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第3章 アレクを狙って
第758話 デストロイを崇拝する部隊と末路!
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パスク直々に王都に出向いて、陛下に事件の詳細を打ち明けると、すぐに護送の手続きと刑の執行が行われることになった。
キィルとサウスに、一応話を聞く手筈にはなっているが、形式上でしかなく奴隷落ちは免れない。更に、母親に関しても未遂ではあるが、辺境伯家の家臣に手を出した以上、奴隷に落ちるのは決定的である。
「まさか、デストロイ様も護衛にあたって頂けるとは思っておらず、感謝しかございません」
何事もなく、サウスとキィルとラーネットは引き渡されて、王都まで三人を護送している。
そして、護送を護衛する隊長がデストロイに話しかけてきた。
「俺のことを知っているのか?」
「知っているも何も私達護送を担当する仲間の間では英雄ですからね。あの王都を守る姿は、私含めて何人も王城から見ておりました」
ルシファーとの戦闘が始まった頃、ちょうど囚人の護送を終えた面々が王城へ報告に来ており、あの戦いの一部始終を見ていた。
「英雄なんて持ち上げられるほど出来た人間じゃねぇよ。アレク達に出会ってなけりゃ暴れ回って、今頃その檻にいたのは俺だろうからな」
帝国の時にしていたことを考えれば、今こうして生きながら悪を裁いている自分が信じられないと考えている。
改めて、本当に運がよかったんだなと、三人が入っている檻を見ながら思う。
「過去に何があったかはわかりませんが、我々の中では貴方様は英雄です。貴方様とご一緒に仕事が出来ることを誇りに思っています。ですので、我々の中ではあのような罪人と貴方様は全然違います」
「そうか。俺が、これ以上何を言っても野暮ってもんだな。それより、護送を担当してるのは俺らだけだよな?後ろと前にいるやつらは敵でいいな?」
隊長が、デストロイを持ち上げるような言葉を伝えていると、まだ姿は見えていないが、デストロイは気配を察知して敵なのか味方なのかを尋ねる。
「はい!我々以外はおりません。一度止まって作戦を練りますか?」
隊長は、このような場面に慣れているのか、取り乱す様子はない。
「隊長は、お前じゃねぇか。俺が決めていいのか?」
「はい!デストロイ様の勇姿をこの目で見たいのもありますが、我々は生きて帰りたいですからね。全てお任せします」
護送する上で死は隣り合わせである。凶悪犯を護送中の場合、仲間が助けにこようと襲ってくる。貴族の場合も、暗殺者や裏組織の人間を雇ってくることがあるからだ。
「俺が、前方の敵を全員蹴散らしてやる。お前らは、後ろからくるやつらを蹴散らせ!他のやつらにも、このことを伝えてこい」
「畏まりました。我々の命を、デストロイ様に預けます!では、暫し失礼します」
隊長は、護送の部隊全員にデストロイの発言を伝えて、指示に従うように命令した。
それを聞いた部隊の全員が、言葉には出さずとも高揚感に満ち溢れて、勝手に士気が上がった。
そして、警戒しながら移動をしていると四方から弓矢が飛んできた。
「矢を叩き落としたあと、後方の敵を蹴散らせ!左右と前方の敵は気にするな!全員生きて帰還しろ」
護送部隊の全員が、剣を鞘から出して矢を斬って落としていく。慣れていることもあり、誰一人として慌てる素振りすら見せない。
「誰を襲ったか後悔させてやろうじゃねぇか」
デストロイは、背中に背負っていたハルバートで矢をガードしたあと、一振して木に隠れていた弓使いを吹き飛ばす。一瞬にして左右にいた弓使いはどこか遠くに飛ばされて無力化した。
この光景を見た護送部隊全員の士気が更に上がって後方から来た敵に走り出す。
「アンデクス男爵の命令で来たことはわかってるぞ。武器を捨てて投降するなら今のうちだ。どうするんだ」
前方に現れた敵に最後の警告をするが、誰一人剣を捨てる者はおらず、剣を構える。
