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第6章 開拓とエルフ国へ家族旅行!
第160話 壁と塔とロールサンド!
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まずは、壁を見に来た拓哉達。壁の上に登ることも出来るようで、登って下を眺めて見ると、体当たりする魔物がいるが、びくともしない。
「弾き返してるね...」
「そうですね。びくともしていません」
「そうじゃろ。完璧な壁じゃわい。本当は、大砲を飛ばしたり電流を流したりとか考えたんじゃが、アレンに却下されたわい」
いやいや、どこの軍事国家だよ。結界だけで十分だと思う拓哉。
「十分だよ。攻め込まれても、頼りになる住人がいるから。それに、戦争とかより仲良くみんなで暮らしたいから、そんな恐ろしいの要らないよ」
そんな話をしながら、次の塔に移動する拓哉達。開拓したところに向かうとすでに家が建ち並び、いつでも移住できる耐性が整えられていた。
「パパ~家がいっぱいなの~」
「凄いんだよ。壮観なんだよ」
「いろんな形の家がいっぱいあって綺麗です」
娘たちがそれぞれの感想を述べている。
しかも、現代ヨーロッパ風の街並みみたいになっているのだ。
「バルト、もしかして、あの本を参考に作ったの?」
「正解じゃ。リケが、やる気を見せてのぅ。一気に仕上げたんじゃよ」
横でリケがえっへんと言うように胸を張っている。
拓哉からしても意味が不明であった。たった3日でこれを作るのは異常である。
「リケお姉ちゃんとバルトじいじは凄いの」
「アニカは、かわいいっすね。お姉ちゃんが、なんでも作ってあげるっすよ」
「ワシたちに掛かれば余裕じゃ。それより、力作の塔の方も見てほしいんじゃよ」
歩きながら塔に付くと、あの斜塔と瓜二つの物が出来上がっていた。あれと同じで見事に斜めになっている。
「次は、中からの眺めを見てほしいんじゃ」
そう言うと、ズイズイと奥に入って行くバルト。
「斜めですが、大丈夫なのでしょうか?」
サリアが心配するが、リケがすぐ答える。
「大丈夫っす。こういう物らしいっす。しかも地盤をアダマンタイトで固めてるっすから倒れる心配はないっす」
「そうだったのですね。それより、拓哉さん、アダマンタイトやオリハルコンやミスリルの使い方間違ってませんか?」
「まぁ、本来武器や防具でしょうけど、ここでは、平然と建物に使いますよ」
それを聞いたサリアは頭を抱えるのであったが、拓哉からしたら平和的だし、地震や災害があっても安心だからいいよねと思うのだった。
それから、塔の最上階までたどり着き、辺りを見渡すと村全体が見えて綺麗な眺めである。娘たちやサリアも眺めに感動しているようだ。気持ちいい風が時々吹く。
「気持ちいいし、いい眺めだし、最高の場所だね。しかも最上階は、走り回れるくらいの広さだしな」
何人来てもいいように、広間みたいに何もない広い空間を作ったのだろう。
「お腹も空いたし、ここで食事するのはどうかな?」
みんなが一斉に「賛成」と声をあげる。
どうやらみんなもお腹が空いていたようだ。
「今日は、海老カツロールサンドと畑野菜のロールサンドだよ」
畑野菜は、ハムときゅうりとトマト。キャベツと卵とトマトの2種類である。海老カツのソースはオーロラソースだ。
「海老のプリプリとした感じとおいしいけど不思議なソースと合わさって食べる手が止まらないっす」
リケが、女の子らしからぬスピードで平らげていく。
「野菜が全然違います。みずみずしくてエルフの国のとは比べ物にならない濃厚さと甘さがありますよ。それに、歯ごたえもシャキシャキでおいしいです」
あれだけ、精霊がいる国よりも魔力量が充実している魔境恐るべしと思う拓哉。
「パパ~海老さんおいしいの。衣もサクサクで海老の甘さとソースがパンに合うの」
「アニカの言う通り、このソースおいしいんだよ。マヨネーズとケチャップと何かを混ぜたソースだよね?」
まだオーロラソースは、誰にも出したことがなかったのだ。
「マヨネーズとケチャップは、正解。後は、ウスターソースかとんかつソースを加えたものだよ。でも、ある国では、ホワイトソースにトマトピューレを加えたものが、オーロラソースと呼ばれているんだ。今回は、前者だけどね」
「そうなんだ。色々あるんだよ。まだまだ勉強が足りなかったんだよ。帰ったらオーロラソースに合う料理を考えるんだよ」
