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20 一般人と妖術師
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「お待たせしました、送りますね」
「……う、ん」
きっかり一時間後、新宮は居間に現れた。俺の知っている、いつも通りの新宮が。
「どうしました? 帰りたくないんですか?」
いつも通り、なんだけど……
どうしても足が動かない。先程のことが頭に根づき、この場から離してくれない。
あの目で見つめられると胸が締め付けられ、嬉しくて嬉しくてたまらなかったのに、どうして俺の手は震えているのだろう。どうして俺は、怯えているのだろう。
「……はぁ。貴方をここに呼んだのが間違えでした」
俺の表情から何かを察した新宮は、俺の上面に座り、正座をした。俺を逃がすまいと、捕食者の目をする新宮が。
「ま、間違いって……」
「はぁーあ……焦りすぎたなぁ……七葉が私のこと、止める訳ないのに動揺し過ぎた。その結果、貴方と七瀬を接触させてしまった……反省すべき点ですね」
新宮は立ち上がり、表情を隠すように扉に向かって話し始めた。
その姿に、俺はかなり動揺していた。
「どういうこと、だよ……」
気圧されないよう、虚勢を張るため、低く張り詰めた声を出す。扉のガラス越しに映る新宮の口角は、ゆっくりと上がった。
「どういうこと……とは、どういうことでしょう?」
「……あやかしは確実に減っている。それなのに、被害者は増えている。おかしいだろ? それに七瀬さんの言動……新宮、俺に隠してい
ることあるだろ?」
静かに虚勢を張る。怒鳴ることも、泣くこともなく、俺は冷静に、新宮を問いただした。そうしなければ、負けてしまいそうだから。
しかしそれは新宮も同じだった。
彼女は焦り一つ見せず、いつも通り語り出した。
「はぁ……もう少しくらいは騙せると思ったのですが……ここらが限界のようですねぇ……全く……きっかけは七瀬ってところですか?」
「は……?」
「久我さんは馬鹿で頭の悪い人間なので、七瀬の言動がなければ、いい感じに言いくるめる予定でしたが……これは無理そうですね。では真実をお話しします。あやかしについての説明、私は一つだけ、嘘をつきました」
新宮はくるりと鮮やかに振り返った。
浮かべる笑みは、白雪姫に毒リンゴを渡す魔女のようで……まさに悪役という名が相応しい。
「嘘……?」
「はい。あやかしは食事以外では実態を維持できないと言いましたが、そもそもあやかしに実体を作るほどの力はありません。実態を作り
出すには、莫大な妖力が必要なんです」
「だから、何なんだよ……」
「空気は食事できませんよね? だから食事時は体を借りるんですよ。そこでやっと私たち人間はあやかしを見ることが出来る。その隙
に、借りた体ごと祓っちゃうんですよ、この世から!」
彼女の笑顔は向日葵のように眩しかった。しかしもう、心臓はときめかない。
確信を突くことは言わずに、いつもの調子で説明をする新宮に、震えることしか出来ない。
「身体を借りる……その身体って……」
「言わなくても分かるでしょう? あやかしを祓えば祓う程増えていく行方不明者……あやかしは食事をする為に人間の身体を乗っ取り、
その口で別の人間の魂、もしくは妖力を喰らいます。その瞬間、私は人間ごと、あやかしをこの世から祓う」
「……は?」
息が、口が、俺の全てが、何もかもが、止まったような感覚。
つまり、今まで祓ってきたあやかしは、全て人間で……あやかしを祓うってことは、人間を殺すと、いうことで……
そこで、思考は停止した。これ以上、考えたくない。本能が、俺の活動を停止させたんだ。
朝ごはんを食べ過ぎなくてよかった。もし腹が詰まっていたら、確実に、吐いていただろう。
「……ご理解、頂けたようですね?」
目を閉じない限り、視覚は働く。彼女はまだ、呑気に笑っていた。
もう、新宮は正義の味方ではない。完全なる悪者だった。
