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4巻
4-1
しおりを挟む第一章 伯爵になったアレク
ヴェルトロ子爵家(現・伯爵家)に養子として迎えられたアレクは、当主ヨゼフとその妻カリーネだけでなく、執事のセバン、メイドのナタリーといった優しい人々に愛され、幸せな毎日を送っていた。
そして通っている学園では友達との交流を楽しみ、学園祭に参加するなど、大いに学園生活を謳歌していた。
しかし、アレクの平和な日常を脅かす存在が現れる。
奴隷となった、かつてアレクをいじめていた兄、ヨウスである。
裏社会で暗躍する謎の存在、ゼロ率いる組織の仲間となった彼が、再びアレクの前に立ちふさがったのだ。
アレク、ヨウス、二人の争いにゼロの仲間も参戦して、戦いは激化していく。
激闘の果てに、ついにヨウス達を制圧したアレク達。
こうして彼らは再び穏やかな日常を取り戻すのだった。
◆ ◇ ◆
王都、そして各領地は甚大な被害を出した。
再建が行われる前にまずは死者の弔いが行われ、王都には死者の名前が刻まれた石碑が建てられた。
これは、弔いとともにこの悲惨な出来事が未来永劫忘れ去られないようにするためだ。
そして、多くの人が石碑の前に集まり花を供える姿や、この戦いでの被害者家族のすすり泣く姿がしばらく見られた。
それから復興が始まり、冒険者、騎士団、街のあらゆる住人も手伝い、再建が着実に進められていった。
この戦いで唯一よかったことは、一致団結して、ともに手を取り合おうという人々の優しさや強さが、こうして見られたことだ。
ちなみに、アレクは陛下から依頼を受けて、ポーションの製造を任されていた。
各地で怪我人があとを絶たず、ポーションが不足してしまい、仕方なく依頼を受けているのだった。
そんなわけで、アレクが執務室でポーションを作る仕事をしていると、ドアの外からノックする音が聞こえた。
「は~い! どちら様ですか?」
「ファビロです」
「どうぞ、入ってください」
オールバックの、まだ二十代半ばの、ファビロと名乗った男が入ってくる。
「アレク伯爵様宛に手紙が届いております」
「ファビロ、伯爵はやめてよ。そんな器じゃないし、まだ叙任式すらやってないんだからさ」
アレクは椅子に腰掛けながら、ファビロに恥ずかしそうに言う。
「何をおっしゃいますか! アレク様は王国を救った英雄の一人ですよ。それから、正式に陛下から書状が届いているではありませんか」
今回の功績を称えて、伯爵の地位と王都に屋敷をもらった。
ちなみに、ファビロは陛下が用意してくれた、この屋敷の執事だ。
「はいはい。わかったよ。それで、手紙には何が書かれていたの?」
「王印が捺されておりましたので、確認はしておりません。こちらになります」
アレクは手紙を受け取り、中身を確認する。
そして、面倒くさそうな顔をする。
「もうファビロが、あんなこと言うから叙任式と晩餐会の案内状だったじゃないか! はぁ~面倒くさいな」
「やっと、この日が来たのですね。このファビロ、一生アレク様にお仕えいたします」
ファビロは、将来が確約されているアレクに、執事として仕えることができ感動していた。
「はいはい! ファビロよろしくね。それより、ポーションの件はどうなってるの? 正直もう作るの疲れたんだけど」
アレクはわざと肩を揉むような仕草をし、疲れたアピールをする。
「あ! そうでした。その件につきましては依頼完了とのことです。あとは各地のポーション職人達が備蓄分を作り始めているとのことです」
「そっか、やっと解放されるんだね。疲れたぁぁぁぁ。そろそろストレンの街に帰りたいんだけど問題ないよね?」
