チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!

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第1章 森の長による開拓

第398話 宝剣!?アダマンタイトが宝物庫に!?

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「うむ!これは、素晴らしいな。オリハルコンとミスリルの混合剣とは......」

ラヴァーナは、剣を眺めながら呟く。アレクからしたら綺麗な剣だなとは思うのだが、普段剣を使わないので、ラヴァーナほどの感動がない。

「ジキタリス、白金貨は持ってきておるな?」

「ハッ!いつでも準備はできております」

急に白金貨の話をしだすので、アレクは何が始まるのだろうと思ってしまう。

「アレクよ、あのドワーフを呼んでくれるか?」

「おやっさ~ん!魔王様が呼んでますよ」

呼んでから暫くして、おやっさんが奥から出てくる。

「どうしたんじゃ?」

「あなたは素晴らしい名工であるな!どうか妾とジキタリスとこの三人にも剣を作ってはくれぬか?」

あなたと珍しい呼び方をする。どうやらラヴァーナがおやっさんを認めたようだ。

「なんじゃ。そんなことかのぅ。今豪牙の武具を作っておる。それが、終わればすぐに作ってやるわい。あと、ワシのことはおやっさんと呼べい」

おやっさんは、あっさりと作ることを了承する。そして、相変わらず名前は不明なおやっさん。

「おやっさん、妾のはどの剣にも負けぬ物を作ってはくれぬか?ジキタリスと三人のは......」

ラヴァーナは、一人一人に合った剣を注文する。ジキタリスのは、純度の高いミスリルの剣。三人のは、短剣をお願いするが、ミスリルやオリハルコンの純度を細かく伝える。

「そこの四人のは、すぐ出来そうじゃわい。しかしのぅ......魔王の剣の注文には応えられんぞい」

おやっさんは、何故かラヴァーナの剣だけ作ることが出来ないというのだ。ラヴァーナは、どういうことだという顔をする。

「何故、妾の剣は作れぬのだ?」

「オリハルコンしかないからじゃ。アダマンタイトの剣が存在すれば折られてしまうわい。それでもよいなら作ってやれるがのぅ」

希少なアダマンタイト鉱石の剣が存在した場合、オリハルコンやミスリルでは強度が雲泥の差なのである。

「うむ......ジキタリス、宝物庫にアダマンタイトがあるであろう。あれを持ってくるのだ」

「魔王様、アダマンタイト鉱石はあれだけしかございません!よろしいのですか?」

いつからあるのか定かではないが、歴代にわたって宝物庫に保管されていた物なのだ。それを、使っていいのかジキタリスが尋ねる。

「構わぬ!ずっと宝物庫に眠っているより、魔ノ国の宝剣とする方がよいであろう」

「魔王様が、そうおっしゃられるのならば、従いましょう。しかし、いつ掘り出され、どういった経緯で希少なアダマンタイトが眠っているのかわからない現状、歴代の魔王様に確認する必要がございます」

もし、誰かから譲り受けた物や何か経緯があってのものかが分からないので、後々大問題になる前に歴代の魔王に確認を取る必要がある。

「うむ!わかった!戻り次第すぐに各歴代魔王の下へ向かうぞ」

「畏まりました!すぐにワイバーン部隊を待機させます」

「ワシは、とりあえず四人分の剣を作ればよいのじゃな?」

早く鍛冶に戻りたいおやっさんが、我慢の限界を迎えて尋ねる。

「うむ!すまぬが、それで頼めるか?アダマンタイトは、必ず持ってこよう」

「わかったわい!7日後に取りに来るんじゃ。四人分を完成させとくわい」

注文が多いはずの剣を、豪牙のを含めて1週間で作り上げるという。アレクは、おやっさんの底が見えない鍛冶の能力に驚く。

「天才であるな!普通は、1ヶ月はかかるであろう仕事であるぞ」

ラヴァーナも、おやっさんの能力に驚く。

「ワシを、そこら辺の鍛冶師と同じように考えるでないわ!」

おやっさんは、魔王に対して大声で一喝する。普通魔王に対して、そんな口を聞いた時点で終了のお知らせである。

「フッハハハハ、妾にそのような物言いをするとは愉快であるぞ!だが、それくらいでなければ宝剣を任せられぬわ!愉快愉快」

ラヴァーナは、大笑いをして涙まで浮かべて喜んでいる。アレク達は、ラヴァーナがこのようなことで怒るわけもないと思っているので、いつものラヴァーナだなと眺めるのであった。
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