「ご理解、じゃねぇよ……つまりお前は……ただの人殺しなんだろ……?」
「嫌だなぁ。ただの人殺し? 言ったでしょう? あやかしは人の魂を喰うんですよ? ほっとけば妖怪になって、被害者はさらに増えるんですよ? 彼らの死は、平和のために必要な死です。短絡的に見ればただの殺人鬼でしょうが、長い目で見れば私は沢山の人の命を救っている、正義の味方なんですよ?」
新宮の話し方は堂々としていた。俺の方が間違っている、自分は正しいという自信に満ち溢れている。
しかし。
「なんだよそれ……! だからって前島達を……何もしてない善良な人間を殺していいのかよ⁉」
納得出来るわけがなかった。人を殺していい理由なんて存在しない。
それに、俺は気付いた。七瀬さんの言い分と新宮の話の矛盾に。
「善良な、人間……?」
「そうだよ! それに七瀬さんはお前が村人を殺すと言った。だから他の探録隊に助けを求めた……あるんだろう? 村人を殺さなくてもあやかしを祓う方法が」
「へぇ……見直しましたよ、久我さん。貴方、意外と頭いいんですね」
くすりと笑う新宮を俺は睨みつけた。何がおかしい、何ヘラヘラしてんだよ。
策があるのに実行せずに人を殺す。もう彼女は、立派な殺人鬼だ。
「何で村の人を殺すんだよ。新宮はそんな人間じゃないだろう?」
俺は訴えた。真実を、知りたかったから。
短い間だったが、今まで見てきた新宮を嘘だと思いたくなかった。
きっと何か理由があるはず。それは俺の願望に過ぎないのかもしれないけど、そうであると信じたかった、のに。
「俺の知ってる新宮はちゃんと正義の味方だったよ。俺の命だって守ってくれてた。それに寝る間も惜しんであやかしを退治してた、なのに……」
「うるさいんだよ、一般人」
空気が一瞬にして凍り付く。新宮の声は調律をしていない狂ったピアノのように低く、頭を刺激する、嫌な音だった。
「何正論かましてんの? あんたはなーーんにも出来ないただのに・ん・げ・んなの。分かる?」
彼女は俺に詰め寄ってくる。恐らく凶器は持っていない、しかし新宮は妖術師。その気になれば、きっと俺も……
硬直しそうになる足を後ろに動かす。動かしたと、思っていた。
何故足が止まっているのか。彼女が妖術を使ったのか、それとも彼女の強い敵意のせいか、理由など、分かる訳がない。
「久我時雨、貴様は大きな勘違いをしている」
「勘、違い……?」
「私は政府公認の組織に属する妖術師……その気になれば、本当に無関係な人間一人くらい、闇に葬ることも出来るんだよ」
「……!」
何も、声も出なかった。新宮は俺に近づき、心臓をコツコツ、と親指でノックした。
零れる日が彼女の表情を強く照らす。
どうして、だろう……
手を伸ばせば、一発くらい殴ることはできる。
アイツは前島の仇で、他の人間も沢山殺した来た。
なのに、なのに、
どうして俺は、彼女を否定しきれないのだろう。
「にいみ……」
「しかし。私も正義の味方……関係のない人間の死は、心が痛む」
新宮は俺から一歩引いた。もう、彼女の表情はよく見えない。見ることが、出来ない。
「それに、久我時雨の妖力にあやかしが引き付けられるのも事実。殺人鬼の私の加護がなければ、次に行方不明になるのはお前だな」
「そ、れは……」
事実に反論するのは難しい。地蔵のように固まる俺を見て、新宮はくすりと笑った。
「自分の立場が分かったみたいですね。では、帰りましょうか。あ、それとも一人で帰ります? その場合、次会う時は葬式ですね。……
まぁ、弔う体はあやかしに喰われてますけどね」
「……どうして、そんなこと言うんだよ! この殺人鬼……! 人の命を、何だと思ってるんだよ!」
目頭が、燃えるように熱い。時間というのは厄介だ。俺はどうしても、新宮を否定したくなかった。今まで見てきた新宮を、嘘として扱いたくなかった。
でも……もう無理だ。俺は彼女の味方ではいられない。
「……そんなの、貴方に応える義理はないです」
