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第3章 アレクを狙って
【チート薬学2巻3/20発売】第595話 アントンと陛下の次世代に向けて!
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「陛下!本当に本当に、ご無事で何よりです!」
アントンは、陛下が無事だと知ると、すぐに陛下の下へ行きたいと言って、魔物の街にやってきたのだ。
「アントンよ、心配をかけてすまんかったな!アントンも無事で何よりだ!それと、お礼を言わせてくれんか!本当に感謝する」
アントンがいなければ、救出自体が間に合っていなかった可能性があるので、陛下はベッドから起き上がって感謝の言葉を言う。
「頭をお上げください!陛下が、事前に計画を立てていたからこそです!それに、多くの味方がいたからこそストレンの街に辿り着けたのです!決して、私一人の力ではございません」
アントンは、今回の事件を通して、改めて仲間の存在の大きさを感じたのだ。
「うむ!確かに、そうであるな!今回協力してもらった者には褒美を出さなくてはな!それから、アントンに伝えばならんことがある!余は王をレオに引き継ぐことにした!そして、最後の仕事をやろうと思っておる」
「いつもの口調でおっしゃられていたならば、お止めしておりましたが、その目を見る限り明確な意志と理由があるのですね!わかりました!私も、最後の仕事を全身全霊でやらせて頂きます」
いつものように冗談で言っている雰囲気ではなく、王としての確固たる意志の下、決断をしたということが伝わって、アントンも陛下の意思を尊重することにした。
「うむ!勝手に決めてすまんな!だが、新しい世代に移り変わる時期が来たと思っておる!それよりも、まだアントンには宰相で居続けてほしかったのだが、後任がおるのか?」
アントンには、このまま宰相としていてもらい、レオを支えて貰おうと考えていたので、最後の仕事という言葉を聞いて、少し焦りを見せる。
「新しい世代ですか......そうですね!今回の一件でより明確に、浮き彫りになりましたからね!それから後任は、私の息子に引き継ぐ予定です!」
「ほぅ~、息子とな!?確か、外交を任せておったな?うむ!他国との繋がりにおいてはいけそうではあるが、すぐに宰相とは荷が重いのではないか?」
アントンが、身内贔屓をしているとは思いたくはないが、外交の仕事と宰相の仕事は、全然違うことなので、いきなりできるのかと疑問に思うのだ。
「陛下の疑念はごもっともですが、私が1年で育て上げて見せます!絶対に、レオ第三王子様の右腕になれると信じております!もし、1年で見合わない人物だと判断されました場合は、お切りください」
アントンは、息子に絶対的な信頼を置いていることが窺える発言をする。
そして、一番はレオ王子に陛下と同じような苦労を味あわせたくないということで、信頼の置ける人物を右腕にしたいと思ったからである。
「アントンが、そこまで言うのならば、余は何も言わん!余も、レオを1年で育てるとしよう!アントンよ、1年で王国を正常な国にする!助けてくれるな?」
「ハッ!畏まりました!必ずや、王国をあるべき姿にするため、尽力致しましょう!」
陛下の期待に応えるべく、いつも以上に気合いの入った声で答える。
「アントンよ、早速病み上がりで申し訳ないのだが、暗部を総動員させて、王国の貴族を調べ上げるのだ!信頼の置ける人物を知りたい!」
「ハッ!早速、王城に戻り仕事に取り掛からせて頂きます!」
まずは、貴族の大掃除から始めることにした陛下は、特定の人物だけではなく、王国の貴族全員を調べて炙り出そうと決めた。
陛下とアントンが、今後のことを話していると、トントントンとノックされたあとに、パスクが入ってくる。
「お話し中、申し訳ございません!早急に、こちらを確認してもらいたく参りました」
パスクは、数枚の紙をアントンに手渡す。
アントンは、受け取った紙を陛下に渡して、陛下はすぐに目を通すのだ。
そして、暫く読み進めたあと、驚きの表情を浮かべて、アントンに見るように言って手渡す。
「なんと......まだ始めしか見ておりませんが、カルロ第二王子が計画し、追放した者だけで領地を作っていたとは......それに、これだけの貴族派の人間が関わっているとは......これは、1から貴族を選定し直す必要がありそうですね!頭が痛くなりますよ」
アントンは、尋問から聞き出した内容を見て、頭を抱えてしまう。
先程、陛下と1年でどうにかしようと言っていたが、1年でどうにかなる状態ではないのだ。
「余も頭が痛くなってきたわ!どれだけ欲にまみれた人間ばかりなのだ!もう少し休むつもりであったが、余も王城へ戻るとしよう!パスクよ、余とアントンを王城へ頼む」
