甘美なる隷属

羞恥と支配の暴露

REIKAエンタープライズの「特別会議室」は、麗子の支配と陽翔の服従が極限まで交錯する聖域だった。17時ちょうど、陽翔は全裸で天井から鎖でつま先立ちに吊るされ、首に黒革の首輪、股間にハンブラーと錘、乳首にクランプと錘が装着されていた。麗子の一本鞭による鋭い打撃が彼の身体に鞭痕を刻み、痛みの奥に微かな快感の火花が散っていた。陽翔の心は、麗子の口汚い罵倒と圧倒的な支配によって被虐欲求が極限まで高められ、痛みと快楽の倒錯的な波に翻弄されていた。「麗子様…僕の全ては…あなたのもの…。」陽翔の震える声は、彼女への絶対的な服従と安心感に満ちていた。

突然、「特別会議室」のドアがノックされ、ガチャリと開かれた。「失礼しま…あ、ごめんなさい!」凜香の声が響き、彼女は目の前の光景に凍りついた。陽翔の鞭痕だらけの身体、拘束具、麗子のボンデージ衣装――耽美小説の舞台装置のような異様な光景に、凜香の理解が追いつかず、顔を赤らめてドアを閉めようとした。陽翔は予想だにしない凜香の登場に現実に引き戻され、血の気が引いた。

(凜香…! なんで…!)

顔から火が出るような羞恥が彼を苛み、麗子の調教によって植え付けられた「偽りの自分」とのギャップが心を締め付けた。

麗子は凜香を見て、優雅で余裕のある微笑みを浮かべた。「凜香、逃げなくていいわ。入ってらっしゃい。」彼女の声は穏やかだが、拒否を許さない命令だった。凜香は戸惑いながらも部屋に足を踏み入れ、陽翔の惨めな姿と麗子の圧倒的なオーラに圧倒された。彼女の鋭い瞳は、陽翔へのあからさまな身体的暴力に強い抗議を込めて麗子に向けられた。「麗子社長、これは一体…どういうことですか?」凜香の声には驚愕と非難が混ざっていた。

麗子はゾッとする笑みを浮かべ、優雅に答えた。「凜香、驚かせてごめんなさいね。陽翔は私の奴隷なの。彼は強い被虐欲求を持つマゾで、自らの意思で私の足元に跪いてるわ。陽翔の『本当の姿』は、会社のスーツを着た『特別アシスタント』じゃなくて、この惨めな姿よ。」彼女は陽翔の乳首クランプを指で軽く揺らし、陽翔の身体を震わせた。「うぅっ…!」陽翔の呻き声が響き、凜香の顔にさらなる困惑が広がった。

麗子は陽翔を見下ろし、冷たく命じた。「陽翔、自分が何なのか、お前の口で凜香に教えてあげなさい。」陽翔は羞恥と恐怖に震えながら、涙目で凜香を見た。大学時代の輝く凜香との再会が、こんな形で彼の「本当の姿」を暴くとは想像もしていなかった。「凜香…僕は…麗子様の奴隷です…惨めなマゾで…麗子様の快楽のために…痛みと屈辱を受け入れる存在…。」陽翔の声は震え、麗子の調教によって植え付けられた言葉が彼の心をさらに縛った。

凜香は陽翔の言葉に目を丸くし、信じられない思いで麗子を見た。「麗子社長…これって…陽翔が本当に望んでるんですか?」麗子は微笑み、凜香の肩に軽く手を置いた。「そうよ、凜香。陽翔は私の支配でしか生きられないの。彼の被虐欲求は、私の手でしか満たされない。あなたにはまだわからないかもしれないけど…支配する喜びも、特別なものよ。」麗子の言葉には、凜香の支配者としての素質を試すような響きがあった。

陽翔は凜香の視線に耐えきれず、鏡に映る自分の鞭痕だらけの姿を見つめた。

(麗子様…凜香に見られても…僕の全てはあなたのもの…。)

彼の心は、羞恥と麗子の支配による安心感で満たされ、被虐欲求がさらに高まった。麗子は凜香を部屋に残し、陽翔に鞭を振り上げた。パシッという音が響き、陽翔の悲鳴が続いた。「陽翔、凜香にちゃんと見てもらいなさい。私の奴隷として、どれだけ惨めか!」

(完璧よ、陽翔。)

麗子は内心でほくそ笑んだ。

(凜香の視線がお前の羞恥を煽り、私の奴隷としての心をさらに深く縛る。彼女の支配者としての目覚めも、楽しみだわ。)

「特別会議室」の暗闇に、麗子の冷たい笑み、陽翔の喘ぎ声、凜香の困惑した視線が溶け合い、陽翔を支配の淵にさらに深く沈め、凜香を新たなゲームの駒として巻き込んでいった。