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第1章 様々な出会いと別れ!
第17話 家族になったお祝いパーティー!
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開店まであと2時間となった頃、拓哉は約束の豪勢な食事を作っているところだ。
その間ラリサとアニカには、お店の掃除をしてもらっている。
「これは流石に作りすぎたかな。まぁ食べきれなくてもアイテムボックスに入れとけばいいし、それよりも金が乏しくなってきたな...明日から朝早く狩りと鉱山探すか」
金策についてぼやいていると、ラリサとアニカが厨房にやってきて、終わった事を告げにくる。2人に手を洗って席に着くよう言う拓哉。
「本当に二児の父親になったんだな。一回も結婚したことない俺がね~。人生わからないものだよ」
そうぼやきながら席に向かう拓哉。
「2人ともお待たせ。どんどん出してくぞ。甘口カレーライス ピザ ポテトフライ 唐揚げ イチゴのショートケーキ モンブランだ。お腹いっぱいなったら、残していいから色々食べなさい」
子供が好きそうなものを作ってみたけど、ラリサとアニカは喜んでくれるだろうか?と思う拓哉。
それはこの後、杞憂だったとわかる。
「お父さんは元々お貴族様ですか?こんな豪勢な食事お貴族様しか食べれませんよ」
ラリサがあまりの豪勢っぷりに、驚きながら言う。
「うわぁ...かれいらいす?凄くおいしいの。お野菜もこのスープの味がしておいしい。幸せなの。お姉ちゃんも早く食べて」
アニカは相変わらずのアニカである。
「また~アニカはすぐ食べちゃうんだから。う~ん。ピザおいしい!パンみたいだけど、パンより生地が薄くて食べやすいし、チーズの濃厚な味とトマトのソースが合う。唐揚げは外はカリッとして、噛んだら肉汁がジュワッとでてきておいしいぃぃ」
日本人なら食べ慣れて出ないような感想を口にするラリサ。
「2人とも口に合ったみたいでよかった。俺は貴族じゃないぞ。至って普通の小市民だ。俺も頂こうかな。いただきます」
久々に、甘口カレー食べたけど小学校の給食思い出すな~。カレーの日は奪い合いみたくなり、みんな何度もおかわりしてたな。 偶には甘口カレーもいいかも。
「あ!そうそう。ラリサとアニカ明日から食べる前に『いただきます』って挨拶しような。うちの食事前の祈りみたいなものだ。意味は私たちが生きていくために、命をくれた動植物や作ってくれた人たちに対しての感謝の気持ちを表す言葉だよ」
親になったからには、色々教えないといけないが、まずは料理人として食べる前に感謝をしてほしくて言う拓哉。
「凄くいい意味ですね。明日から言います」
「アニカも言うの」
2人が返事をする。それを見て笑顔で2人の頭を撫でながら頷く拓哉。
「お姉ちゃんいちごのけーき甘くてふわふわして凄くおいしいの。お姉ちゃんもあ~ん」
アニカがラリサにあ~んする。
「ん?本当に甘くてふわふわ。果実も甘酸っぱくておいしい。アニカこっちのモンブランも凄いよ。下の生地がサクサクで香ばしくて上の糸?みたいなの濃厚で、独特な食感が楽しい。茶色のも甘くて不思議な味がするよ。アニカあ~ん」
次はラリサがアニカにあ~んをする。
「ふにゃおいしい。食べたことない味がする。パパおいしいご飯いっぱいありがとなの」
おいしそうに食べてくれる2人を笑顔で見ながら、久々に料理以外のことで頑張ろってなる拓哉だった。
「2人とも本当に、いっぱい食べてくれて嬉しいな。でもこれだけ食べるとは思わなかったよ。まさかカレールーしか残らないとは 」
幼い女の子が、こんなにも食べたことに驚く拓哉。
「ふぅ~苦しいです。お腹が張り裂けそうです」
お腹をパンパンにして、トドのようになるラリサ。
「うぅ...アニカも、もう食べれないの。動けないの」
2人目のトド化したアニカが言う。
「ごちそうさまでした。明日からごちそうさまって聞いてないか。2人とも2階まで運んであげるから治るまで寝てなさい。起きたら店手伝ってくれたらいいから」
