スローライフを求めて、異世界へ

第一章 幼少期

転生

　『オギャー、オギャー、オギャー。』

辺境の村で赤子が産声を上げた。
部屋には若い女性と道具屋の老婆がいた。
そこにドタバタと騒がしく走ってくる一人の男性が勢いよくドアを開ける。

「無事産まれたんだな！、男の子か、女の子か？」

嬉しそうにそう告げる男性に道具屋の老婆が答える、

「元気な男の子だよ、よかったね！」

男性は生まれたばかりの子を抱き上げ若い女性を見ながら心配そうに尋ねる、

「エレナも大事ないかな？」
若い女性は答える、

「はい、アレル」

道具屋の老婆が報告をする、

「母子ともに健康だよ、よかったね！」
そう告げ道具屋の老婆はその場を後にする。

「おぎぁー、おぎゃー、」

赤ん坊が声を上げると若い女性は夫である男性から赤ん坊を受け取りお乳を与え始める。

「元気よく飲んでいます、アレル」

「俺似だな。いいえ、わたしに似てる所もあります。」

そんなことを話している間に赤ん坊はお腹一杯になったらしくあくびをしてすやすやと眠ってしまった。
そこへ子供が二人やってくる

「母さん、男の子と女の子どっちだったの？」

「男の子だったわよ、エルトはお兄ちゃんになったから頑張って、シャルは弟ができたから可愛がってね。」

二人の子供は赤ん坊を見ながら簡単な会話をする

「あなた。この子の名前は決まっているのですよね？」

「もちろんだとも。この子の名は・・・
　マルコだ。」

こうして辺境の村で、新しい生と家族を得た。


生まれて半年が過ぎた・・・


目が覚めたら、知らない天井、まわりを観ると　どこかの部屋だと思う。
まずは自分を確認してみたい、ステータスオープンと頭の中でとなえた。

名前：マルコ
   年齢 : 0歳6カ月
　職業：なし
　Ｌｖ：01/20
　ＨＰ：50/50
　ＭＰ：20/20
　攻撃：50
　防御：50
　魔攻：100
　魔防：100
　速度：100
   気合：50
　スキル：採取01 細工01 【弓術05】
   固有魔法: 【創造魔法】【隠蔽】
                 
   加護      : 【アルーシャ創造神】
　　　　　【メルーナ魔法神】
　　　　　【シャルー商工神】
　　　　　【ダンテ武神】
　称号　　: 

あれ？、加護が三つ増えている。誰だろう、あの場にいたかなぁ？
大きくなったら、教会に行って聞いてみようかなぁ。




　どこからか声が聞こえて、
「名前マルコくんになったんだ、元気にしているかな。君の頭の中へ話しかけているの、心配で心配で、これはしてはいけないことなんだけどしているのね、頑張ってね。」

「バブー！、バブー！。」

「マルコくん、これはね誕生した祝いに私からプレゼントなの、これから困らない為にね鑑定上位の神眼と空間魔法なんだけどおまけであげるから頑張ってね！」
　頭の中から声は、聞こえなくなった。

「バブー！、バブー！〈女神様、ありがとうございます。〉」
　どこからか、足音がした。

「あらあら、マルコちゃん起きたんですか今、ごはん〈お乳〉を上げますからね。」

「バブー！バブー！」
　ちょっと眠たくなったふりをし、エレナ母さんがいなくなるのを待った。
　なんとかいなくなったので、これからのことを考えた。たぶんここは、村だ。ここでも生きていけるようになりたい、たしか女神様が剣と魔法の世界だと言っていたけ、だとすると身体強化と魔力操作、探索かな、これがあればなんとかいけそうだね、たしか創造魔法てスキルがつくれたけ、

「魔法　創造魔法…イメージ身体強化、魔力操作イメージ……発動。」

「一応、確認しようか、ステータスオープン！」
名前：マルコ
　年齢 : 0歳6カ月
　職業：なし
　Ｌｖ：01/20
　ＨＰ：50/50
　ＭＰ：  1/20
　攻撃：50
　防御：50
　魔攻：100
　魔防：100
　速度：100
   気合：50
スキル：  採取01 細工01 【弓術05】
　　　　【身体強化01】【魔力操作01】
固有魔法: 【創造魔法】【隠蔽】
                 【神眼】【空間魔法01】
   加護      : 【アルーシャ創造神】
　　　　　【メルーナ魔法神】
　　　　　【シャルー商工神】
　　　　　【ダンテ武神】
　称号　　: 

あったあったでも魔力を使い過ぎた、だんだんと眠たくなった今日はここまで。
　
「バブー！……………………、、、」