チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!

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第3章 アレクを狙って

第892話 変身薬の可能性とリグリスからの船到着!

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アレクが、今回作った変身薬は、本人の想像が具現化される物であり、アレクは金髪の12歳くらいの少年に、デストロイは銀短髪のいかにもパワー系といった風貌になった。そして、ノックスは青髪で細身の双剣使いに、オレールはまさかのロングヘアーがに合う綺麗系のお姉さんに変身したのだ。

「アレク殿、この変身薬はまだありますか?少し試したいことがありまして」

ジキタリスは、何か思いついたのか、変身薬を欲しがる。

「まだありますが、何に使うのですか?」

「私の分身に使えばどうなるのか気になりまして、もし有効であれば、隠密に役立てるかと」

ジキタリスは、分身に変身薬が有効であれば、大量の間者や隠密部隊を送り込めると考えた。そして、今回のリグリス連邦にも間者を潜り込ませられると思ったのだ。

「恐ろしいことを思い付きますね。とりあえず、一本お渡ししますので、試してみてください」

アレクから渡された変身薬を受け取ると、ジキタリスはすぐに服用した。そして、40代半ばの人間の農民のような見た目に変わる。

「まさか、分身にも有効だとは思いませんでした。変身薬を渡してもいいですが、王国と魔物の国に間者として入りこまないのが条件です。飲んでくれるなら、勿論無償で渡しますよ」

「勿論です。元より王国と魔物の国とは敵対するつもりはございません。まだ魔ノ国上層部でしか共有されていないことなのですが、聖王国跡地で何やら怪しい動きがあり、リグリス連邦から帰還しましたら調査の予定があるのです。そちらで主に役立てたいと考えております」

アレクは、敵対関係にならなければ良いと考えていたが、まさかの情報が手に入ってしまう。しかも、かなり面倒そうな事なので、魔ノ国で解決して貰えるなら、それに越したことはないと考えた。

「それでしたら、存分に使ってください。魔物の国も厄介事が多く、リグリス連邦から帰還後は、暇がなさそうなので、魔ノ国が解決してくれるなら助かります。それから、変身を解除するリカバリー薬です。流石に、その見た目だと置いて行かれるかと」

「はい。先日の大和ノ国での一件で、周辺諸国と協力する必要があるかと考えていますので、こちらの件はお任せください。あれ?この見た目ダメでしたでしょうか?上手く無害そうな人物になれたと思ったのですが......」

40代半ばの農民の見た目をしたジキタリスは、ダメ出しを食らってしょぼくれながらリカバリー薬を飲んだ。すると、後ろからノックスがやって来て一声かけてきた。

「どうやら、お客さんがやってきたようだぞ」

ノックスの言葉を聞いたアレク達が、海を見ると、地球でいう大航海時代の巨大木造船のような船がやってきていた。

「やっぱり木造船だったか......逆に、戦艦とかじゃなくてよかったかも。う~ん?遠目からじゃわからないけど、船の横に砲台も付いてるかもね」

アレクは、顎に手をやりながら、リグリス連邦の船を観察していた。アレクは、前世でイージス艦や戦艦大和のような軍用艦を知っていたので驚きはしなかったが、アレク以外の仲間達は大きな木造船を見るのは初めてなので、近付くにつれて、その大きさと迫力に驚愕してしまう。

「アレク坊、詳しいようだが、前世で似たような物があったのか?」

「はい!でも、見た目的には、俺が生きていた時代より500年前くらいの技術ですね。俺が、生きてた時代のは進化して、あのくらいの船なら一発で沈めることのできる船がありました」

ノックスは、アレクの反応から、すでに知っているのだろうと推測して尋ねた。だが、返ってきた返答があまりにも予想外で、ノックス以外も驚く。

「流石、アレク坊だな。それに、あれを超える船を造るつもりなんだろ?そうじゃなきゃ、ヘルミーナに頭を下げてまで同行しないよな?」

「まぁ、いつかは造る予定です。でも、基礎知識がなければ造れないので、出来れば造船技術のある職人を引き抜きたいですね」

1年間は、大人しくしているだろうと予想していたが、2ヶ月程でリグリス連邦に行くと聞いたヘルミーナは、呆れてものが言えなくなっていた。しかし、土下座をして懇願するアレクに根負けしてお許しが出たのだ。

「あの......もし、あれを超える造船を造る際は、僕も仲間に入れてください。お父様にお願いをして資金提供を致します」

「出来れば、魔ノ国も一枚噛ませてください。きっとお役に立てる魔道具があると思いますよ」

レオとジキタリスは、国のことを考えて一枚噛もうとしたのは本心だが、半分以上は、男心をくすぐる未知なる巨大戦艦に対する憧れだった。

「是非力を借りようと思ってたのでお願いします。それより、そろそろリグリス連邦の方々が参りますので、事前に話した通りでお願いします。レオ王太子、気負いせず落ち着いてくださいね」

リグリス連邦の人達が船から上陸して、こちらにやってきていた。アレクが、レオに一声かけると、「はい」と返事をして、アレクから貰ったであろうポーションを飲んで待つのであった。
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