ありふれたジョブで異世界ぼっち旅

音無闇夫

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直人の日常

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この世界に来てもう、15年その間に、沢山の騒がしい出来事があった俺ももう30をすぎたまだ見ぬ大陸は沢山ある南の大陸、東の大陸、西の大陸、中央大陸その中でも、中央大陸に関しては、全部の国を回ったが北の大陸は、アイラの居る魔族領である。そう言えばアイラさん元気にしているのだろうか?直人は人間嫌いだが、魔族は人間では無いのでセーフ見た目は近いが黒曜石のような角あれが骨の一部だと言うのだからそりゃ硬いし頑丈だよね?爪も同様だと聞くそりゃ~ダイヤのヤスリでも無きゃ整えられないだろうよ?今は、魔族領とシルバニア魔道王国との通商貿易が主で特に食料と武具は、シルバニア魔道王国のスミスギルド特にベルト領とベント領にだけ武具防具は卸し食料は、安定供給させているたまに八代がやって来て銃弾を大量に買っていく位だ、魔族領には、食料と都市建設資材と装飾品などを卸し喜ばれているようだ?王都には、卸していない、つまり、シルバニアとは、イドラ、ベント領、ベルト領の3箇所でのみ武具防具は、卸さず、情勢が不安定な、王都とその周辺の街や村には、日持つのする食料のみを卸している。魔族領に関しては武器や防具の類は、必要ない彼らは魔道戦闘や、鉤爪、強靭な肉体があるからだ。ご婦人方は人間と同じく装飾品を好むのは、人間も同じであるようだ女性と言う生き物は、光り物に貪欲である。直人は「人も魔族も女って奴は宝石に弱いって怖い生き物だな。くわばらくわばら!」と言いながら坑道を掘っている時に砂浜で貝殻大量に拾い時には、川や砂様で砂鉄を拾うなんの意味があるのかって玉鋼の原料になるからだ時に松や樗等必要な分を選定伐採し炭も作るそれらを鍛錬しナイフや、刀、槍、鏃などに加工する。日本古来の、たたら製鉄も、鍛冶場の藁炭も、自供自足なのだ、直人自信ブレードマスターでもありランスマスターでもありマジックキャスターでもありスミスマイスターでもあるその基礎は、化学に精通しているからでもある最近は自分専用の銃と弾丸なども作りいかなる状況でも対処できるように開発している「これは、異世界だから出来る事なんだよな?元の世界じゃ手が後ろに回る案件だよな?」とブツブツ言いながら砂鉄を採取している。ミスリルや、オリハルコン、アダマンタイト等を芯金に使い刃は鍛錬した鋼を使う直人の専用武器や、武具防具は、刀は芯金にアダマンタイト刃はオリハルコン性の特注品自作であるミスリルは魔力を通さないとただの銀と変わらないので、装備には使わず装飾品に使うが、魔法具として使われるので、シルバニアの3都市にしか、卸していない、わざわざ王都から買い付けに来る商人が居るようだが、3都市との売買契約証には、3都市以外の住人以外への販売は禁止事項としてあるスミスギルドは、この盟約を守ってくれている鋼鉄の馬車(輸送トラック)で、荷運びもスミスギルドの、直轄である食料品に関しては荷馬車に冷蔵室と冷凍室の原始的な作り方を教え国中に、運べるように教えた。あくまでも、武具防具のみ、3都市だけの密約である。でないと、シルバニアの要所であるこの3都市は、守れないし、王都のバカ貴族どもの手に渡れば、争いの火種になるからだ、今王都では、王女殿下派閥と王弟殿下派閥が睨み合っていると言うくだらない後継争いの真っ最中この争いに3都市は、参加しないことを条件に武具防具を卸しているのだ。王女殿下護衛の委員長や副委員長には、刀(通常品)を持たせてありメンテが必要な時以外は、日本国に来ない事を条件にして渡してある八代には、ケプラーとカーボン製の戦闘服と防弾防刃ベストマガジンプルベルトとポリカーボネートヘルメットとナイフを、渡してある。ミリヲタの夢が満載した、装備であるさすがにグスタフは、やれないがグレネードは、渡しておいた。まぁ~刀の制作自体いくつもの工程を繰り返し作るものだから、この世界のスミスには、無理だし、銃も機構が理解出来なきゃ作れない魔法具で銃みたいなもの作ったことはあるが、チャージとコントロールに、なんがある連射も出来ないからボツにした。