くらいは我が見守っていてやろう。」
「あ、別に結構です。」
「………。」
そう言った途端、巨神の表情がピシリと固まった。
気のせいか、空気がビリビリと震えているような気がして肌が痛い。
怒らせてしまっただろうか?
でも私の様子をちょこちょこ見られるのはちょっと嫌だ。
ストーカーでもあるまいし、いくら神様でもプライバシーの侵害だと思う。
私を見た時に、偶然私が素っ裸だったらどうするつもりなのか。
「もうさっさと行ってしまえ!」
「へ?」
巨神が投げやりにさっと腕をふると、私が立っていた地面がぽっかりと穴を開ける。
え。嘘でしょ?
「イヤーーー!」
飛ぶこともできない私は、そのまま先の見えない暗い穴に真っ逆さまに落ちていった。
最後に視界の端で巨神が笑っていたのがちらりと見えた。
最高神のくせになんて心の狭い!
悪態をついてはみたけど、今はそれどころではない。
高所恐怖症ではないけど、命綱のないバンジージャンプとか誰でも怖いわ!
信仰うんぬんどころではない。神格を得る以前にこのまま落下死してしまうのでは?
見習いとはいえ、神様が落下死とか格好がつかない。
うぅ。せっかく生まれ変わったのに即死亡とかそりゃないよ。
神様ってみんなこんな苦労しているの?
そんなことを考えているうちに、暗くてなにもない穴の先に光が見えた。
どれくらい落ちていたか分からないけど、ついに終着点?
まずい。なにか対策をしないと、このままだと地面に叩きつけられる。能力ってどうやって使うんだっけ?
慌てていてなにもできないまま、せめて衝撃に備えて身構えていると
「うげっ。」
恐れていたような衝撃もなく、まるで躓いて倒れただけのような感覚でペシャッと地面に投げ出された。
「いた、くはないけど、酷い目にあった…。」
大の字でうつ伏せになっていた体を起こしふと見上げると、頭上に私が出てきたと思われる穴が不自然に空中に開いていた。
その先は真っ暗でなにも見えない。
これどういう原理?
地面からそこまで離れていないから、落下の衝撃もなく私は無事だったんだろうか?
いやでも、暗い部分は結構な距離だと思ったんだけど。
そんなことを考えながら見ていたら、頭上の穴はすうっと消えていく。
あっと思った時には、まるで最初からなにもなかったかのように、そこにはもうなにも残っていなかった。
どうやらあの道は一方通行だったようで、もう神界には戻れないらしい。
戻りかたも分からないしね。
「それにしてもここはどこだろう?」
キョロキョロと辺りを見渡してみれば、そこは深い森の中のようで、周りには大きな木しかない。
巨神もこんなところじゃなくて、もっと人がいそうな町や村の近くに送ってくれれば良かったのに。
明らかにここには誰もいないと分かるほど、薄暗くて深い森だった。
「まずは町や村を探さなきゃ。それから……どうしよう?」
人々から信仰を得るためにやってきたはいいものの、私はこの後どう行動すればいいか決められないでいた。
人から信仰を得るためには、まず第一に人がいなくては始まらないため、町や村を目指すのは間違っていないと思う。
だけどその後は?
私はなにをすればいいのだろう?
巨神は、ただ人を助けるだけでは神格を得られないと言っていた。
感謝されるとしても、よっぽどなことがない限り、いきなり神様認定されることはない。
それこそ、深い絶望に陥っている人々に希望を与えられるくらいでなくては。それも一人二人ではなく集団規模で。
不可能ではないかと思えるほどの難易度に頭が痛くなってくるけど、自分の命がかかっているので諦めるわけにもいかない。
都合よく、どこかにいいネタは転がっていないかな?
