チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!

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第7章 新たな出会いと仲間

第294話 規格外のアレクとマンテ爺!サンダーバードとはいったい...

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草原に辿り着いたアレクと夜明けの雫はというと、凄い光景を目の当たりにするのだった。

「うようよいますね」

「こんな数のサンダーバード見たことないわよ」

ラミリスが驚いた口調で話し始める。
それも、そのはずだ。サンダーバードの群れができているのである。

「これは...アレク様、手を貸した方がよろしいですか?」

リッドが、流石に手に負えないだろうと申し出るのだった。

「大丈夫ですよ。じゃあ、マンテ爺いこうか。サクッと終わらせるよ」

「わかったわい」

アレクとマンテ爺は、その場から動かず、威力を調整した魔法を放つ。

黒放電之宴ブラックスパークフェスティバル

加具土命カグツチ

黒の雷撃と火の化身が、サンダーバードの群れに直撃する。威力は、抑えたつもりでも爆風が起きて大変なことになる。夜明けの雫のメンバーは、あまりの威力に口をぽかーんと開けてしまうのだった。

「マンテ爺、一匹生き残ってるから、倒しちゃって」

風爪ウインドクロー

風の刃が飛んで行き、最後に生き残ったサンダーバードの首を一瞬にして跳ね飛ばすのだった。

「マンテ爺、お疲れ様!あっという間にだったね。あぁぁぁぁ!どれだけ速く飛ぶのか見るの忘れてたぁぁぁぁ」

アレクは、その場でうずくまって頭を抱える。

「「「「えっ?そこ~!!!」」」」

夜明けの雫のメンバーは、大きくへこんだ草原や辺りの草を焼き払ったことよりサンダーバードのスピードを見損ねたことに頭を抱えてるのかとツッコむのであった。

「皆さん一斉にどうしたんですか?だって、どれだけの速さか見たいじゃないですか...残念」

夜明けの雫のメンバー全員が、アレクは変わり者なのだなと痛感する。

「それよりも、なんて威力の魔法を放っているんですか!酷いことになってますよ」

「え?これでも少ししか魔力を込めてませんよ...ね?マンテ爺」

「そうじゃな。軽くじゃ」

「これのどこが少しなんですか!はぁぁ...頭が痛くなってきましたよ」

リッドは、頭を抱えてアレクの常識の無さにため息が出るのだった。

「リーダー、別にいいと思うけど。誰にも被害が出てるわけでもないんだし」

「そうだな。早く終わったんだ。それに、アレク様が規格外というだけではないか。だめなのかリッド?」

リンとゼフが、どうでもいいことでなんでそんなに悩んでいるのという顔をする。

「いやいや、お前達はなんでさっきから平然としていられるの?どう考えてもおかしいよ。ラミリスはおかしいと思うよね?」

「あら?そうかしら?強くて可愛くて貴族様なんて最高じゃない。リーダーは、固く考え過ぎよ」

ラミリスは、アレクを後ろからギューっと抱きしめるのであった。アレクは、背中に感じる感触が経験したこともない程で思わずドキドキしてしまう。

「ラミリスもか...もう考えるのやめることにするよ...」

とうとうリッドは、思考回路を停止させるのだった。

「ラミリスさん、恥ずかしいから離れて下さいよ」

「アレクくん、かわいい!離さないわよ」

より強くギューっと抱きしめるラミリスにアレクは顔を真っ赤にさせる。

「ラミリスさん、俺には嫁がいますので離して下さい」

アレクは、振りほどくように離れるのだった。だが、本心は凄い感触だったなと思い返してしまうのであった。

「残念...結婚しているのね...」

「あたいも、玉の輿狙ってたのにな~」

アレクは、心の中で「ちょっと、そこ~何言ってるの」と思うのだった。

「お前達、バカなこと言ってないで、魔物の解体を手伝うよ。アレク様も早く討伐部位を解体して下さい」

「は~い!ごめんなさい」

アレクは、こんなことをしている場合じゃないと片っ端からサンダーバードを魔法鞄に入れていく。

「マンテ爺も、集めておいてね」

「わかったわい」

マンテ爺は、言われた通りに口に咥えて一箇所に集めるのだ。そして、夜明けの雫はというと、解体用ナイフを手に持ち固まっているのであった。流石にリッド以外のメンバーも、魔法鞄の容量の大きさに驚いてしまう。

「僕は、もう驚くのをやめるよ。アレク様といたら心臓がいくつあっても足りないからね」

「ごめんなさい。あたい、リーダーが驚く意味がちょっとわかった気がする」

「俺もわかった気がするぞ」

「私もよ...」

「そうか...」

リッドは、そんなことで驚くならもっと前に凄いことがいっぱいあっただろうとツッコミたくなるのだが、敢えて口をつぐむのだった。

「皆さん、お待たせしました。回収完了です」

「お、お疲れ様です」

アレクの、やりきった笑顔を見て、お疲れ様以外の言葉が出ないリッドであった。
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