甘美なる隷属

嗜虐の炎と会場の熱狂

「黒薔薇」のVIPパーティ会場の中央ステージは、凜香の嗜虐欲が陽翔を飲み込む残酷な舞台だった。凜香は黒のレザーボンデージ衣装に身を包み、タイトなコルセットとピンヒールのブーツで支配者のオーラを放っていた。陽翔は全裸で拷問台に拘束され、首に黒革の首輪、股間に錘付きのハンブラー、乳首に錘付きのクランプを装着し、鞭痕と熱蝋で覆われた身体が大型の鏡に映っていた。陽翔の自我はすでに崩壊し、麗子と凜香の支配に沈んだ彼は、被虐の沼でただ悲鳴を上げるだけの存在だった。

凜香は自分の中に燃えたぎる嗜虐の炎を抑えきれず、その限りを陽翔にぶつけ続けた。彼女は太い一本鞭を手に、容赦なく振り下ろした。パシッ! パシッ! 鞭が陽翔の身体に鮮やかな赤い痕を刻み、彼の悲鳴が会場に響き渡った。「あぁっ…凜香様…!」陽翔の遠慮ない悲鳴が、凜香の興奮をさらに煽った。彼女はゾッとする笑みを浮かべ、冷酷に叫んだ。「ほら、陽翔、これが欲しかったんだろ?」

凜香は鞭を振りながら、陽翔を嘲笑した。「こうやって私に泣かされるのが大好きなのよね? アハハハッ! このマゾ! 変態!」彼女の声は嗜虐の喜びに震え、観客の嬌声と拍手が会場を包んだ。陽翔は涙と汗に濡れた顔で懇願した。「凜香様…お願いです…!」だが、凜香は聞く耳を持たず、さらに鞭を激しくした。「もっと泣け! 叫べ! この鞭が好きなんだろ? 欲しいんだったら、もっと鞭をおねだりしてごらん?」

陽翔は震える声で答えた。「凜香様…どうか…もっと…鞭を…ください…!」その言葉は、麗子と凜香の「指導」によって植え付けられた被虐の「幸福」を反映していた。凜香は陽翔の懇願に嗜虐的な笑みを深め、一心不乱に鞭を振り続けた。パシッ! パシッ! 彼女の動きは流れるように正確で、まるで支配の舞を踊るようだった。陽翔の悲鳴と身体の震えが、凜香の嗜虐の炎に油を注ぎ、彼女は夢中で鞭を振るい続けた。

いつしか、凜香の激しい責めが会場の空気を支配していた。彼女の冷酷な美しさと容赦ない鞭は、観客の女性参加者を魅了した。人気アイドル・澪がワイングラスを手に囁いた。「あの子、すごいわね。完璧な支配者よ。」人気アナウンサー・恵里佳も頷き、「凜香さんのオーラ、鳥肌ものだわ。陽翔くん、完全に彼女の奴隷ね。」と称賛した。カリスマ女性経営者も微笑みながら言った。「麗子社長、素晴らしい部下をお持ちね。凜香さん、将来『黒薔薇』のスターよ。」観客たちは口々に凜香の支配者としての才能を囁き合い、拍手と嬌声で彼女を称えた。

麗子はステージ脇で、凜香の圧倒的なパフォーマンスを満足げに眺めた。「凜香、素晴らしいわ。陽翔を完璧に支配して、みんなを魅了したわね。」彼女の目は、凜香の覚醒と陽翔の崩壊に輝いていた。凜香は陽翔の悲鳴にゾクゾクする快感を感じながら、観客の称賛に胸を高鳴らせた。

(陽翔…私の鞭で、みんなの前で私の奴隷だと証明しなさい…!)

陽翔の心は、凜香の鞭と麗子のダブルバインドによって完全に沈み、被虐の沼の底でただ彼女たちのために苦しむ「幸福」を感じていた。

(凜香様…麗子様…僕の全ては…あなたたちのために…。)

(完璧よ、凜香、陽翔。)

麗子は内心でほくそ笑んだ。

(この「黒薔薇」の舞台で、凜香を冷酷な支配者の頂点に押し上げ、陽翔を完全な奴隷として晒した。私のゲームは、二人を永遠に私の支配の網に絡め取ったわ。)

会場の熱狂的な空気に、麗子の冷たい笑み、陽翔の悲鳴と従順、凜香の嗜虐に輝く鞭が溶け合い、陽翔を被虐の沼の底に沈め、凜香を麗子の策略の完全な支配者として完成させた。