無限ポーション製造機と化していたアレクは、ファビロの声を聞いて、伸びをしながら安堵した。
「はい! お帰りになられるなら今しかございません。叙任式が終わり次第、各領地から領主様自らアレク様を訪ねられると思いますので」
「あぁ……確かに……って、俺まだ十三歳だよね? なんでこんなに忙しいんだろう」
実際に「復興が終わったらアレクに感謝を述べに行く」、という文面の手紙が何通も送られてきていた。それを思い出したアレクはゾッとする。
ちなみに、復興が行われて一年が経ち、アレクは十三歳を迎えていた。
「あ! ファビロ、叙任式が終わっていろいろ落ち着いたら、ヘルミーナと正式に結婚するから式の予定とかいろいろお願いできるかな? ヘルミーナには直接伝えるからさ」
「はい! かしこまりました。準備を進めさせていただきます」
「あと、領地とかもらうことになるのかな? 領地経営とか正直面倒くさすぎて嫌なんだけど」
アレクは、領地を豊かにするとか絶対無理だと考える。もし領地をもらった場合、心身ともにおかしくなってしまうと思うのだ。
「今のところ法衣貴族扱いになっておりますが、陛下がアレク様を利用しないとは言い難いですね」
ファビロは、陛下から紹介された人物にもかかわらず、陛下から利用されないかと助言めいたことを言う。ちなみに、法衣貴族とは領地を持たない貴族のことだ。
「はぁぁ……だよね。ちゃんと依頼料、それもかなりの代金を払ってくれるから、断るに断れないんだよね。しかも相手は国の最高権力者だし。それに、今回の伯爵の件も断ろうとしたけど、宰相様が直接来て、『この功績で断ろうものなら、この先誰にも爵位を与えられないし、叙爵される側も断るしかなくなってしまう』って泣きつかれたら、断ることなんかできないよね」
「でもその通りなんですから、受け入れてください。それより、泣き言はこれくらいにして、ストレンの街に向かわれてはいかがですか? あちらで数日過ごせば気も晴れるでしょう。いない間の屋敷の管理は私めにお任せください」
「そうだね。じゃあちょっとストレンの街に行ってくるよ。いない間、屋敷をよろしくね」
そう言って転移をするアレクを、ファビロは笑顔で手を振って見送るのであった。
◆ ◇ ◆
アレクは転移をして、ストレンの街の、ヴェルトロ伯爵家の屋敷へと帰ってきた。
屋敷の庭に転移したのだが、ちょうど母のカリーネが、幼い双子のノアとカレンと一緒に散歩をしているのを発見した。
「お母さん、ただいま~」
アレクの声を聞いたカリーネは、すぐさま振り向く。
「え? アレクちゃん!? いつ帰ってきたの?」
事件が終結して以来、一年ぶりに帰宅した。そのせいもあって、カリーネはかなり驚いている。
「今さっき転移で王都から帰ってきたところだよ」
そう言うとカリーネは、双子の乗った乳母車を押しながらやってきて、アレクをギュッと抱きしめる。
「アレクちゃん、お帰りなさい。ずっと待っていたのよ」
カリーネは、泣きながらアレクの帰宅を喜ぶ。
「お母さん、遅くなってごめんなさい」
それでもなかなかカリーネは泣きやんでくれず、アレクが背中をポンポンと優しく叩いていると、ヨゼフと、ヴェルトロ家の執事のセバンがやってきた。
「お~、アレクもマンテ爺も帰っておったんじゃな。ん? 馬車もないがどうやって帰ってきたんじゃ?」
ヨゼフは、アレクが転移を使えることを知らないので、疑問に思う。
「セイランさんという方に転移魔法を学んで、転移で帰ってきたんだよ」
「ヨゼフ、久しぶりじゃな。あとで軍棋をやるぞい」
そこへマンテ爺が、アレクとカリーネの間から顔を出して言った。
「転移じゃと! またアレクは、すごくなりよったのぅ。マンテ爺、ワシを前のワシだと思わんことじゃ。返り討ちにしてやるわい」
