適正異世界

sazakiri

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第1話

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いつもどおりの朝。
当然のことのように来る次の日。
スマホのアラームを止め布団から出る。
俺の部屋は2階,階段を降り朝食を食べる。言い忘れていたがここまでは、夏休みのような長い休みの朝で、早起きしてみた!とか気楽な日ではなく、いつもの通り学校があるのだ。
こういう日はだれが話しかけてきてもうるさく感じてしまう。話しかけてくる人なんていませんけど……

ま、寂しくなんてないんだからね!
ほんとですよ?
こんな一人茶番がすでに悲しいということは置いといて、そろそろ家を出発しないと電車に乗り遅れる。

 時を飛ばして駅になる。
駅までの道のりなんてなにも面白いことなんてないのでカット!
駅に行くと見慣れたメンツ、まあ友達というところだろう。
こいつらとは中学からの中で共に過ごしてきた時間も長い。
今更だが自己紹介をしておこう。
俺の名前は高山透真、高校2年生の17歳。そしてこの俺の目の前にいるやつらの名前も一応教えとこう。
一人目は鈴原晴比。
先ほど中学からの中といっていたが、こいつとは小学校も同じだ。
明るい性格だが時々手に負えなくなる時もある。
一人で抱え込んで病み期にはいるのがいつもの流れ。二人目は賀藤龍流。
じつはこいつを紹介した後もうひとり紹介する予定なのだが、既に面倒くさいという感情がでてきている。
なので手短に話そうとおもう。龍流はいつもふざけているが、俺らを笑わしてくれる。
しかし回りがあまり見えていないのが少し痛いところである。最後に直記!あれ?こいつの苗字なんだっけ?まあいいや。こいつも明るい性格でいざという時には助けてくれる感じがする。頼むよ?直記。
「おい、透真ー」
相変わらず頭の中でお話していると、春比が話しかけてくる。
「眠いだけ」とすぐ返す
「もう電車来るぞー」と直紀が催促する。
電車のアナウンスがなるとなんだか疲れる感じがする。これは学校が嫌いなわけではなく、なんとなく休みのほうが好きなだけだ。ある人に昔言われたことがある。
「明日からの学校めんどくさいなぁ」
「私はたのしみだよー」
「お前すごいな」
「なにが?」
「いや学校楽しめて」
「透真は学校たのしくないの?」
「まぁまぁ」
そんなことを思い出していると電車が来る。
この時間は人が多く、席には座れない。
「でさ?」
「まじか」
こんな風に、俺たちはいつも立って話をしながら学校に行く。
こいつらを紹介した時に明るくて面白いやつらと言ったが、それは俺らのグループ内だけの話に過ぎない。
俺らが話しをしていると、かならず誰かが嫌な顔をする。だがこいつらは気が付いていない。
幸せなやつらだ。
だが、俺は違う。周りのことを気にしてしまう……
良く言えば周りのことが見えていると、置きなおすこともできるが、ほとんど同じ意味だろう。
話し声が大きくなると俺は注意する。効果は別として
 こんなことをいうのはあれだが、俺はひねくれていると思う。
うるさいから周りは俺らのことを白い目で見る。
だが俺は、そのことに少しイラついてしまうのだ。
 そんなことを考えているから朝から疲れるのかもしれないな。
「まもなく泉浜ですー」
聞きなれたアナウンス。降りる準備をする。
 今日もいつもと変わらない学校生活が始まる。
はずだった……






見てくれて感謝です!
    
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