甘々な父親こと拓哉である。 2人を抱っこしながら2階に運んで寝かせる。
苦しそうに唸っている2人を見ながら、微笑んで片付けに向かう拓哉であった。
その間ラリサとアニカには、お店の掃除をしてもらっている。
「これは流石に作りすぎたかな。まぁ食べきれなくてもアイテムボックスに入れとけばいいし、それよりも金が乏しくなってきたな...明日から朝早く狩りと鉱山探すか」
金策についてぼやいていると、ラリサとアニカが厨房にやってきて、終わった事を告げにくる。2人に手を洗って席に着くよう言う拓哉。
「本当に二児の父親になったんだな。一回も結婚したことない俺がね~。人生わからないものだよ」
そうぼやきながら席に向かう拓哉。
「2人ともお待たせ。どんどん出してくぞ。甘口カレーライス ピザ ポテトフライ 唐揚げ イチゴのショートケーキ モンブランだ。お腹いっぱいなったら、残していいから色々食べなさい」
子供が好きそうなものを作ってみたけど、ラリサとアニカは喜んでくれるだろうか?と思う拓哉。
それはこの後、杞憂だったとわかる。
「お父さんは元々お貴族様ですか?こんな豪勢な食事お貴族様しか食べれませんよ」
ラリサがあまりの豪勢っぷりに、驚きながら言う。
「うわぁ...かれいらいす?凄くおいしいの。お野菜もこのスープの味がしておいしい。幸せなの。お姉ちゃんも早く食べて」
アニカは相変わらずのアニカである。
「また~アニカはすぐ食べちゃうんだから。う~ん。ピザおいしい!パンみたいだけど、パンより生地が薄くて食べやすいし、チーズの濃厚な味とトマトのソースが合う。唐揚げは外はカリッとして、噛んだら肉汁がジュワッとでてきておいしいぃぃ」
日本人なら食べ慣れて出ないような感想を口にするラリサ。
「2人とも口に合ったみたいでよかった。俺は貴族じゃないぞ。至って普通の小市民だ。俺も頂こうかな。いただきます」
久々に、甘口カレー食べたけど小学校の給食思い出すな~。カレーの日は奪い合いみたくなり、みんな何度もおかわりしてたな。 偶には甘口カレーもいいかも。
「あ!そうそう。ラリサとアニカ明日から食べる前に『いただきます』って挨拶しような。うちの食事前の祈りみたいなものだ。意味は私たちが生きていくために、命をくれた動植物や作ってくれた人たちに対しての感謝の気持ちを表す言葉だよ」
親になったからには、色々教えないといけないが、まずは料理人として食べる前に感謝をしてほしくて言う拓哉。
「凄くいい意味ですね。明日から言います」
「アニカも言うの」
2人が返事をする。それを見て笑顔で2人の頭を撫でながら頷く拓哉。
「お姉ちゃんいちごのけーき甘くてふわふわして凄くおいしいの。お姉ちゃんもあ~ん」
アニカがラリサにあ~んする。
「ん?本当に甘くてふわふわ。果実も甘酸っぱくておいしい。アニカこっちのモンブランも凄いよ。下の生地がサクサクで香ばしくて上の糸?みたいなの濃厚で、独特な食感が楽しい。茶色のも甘くて不思議な味がするよ。アニカあ~ん」
次はラリサがアニカにあ~んをする。
「ふにゃおいしい。食べたことない味がする。パパおいしいご飯いっぱいありがとなの」
おいしそうに食べてくれる2人を笑顔で見ながら、久々に料理以外のことで頑張ろってなる拓哉だった。
「2人とも本当に、いっぱい食べてくれて嬉しいな。でもこれだけ食べるとは思わなかったよ。まさかカレールーしか残らないとは 」
幼い女の子が、こんなにも食べたことに驚く拓哉。
「ふぅ~苦しいです。お腹が張り裂けそうです」
お腹をパンパンにして、トドのようになるラリサ。
「うぅ...アニカも、もう食べれないの。動けないの」
2人目のトド化したアニカが言う。
「ごちそうさまでした。明日からごちそうさまって聞いてないか。2人とも2階まで運んであげるから治るまで寝てなさい。起きたら店手伝ってくれたらいいから」
甘々な父親こと拓哉である。 2人を抱っこしながら2階に運んで寝かせる。
苦しそうに唸っている2人を見ながら、微笑んで片付けに向かう拓哉であった。
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