「ほぉ~、それは楽しみじゃな。その自信ごと粉砕してくれるわ」
なぜかマンテ爺とヨゼフが火花を散らしている。
アレクは、いつの間に仲よくなったのかと思う。
「お帰りなさいませ。アレク伯爵様! セバンは、嬉しゅうございます。こんなにご立派になられて」
セバンは、ハンカチを目頭に当てて嬉し涙を拭っていた。
「もう、セバンまで~伯爵はやめてよ。なんか恥ずかしいでしょ。それより、そろそろお母さん離してよ。ノアとカレンにただいまの挨拶をしたいんだから」
カリーネは、渋りながらもいやいや離してくれた。
そして、乳母車に乗るノアとカレンの前に行って屈むアレク。
「ノア、カレン、ただいま。元気にしてた?」
アレクは、二人のほっぺたをツンツンとしながら話しかける。
ノアとカレンはキャハハと笑い、アレクはメロメロになる。
「今日は、泊まっていくんじゃろ?」
「うん。一週間くらいはいる予定だよ。そのあとは叙任式があるから王都に帰るかな。あと大事な話があるから、夜時間を空けてくれないかな?」
アレクはヨゼフにそう伝えた。
ヘルミーナとの結婚を考えていることと、まだ打ち明けていない秘密をみんなに話そうとしているのだ。
「なんじゃ? ワシだけが聞けばよいのかのぅ?」
「お父さんとお母さんと、セバンと、師匠と、パスクと、オレールさんと、マンテ爺と、ナタリーには話しておきたいかな」
「うむ。わかったのじゃ。セバン、ノックスとパスクとオレールとナタリーには、夕食後会議室に集まるように言っておいてくれんか?」
これだけの人に伝えたいということはかなり重要な秘密なのだろう、そう察したヨゼフは、セバンにすぐ手配するよう言った。
「かしこまりました。では私は、お伝えして回りますので、失礼いたします」
セバンは、忍者のようにスッと消えた。
「そうじゃった。ノックスも、パスクも、オレールも、アレクに会えるのを楽しみにしておったぞい」
「俺も楽しみだよ。冒険者として鍛え直すって言ってから一年だもんね」
王国が崩壊する脅威があってから、いつかルシファーとの戦いがあるとわかっていた三人は、鍛え直しをするために、スベアを連れて各地を回っていた。
そして一年が経ち、冒険者ギルドに届いた叙任式の通知の手紙を受け取った三人は、ちょうど戻ってきていた。
「二日前に戻ってきておったのじゃが、なんでもS級になったという話じゃ。それより、中に入ってお茶でも飲みながら話さんか?」
ヨゼフは、屋敷の前にもかかわらずずっと立ち話をしているのもおかしな話だと感じて、屋敷に入ろうと提案する。
「そうだね。いろいろ話したいこともたくさんあるからね」
「私は、ノアとカレンともう少し散歩をしたら戻るわね」
「わかったわい。少し肌寒くなってきよったから、体を冷やす前に戻るんじゃぞ」
カリーネは「は~い」と元気よく返事をして散歩の続きに戻った。
アレクは、いまだに仲がいいヨゼフとカリーネを見て、自然と笑みが溢れた。
それから、ヨゼフと屋敷の中に入る。
メイドがアレクの帰宅に驚いていた。セバンの教育のたまもので、すぐに姿勢を正してアレクに頭を下げて挨拶をする。アレクは笑顔で「ただいま」と言って、ヨゼフの書斎へと向かった。
書斎に着くと席に座る。すぐにメイドがやってきて、お茶の用意をしてくれる。
「そうじゃった! 家名はどうするんじゃ?」
アレクは伯爵となり、ヴェルトロ家からは独立したことになる。そのため、ヨゼフの言うように、新しい家名を付けなければならなかった。
「夜みんなに話す内容でわかることなんだけど、高橋って付けようと思ってるんだ」
「タカハシ? 珍しい家名じゃのぅ。じゃが、アレクにとっては意味のある家名なんじゃろう? 詳しくは夜に聞こうかのぅ」
高橋とは、アレクの生前の名前だ。もし、家名を付けるなら前からこれだと決めていた。