「たった一人のやつに投降するわけがないだろ!お前らを殺すだけで金持ちになれるんだからな。魔法使い!魔法を全力でぶつけてやれ」
何十人もの魔法使いが、前列に立って一斉に色んな属性の魔法をデストロイに向けて放つ。
「なぁ、そんなしょうもねぇ魔法が通用すると思ったわけじゃねぇよな?じゃあ、俺もお返ししてやるからよ。死ぬなよ」
先程よりも強い力でハルバートを振って突風を起こすと、前列にいた魔法使いは弱いシールドを張るも、一瞬で破壊されて吹き飛ばされる。
「残ったのは三人だけか!行くぞ。簡単に死ぬんじゃねぇぞ」
何十人もいた敵は吹き飛ばれて地面に這いつくばって気絶していた。
残った三人は、あっという間のことで何が起こったかわからず呆然としているが、デストロイはそれを待つほどお人好しではないので、ハルバートを振り回しながら三人に迫る。
「クソ!やってやらぁぁぁ!へ!?」
敵の一人がヤケクソになって剣を振るうが、剣は真っ二つにへし折れて、気付いたら首が宙を舞っていた。本人は、切られたことすら気付いておらず、最後に驚きの声を上げたあと絶命する。
他の二人は、その光景を見て戦意を失ったのか、デストロイのされるがままに、一瞬で絶命した。
「デストロイ様、お疲れ様です!こちらは、二人失いましたが、制圧完了です」
デストロイに近付いてきた隊長は、戦闘結果の報告にやってくる。
デストロイが、隊長と隊員を見ると、凄い返り血を浴びていたので、激しい戦闘になったのだと認識した。
「そうか......残念だ!二人を弔ってやらんとな。お前らに一言伝える!お前らは、俺から見て王国の騎士より根性がある!やるじゃねぇか!もし、鍛えられてぇやつがいたら、俺が直々に叩き直してやる。いつでもこい」
騎士でもない兵士でもない決して突出した強さがあるわけでもないのに、デストロイは珍しく認めた。
何故認めたかというと、戦いにおいて一番必要な諦めない目と根性と折れない姿勢を見せたからだ。
それを聞いた護送部隊の全員が、敵を倒した時以上に大声を上げて喜んだ。
それからは、問題なく王都まで護送されて三人の奴隷落ちの判決が言い渡されたあと、程なくしてアンデクス男爵も騎士によって捕縛されて廃爵と奴隷落ちが確定するのだった。
キィルとサウスに、一応話を聞く手筈にはなっているが、形式上でしかなく奴隷落ちは免れない。更に、母親に関しても未遂ではあるが、辺境伯家の家臣に手を出した以上、奴隷に落ちるのは決定的である。
「まさか、デストロイ様も護衛にあたって頂けるとは思っておらず、感謝しかございません」
何事もなく、サウスとキィルとラーネットは引き渡されて、王都まで三人を護送している。
そして、護送を護衛する隊長がデストロイに話しかけてきた。
「俺のことを知っているのか?」
「知っているも何も私達護送を担当する仲間の間では英雄ですからね。あの王都を守る姿は、私含めて何人も王城から見ておりました」
ルシファーとの戦闘が始まった頃、ちょうど囚人の護送を終えた面々が王城へ報告に来ており、あの戦いの一部始終を見ていた。
「英雄なんて持ち上げられるほど出来た人間じゃねぇよ。アレク達に出会ってなけりゃ暴れ回って、今頃その檻にいたのは俺だろうからな」
帝国の時にしていたことを考えれば、今こうして生きながら悪を裁いている自分が信じられないと考えている。
改めて、本当に運がよかったんだなと、三人が入っている檻を見ながら思う。
「過去に何があったかはわかりませんが、我々の中では貴方様は英雄です。貴方様とご一緒に仕事が出来ることを誇りに思っています。ですので、我々の中ではあのような罪人と貴方様は全然違います」
「そうか。俺が、これ以上何を言っても野暮ってもんだな。それより、護送を担当してるのは俺らだけだよな?後ろと前にいるやつらは敵でいいな?」
隊長が、デストロイを持ち上げるような言葉を伝えていると、まだ姿は見えていないが、デストロイは気配を察知して敵なのか味方なのかを尋ねる。
「はい!我々以外はおりません。一度止まって作戦を練りますか?」
隊長は、このような場面に慣れているのか、取り乱す様子はない。
