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最終章 貴族院への道
二日前の出来事
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「明後日から、私の大切な従姉妹の姫君。セレンティア様が当家にお越しになります。全権はカースティに。補佐はレイン侍女長に任せるわ。
クロームファラとレミエールは、彼女の心を折るように徹底的に痛ぶって下さる?」
磨き上げられた公爵家のサロンを満足気に見つめながら、残忍な女主人であるレイチェル夫人は鞭を手に、跪いたまま全く動かない召使い達に伝令を告げた。
「……もちろんですわ、奥さま。セレンティア様がカスティア王女にご興味を持って頂き、第一王女の派閥を支えるリーダーとなるよう、精一杯勤め上げます」
「侍女のリンとスウは、小間使いの役になって花奴隷の蜜をたっぷりと吸わせるようにして下さる? 私の友人のラクトン夫人に、少しずつ与えるようにお願いしてきたから、身体も心も充分に耐性があると思うの…。食事は、可能な限り抜いて。折られた心を支えるように、暖かく接してお上げなさい。それから……」
レイチェル夫人の足の下には、花奴隷の三人が控えていた。衣類は身につけておらず、首には太い鉄枷が取り付けられ、長い鎖と結びついている。
彼らの秘芯を撫でながら、セレンティアから信頼を得るように伝えると、カースティ補佐官を残して、他の舞台の役者たちはいつもの持ち場へと移っていった。
「まずは彼女の心を出来る限り折って、酷くされることを好むように調教していきましょう…。それから貴族院に進むように伝えて、セレンティアと親好が有った女を出来るだけ惨たらしく拷問にかけましょうか…。罰の理由は何でも構わないわ。
そう…、ここまで進めてこられたのも、セレンをラクトン夫人に心根の優しさを失わないまま、貧乏で孤立させるように教育して頂いたおかげね。後で流行りの宝石箱でも、届けて差し上げて…」
書き記した手紙を受け取り、カースティ補佐官は持ち場へと戻っていった。夫人は庭園を一人で歩きながら、昨日埋められた入りたての小間使いの顔を撫でる。
口枷を取り付けられ、顎から下を完全に埋められた三人の少女たちは助けを求めるような哀れな視線を夫人に向けたが、それを気にも留めずにレイチェル夫人は庭師を呼び付け、彼女たちの顔に土を被せて新しい花を植えるように告げた。
何とか足掻こうとする少女たちの吐息を感じ取りながら、土と堆肥をかけられていく姿目掛けて、レイチェル夫人は優美に鞭を振り下ろした。
クロームファラとレミエールは、彼女の心を折るように徹底的に痛ぶって下さる?」
磨き上げられた公爵家のサロンを満足気に見つめながら、残忍な女主人であるレイチェル夫人は鞭を手に、跪いたまま全く動かない召使い達に伝令を告げた。
「……もちろんですわ、奥さま。セレンティア様がカスティア王女にご興味を持って頂き、第一王女の派閥を支えるリーダーとなるよう、精一杯勤め上げます」
「侍女のリンとスウは、小間使いの役になって花奴隷の蜜をたっぷりと吸わせるようにして下さる? 私の友人のラクトン夫人に、少しずつ与えるようにお願いしてきたから、身体も心も充分に耐性があると思うの…。食事は、可能な限り抜いて。折られた心を支えるように、暖かく接してお上げなさい。それから……」
レイチェル夫人の足の下には、花奴隷の三人が控えていた。衣類は身につけておらず、首には太い鉄枷が取り付けられ、長い鎖と結びついている。
彼らの秘芯を撫でながら、セレンティアから信頼を得るように伝えると、カースティ補佐官を残して、他の舞台の役者たちはいつもの持ち場へと移っていった。
「まずは彼女の心を出来る限り折って、酷くされることを好むように調教していきましょう…。それから貴族院に進むように伝えて、セレンティアと親好が有った女を出来るだけ惨たらしく拷問にかけましょうか…。罰の理由は何でも構わないわ。
そう…、ここまで進めてこられたのも、セレンをラクトン夫人に心根の優しさを失わないまま、貧乏で孤立させるように教育して頂いたおかげね。後で流行りの宝石箱でも、届けて差し上げて…」
書き記した手紙を受け取り、カースティ補佐官は持ち場へと戻っていった。夫人は庭園を一人で歩きながら、昨日埋められた入りたての小間使いの顔を撫でる。
口枷を取り付けられ、顎から下を完全に埋められた三人の少女たちは助けを求めるような哀れな視線を夫人に向けたが、それを気にも留めずにレイチェル夫人は庭師を呼び付け、彼女たちの顔に土を被せて新しい花を植えるように告げた。
何とか足掻こうとする少女たちの吐息を感じ取りながら、土と堆肥をかけられていく姿目掛けて、レイチェル夫人は優美に鞭を振り下ろした。
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