後は、自国防衛にも必要だから地下の弾薬庫にストックしてある。月曜日は、土木作業、火曜日は、農作業、水曜日は、研究や試作品製作、木曜日は、メンテナンス、金曜日錬金術の可能性と、検証で、土日は、ゴロゴロして怠惰をむさぼる、とは言えアラートが鳴れば周囲警戒、輸送は取引先には、自動航行での貨物船が、往復する機械様々だ。しかし未だに委員長や八代や副委員長が移住を希望の嘆願書を送り付けてくる委員長と副委員長は、シルバニアの勇者だか?英雄だか?の称号持ちだし八代は、ベント領の最高冒険者として活躍中、そんなヤツらの願いを聞いてやる義理もない!俺は俺でこの島に骨を埋めると決めた訳だし楽しい実験、楽しい研究、が出来ればそれでいいと、直人は、あの国を出たのだ。しかし、とある研究に、行き詰まっていた。「やっぱロボットは、男の浪漫だよな!しかも3~4mクラスのが妥当巨大ロボは目立つし重量により足が埋もれる。関節駆動部の負荷も考慮すると3~4mが適しているロボットとまでは行かなくてもパワードスーツも良いな?然し原動機や、関節駆動部の負荷これが1番難しい、どうしたものか?」と思案していた。異世界ファンタジーの世界に、近代兵器開発を持ち込んだ、だけでなく、その先の未来兵器開発までしようとしているのだから、我ながらマッドサイエンティストぶりは、作者がかかるどころか、加速しているそんな直人を誰も止められないのであった。直人にだって人間らしさはある拠点近くの丘からみる夕日が好きだとか、流れ落ちる滝を見て癒されるとか、誰も居ないから、こその癒しの時間である。八代達がいたころは、出来なかった贅沢な時間を満喫しながら、アイディアを産み出す活力になっていた。直人は、一生ここに住み、一生涯を終える、それでいいのだと思った雑多な街の暮らしから別れを告げたあの日からそれは、変わらない不変とも言うべき物だ。ここに、石碑を立てよう、最後はここで眠るように土に帰ろう!そう心に誓い夕日を見つめていた。そういえば、俺今年で何歳だ?こちらに来てもう、30年位になるのか?てことわだ、もう45歳、なのに委員長や、副委員長、八代は、見た目は、来た時のまま。俺は年並に老ている正規の手順踏まずに転移した場合歳をとるのだな?興味深い、これは研究の余地があると、武具、防具のメンテに来た時にメデカルチェックさせてもらった驚いたことに神の加護とやらが、老化を抑えているようだ、俺は、非正規の(本を読みでいたから神とやら言葉を聞かずと言うか聞こえず)転移だったのでこの世界の人間と同じ速度で歳をとるのだな?しかし神の加護とやらも万能では無いはずだ老いるスピードが異なると言うだけで、直人達がこの世界に来た時が16~17だとして直人は、現在46~47、委員長や副委員長、八代は、肉体的外見的には、19~20となる20年で1歳の計算だ、つまり元の世界と、この世界差は、20年で元の世界では、1年しか経って居ないことになる?この星の自転は地球の自転の20倍となる訳だ、理解したならば俺の命も計算しやすい後、長くて40年、短ければ後10~20年そこそこになるのだろう?俺だけもし戻れたとしてもよぼよぼの爺様ってことになるわけだ!「ふははははは、笑える、笑えるぞ!こいつは、滑稽だ!この日本国も、誰かに譲渡しなければ、俺の代で終わる。なら、全ての権限をAIに託しおっ死ぬのもありだな!人間に統治させるにしても裏切りだのなんだのに耐性のある奴に、譲渡しなければならん!」と考えるようになった。AIとの協議の結果、八代に、渡すとなっただが、まだ先の話だ、交渉は、AIに任せることにした。たまに。魔族領からアイラが、直に装飾品を買い付けに来る年老いた直人が、「これはこれはアイラ公女殿下今日は何をお求めで?」アイラは「以前、直人から貰ったブラックオニキスとやらのブローチがあったでしょ?あれの髪飾りが欲しくてね?作れるかしら?」直人は「半時もあれば出来ますよ魔法付与しますか?」アイラは、「要らない。」直人は、「留め具の素材は如何いたしますか?」アイラは、「貴方が見立てたものなら何でも但しミスリルやオリハルコンやアダマンタイト以外で」直人は、「そうなりますと金がお似合いかと存じます。」