桜花は、すっかり向上心の塊になってしまったなと思う拓哉。
その後も、塔外から吹く涼しい風と優雅な景色を眺めながら、おいしいロールサンドを食べる一同であった。
「弾き返してるね...」
「そうですね。びくともしていません」
「そうじゃろ。完璧な壁じゃわい。本当は、大砲を飛ばしたり電流を流したりとか考えたんじゃが、アレンに却下されたわい」
いやいや、どこの軍事国家だよ。結界だけで十分だと思う拓哉。
「十分だよ。攻め込まれても、頼りになる住人がいるから。それに、戦争とかより仲良くみんなで暮らしたいから、そんな恐ろしいの要らないよ」
そんな話をしながら、次の塔に移動する拓哉達。開拓したところに向かうとすでに家が建ち並び、いつでも移住できる耐性が整えられていた。
「パパ~家がいっぱいなの~」
「凄いんだよ。壮観なんだよ」
「いろんな形の家がいっぱいあって綺麗です」
娘たちがそれぞれの感想を述べている。
しかも、現代ヨーロッパ風の街並みみたいになっているのだ。
「バルト、もしかして、あの本を参考に作ったの?」
「正解じゃ。リケが、やる気を見せてのぅ。一気に仕上げたんじゃよ」
横でリケがえっへんと言うように胸を張っている。
拓哉からしても意味が不明であった。たった3日でこれを作るのは異常である。
「リケお姉ちゃんとバルトじいじは凄いの」
「アニカは、かわいいっすね。お姉ちゃんが、なんでも作ってあげるっすよ」
「ワシたちに掛かれば余裕じゃ。それより、力作の塔の方も見てほしいんじゃよ」
歩きながら塔に付くと、あの斜塔と瓜二つの物が出来上がっていた。あれと同じで見事に斜めになっている。
「次は、中からの眺めを見てほしいんじゃ」
そう言うと、ズイズイと奥に入って行くバルト。
「斜めですが、大丈夫なのでしょうか?」
サリアが心配するが、リケがすぐ答える。
「大丈夫っす。こういう物らしいっす。しかも地盤をアダマンタイトで固めてるっすから倒れる心配はないっす」
「そうだったのですね。それより、拓哉さん、アダマンタイトやオリハルコンやミスリルの使い方間違ってませんか?」
「まぁ、本来武器や防具でしょうけど、ここでは、平然と建物に使いますよ」
それを聞いたサリアは頭を抱えるのであったが、拓哉からしたら平和的だし、地震や災害があっても安心だからいいよねと思うのだった。
それから、塔の最上階までたどり着き、辺りを見渡すと村全体が見えて綺麗な眺めである。娘たちやサリアも眺めに感動しているようだ。気持ちいい風が時々吹く。
「気持ちいいし、いい眺めだし、最高の場所だね。しかも最上階は、走り回れるくらいの広さだしな」
何人来てもいいように、広間みたいに何もない広い空間を作ったのだろう。
「お腹も空いたし、ここで食事するのはどうかな?」
みんなが一斉に「賛成」と声をあげる。
どうやらみんなもお腹が空いていたようだ。
「今日は、海老カツロールサンドと畑野菜のロールサンドだよ」
畑野菜は、ハムときゅうりとトマト。キャベツと卵とトマトの2種類である。海老カツのソースはオーロラソースだ。
「海老のプリプリとした感じとおいしいけど不思議なソースと合わさって食べる手が止まらないっす」
リケが、女の子らしからぬスピードで平らげていく。
「野菜が全然違います。みずみずしくてエルフの国のとは比べ物にならない濃厚さと甘さがありますよ。それに、歯ごたえもシャキシャキでおいしいです」
あれだけ、精霊がいる国よりも魔力量が充実している魔境恐るべしと思う拓哉。
「パパ~海老さんおいしいの。衣もサクサクで海老の甘さとソースがパンに合うの」
「アニカの言う通り、このソースおいしいんだよ。マヨネーズとケチャップと何かを混ぜたソースだよね?」
まだオーロラソースは、誰にも出したことがなかったのだ。
「マヨネーズとケチャップは、正解。後は、ウスターソースかとんかつソースを加えたものだよ。でも、ある国では、ホワイトソースにトマトピューレを加えたものが、オーロラソースと呼ばれているんだ。今回は、前者だけどね」
「そうなんだ。色々あるんだよ。まだまだ勉強が足りなかったんだよ。帰ったらオーロラソースに合う料理を考えるんだよ」
桜花は、すっかり向上心の塊になってしまったなと思う拓哉。
その後も、塔外から吹く涼しい風と優雅な景色を眺めながら、おいしいロールサンドを食べる一同であった。
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