死霊使いと神官の旅

セイバン

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プロローグ

第一話「はじめの一歩 The last step」

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「私を弟子にしてください!」

「……………は?」


遡ること30分前。私はここ帝都大付属魔導学校の第一期生で入学した。魔導学校は魔術師を育てるための養成施設で、我ら魔術師見習いは必ず入学しなければならないのだった。魔術師見習いは魔法や魔導に適性のあるものだけがなれるのだが…、生憎と私は魔法を使いたくて入った訳ではない。今では数少ない職業の一つ、死霊使いとして生きるためだ。その為にも戦闘術や知識が欲しかった。魔術師には、その全ての知識が必要とされる。いずれ自立して、各地の悪霊を鎮めることが出来れば本望なのだ。だが、ネクロマンサーは忌み嫌われる職業でもある。死霊や悪霊は自然の摂理に反するという、身勝手な思い込みで数々のネクロマンサーが討たれていった。だからこそ、その思い込みを排除すべく成長しなければならないのだが…。クラス発表のち新しいクラスメイト達に自己紹介としてネクロマンサーだと告げると案の定分かりきっていた反応をする。でも…一人だけ別の感情を持って接してきた少女がいた。時間を戻そう。



「弟子にしてください!」
自己紹介が終わり、休み時間。髪の短い金髪の少女がいきなり弟子に宣言をしてきた。なんなんだ…この女。
「あっ名前言ってなかったね。私はユイノ・エルファート。立派な神官を目指して頑張ってるの」
神官…神に仕える職業だ。というか、神と対する私に近づいてもいいのだろうか。
「あぁ…そうか…。それで弟子というのは…」
「で!貴女がリリア・イズラインですね!ネクロマンサーらしい銀の髪に長髪!さらには高級そうなブローチ!流石です!」
目をキラキラさせたユイノは身を乗り出すように顔を近づけた。話を聴かないタイプかな?それに高級なブローチって…どこみてんだ。
「あー…で、なんで弟子になりたいんだっけ?何か特別な理由でもあるの?」
「勿論!そういえば、リリアさんは神官の最終試験をご存知ですか?」
最終試験…、本で読んだ限りだと確か悪霊を鎮め魂を浄化するような内容だったような気がする。
「あぁ、大まかな内容は理解している」
「それで、その試験は霊を扱うものです。実は私…幽霊の類いが大の苦手で…。神官ならこういうのはやらなくちゃいけないんですけど…」
「だからネクロマンサーたる私に弟子入りすれば多少は克服出来る可能性があると…。申し訳ないが、答えがNOだ。ネクロマンサーに弟子入りしたからといって克服出来るのは難しい。どうしてもそこは自分次第だからな」
見たところ彼女の神官ランクは見習い。まだまだ克服の余地はあるだろう。だが、私と居ても大して意味はないしメリットもない。とはいえ、私も見習いの域を出ていない。どちらにせよ師匠は難しいだろう。そう言えば、この休み時間の後は軽い戦闘術講座が始まる。それに備えなければ。



「いいですか?我ら魔術師が扱う魔法において、属性というものが存在します。火、水、風、地、光、闇。これらは一つの輪になることが出来ます。火は水に弱く、風は地に強く、光は闇に強い、逆もまた然り。これを|創生の環といいます…」

巨大な広間のような講座室で、長ったらしい教師の話を聞いていると段々と眠くなってきた。夢の世界の扉が目の前に近づいてくる。耐えきれずに脳が睡眠モードへ入る瞬間。
「では…そうですね…リリア君、戦闘の手本をみせてくれますか?」
名指しに目が反射的に覚める。なんで私が…。正直ピンポイントで指されるのはめちゃくちゃだるい。それに朝のユイノとかいう神官見習いが期待のまなざしで見てるし…、もう…。腹を括ってやるしかない。