既存の神と同じ神格は駄目らしいから、まだ存在しない神にならなくてはいけない。
まずは不足している(?)神様がいないか探すことから始めてみよう。
例えばこの世界の人々が困っていることを世界規模で解決すれば、新しい神として信仰を得られるかもしれない。
幸いなことに、私には日本で暮らしていた前世での記憶があるという、大きなアドバンテージがある。
現代技術と借り物の神の力を駆使すれば、奇跡を起こすことだって不可能ではないはず。たぶん。
そんなことを考えながら、方角も分からないので適当に歩いていると、突然ゾクリと背筋に寒けを感じた。
「なにか、くる…?」
殺気だとか気配だとかを感じるような鋭い感覚は、前世の私は持ち合わせていなかったはずだけど、これはきっと気のせいじゃない。
これも人じゃなくなった影響?それとも、鈍感な私でも感じることができるほど、恐ろしいものなのだろうか?
まずい。私はまだどんな力が使えるようになったのか把握していないから、どうやって身を守ればいいのか分からないのに。
「グルルル……。」
私はいつの間にか狼の群れに囲まれていた。
獲物を狙っているのか、唸り声をあげながら私の周囲をぐるぐると回っている。
この短期間に命の危機は何度か感じたけれど、まさか今度は獣に襲われるなんて。
交通事故にあってからというもの立て続けに不運に見回れているような気がする。
私、疫病神とか嫌なんですけど。
いつ飛びかかってくるのかと戦々恐々としている私だけど、狼たちは一定の距離を保ち、私の回りをぐるぐると回るだけで一向に襲ってこない。
かといって友好的なわけでもなさそう。
いっそ一思いにやってくれとは言わないけど、この微妙な時間は私の恐怖心をさらに掻き立てた。
この状況を打開できる方法を、狼たちと睨み合いながら考えていると
「伏せろ!」
「ひっ。」
突然大声で怒鳴るように言われて、思わず反射的に体を縮こめる。
狼から視線を外してしまった私の耳に、狼たちの悲痛な鳴き声と肉を絶つような生々しい音が届いた。
血の臭いが辺りに立ち込め吐きそうになるのを必死に耐える。
危険だから周囲を確認しなくちゃ駄目だと理解していても、恐ろしさからぎゅっと目を瞑ってこの惨劇が早く終わるように願った。
そんなに長い時間ではなかったと思う。
やがて生々しい戦闘を感じさせる音が止み、恐る恐る視線を上げれば
「~~~~っ!」
白眼を剥いて舌がだらりと垂れた狼の首がごろりと転がっていた。
信仰してもらえないと消滅まっしぐらな意外にシビアな神様事情を私は知ることになるのだった。
「言っておくが、既に存在している神と神格が被ることはできない。なにをするにせよ、信仰を得るなら注意することだ。」
なんの神様になろうかと色々と考えていた私は、巨神の注意にピタリと動きを止める。
「えーと。つまり、既に存在している神と信仰が被っちゃいけないということ?」
「その通りだ。ひとつの世界に同じ神はいらないからな。全く同じでないなら問題ない。」
え。それ事前にどんな神がいるか知らないと無駄足になるのでは?
難易度がさらに高くなったことで私は頭を抱えた。
なんだか気のせいか、説明を受ける度にどんどん生存の可能性が遠退いているような気がする。
後で知ることになるよりはましだけど。
「では、なんの神様がいるか全員教えてください。」
「……そんな末端の神のことまで我が知るか。神はたくさんいるのだからな。」
「えー……。」
覚えていられないほどたくさんいるということ?
なんの神が存在するのか分からなければ、どんな神を目指せばいいのかすら方針が立てられない。
むむむ。最高神のくせに役に立たないやつめ。
「おい。今我のことを」
「丁寧に説明してくださってありがとうございました創造神様。これから神格が得られるように頑張りたいと思います。」
「うむ。殊勝な心がけだ。しかし先ほど」
「私はもうそろそろ行かねばならないようです。それではお元気で。」
「ちょっと待て。」
どこに行けばいいのかいまいちよく分かっていないけど、とりあえず聞こえなかったふりをしてここを離れようと歩き出した。
しかし突然ふわっと体が浮かび上がると、何故か元いた場所に戻されてしまった。
くっ。なんて卑劣な。これだからチート野郎は!
