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第1章 様々な出会いと別れ!
第18話 魔王は意外と優しい!?冒険者ついに登場!
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あれから食べた後の片付けと、汗を掻いたから軽くシャワーを浴びるとちょうど開店の時間になった。
看板を外に出しに行く拓哉。
そこには律儀にも、開店待ちをしている魔王が立っていた。
「あ!ヴァレリーさんこんばんはです。本当に来ていただけたんですね。お待たせ致しました。どうぞ中に入って席でお待ちください」
ヴァレリーさん、いつから待ってくれてたんだろう?魔王なのに時間守るとか常識人だな。
「拓哉、ご無沙汰である。これはお土産だ。店の料理で使うか、売っても少しは金になる。好きにするがよい。我は先に席で待っておる。今日はおすすめの酒とおすすめの料理を頼むのぅ」
ヴァレリーは、お土産のワイバーンを出して店に入って行った。
「おい!ヴァレリーさ....って行っちゃった。これワイバーンかよ.....とりあえずアイテムボックスに入れてお礼言わないとな」
ワイバーンの大きさにも、こんな大物を簡単に渡せるヴァレリーにも驚く拓哉。
「ヴァレリーさん、ワイバーンを頂いていいのですか?こちらとしては嬉しいですが」
申し訳なさそうに言う拓哉。
「わははは!人間の国では、素材を高くで取り引きされとるが、我からしたら、ただの竜になり損なったトカゲだからのぅ。好きにしろ。それより酒と飯だ」
豪快に言いのけるヴァレリー。
「トカゲって....そういうことなら遠慮なく頂きます。ありがとうございます。お礼ではないですが、腕によりをかけて作りますからお待ちください」
よし!絶品料理を作るぞと厨房に向かう拓哉。
「待っておるぞ。1日の政務の疲れを癒すのは、ここだけだからのぅ」
昨日1日でここを気に入ったヴァレリーが、独り言のように言う。
酒はヴァレリーと言えばあれしかない。料理はキマイラを使うか。お礼も兼ねて肉くらいは高いのを使わせてもらおうと思う拓哉。
作り終えた拓哉はヴァレリーが待つ席に向かう。
「お待たせしました。これはヴァレリーさんにふさわしい希少で高級な日本酒で、料理はキマイラを使った『キマイラのたたき』です。ぽん酢をつけて食べてください。ピリ辛でおいしいですし、お酒にあいますよ」
「お~なんと!我にふさわしき銘酒ではないか。たたきだったか、一見焼いただけに見えるが、拓哉のことだ違うのだろうのぅ。まずは酒を頂くかのぅ」
スルスルと上品に呑むヴァレリー!
「うぉぉぉ!素晴らしいのぅ。これだけスッキリしてまろやかな酒は初めてだ。後口もクセがなく澄んでおる。次から我の酒はこいつで決まりだ。次はたたきを頂くかのぅ」
魔王がこの日本酒をいたく気に入った瞬間、ガッツポーズしながら見る拓哉。
「ほほぅ~このたたき...ピリ辛で噛めば噛むほど肉の味が染み出してくる。それになんと柔らかいことか。このぽん酢と、上に乗った緑の草(ネギ)も肉を引き立てておる」
うまそうに食べるヴァレリー。
「うむ。日本酒とたたきの相性もいいのぅ。お互いが引き立てておるわ」
満足して呑み食いしてくれてるし、かなり嬉しいな。
「満足してくれてよかったです。追加注文があれば声かけてください」
カランカラン
冒険者っぽい格好をした男が入ってくる。
「いらっしゃいませ」
「おおう...本当に飯屋なのかここは!?」
こんなとこでというのもあるが、1番は底知れない力を秘めた魔族がいることに恐れる冒険者。ちなみに拓哉の強さにも気づいている。
何故わかるかと言うと、2人を前にしてスキル危険察知がずっと発動しているからだ。
「はい。最近はじめましてね。なかなか凄いとこでやってるのは自覚してますが、毎日色々な方がきてくれて楽しいですよ。ここで店主をしてる拓哉と言います。よろしくお願いします」
そりゃ、こんな魔境で店してたら、個性豊かな最強種しかこねぇ~だろうなと思う冒険者。
「おう!拓哉だなよろしく頼む。俺はマルクス王国で冒険者をしてるアドルフだ。よろしくな。さっそくだが酒となんか飯を頼む」
相変わらず危険察知は、ビンビンに発動しているが、話す感じ悪いやつではなさそうだし、向こうにいる魔族も料理に夢中らしく仕掛けてくる気配はないので一旦落ち着く。
「席についてこのメニューの中から選んでください」
初めての冒険者にワクワクしながら言う拓哉。
「そうだなぁぁっておい!あの凶悪なオークエンペラーだと!! じゃあこの特別メニューのオークエンペラーの生姜焼きとエールを頼む」
まさかこんな場所で滅多に食えないエンペラーがあるなんて...魔境だからこそか!