アレクとヨゼフは、このあと他愛もない話をした。そしてそのあと、マンテ爺とヨゼフの軍棋対決を観戦するのであった。
◆ ◇ ◆
アレクが夕食を終えて、お風呂に入ってから会議室に向かっていると、見慣れた人物が歩いているのを発見した。
「アレク様~、お久しぶりです。戻られたと聞いて、居ても立ってもいられず、早く来てしまいました」
パスクがそう言って、手を振って駆けてくる。
「元気にしてたみたいでよかったよ。それにしても強くなったね。雰囲気だけでヒシヒシと伝わってくるよ」
アレクは、ノックスやオレールとともに、敵だったナンバーズなどの強者を目の当たりにして、雰囲気だけで強さを測れるようになっていた。
「アレク様に、そう言ってもらえると頑張った甲斐があります。マンテ爺も久しぶりですね。元気にしていましたか?」
「アレクとの模擬戦以外は体を動かす機会がないからのぅ。軍棋だけがうまくなってしまったわい。あとで一局やらんか?」
マンテ爺もすっかり人の世界に馴染んで戦闘以外では穏和な性格になり、軍棋が大好きなだけのマンティコアになっている。
「わかりました。あとで一局やりましょう。マンテ爺がどれほどの打ち手になったのか見極めさせてもらいます。あ! そういえば。皆様もう集まられておりますので、アレク様を呼びに行こうとしていたのでした」
「そうだったんだ。じゃあ会議室に行こう」
パスクだけではなく、アレクに会いたくて、全員が待ちきれなく、予定時間より早く集まっているようだった。
アレクが会議室に着くと、すでに全員が集まって席に座っていた。
「アレク様~、お元気そうで何よりです。私も王都に行かれればよかったのですが」
ナタリーが、アレクの元気な姿を見て喜んでいる。
「そのお腹じゃ仕方ないよ。それよりも、大事な時期に呼び出してごめんね。あの時、ナタリーに話したことをみんなに告げようと思ってね。ナタリーには改めて聞いてほしい」
ナタリーはセバンと結婚をして、すぐに妊娠した。お腹も大きくなって、もうすぐしたら生まれるようだ。
「大丈夫ですよ。安定期に入って長いですし、階段とかはセバンが抱っこまでしてくれますから。それと、とうとう話されるのですね。どんな結果になっても、私はずっとアレク様の味方です」
ナタリーとセバンは、かなりお似合いだ。抱っこ発言にはセバンも恥ずかしかったようで、顔を真っ赤にさせた。
「アレクくん、お久しぶりですね。随分大変そうですが、伯爵の仕事には慣れましたか?」
オレールが一年前と変わらない雰囲気で話してくる。彼は、アレクが伯爵になろうとも変わりなく接してくれる人物の一人だ。
「貴族としての仕事よりも、復興の仕事の方が多くて……正直、これから、陛下からの個人的依頼の仕事と、貴族の仕事両方がのしかかった時に、やっていけるのか心配です。冒険者もしたいのにな」
アレクは、前世の仕事の辛さを思い出し、同じようなことになるのではないかと疲れた表情をする。
「そんなもの断わりゃいいんだ。なんでも引き受けるから相手が付け上がる。できないものはできないと断われ! もしグダグダ言ってくるなら、国を出ると強く言ってやればいい」
ノックスが話に割って入ってきて、彼らしいことを口にする。
「それができれば苦労しないですよ……」
「アレク坊! 数年前を思い出せ。数年前のアレク坊は、自由に生きたいと思っていたし、縛られることを嫌って、あと先考えず抵抗していただろ? まだ十三歳だ! いろいろ失敗していいんだ。一度昔を思い出して、自由になることも大事なんじゃないか? もし失敗してすべてを失っても帰る家もあるし、俺達大人が助けてやる。だから本心を隠して苦しむようなことはするな。わかったな?」