「……お前。分かってやっているのか?」
「なんのことですか?」
「はぁ。もうよい。」
巨神は諦めたようにこれみよがしにため息をついて眉間を押さえている。
神様も疲れたりするんだろうか?
巨神を見て、ふとそんな疑問を持った。
「さっさと送り出したいところだが、まだひとつ大事な用事が残っている。」
「大事な用事?」
「そうだ。全ての神の父である我からお前に名を送らねばならん。これからはヘレスティアと名乗るがよい。」
そう言われた時、上手く言えないけど確かに自分の中でなにかが変わったような感覚がした。
ヘレスティア。それが今世での私の新しい名前。
死んだ影響か、前世での名前が分からなくなって寂しい気持ちがあったけど、名前があると自分がここにいるんだという思いが強くなる。
私は神見習いとして、これからヘレスティアとして生きていくんだ。
「ありがとうございます。大切にします。」
「ふん。最後の最後で素直になりよって。」
私が心から感謝してお礼を言うと、巨神は意地悪そうにニヤリと笑った。
でも、その瞳はなんだか優しいものに見える。
気のせいかな?うん、気のせいだな。
「……もう行くがよいヘレスティア。お前が無事神格を得られるか、暇な時くらいは我が見守っていてやろう。」
「あ、別に結構です。」
「………。」
そう言った途端、巨神の表情がピシリと固まった。
気のせいか、空気がビリビリと震えているような気がして肌が痛い。
怒らせてしまっただろうか?
でも私の様子をちょこちょこ見られるのはちょっと嫌だ。
ストーカーでもあるまいし、いくら神様でもプライバシーの侵害だと思う。
私を見た時に、偶然私が素っ裸だったらどうするつもりなのか。
「もうさっさと行ってしまえ!」
「へ?」
巨神が投げやりにさっと腕をふると、私が立っていた地面がぽっかりと穴を開ける。
え。嘘でしょ?
「イヤーーー!」
飛ぶこともできない私は、そのまま先の見えない暗い穴に真っ逆さまに落ちていった。
最後に視界の端で巨神が笑っていたのがちらりと見えた。
最高神のくせになんて心の狭い!
悪態をついてはみたけど、今はそれどころではない。
高所恐怖症ではないけど、命綱のないバンジージャンプとか誰でも怖いわ!
信仰うんぬんどころではない。神格を得る以前にこのまま落下死してしまうのでは?
見習いとはいえ、神様が落下死とか格好がつかない。
うぅ。せっかく生まれ変わったのに即死亡とかそりゃないよ。
神様ってみんなこんな苦労しているの?
そんなことを考えているうちに、暗くてなにもない穴の先に光が見えた。
どれくらい落ちていたか分からないけど、ついに終着点?
まずい。なにか対策をしないと、このままだと地面に叩きつけられる。能力ってどうやって使うんだっけ?
慌てていてなにもできないまま、せめて衝撃に備えて身構えていると
「うげっ。」
恐れていたような衝撃もなく、まるで躓いて倒れただけのような感覚でペシャッと地面に投げ出された。
「いた、くはないけど、酷い目にあった…。」
大の字でうつ伏せになっていた体を起こしふと見上げると、頭上に私が出てきたと思われる穴が不自然に空中に開いていた。
その先は真っ暗でなにも見えない。
これどういう原理?
地面からそこまで離れていないから、落下の衝撃もなく私は無事だったんだろうか?