目の前の敵は人型の光属性ゴーレムだった。手には鋭利な剣を握っている。
「手加減いらない感じですか?」
「はい、存分に」

大勢の視線を感じながら中央の檀上へ上がる。昔、父親に多少の戦闘術は習ったものの、それがうまくいった試しがない。若干の不安を覚えつつ杖を取りだし戦闘状態へと切り替える。模擬戦とはいえ油断は出来ない。ちなみに私は闇属性だ。お互いに弱点属性であることは忘れてはいけない。

「それでは…始め!」

開始の合図でゴーレムが一気に詰め寄ってくる。剣が振り落とされ制服を掠める。この手の敵のスキルは、ライトスラッシュかライトブレイドを習得させてあるはずだ。どちらとも光属性の弱攻撃だが、スラッシュは広範囲、ブレイドは横斬りを来るのを予感しとかないと思わぬダメージに繋がる。
「せいっ!」
杖に闇の力を宿らせてエネルギーを放つ。エネルギー弾は剣によって両断される。斬った直後の硬直を狙い魔力を溜める。

「せーのっ!」

魔力を一点に集中させゴーレムに放つ。今度は弾ではなく闇の爆発ダメージの為、防御出来ずに崩れ落ちる。

「勝負あり!」

教師がゴーレムの停止を確認したのか勝負に決着を下した。初めての戦闘にしては上手くいった。その手応えが感じられる。
その後の講座が終わり、帰宅時間になった。帰宅といっても寮なのだが。夕焼けが眩しい。サッさと荷物をまとめ自分の部屋へ戻ろうとするとあのときの少女…ユイが走ってきた。
「リリアさん!見ましたよ!すごかったです!強かったです!やはりぜひとも弟子に!」
「しない」
ユイを無視して寮へ行こうとすると制服に抱きついて離れない。どうしても納得できないらしい。
「お願い…しますぅ!なんでもしますからぁ!」
「いい…そんなこと…しなくても…!」
お互い引っ張りあいをしながら校舎を出る。ユイがあまりにしつこいので条件を出すことにした。それは…

「旧校舎の探索ぅ?」

旧校舎。今、私たちがいるここは新校舎。んで北にもう使われてない旧校舎がある。老朽化の問題で新校舎を建てたらしいのだが、どうにもそこには幽霊が出るらしい。ユイにぴったりだろう。
「噂によると旧校舎には先代生徒…私達の先輩の物と思われる武器マテリアル『静寂の杖』があるらしい。それを取ってきたら弟子を認めよう」
武器マテリアルとは、その名の通り武器の核だ。基本的に、この世界にある武器や防具はコアを元に作られる。
「武器マテリアル…?よく解りませんがそれを取ってくればいいのですね!よし今からいきましょう!」
ユイががっしりと自分の手を掴んだ。そして、もう足はもう目的地の方角へと向いていた。
「え?なんで私の手を握って…ええええええ!?!?」
何故か私はユイに連れられて自分の提示した条件に付き合わされることになった…。こんなはずじゃないのになぁ…。



40分ほど歩くと旧校舎に着いた。ぱっと見完全ホラースポットだ。言いだしっぺとはいえ、まさか私も行くはめになるとは…。
「うーんと…ありゃ?校舎の入り口が閉鎖されちゃってますね」
目を向ければ確かに何重もの鎖に掛けられて出入りを禁止されていた。魔術結界も張ってある二重対策だ。でも何か…厳重にし過ぎているような気が…。
「こんな封印って施すものなんですかねぇ」
「わからない…。よし引き返そう」
「自分から提案しておいて逃げる気ですか!?」
…確かにそうだ。うぅ…、数分前の自分を恨むぞ…。
自らの自業自得ぶりに後悔しつつ、門の封印形式を確認してみる。
「ん…?これって簡略式魔術結界じゃないかな?」
自分でも解読できるレベルならなんとかできそうだ。頭に形式計算を展開しロックを外す。青い鍵の形をとったウイルスが鎖の鍵穴を開錠する。がちゃりと重い音がした後、鎖が消滅した。二重対策とはいえ、簡単な術式であったのが幸いですぐに解除出来た。錆びついた門を開き中へ入る。