アイラは、「最初に会った頃より大分老いたはね?」直人は、「私も人間短命な種族で御座います。歳も取りますよ?」アイラは、「神の加護受けなかったのね?」直人は、「そんな方にはお会いしたこともなければ、ほかの同郷のもの達と違い、迷い込んだだけの迷い人ですから。アイラ公女様に、お気遣い頂き感謝の極!どうか、そこのテラスにておくつろぎ頂きお待ちいただけますか?直ぐに作ってまいります。」アイラは、「分かったわ」と言いウッドデッキの椅子に座りお茶をすすりながら待って居る小刻みの槌叩く音を聞きながらゆっくりとした時間を過ごしていた。この日本はアイラ以外委員長と八代の3人だけは、顔パスで入国できるが、後の交易に関しては、盟約に基づき入国は出来ない様にしてあるAIにそう支持してあるのだ、何故副委員長が外されているのか?答えは簡単で、個人的に嫌いだからだ、更に副委員長の実家は資産家で、直人の研究成果を、勝手に使い特許を取り独占しようとした過去がある。フェイクレポートと図面で対応し、オリジナルは、直人は、譲らなかった。そんな信頼のおけない人間を、この国に入れるほどお人好しでは無い今日は、アイラ公女以外にも、八代がやって来た!「おーい直人弾くれ弾!」直人は、「あ~八代か?最近弾薬の消費が早くないか?」と後ろから出てきた八代は、「お前老けたな?どうすりゃそんなに老けるんだよ?」直人は、「俺はただの迷い人だぜ?歳も取るはな!で、7.62mmでいいんだよな?」八代は「ワンケース頼めるか?」直人は「はぁ?どっかと戦争でもやるのかよ?」八代が、「東大陸の連合軍と戦争だとよ?」直人は、「ならこいつも持ってけ」108mm榴弾砲と弾15箱(木箱)と輸送トラック1台を用意する。直人は、「ベント領防衛ならこいつで事足りるだろ?」八代は、「代金は?こんなもん買う金なんか持ってきてないぞ」直人は、「在庫処分品だ弾は108mm通常弾と榴弾とフレッシェット弾各種5箱用意した。後は、ご注文の品だこんだけあれば当分戦えるだろ」と外に用意したトラックに積んでおいた八代は、「俺の注文よりおおいんだが?」直人は、「気にするな!お得意様へのサービスだ!代金は、ワンケース分でいいよ。」八代は、「気になったんだが?なんで魔族が居るんだ?」直人は「あぁ~アイラさんね彼女は髪飾りを買いに来ただけだよオーダーメイドのな。ここに来れるのは、信用できる人だけ後の有象無象は、定期便でやり取りしてるから、大丈夫だよ後は、貨客船に乗せて帰れよ?」八代は、「最近、海賊に偽装した敵国の艦隊が、シルバニア魔道王国船籍の船を襲ってるらしい?」直人は「情報は、もう入ってるよ護衛は、つけてあるから安心しろ!俺は仕事に戻るからまた後でな。」と工房に戻った。金を溶かし形に流し込み石はめ込み綺麗に磨く化粧箱に納めアイラの前に立ち「アイラ公女殿下、箱をお開け下さいオーダー通りか?ご確認を?」と品物を差し出した。アイラは「綺麗だ、それに丁寧な仕上げだ。家宝にしても良いか?」直人は「お喜び頂きこの上ない賛辞を賜り精悦至極ではありますが、髪飾りも使っていただく方が喜ぶかと存じます。」アイラは「そうかでは、た味に使わせてもらうとしよう?しかし、この国は民がおらんのは何故だ?」直人は「私は民を持たぬ事を、良しとしております。簡単に言えば我が国は機械が民そのものであり機械こそが全て、故にノーライフキングなのです。人間は嘘をつき、裏切り、騙し合い生き恥を晒すそんなもの達を、率いるのは、御免こうむりたいのですよ。ここは私の箱庭であり私だけの国!私亡き後は、全てを壊し島だけを残しその土になる所存でございます。それが私の望む終焉にございますれば、誰かの心にも残らず人知れず土塊に帰るのみそれが自然の法則で御座います。」アイラは「私は忘れん!名工して、武人の直人の事は絶対に忘れたりするものか!」直人は、「有り難きお言葉、なれど忘れてください貴女は貴女の幸せを、草葉の陰から見守りいたします。」と言ったまるで今生の別れの様であったという。八代とアイラを乗せた貨客船と無人潜水艦が護衛に付き島を後にした。
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