いやでも、暗い部分は結構な距離だと思ったんだけど。
そんなことを考えながら見ていたら、頭上の穴はすうっと消えていく。
あっと思った時には、まるで最初からなにもなかったかのように、そこにはもうなにも残っていなかった。
どうやらあの道は一方通行だったようで、もう神界には戻れないらしい。
戻りかたも分からないしね。
「それにしてもここはどこだろう?」
キョロキョロと辺りを見渡してみれば、そこは深い森の中のようで、周りには大きな木しかない。
巨神もこんなところじゃなくて、もっと人がいそうな町や村の近くに送ってくれれば良かったのに。
明らかにここには誰もいないと分かるほど、薄暗くて深い森だった。
「まずは町や村を探さなきゃ。それから……どうしよう?」
人々から信仰を得るためにやってきたはいいものの、私はこの後どう行動すればいいか決められないでいた。
人から信仰を得るためには、まず第一に人がいなくては始まらないため、町や村を目指すのは間違っていないと思う。
だけどその後は?
私はなにをすればいいのだろう?
巨神は、ただ人を助けるだけでは神格を得られないと言っていた。
感謝されるとしても、よっぽどなことがない限り、いきなり神様認定されることはない。
それこそ、深い絶望に陥っている人々に希望を与えられるくらいでなくては。それも一人二人ではなく集団規模で。
不可能ではないかと思えるほどの難易度に頭が痛くなってくるけど、自分の命がかかっているので諦めるわけにもいかない。
都合よく、どこかにいいネタは転がっていないかな?
既存の神と同じ神格は駄目らしいから、まだ存在しない神にならなくてはいけない。
まずは不足している(?)神様がいないか探すことから始めてみよう。
例えばこの世界の人々が困っていることを世界規模で解決すれば、新しい神として信仰を得られるかもしれない。
幸いなことに、私には日本で暮らしていた前世での記憶があるという、大きなアドバンテージがある。
現代技術と借り物の神の力を駆使すれば、奇跡を起こすことだって不可能ではないはず。たぶん。
そんなことを考えながら、方角も分からないので適当に歩いていると、突然ゾクリと背筋に寒けを感じた。
「なにか、くる…?」
殺気だとか気配だとかを感じるような鋭い感覚は、前世の私は持ち合わせていなかったはずだけど、これはきっと気のせいじゃない。
これも人じゃなくなった影響?それとも、鈍感な私でも感じることができるほど、恐ろしいものなのだろうか?
まずい。私はまだどんな力が使えるようになったのか把握していないから、どうやって身を守ればいいのか分からないのに。
「グルルル……。」
私はいつの間にか狼の群れに囲まれていた。
獲物を狙っているのか、唸り声をあげながら私の周囲をぐるぐると回っている。
この短期間に命の危機は何度か感じたけれど、まさか今度は獣に襲われるなんて。
交通事故にあってからというもの立て続けに不運に見回れているような気がする。
私、疫病神とか嫌なんですけど。
いつ飛びかかってくるのかと戦々恐々としている私だけど、狼たちは一定の距離を保ち、私の回りをぐるぐると回るだけで一向に襲ってこない。
かといって友好的なわけでもなさそう。
いっそ一思いにやってくれとは言わないけど、この微妙な時間は私の恐怖心をさらに掻き立てた。
この状況を打開できる方法を、狼たちと睨み合いながら考えていると
「伏せろ!」
「ひっ。」
突然大声で怒鳴るように言われて、思わず反射的に体を縮こめる。
狼から視線を外してしまった私の耳に、狼たちの悲痛な鳴き声と肉を絶つような生々しい音が届いた。
血の臭いが辺りに立ち込め吐きそうになるのを必死に耐える。
危険だから周囲を確認しなくちゃ駄目だと理解していても、恐ろしさからぎゅっと目を瞑ってこの惨劇が早く終わるように願った。
そんなに長い時間ではなかったと思う。
やがて生々しい戦闘を感じさせる音が止み、恐る恐る視線を上げれば
「~~~~っ!」
白眼を剥いて舌がだらりと垂れた狼の首がごろりと転がっていた。
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