中は蜘蛛の巣が張ってあったり埃が舞い上がったり手入れがされていない。夕焼けと相まって橙色の廊下が、異質感を増幅させる。
「うぅ…気味悪いですね…気分が悪くなってきました…」
ユイが震える手で私の手を握る。ここはもしかしたら死霊がいるのかもしれない。ピリピリと負の魔力が頬に当たるのを感じる。
「悪意ある気配が蔓延ってるなこれ」
常日頃から死霊と戯れていた自分にとっては対して害はないが、流石にユイを連れての探索は危険と判断し校舎の出口に向かって歩き出す。

「………………」

15分が経過した。

「………………」

30分が経過した。

「………………」

60分が経過した。

「なんかおかしくありません…?私達が入ってから一時間は歩いていますよ…。ここ外からみてもそこまで大きくないのに中々抜けられません…」
いよいよ死霊が仕掛けてきたか。より一層警戒して辺りを見渡す。
「一通り、探索してみる必要があるかも」
「うへぇ…、マジで言ってます?」
「マジマジ。もう少し頑張ろう」
上の階に何処か休める場所はないかと二階へ上がり廊下へ出る。その瞬間、魔力が段違いに濃くなった。一階より、負の魔力がさらに強大化しているのが感じとれる。
「あちゃ、失敗だったか。とりあえずもっかい下へと」
後ろを振り向くと、既に階段は消失しており木製の壁が立ちはだかっていた。
「返すつもりはないってことかな?」
外へ飛び込もうかと窓を探すも階段と同じように壁へと化していた。
「一体なんなんですかこれ…。本当に私達、無事に帰れるんですかね…」
ユイがか弱い声で聞いてくる。先程から恐怖心と精神汚染の魔術の影響で口数が少ない。
「この魔力の流れの元を断てば帰れるさ」
魔力の元…。閉じ込めた犯人…流れ的には一階の職員室の先から感じる。無念で死んだ魂が成仏できずに現世に留まった結果か。ただ行くのはいいが、ユイは既に精神力が少ない。連れていけばさらに削られるだろう。しかし置いていけば蔓延る悪霊どもに殺られる可能性もある。
「ふむ…流石に刺激が強いけど仕方ないか…」
懐から赤い粉が入った瓶を取り出した。これは火竜の気付け薬というもので、飲めば死の淵にいる者も呼び起こせる程の刺激を体に送る。幾分か精力はつくはずだ。
「ユイ、口開けて」
「ほえ?」
謎の質問にポカンとするユイの口に気付け薬を放り込む。最初は、平気そうな顔をしていたが、やがて顔が真っ赤になる。
「!!!!!!!!!????????」
声にならない叫びをあげると弾かれたように倒れ失神した。倒れるほどの元気があれば、ひとまず問題はない。

「ほいっとな」
床を杖で思い切り打ち付け傷をつける。木製の為、簡単に板が剥がせた。べりべりと一枚ずつ剥がし続け穴をあけた。
「階段が使えなけりゃ壊せばいい」
ユイを抱え一階へと着地する。二階より更に魔力が濃い。そして負の魔力が溢れでるように職員室の先から漏れ出ている。
ユイを廊下の壁に寝かせ結界を張る。即席だが、ある程度は防げるだろう。

元凶のいる部屋のドアを意を決して開け中へ入る。相変わらず掃除の行き届いていない惨状だが、奥部屋から凄まじい怨気が漂う。
「この魔力の発生源はこの先だな…」
一歩一歩、奥部屋に近付く。普段は見えない力の流れが可視化出来るほど濃い。これがユイに直撃していたら確実に狂っていただろう。置いてきてよかったと心から安堵する。万が一にも死なせてしまったら即退学だ。いや…退学どころか死刑…?
そんな呑気なことを考えながら進んでいくと悪霊の部屋へとたどり着いた。