英気を養うために、少しでも長い時間、魔物の街に滞在するつもりであったが、思いの外腐敗した王国に見兼ねて、すぐさま対応に向かうのだった。
アントンは、陛下が無事だと知ると、すぐに陛下の下へ行きたいと言って、魔物の街にやってきたのだ。
「アントンよ、心配をかけてすまんかったな!アントンも無事で何よりだ!それと、お礼を言わせてくれんか!本当に感謝する」
アントンがいなければ、救出自体が間に合っていなかった可能性があるので、陛下はベッドから起き上がって感謝の言葉を言う。
「頭をお上げください!陛下が、事前に計画を立てていたからこそです!それに、多くの味方がいたからこそストレンの街に辿り着けたのです!決して、私一人の力ではございません」
アントンは、今回の事件を通して、改めて仲間の存在の大きさを感じたのだ。
「うむ!確かに、そうであるな!今回協力してもらった者には褒美を出さなくてはな!それから、アントンに伝えばならんことがある!余は王をレオに引き継ぐことにした!そして、最後の仕事をやろうと思っておる」
「いつもの口調でおっしゃられていたならば、お止めしておりましたが、その目を見る限り明確な意志と理由があるのですね!わかりました!私も、最後の仕事を全身全霊でやらせて頂きます」
いつものように冗談で言っている雰囲気ではなく、王としての確固たる意志の下、決断をしたということが伝わって、アントンも陛下の意思を尊重することにした。
「うむ!勝手に決めてすまんな!だが、新しい世代に移り変わる時期が来たと思っておる!それよりも、まだアントンには宰相で居続けてほしかったのだが、後任がおるのか?」
アントンには、このまま宰相としていてもらい、レオを支えて貰おうと考えていたので、最後の仕事という言葉を聞いて、少し焦りを見せる。
「新しい世代ですか......そうですね!今回の一件でより明確に、浮き彫りになりましたからね!それから後任は、私の息子に引き継ぐ予定です!」
「ほぅ~、息子とな!?確か、外交を任せておったな?うむ!他国との繋がりにおいてはいけそうではあるが、すぐに宰相とは荷が重いのではないか?」
アントンが、身内贔屓をしているとは思いたくはないが、外交の仕事と宰相の仕事は、全然違うことなので、いきなりできるのかと疑問に思うのだ。
「陛下の疑念はごもっともですが、私が1年で育て上げて見せます!絶対に、レオ第三王子様の右腕になれると信じております!もし、1年で見合わない人物だと判断されました場合は、お切りください」
アントンは、息子に絶対的な信頼を置いていることが窺える発言をする。
そして、一番はレオ王子に陛下と同じような苦労を味あわせたくないということで、信頼の置ける人物を右腕にしたいと思ったからである。
「アントンが、そこまで言うのならば、余は何も言わん!余も、レオを1年で育てるとしよう!アントンよ、1年で王国を正常な国にする!助けてくれるな?」
「ハッ!畏まりました!必ずや、王国をあるべき姿にするため、尽力致しましょう!」
陛下の期待に応えるべく、いつも以上に気合いの入った声で答える。
「アントンよ、早速病み上がりで申し訳ないのだが、暗部を総動員させて、王国の貴族を調べ上げるのだ!信頼の置ける人物を知りたい!」
「ハッ!早速、王城に戻り仕事に取り掛からせて頂きます!」
まずは、貴族の大掃除から始めることにした陛下は、特定の人物だけではなく、王国の貴族全員を調べて炙り出そうと決めた。
陛下とアントンが、今後のことを話していると、トントントンとノックされたあとに、パスクが入ってくる。
「お話し中、申し訳ございません!早急に、こちらを確認してもらいたく参りました」
パスクは、数枚の紙をアントンに手渡す。
アントンは、受け取った紙を陛下に渡して、陛下はすぐに目を通すのだ。
そして、暫く読み進めたあと、驚きの表情を浮かべて、アントンに見るように言って手渡す。
「なんと......まだ始めしか見ておりませんが、カルロ第二王子が計画し、追放した者だけで領地を作っていたとは......それに、これだけの貴族派の人間が関わっているとは......これは、1から貴族を選定し直す必要がありそうですね!頭が痛くなりますよ」
アントンは、尋問から聞き出した内容を見て、頭を抱えてしまう。
先程、陛下と1年でどうにかしようと言っていたが、1年でどうにかなる状態ではないのだ。
「余も頭が痛くなってきたわ!どれだけ欲にまみれた人間ばかりなのだ!もう少し休むつもりであったが、余も王城へ戻るとしよう!パスクよ、余とアントンを王城へ頼む」
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