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接敵
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「てかなんで色々知っているんだ?」
「んーとね…よく覚えてないんだけど
なんか知ってたんだ…」
僕は少々怪しみながら彼女と話を続けた
「信楽木の親はどんな人なのー?」
「えーとね……言いにくいんだけどね…
両親昔に両方殉職しちゃってさ…
昔にさ研究所の爆発事故あったじゃん?」
「へーそんな事あったんだー」
……かなりの大事件なのになんで知らないんだよ!
セルフ突っ込みを入れつつ話を続けた
「んーとね、簡単に説明すると新薬の開発してるときになんかのミスが起きて、
凄い大爆発を起こしてさ、
研究所どころか建っていた山と近くにあった湖ごと吹き飛んで、
副所長の父だけじゃ無くて
研究員だった母も一緒に亡くなっちゃって、
凄い爆発だから骨も見当たらなくて
唯一残った遺品がエメラルドのネックレスなんだ」
「今つけてるやつがそれ?」
「そうだよ、命よりも大切なんだ」
???「へぇ…じゃあ命は頂いても良さそうだな」
「ガチャ」
右から剣を抜く音が聞こえ
さっきの戦闘で肝の座った僕は
驚きながらも背中からショットガン
を抜き
奴の眉間に構えた
その瞬間短剣が目の前に飛んできていた!
「ウワァ!」
咄嗟に金属化している腕で短剣を止めた
「ヤァァァァ!」
霊堂が敵に切り掛かった!
敵は武器を投げて今は丸腰だ!
「カチン」
軽い金属音が響き
「サクッ」
霊堂の頬を掠めていた
「なんでだ……」
両者睨み合いになると敵が口を開いた
「おっと自己紹介がまだだったな
俺は経ヶ岬圭人(きょうがみけいと)
お前らの命を奪ってお金に変える
エコな人間さ」
…経ヶ岬だって!!…
「お前は一家を惨殺した後に逮捕されて
死刑になったはずじゃ……!」
「えーとねぇー、なんかこのよく分からない事が起きてねー
蹴りでドアぶち破って外出たら
燃えてる怪物がいて襲ってきたから
殺してさー
空から箱落ちてきて、開けたら
ナイフとなんか「戻」書いてある
缶バッチみたいなやつあったから飲み込んでみたら超能力ゲットできてさー
血に乾いてたからとりあえず
8人は殺ったかなぁ」
「君で9人目だね」
「ジャキッ」
「ピュン」
まだあのナイフが飛んできた…
「今度は当たるかよ!」
「ガキンッ!」
金属音が響きナイフは後ろに逸れた
「オラァッ!」
経ヶ岬に飛びかかったその時!!
「サクッ」
落ちていたナイフが背中に刺さっていた……
「ゲハッッッ!!」
背中が熱い…体から何か出ているのが分かる…
「ボタッ…ボタボタッ…」
ナイフは刺さったままだが傷口から滴るぐらいの血は出ている
早くしないと出血死してしまいそうだ…
なんとかしないと……
「ヤァァァァ!」
霊堂がまた切り掛かった!
「チッ!ナイフが刺さったままじゃないか!」
敵が能力を使おうとした瞬間
信楽木閃く!!
「カウンターしてやるぜ!!」
相手が能力を使ったのを確認した
その時!!
「おらァァァァァァァァ!」
体の正面を経ヶ岬に向け、仁王立ちをした
「ヤァァァァァ!」
「お前の攻撃は届かない!!
直にナイフがお前を切り刻むさ!!」
経ヶ岬は手を広げナイフを持とうとした瞬間!!
「オラァァァァァ!!」
「ガコッ」
経ヶ岬は脳震盪を起こし立てなくなっていた
「???何が…起こった…?」
「簡単さ、あんたの能力は武器を最短距離で手元に戻す能力だろ?」
「それならナイフが刺さった自分ごと戻れると思ったんだ」
「そう…か…」
「信楽木!!殺すんだ!!」
「えっ?」
「殺せ!!殺さないと時間が経って回復してしまう!!」
殺す……!?殺すだって!?
殺さないと自分が死ぬのは分かる
こんな奴生かしておくのもダメなのも分かる
だけど!
殺すのは……
殺すのは…………
???「殺レ」
???「オマエハモウヒトヲ殺シテルジャナイカ」
「誰だ?……誰なんだ…!?」
???「オマエハシラナイダケダ
カコハキエナイゾ」
???「殺レ!!!!」
「うわァァァァァァァァ!」
「バキッ!!」
「ゴツっ!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「もういい!!落ち着け!!信楽木!!
止まってくれ!!」
「はっ……はっ……あぁ……」
気がつくとさっきまで生きていた経ヶ岬は血塗れのミンチになっており
内臓類は半壊しており、水を含んだハンバーグみたいになっていた。
所々骨が見えており、立ちあがろうとすると、
「ベシャッ」
血が水溜りになっていた
「グッ...」
そういやナイフまだ抜いてなかったな……
アドレナリンが一気に切れ、出血で意識を失ってしまった……
「お……起き………起きて………」
「んっ……」
目を覚ますと古そうな民家で眠っていた
「おはよう」
「おはよう、そしてここどこ?」
「さっき戦った場所の近くの民家だよ」
「えーと俺何日くらい寝てた?」
「大体3日位かな?でも本当に………」
「バタッ」
「霊堂!!」
落ち着いて胸に耳を当て心音を聞いた
「うん、多分寝不足だね良かった~」
「しかし結構……有ったな………」
「おいしょ」
霊堂を布団に持っていった
「しかし布団は一つしか無いな………」
信楽木はその後一つの布団で一緒に寝た
「しかし……可愛いな」
次回「施設」
「んーとね…よく覚えてないんだけど
なんか知ってたんだ…」
僕は少々怪しみながら彼女と話を続けた
「信楽木の親はどんな人なのー?」
「えーとね……言いにくいんだけどね…
両親昔に両方殉職しちゃってさ…
昔にさ研究所の爆発事故あったじゃん?」
「へーそんな事あったんだー」
……かなりの大事件なのになんで知らないんだよ!
