甘美なる隷属

催眠による心の鎖

REIKAエンタープライズの「特別会議室」は、麗子の支配が陽翔の心と身体を完全に掌握する聖域だった。陽翔は全裸で、首に黒革の首輪を着け、三角木馬に跨がされていた。両手は革の拘束具で縛られ、天井からチェーンで吊られ、両足には錘がぶら下げられ、鋭い稜線が股間に食い込んでいた。黒の革製アイマスクで視界を奪われ、麗子の与える冷たさと熱、痛みの刺激に翻弄された陽翔の意識はぼやけ始めていた。麗子は陽翔の「Heaven and Hell」を外し、彼女の手と声だけで彼の感覚と精神を支配していた。

麗子は黒のレザーボンデージ衣装に身を包み、タイトなコルセットと光沢のあるピンヒールのロングブーツが彼女の圧倒的な支配力を際立たせていた。陽翔の意識がトランス状態に近づくのを確認した麗子は、催眠的な暗示を用いたマインドコントロールを施す準備を整えた。彼女は陽翔の周りをゆっくり歩き、ピンヒールのコツコツという音で彼の注意を引きつけると、低い声で囁き始めた。「陽翔、深く息を吸って…吐いて…私の声だけに集中しなさい…。」

麗子の声はメトロノームのようなリズムで繰り返され、陽翔の意識をさらに深いリラックス状態へと導いた。彼女は時おり陽翔の乳首や脇腹の感じやすいポイントに指先で甘い刺激を与え、快感とリラックスを結びつけた。「お前の心は、私のもの。お前の思考は、私の命令だけに従う…。」陽翔の身体が微かに震え、半意識状態で「はい…麗子様…」と呟いた。麗子は陽翔の反応を見て、ゾッとする笑みを浮かべた。

暗示が深まると、麗子はさらに言葉を重ねた。「陽翔、お前は私の奴隷。私の声が聞こえるたび、服従の喜びが心を満たす。私の指が触れる度に、私の慈悲の快楽が身体に広がる。私の笑い声が聞こえる度に、幸福が心を満たす。お前の自我は、私の足元で溶けていく…。」陽翔はアイマスク越しに頷き、声にならない呻きを漏らした。「はい…麗子様…。」麗子は陽翔の乳首を軽くつまみ、快感を強化しながら暗示を深く刻み込んだ。

突然、麗子は一本鞭を手に取り、床を空打ちした。パシッという鋭い風切り音と鞭が床を叩く音が「特別会議室」に響き、陽翔の身体がビクッと反応した。「私の鞭の音が聞こえる度に、お前は私の拷問の恐怖に平伏す。」麗子の声は冷酷で、陽翔の心に恐怖と服従を植え付けた。彼女は再び鞭を振り上げ、今度は陽翔の太ももを鋭く打ち据えた。パシッ!「はぅ…!」陽翔の悲鳴が部屋に響き、三角木馬の食い込みがさらに彼を苛んだ。

麗子は陽翔の耳元に近づき、冷たく囁いた。「身を切り裂くような、鋭い痛み…この痛みを、よく覚えておきなさい。」陽翔は涙と汗に濡れた顔で、震える声で答えた。「はい…麗子様…。」麗子は鞭を再び空打ちし、音だけで陽翔の恐怖を煽りながら、暗示を強化した。「私の声、鞭の音、指の感触――これらがお前の世界の全てよ。お前の心は、私の命令にしか反応しないように調教される。」

麗子は陽翔の意識が完全に彼女に委ねられたのを見極め、暗示をさらに深くプログラムした。「陽翔、目を覚ました後も、私の声が聞こえるたび、服従の喜びが湧き上がる。私の鞭の音が聞こえるたび、恐怖と忠誠が心を支配する。私の笑い声が聞こえるたび、幸福で満たされる。お前は私の奴隷として、私の存在だけを生きる意味とする。」陽翔は半意識状態で「麗子様…僕の全ては…あなたのもの…」と呟き、麗子の暗示に完全に飲み込まれた。

麗子は陽翔の拘束を解かず、アイマスクを外さず、そのまま彼を三角木馬に跨がらせたまま放置した。「陽翔、今日の調教を心に刻みなさい。私の奴隷として、永遠に私の支配に溺れるのよ。」彼女はピンヒールを鳴らしながら部屋を出て行き、陽翔を暗闇と痛みの中に残した。陽翔の心は、麗子の声と鞭の音、彼女の与えた快楽と恐怖によって、さらなる支配の深淵へと堕ちていった。

(完璧よ、陽翔。)

麗子は内心でほくそ笑んだ。

(お前の心は、私の暗示で永遠に私の奴隷として縛られる。)

「特別会議室」の暗闇に、麗子の冷たい笑みと陽翔の喘ぎ声の残響が溶け合い、陽翔を彼女の支配の淵にさらに深く沈めていった。