アレクは、ノックスの話を聞いて自然と涙が溢れていた。
すると、後ろからヨゼフとカリーネが抱きしめる。
アレクはこの一年間自分でも気づいていないうちに、本心を圧し殺して無理をしていた。それを、師匠であるノックスが、すぐさま見破ったのだ。
「アレク、好きなように生きればいいんじゃ。ワシらは、アレクが幸せならそれでええんじゃ」
「そうよ。無理をすることはないわ。アレクちゃんが幸せで元気ならそれでいいの」
ヨゼフとカリーネも、アレクを抱きしめながら思いを告げる。アレクはみんなの前で恥ずかしいという思いはあったが、涙が止まらず大泣きしてしまう。
その様子にみんなは黙って、アレクがすべてを吐き出し終わるのを待っていた。
「みんな……待たせてごめんなさい。気持ちが楽になったよ。もう自分に嘘をつかない。この新しい人生を楽しむよ」
アレクは泣き腫らしていたが清々しい顔をしていた。
それを見たノックスを含めた全員が、大丈夫だなと確信する。
「それから、みんなに聞いてほしいことがあるんです!」
アレクは、自分の秘密を打ち明けようと話し始める。
アレクが重大な発表をすることは事前に知らされていたので、全員が黙ってアレクの言葉に耳を傾ける。
「お伝えしたいことが二つあります。一つめは、ヘルミーナにもまだ言ってないのですが、叙任式が終わったら、ヘルミーナと結婚をしたいと考えています」
それを聞いたみんなは大盛り上がりして、祝福の言葉をかけた。
「まだヘルミーナに伝えていないからわからないけど、いい返事をもらえたら結婚式の案内状を送りますね。そして、次に伝えることが今回の本題です」
ワァーと盛り上がっていた会議室が一転、静まり返る。
みんな、真剣な表情になっていた。
「俺は、転生者なんです……どんな反応をされるか、騙していたと思われるのではないか、そう考えると怖くて、今までナタリーにしか言うことができませんでした。でも、ここにいる方には話しておきたかったんです。」
それから、アレクは次のことを話した。
元の体の持ち主のアレクの魂は死んでいること。それで、地球という異世界から渉の魂が連れてこられ、アレクの肉体に宿っていること。そして最後にスキルの話をした。
アレクが話している間、驚く顔をする者はいたが、話を遮る者はいなかった。
話し終わると、しばらく沈黙が続く。
「そうじゃったのか。秘密を抱えるのは辛かったじゃろ? じゃがのぅ。ここにいる全員、今のアレクしか知らんのじゃ。じゃから、騙したとか気に病むことはないんじゃよ。ここにいる全員、今のアレクが大好きなんじゃよ」
ヨゼフの発言に被せるように、全員が同意する。
「アレク坊がまさか転生者だったとはな。あの強さの説明がついた。だがな、俺はアレクに負ける気はさらさらないぞ。師匠として、最強の地位に君臨し続ける。それに、最近修業を怠けていたから弱くなったんじゃないか? 明日模擬戦で見定めてやる。わかったな? アレク坊」
ノックスは、わざと関係のない話をして、アレクが転生者だろうがこれまでと変わらず接することをアピールした。
少し不器用なので伝わりづらいが、ノックスらしい気遣いだった。
「僕は、アレク様に救われて今があります。それに、家族も救ってもらいました。だから、今のアレク様が僕のすべてです。それで、最近父にも話したのですが、一生アレク様の家臣として生きようと思っています」
パスクは真剣な顔でアレクに訴えかけた。
「ゔぅ……みんなありがとう……本当にありがとう」
アレクは、先ほどに続いて涙が溢れ出して泣いてしまう。
この時アレクは、本当に転生してよかったと、心の底から思ったのであった。
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