「オオオォォ…オオオオォ」

中に居たのはどす黒い骨に怨みと怨念によって染まりきった紅い眼。人の怨念spそのものを具現化した魂だった。どれだけ現世に未練があるかは知らないが、ここで潰さないとユイが危ない。
「悪いけど貴方には成仏してもらうね」


私のレベルで、この狭い空間でコイツと戦うのは非常にキツい。まずは、職員室へと誘導する。
「さて、どう鎮めますかな」
手始めに中ぐらいの闇の弾を放つ。悪霊は、模擬戦のゴーレムとは段違いの素早さで弾を全て避けきり、細い見た目から信じられない腕力で反撃を繰り出した。それを後ろの壁へと誘導し逃げ道を確保する。
「霊のくせに力は強いのかぁ…、これは厄介だ」
普通、悪霊や死霊は精神や心の奥を付いて絶望させる攻撃方法を取るが、こいつはまた別の種類らしい。とにかく距離を縮めて物理で仕留めるスタイルということは、魔術師たる自分には不利というもの。魔術師対策としては非常に優秀だ。
「だからって…!この!ゼロ距離はずるいでしょ!」
ギリギリのところをかわし続けるが、徐々に動きが鈍くなってきた。一歩動きを間違えれば、即死だ。なるべくユイから遠ざけねば。
『警告、これ以上の後ろへの退避は不可能。背後に二つの敵対反応を検知』
胸のブローチから無機質な女の声が響いた。あぁ、自分の危機を感じてが目覚めたか。
『これ以上の戦闘続行は危険と判断。死の力の使用を強く推奨』
(わかってる。わかってるけど)
「ううう…使いたくはないなぁ…、でもなぁ」
手にしたのはドクロの仮面。死霊使いの真骨頂ともいえる変化術を使うかどうか…。
「ユイのこともあるし…やるしかない!」
諦めたようにドクロの仮面を顔に装着する。仮面は自然に顔に吸い付くと頭から獣耳がピョコンと出現する。尻からは尻尾が生えた。これが死霊使いの真骨頂、『魔獣錬成変化術』の一つ。自分の顔に魔獣の仮面を被ることで一体化することが出来る。

「流石に悠長に戦っている暇は無いんだ。短時間で片付ける」

杖が鋭い剣に変化する。

「EXスキル『蒼の双剣』『碧翠の海』」

鋭利な水晶の剣を持つ手に翠の加護が追加される。

「オオオォォ!!」

突進してきた悪霊を一斬り。斬られた胴体は凍り動かなくなる。足場を一気に爆発させ加速、神速の刃が胸を切り裂く。物理と精神属性が付与した剣はあり得ないほどの心力を悪霊へと注いだ。

「EXスキル『黒の奔流』」

室内に突如として泥が現れる。渦巻く黒が悪霊を捕らえて離さない。徐々に泥の中心に吸い込まれて大きく爆発する。

「オオオォォオオオォォ…」

泥はやがて、悪霊の核を呑み込み深淵へと誘う。か弱い悲鳴がやがては消え負の魔力が流れを止めた。




ユイをおぶって旧校舎の入り口を出る。いつの間にか意識を失っていたらしい。

「ううん…」

ユイが目を覚ます。しばらく寝ぼけていたがようやく状況を理解したように回りを見渡す。

「あれ…ここは…」
「外だよ。出てきたのさ」

もう夜に沈んだ学校の敷地内は暗いが、新校舎の灯台を元に歩けばすぐ帰れる。






随分とバタバタした入学初日だったが、意外に楽しかった。まぁ、ユイの弟子入りを認めたわけではないが。
「まぁ…最初の一歩としては充分…かな」

さぁ明日は早い。急いで帰って寝よう。
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