「隊長は、お前じゃねぇか。俺が決めていいのか?」
「はい!デストロイ様の勇姿をこの目で見たいのもありますが、我々は生きて帰りたいですからね。全てお任せします」
護送する上で死は隣り合わせである。凶悪犯を護送中の場合、仲間が助けにこようと襲ってくる。貴族の場合も、暗殺者や裏組織の人間を雇ってくることがあるからだ。
「俺が、前方の敵を全員蹴散らしてやる。お前らは、後ろからくるやつらを蹴散らせ!他のやつらにも、このことを伝えてこい」
「畏まりました。我々の命を、デストロイ様に預けます!では、暫し失礼します」
隊長は、護送の部隊全員にデストロイの発言を伝えて、指示に従うように命令した。
それを聞いた部隊の全員が、言葉には出さずとも高揚感に満ち溢れて、勝手に士気が上がった。
そして、警戒しながら移動をしていると四方から弓矢が飛んできた。
「矢を叩き落としたあと、後方の敵を蹴散らせ!左右と前方の敵は気にするな!全員生きて帰還しろ」
護送部隊の全員が、剣を鞘から出して矢を斬って落としていく。慣れていることもあり、誰一人として慌てる素振りすら見せない。
「誰を襲ったか後悔させてやろうじゃねぇか」
デストロイは、背中に背負っていたハルバートで矢をガードしたあと、一振して木に隠れていた弓使いを吹き飛ばす。一瞬にして左右にいた弓使いはどこか遠くに飛ばされて無力化した。
この光景を見た護送部隊全員の士気が更に上がって後方から来た敵に走り出す。
「アンデクス男爵の命令で来たことはわかってるぞ。武器を捨てて投降するなら今のうちだ。どうするんだ」
前方に現れた敵に最後の警告をするが、誰一人剣を捨てる者はおらず、剣を構える。
「たった一人のやつに投降するわけがないだろ!お前らを殺すだけで金持ちになれるんだからな。魔法使い!魔法を全力でぶつけてやれ」
何十人もの魔法使いが、前列に立って一斉に色んな属性の魔法をデストロイに向けて放つ。
「なぁ、そんなしょうもねぇ魔法が通用すると思ったわけじゃねぇよな?じゃあ、俺もお返ししてやるからよ。死ぬなよ」
先程よりも強い力でハルバートを振って突風を起こすと、前列にいた魔法使いは弱いシールドを張るも、一瞬で破壊されて吹き飛ばされる。
「残ったのは三人だけか!行くぞ。簡単に死ぬんじゃねぇぞ」
何十人もいた敵は吹き飛ばれて地面に這いつくばって気絶していた。
残った三人は、あっという間のことで何が起こったかわからず呆然としているが、デストロイはそれを待つほどお人好しではないので、ハルバートを振り回しながら三人に迫る。
「クソ!やってやらぁぁぁ!へ!?」
敵の一人がヤケクソになって剣を振るうが、剣は真っ二つにへし折れて、気付いたら首が宙を舞っていた。本人は、切られたことすら気付いておらず、最後に驚きの声を上げたあと絶命する。
他の二人は、その光景を見て戦意を失ったのか、デストロイのされるがままに、一瞬で絶命した。
「デストロイ様、お疲れ様です!こちらは、二人失いましたが、制圧完了です」
デストロイに近付いてきた隊長は、戦闘結果の報告にやってくる。
デストロイが、隊長と隊員を見ると、凄い返り血を浴びていたので、激しい戦闘になったのだと認識した。
「そうか......残念だ!二人を弔ってやらんとな。お前らに一言伝える!お前らは、俺から見て王国の騎士より根性がある!やるじゃねぇか!もし、鍛えられてぇやつがいたら、俺が直々に叩き直してやる。いつでもこい」
騎士でもない兵士でもない決して突出した強さがあるわけでもないのに、デストロイは珍しく認めた。
何故認めたかというと、戦いにおいて一番必要な諦めない目と根性と折れない姿勢を見せたからだ。
それを聞いた護送部隊の全員が、敵を倒した時以上に大声を上げて喜んだ。
それからは、問題なく王都まで護送されて三人の奴隷落ちの判決が言い渡されたあと、程なくしてアンデクス男爵も騎士によって捕縛されて廃爵と奴隷落ちが確定するのだった。
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