これ以降、新宮は固く口を結び、何を聞いても、せめても、口を開くことはなかった。
その日、帰り道に見上げた冬空はいつもより星が多い気がした。
「……う、ん」
きっかり一時間後、新宮は居間に現れた。俺の知っている、いつも通りの新宮が。
「どうしました? 帰りたくないんですか?」
いつも通り、なんだけど……
どうしても足が動かない。先程のことが頭に根づき、この場から離してくれない。
あの目で見つめられると胸が締め付けられ、嬉しくて嬉しくてたまらなかったのに、どうして俺の手は震えているのだろう。どうして俺は、怯えているのだろう。
「……はぁ。貴方をここに呼んだのが間違えでした」
俺の表情から何かを察した新宮は、俺の上面に座り、正座をした。俺を逃がすまいと、捕食者の目をする新宮が。
「ま、間違いって……」
「はぁーあ……焦りすぎたなぁ……七葉が私のこと、止める訳ないのに動揺し過ぎた。その結果、貴方と七瀬を接触させてしまった……反省すべき点ですね」
新宮は立ち上がり、表情を隠すように扉に向かって話し始めた。
その姿に、俺はかなり動揺していた。
「どういうこと、だよ……」
気圧されないよう、虚勢を張るため、低く張り詰めた声を出す。扉のガラス越しに映る新宮の口角は、ゆっくりと上がった。
「どういうこと……とは、どういうことでしょう?」
「……あやかしは確実に減っている。それなのに、被害者は増えている。おかしいだろ? それに七瀬さんの言動……新宮、俺に隠してい
ることあるだろ?」
静かに虚勢を張る。怒鳴ることも、泣くこともなく、俺は冷静に、新宮を問いただした。そうしなければ、負けてしまいそうだから。
しかしそれは新宮も同じだった。
彼女は焦り一つ見せず、いつも通り語り出した。
「はぁ……もう少しくらいは騙せると思ったのですが……ここらが限界のようですねぇ……全く……きっかけは七瀬ってところですか?」
「は……?」
「久我さんは馬鹿で頭の悪い人間なので、七瀬の言動がなければ、いい感じに言いくるめる予定でしたが……これは無理そうですね。では真実をお話しします。あやかしについての説明、私は一つだけ、嘘をつきました」
新宮はくるりと鮮やかに振り返った。
浮かべる笑みは、白雪姫に毒リンゴを渡す魔女のようで……まさに悪役という名が相応しい。
「嘘……?」
「はい。あやかしは食事以外では実態を維持できないと言いましたが、そもそもあやかしに実体を作るほどの力はありません。実態を作り
出すには、莫大な妖力が必要なんです」
「だから、何なんだよ……」
「空気は食事できませんよね? だから食事時は体を借りるんですよ。そこでやっと私たち人間はあやかしを見ることが出来る。その隙
に、借りた体ごと祓っちゃうんですよ、この世から!」
彼女の笑顔は向日葵のように眩しかった。しかしもう、心臓はときめかない。
確信を突くことは言わずに、いつもの調子で説明をする新宮に、震えることしか出来ない。
「身体を借りる……その身体って……」
「言わなくても分かるでしょう? あやかしを祓えば祓う程増えていく行方不明者……あやかしは食事をする為に人間の身体を乗っ取り、
その口で別の人間の魂、もしくは妖力を喰らいます。その瞬間、私は人間ごと、あやかしをこの世から祓う」
「……は?」
息が、口が、俺の全てが、何もかもが、止まったような感覚。
つまり、今まで祓ってきたあやかしは、全て人間で……あやかしを祓うってことは、人間を殺すと、いうことで……
そこで、思考は停止した。これ以上、考えたくない。本能が、俺の活動を停止させたんだ。
朝ごはんを食べ過ぎなくてよかった。もし腹が詰まっていたら、確実に、吐いていただろう。
「……ご理解、頂けたようですね?」
目を閉じない限り、視覚は働く。彼女はまだ、呑気に笑っていた。
もう、新宮は正義の味方ではない。完全なる悪者だった。
「ご理解、じゃねぇよ……つまりお前は……ただの人殺しなんだろ……?」
