甘美なる隷属

氷華冥

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黒薔薇の残酷な舞台

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「黒薔薇」のVIPパーティ会場は、欲望と支配が渦巻く妖艶な空間だった。会場の中央に設置されたステージには、拷問台、鞭、熱蝋、錘付きのハンブラーやクランプ、革の拘束具が用意され、参加者が自由に奴隷を責めるための完璧な舞台となっていた。麗子と凜香は黒のレザーボンデージ衣装で、圧倒的な支配者のオーラを放ち、陽翔を鎖で引き連れていた。陽翔は全裸で、首に黒革の首輪、股間に「Heaven and Hell」を装着し、怯えた目で会場を見回していた。麗子と凜香はワイングラスを手に、ステージでのショーを楽しみながら、陽翔の羞恥と従順をさらに深める機会を窺っていた。

ステージでは、人気女性アイドル・澪がプロ野球選手の悠真を苛むショーが繰り広げられていた。テレビでは愛らしい笑顔でファンを魅了する澪だが、今は黒のボンデージ衣装に身を包み、若さに似合わない威圧的な雰囲気を漂わせていた。彼女は太い一本鞭を手に、悠真を拷問台に拘束し、冷たく見下ろした。「悠真、情けないわね! いつもテレビでカッコつけてるくせに、私の前ではこんな惨めな姿晒すの?」彼女の声は鋭く、蔑みに満ちていた。パシッ! 鞭が悠真の屈強な身体に鮮やかな赤い痕を刻み、彼の悲鳴が会場に響いた。「うぁっ…澪様…! 許してください…!」

悠真は涙を流し、恐怖に震えながら懇願した。「澪様…お願いです…僕の失敗…償いますから…!」だが、澪は聞く耳を持たず、嘲笑を浮かべた。「償う? こんな役立たずが何を償えるのよ! お前の価値は、私の鞭を受けることだけ!」パシッ! パシッ! 鞭の嵐が悠真を襲い、彼女の嬌声と観客の拍手が響き合った。澪の目は嗜虐の興奮に輝き、悠真の悲鳴が彼女の支配欲をさらに煽った。「ほら、もっと泣きなさい! 私のために苦しむのがお前の仕事でしょ!」観客たちは澪の冷酷な支配に拍手喝采を送り、会場は熱狂に包まれた。

次にステージに上がったのは、30代のおっとりした癒やし系人気女優・玲奈だった。彼女は韓国出身のイケメン若手俳優・ジホを鎖で引き連れ、優雅にステージに登場した。二人は最近、ドラマ『恋するオフィス』でおっちょこちょいな上司と部下の恋物語で共演し、視聴者を魅了していた。しかし、ステージでの玲奈は、テレビで見せる穏やかなイメージとは似ても似つかない冷酷な支配者だった。黒のボンデージ衣装に身を包んだ玲奈は、ジホをステージ中央に跪かせ、ゾッとする笑みを浮かべた。「ジホ、ドラマじゃ私の部下のくせに、こんなところで私の足元に跪くなんて、情けないわね!」

ジホは震えながら答えた。「玲奈様…申し訳ありません…僕…あなたの言う通りに…。」だが、玲奈は彼の言葉を遮り、声を荒らげた。「黙りなさい! 私の言う通りにできなかったから、こうやって晒されてるのよ!」彼女はジホの頬に強烈なビンタを叩き込んだ。パチン! 鋭い音が響き、ジホの頭が揺れた。「うっ…!」ジホが呻く中、玲奈は鞭を手に取り、容赦なく振り下ろした。パシッ! 「お前のそのイケメン顔、テレビじゃ人気でも、私の前じゃただの奴隷! 私のために泣きなさい!」鞭がジホの胸と背中に赤い痕を刻み、彼の悲鳴が会場に響いた。「玲奈様…! お願い…許して…!」

玲奈はジホの懇願を無視し、嘲笑しながらさらに鞭を振った。「許す? 冗談! お前の悲鳴、もっと聞かせてよ! ドラマの演技より、こっちの方がよっぽどリアルでいいわ!」彼女の目は嗜虐の興奮に輝き、観客の嬌声と拍手が彼女の支配欲を高めた。ジホは涙を流し、恐怖に震えながら跪き、玲奈の足元に額を擦りつけた。「玲奈様…僕の全てを…あなたに…。」

麗子はステージを眺めながら、凜香に囁いた。「凜香、素晴らしいショーね。澪も玲奈も、支配者として完璧よ。あなたも負けないように、陽翔で最高のショーを披露しなさい。」凜香はステージの残酷な光景に目を奪われ、内心でゾクゾクする興奮を感じた。

(陽翔を…こんな風に…!)

彼女の目は、陽翔への軽蔑と嗜虐の喜びに輝いていた。「はい、麗子社長。陽翔で…絶対に最高のショーを。」陽翔は二人の視線に震え、縮こまりながら答えた。「麗子様…凜香様…僕…頑張ります…。」

(完璧よ、凜香、陽翔。)

麗子は内心でほくそ笑んだ。

(この「黒薔薇」の舞台で、凜香の嗜虐欲を極限まで引き出し、陽翔を完全な奴隷として晒す。私のゲームは、二人を永遠に私の支配の網に絡め取るわ。)

会場の妖艶な空気に、麗子の冷たい笑み、陽翔の震える従順、凜香の嗜虐に輝く視線が溶け合い、陽翔を被虐の沼の底にさらに沈め、凜香を麗子の策略の完全な支配者として引き込んでいった。
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