「は~い!数量限定オークエンペラーの生姜焼きですね。エールはないので、それに近い生ビールをお持ちします。暫くお待ちください」
そう言い残し厨房に向かう拓哉。
看板を外に出しに行く拓哉。
そこには律儀にも、開店待ちをしている魔王が立っていた。
「あ!ヴァレリーさんこんばんはです。本当に来ていただけたんですね。お待たせ致しました。どうぞ中に入って席でお待ちください」
ヴァレリーさん、いつから待ってくれてたんだろう?魔王なのに時間守るとか常識人だな。
「拓哉、ご無沙汰である。これはお土産だ。店の料理で使うか、売っても少しは金になる。好きにするがよい。我は先に席で待っておる。今日はおすすめの酒とおすすめの料理を頼むのぅ」
ヴァレリーは、お土産のワイバーンを出して店に入って行った。
「おい!ヴァレリーさ....って行っちゃった。これワイバーンかよ.....とりあえずアイテムボックスに入れてお礼言わないとな」
ワイバーンの大きさにも、こんな大物を簡単に渡せるヴァレリーにも驚く拓哉。
「ヴァレリーさん、ワイバーンを頂いていいのですか?こちらとしては嬉しいですが」
申し訳なさそうに言う拓哉。
「わははは!人間の国では、素材を高くで取り引きされとるが、我からしたら、ただの竜になり損なったトカゲだからのぅ。好きにしろ。それより酒と飯だ」
豪快に言いのけるヴァレリー。
「トカゲって....そういうことなら遠慮なく頂きます。ありがとうございます。お礼ではないですが、腕によりをかけて作りますからお待ちください」
よし!絶品料理を作るぞと厨房に向かう拓哉。
「待っておるぞ。1日の政務の疲れを癒すのは、ここだけだからのぅ」
昨日1日でここを気に入ったヴァレリーが、独り言のように言う。
酒はヴァレリーと言えばあれしかない。料理はキマイラを使うか。お礼も兼ねて肉くらいは高いのを使わせてもらおうと思う拓哉。
作り終えた拓哉はヴァレリーが待つ席に向かう。
「お待たせしました。これはヴァレリーさんにふさわしい希少で高級な日本酒で、料理はキマイラを使った『キマイラのたたき』です。ぽん酢をつけて食べてください。ピリ辛でおいしいですし、お酒にあいますよ」
「お~なんと!我にふさわしき銘酒ではないか。たたきだったか、一見焼いただけに見えるが、拓哉のことだ違うのだろうのぅ。まずは酒を頂くかのぅ」
スルスルと上品に呑むヴァレリー!
「うぉぉぉ!素晴らしいのぅ。これだけスッキリしてまろやかな酒は初めてだ。後口もクセがなく澄んでおる。次から我の酒はこいつで決まりだ。次はたたきを頂くかのぅ」
魔王がこの日本酒をいたく気に入った瞬間、ガッツポーズしながら見る拓哉。
「ほほぅ~このたたき...ピリ辛で噛めば噛むほど肉の味が染み出してくる。それになんと柔らかいことか。このぽん酢と、上に乗った緑の草(ネギ)も肉を引き立てておる」
うまそうに食べるヴァレリー。
「うむ。日本酒とたたきの相性もいいのぅ。お互いが引き立てておるわ」
満足して呑み食いしてくれてるし、かなり嬉しいな。
「満足してくれてよかったです。追加注文があれば声かけてください」
カランカラン
冒険者っぽい格好をした男が入ってくる。
「いらっしゃいませ」
「おおう...本当に飯屋なのかここは!?」
こんなとこでというのもあるが、1番は底知れない力を秘めた魔族がいることに恐れる冒険者。ちなみに拓哉の強さにも気づいている。
何故わかるかと言うと、2人を前にしてスキル危険察知がずっと発動しているからだ。
「はい。最近はじめましてね。なかなか凄いとこでやってるのは自覚してますが、毎日色々な方がきてくれて楽しいですよ。ここで店主をしてる拓哉と言います。よろしくお願いします」
そりゃ、こんな魔境で店してたら、個性豊かな最強種しかこねぇ~だろうなと思う冒険者。
「おう!拓哉だなよろしく頼む。俺はマルクス王国で冒険者をしてるアドルフだ。よろしくな。さっそくだが酒となんか飯を頼む」
相変わらず危険察知は、ビンビンに発動しているが、話す感じ悪いやつではなさそうだし、向こうにいる魔族も料理に夢中らしく仕掛けてくる気配はないので一旦落ち着く。
「席についてこのメニューの中から選んでください」
初めての冒険者にワクワクしながら言う拓哉。
「そうだなぁぁっておい!あの凶悪なオークエンペラーだと!! じゃあこの特別メニューのオークエンペラーの生姜焼きとエールを頼む」
まさかこんな場所で滅多に食えないエンペラーがあるなんて...魔境だからこそか!
「は~い!数量限定オークエンペラーの生姜焼きですね。エールはないので、それに近い生ビールをお持ちします。暫くお待ちください」
そう言い残し厨房に向かう拓哉。
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