「嫌だなぁ。ただの人殺し? 言ったでしょう? あやかしは人の魂を喰うんですよ? ほっとけば妖怪になって、被害者はさらに増えるんですよ? 彼らの死は、平和のために必要な死です。短絡的に見ればただの殺人鬼でしょうが、長い目で見れば私は沢山の人の命を救っている、正義の味方なんですよ?」
新宮の話し方は堂々としていた。俺の方が間違っている、自分は正しいという自信に満ち溢れている。
しかし。
「なんだよそれ……! だからって前島達を……何もしてない善良な人間を殺していいのかよ⁉」
納得出来るわけがなかった。人を殺していい理由なんて存在しない。
それに、俺は気付いた。七瀬さんの言い分と新宮の話の矛盾に。
「善良な、人間……?」
「そうだよ! それに七瀬さんはお前が村人を殺すと言った。だから他の探録隊に助けを求めた……あるんだろう? 村人を殺さなくてもあやかしを祓う方法が」
「へぇ……見直しましたよ、久我さん。貴方、意外と頭いいんですね」
くすりと笑う新宮を俺は睨みつけた。何がおかしい、何ヘラヘラしてんだよ。
策があるのに実行せずに人を殺す。もう彼女は、立派な殺人鬼だ。
「何で村の人を殺すんだよ。新宮はそんな人間じゃないだろう?」
俺は訴えた。真実を、知りたかったから。
短い間だったが、今まで見てきた新宮を嘘だと思いたくなかった。
きっと何か理由があるはず。それは俺の願望に過ぎないのかもしれないけど、そうであると信じたかった、のに。
「俺の知ってる新宮はちゃんと正義の味方だったよ。俺の命だって守ってくれてた。それに寝る間も惜しんであやかしを退治してた、なのに……」
「うるさいんだよ、一般人」
空気が一瞬にして凍り付く。新宮の声は調律をしていない狂ったピアノのように低く、頭を刺激する、嫌な音だった。
「何正論かましてんの? あんたはなーーんにも出来ないただのに・ん・げ・んなの。分かる?」
彼女は俺に詰め寄ってくる。恐らく凶器は持っていない、しかし新宮は妖術師。その気になれば、きっと俺も……
硬直しそうになる足を後ろに動かす。動かしたと、思っていた。
何故足が止まっているのか。彼女が妖術を使ったのか、それとも彼女の強い敵意のせいか、理由など、分かる訳がない。
「久我時雨、貴様は大きな勘違いをしている」
「勘、違い……?」
「私は政府公認の組織に属する妖術師……その気になれば、本当に無関係な人間一人くらい、闇に葬ることも出来るんだよ」
「……!」
何も、声も出なかった。新宮は俺に近づき、心臓をコツコツ、と親指でノックした。
零れる日が彼女の表情を強く照らす。
どうして、だろう……
手を伸ばせば、一発くらい殴ることはできる。
アイツは前島の仇で、他の人間も沢山殺した来た。
なのに、なのに、
どうして俺は、彼女を否定しきれないのだろう。
「にいみ……」
「しかし。私も正義の味方……関係のない人間の死は、心が痛む」
新宮は俺から一歩引いた。もう、彼女の表情はよく見えない。見ることが、出来ない。
「それに、久我時雨の妖力にあやかしが引き付けられるのも事実。殺人鬼の私の加護がなければ、次に行方不明になるのはお前だな」
「そ、れは……」
事実に反論するのは難しい。地蔵のように固まる俺を見て、新宮はくすりと笑った。
「自分の立場が分かったみたいですね。では、帰りましょうか。あ、それとも一人で帰ります? その場合、次会う時は葬式ですね。……
まぁ、弔う体はあやかしに喰われてますけどね」
「……どうして、そんなこと言うんだよ! この殺人鬼……! 人の命を、何だと思ってるんだよ!」
目頭が、燃えるように熱い。時間というのは厄介だ。俺はどうしても、新宮を否定したくなかった。今まで見てきた新宮を、嘘として扱いたくなかった。
でも……もう無理だ。俺は彼女の味方ではいられない。
「……そんなの、貴方に応える義理はないです」
これ以降、新宮は固く口を結び、何を聞いても、せめても、口を開くことはなかった。
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