セルフ突っ込みを入れつつ話を続けた
「んーとね、簡単に説明すると新薬の開発してるときになんかのミスが起きて、
凄い大爆発を起こしてさ、
研究所どころか建っていた山と近くにあった湖ごと吹き飛んで、
副所長の父だけじゃ無くて
研究員だった母も一緒に亡くなっちゃって、
凄い爆発だから骨も見当たらなくて
唯一残った遺品がエメラルドのネックレスなんだ」
「今つけてるやつがそれ?」
「そうだよ、命よりも大切なんだ」
???「へぇ…じゃあ命は頂いても良さそうだな」
「ガチャ」
右から剣を抜く音が聞こえ
さっきの戦闘で肝の座った僕は
驚きながらも背中からショットガン
を抜き
奴の眉間に構えた
その瞬間短剣が目の前に飛んできていた!
「ウワァ!」
咄嗟に金属化している腕で短剣を止めた
「ヤァァァァ!」
霊堂が敵に切り掛かった!
敵は武器を投げて今は丸腰だ!
「カチン」
軽い金属音が響き
「サクッ」
霊堂の頬を掠めていた
「なんでだ……」
両者睨み合いになると敵が口を開いた
「おっと自己紹介がまだだったな
俺は経ヶ岬圭人(きょうがみけいと)
お前らの命を奪ってお金に変える
エコな人間さ」
…経ヶ岬だって!!…
「お前は一家を惨殺した後に逮捕されて
死刑になったはずじゃ……!」
「えーとねぇー、なんかこのよく分からない事が起きてねー
蹴りでドアぶち破って外出たら
燃えてる怪物がいて襲ってきたから
殺してさー
空から箱落ちてきて、開けたら
ナイフとなんか「戻」書いてある
缶バッチみたいなやつあったから飲み込んでみたら超能力ゲットできてさー
血に乾いてたからとりあえず
8人は殺ったかなぁ」
「君で9人目だね」
「ジャキッ」
「ピュン」
まだあのナイフが飛んできた…
「今度は当たるかよ!」
「ガキンッ!」
金属音が響きナイフは後ろに逸れた
「オラァッ!」
経ヶ岬に飛びかかったその時!!
「サクッ」
落ちていたナイフが背中に刺さっていた……
「ゲハッッッ!!」
背中が熱い…体から何か出ているのが分かる…
「ボタッ…ボタボタッ…」
ナイフは刺さったままだが傷口から滴るぐらいの血は出ている
早くしないと出血死してしまいそうだ…
なんとかしないと……
「ヤァァァァ!」
霊堂がまた切り掛かった!
「チッ!ナイフが刺さったままじゃないか!」
敵が能力を使おうとした瞬間
信楽木閃く!!
「カウンターしてやるぜ!!」
相手が能力を使ったのを確認した
その時!!
「おらァァァァァァァァ!」
体の正面を経ヶ岬に向け、仁王立ちをした
「ヤァァァァァ!」
「お前の攻撃は届かない!!
直にナイフがお前を切り刻むさ!!」
経ヶ岬は手を広げナイフを持とうとした瞬間!!
「オラァァァァァ!!」
「ガコッ」
経ヶ岬は脳震盪を起こし立てなくなっていた
「???何が…起こった…?」
「簡単さ、あんたの能力は武器を最短距離で手元に戻す能力だろ?」
「それならナイフが刺さった自分ごと戻れると思ったんだ」
「そう…か…」
「信楽木!!殺すんだ!!」
「えっ?」
「殺せ!!殺さないと時間が経って回復してしまう!!」
殺す……!?殺すだって!?
殺さないと自分が死ぬのは分かる
こんな奴生かしておくのもダメなのも分かる
だけど!
殺すのは……
殺すのは…………
???「殺レ」
???「オマエハモウヒトヲ殺シテルジャナイカ」
「誰だ?……誰なんだ…!?」
???「オマエハシラナイダケダ
カコハキエナイゾ」
???「殺レ!!!!」
「うわァァァァァァァァ!」
「バキッ!!」
「ゴツっ!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「グシャ!!!」
「もういい!!落ち着け!!信楽木!!
止まってくれ!!」
「はっ……はっ……あぁ……」
気がつくとさっきまで生きていた経ヶ岬は血塗れのミンチになっており
内臓類は半壊しており、水を含んだハンバーグみたいになっていた。
所々骨が見えており、立ちあがろうとすると、
「ベシャッ」
血が水溜りになっていた
「グッ...」
そういやナイフまだ抜いてなかったな……
アドレナリンが一気に切れ、出血で意識を失ってしまった……
「お……起き………起きて………」
「んっ……」
目を覚ますと古そうな民家で眠っていた
「おはよう」
「おはよう、そしてここどこ?」
「さっき戦った場所の近くの民家だよ」
「えーと俺何日くらい寝てた?」
「大体3日位かな?でも本当に………」
「バタッ」
「霊堂!!」
落ち着いて胸に耳を当て心音を聞いた
「うん、多分寝不足だね良かった~」
「しかし結構……有ったな………」
「おいしょ」
霊堂を布団に持っていった
「しかし布団は一つしか無いな………」
信楽木はその後一つの布団で一緒に寝た
「しかし……可愛いな」
次回「施設」
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