転生者の妹曰く、ここは俺が総攻主人公のBLゲームらしい?

天城

文字の大きさ
53 / 62

第十三話-5【最終話】





 
 どぷっ、と量の多いマグナスの精液が俺の太腿にぶちまけられる。その滑りをかりて、全然萎えていないペニスがまた俺の足の間に入り込んできた。

「公子殿、……」
「わかってる。ただ、まあ……出来れば寮の晩飯には間に合わせてくれ」
「メシくらい奢る」
「うわ、間に合わせる気ないなお前」
「あるわけねぇだろ、こんな滾ってる時によ。ああ、……クソ、堪んねぇ。ウォルフ、全く治まらん」

 後ろからがばっと胸を掴み上げられ、また激しく腰を振られる。マグナスは俺の首筋に顔を埋めべろりと肌を舐めては髪の匂いをかいでいた。

 ほんとに獣かお前は、と言いたくなる。たまにエルヴェも俺を吸うんだが何の匂いがするんだ?

 ぶるん、ぶるん、と俺の股を通ったマグナスの巨根が揺れて白濁をまき散らした。一度こうなると夜中近くまで収まらないこともある。

 明日またきまり悪そうに土下座するクセに、こういう時だけは色気いっぱいに『愛してる、ウォルフハルド』とか言ってくるので絆されてしまう。
 
 マグナスは騎士団長という地位にいながら俺の卒業後は守護兵団に来るという。もう宰相の了承もとってるとか。

 かわいいことを言ってくれる。
 獰猛な獣を懐かせた嬉しさというのは、何というか言葉にならない。マグナスが側に居るのが嬉しくて、俺は卒業後が今から楽しみだった。













 夜も更けてから転移で部屋に戻ると、設置してある転移陣の側でフレデリックが待っていた。

 ふらっと傾ぐ俺の身体を抱き寄せて、ベッドに連れて行ってくれる。今日はちょっとマグナスの底なしの性欲に付き合って無茶をしてしまった。

 これだから挿入に待ったをかけないといけないんだよな。この調子でガンガン掘られてみろ、三日は寝込むしハイポーションが必要になる。
 あいつ本当はオーガの末裔なんじゃないか?

「またマグナス団長か」
「んんー……まあ、かわいいんだけどなあ」
「ウォルフハルドはマグナス団長にはずいぶんと甘いよな」
「そー……かもなあ?」

 ムッとした顔をするフレデリックが可愛くて、ベッドに寝転んだままちょいちょいと手招きする。顎を掴んで引き寄せ、唇をちゅっと触れ合わせた。

 俺を潰さないようシーツについたフレデリックの手が、強く握られる。どうやら性欲を抑え込んでるらしいので、首の後ろに手を回してグイッと引き寄せた。
 はあ、はあ、と息を乱しながら唇を貪り合う。

 黒魔術士は理性より感情を重んじるんじゃなかったのか?
 とろっと蕩けてくる青い瞳に視線で問いかけると、フレデリックは少しだけ眉を寄せた。

「疲れてるんだろう? それに今朝はアナルが腫れてて怒ったくせに」
「今朝は今朝。今は、夜だ」
「……明日はまた怒るだろ」
「お前が俺のアナルを丁寧に扱えばそれで済むんじゃないか?」

 シレッと言葉の応酬をしていたら、フレデリックの目がキラリと光った。圧を強めた青い瞳に覗き込まれ、ゾクッと震えた俺はシーツの上を無意識にずり上がる。

 ふわりと空気の中に闇が混じり、フレデリックの興奮がひたひたと部屋の中を満たしていった。

「俺が今まで、お前の身体で丁寧に扱ってない部分があるとでも?……まあ、そう言うならたっぷり可愛がるから。覚悟しろよ、ウォルフハルド」

 そこから窓の外が白むまで、ねちねちと長時間弄られ続けたアナルは今までにないほどトロトロに解れた。

『もうむり』
『はやくいれて』
『ほしい』
『たすけて』
『フレデリックの入れて』

 と、何度懇願してもフレデリックは聞く耳を持たなかった。
 彼がようやく開発に満足して挿入した時には、俺の意識は飛びかけていて、ひと突きするごとに潮を吹いた。

 泣きながらよがる俺に興奮したフレデリックは、また俺のアナルを酷使して、結局次の日も腫れが治まることはなかった。
 エルヴェの軟膏の世話になったのは言うまでも無い。





 

 ――ウォルフハルド・ジラールが仲間と共に大陸最強の守護兵団を設立するまで、あと二年と4ヶ月。



感想 1

あなたにおすすめの小説

獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果

ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。 そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。 2023/04/06 後日談追加

悪役令嬢の兄、閨の講義をする。

猫宮乾
BL
 ある日前世の記憶がよみがえり、自分が悪役令嬢の兄だと気づいた僕(フェルナ)。断罪してくる王太子にはなるべく近づかないで過ごすと決め、万が一に備えて語学の勉強に励んでいたら、ある日閨の講義を頼まれる。

王様お許しください

nano ひにゃ
BL
魔王様に気に入られる弱小魔物。 気ままに暮らしていた所に突然魔王が城と共に現れ抱かれるようになる。 性描写は予告なく入ります、冒頭からですのでご注意ください。

シナリオ回避失敗して投獄された悪役令息は隊長様に抱かれました

無味無臭(不定期更新)
BL
悪役令嬢の道連れで従兄弟だった僕まで投獄されることになった。 前世持ちだが結局役に立たなかった。 そもそもシナリオに抗うなど無理なことだったのだ。 そんなことを思いながら収監された牢屋で眠りについた。 目を覚ますと僕は見知らぬ人に抱かれていた。 …あれ? 僕に風俗墜ちシナリオありましたっけ?

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

悪役令息に転生したらしいけど、何の悪役令息かわからないから好きにヤリチン生活ガンガンしよう!

ミクリ21 (新)
BL
ヤリチンの江住黒江は刺されて死んで、神を怒らせて悪役令息のクロエ・ユリアスに転生されてしまった………らしい。 らしいというのは、何の悪役令息かわからないからだ。 なので、クロエはヤリチン生活をガンガンいこうと決めたのだった。

処刑エンドの悪役公爵、隠居したいのに溺愛されてます

ひなた翠
BL
目が覚めたら、やり込んだBLゲームの悪役公爵になっていた。 しかも手には鞭。目の前には涙を浮かべた美少年。 ——このままじゃ、王太子に処刑される。 前世は冴えない社畜サラリーマン。今世は冷徹な美貌を持つ高位貴族のアルファ。 中身と外見の落差に戸惑う暇もなく、エリオットは処刑回避のための「隠居計画」を立てる。 囚われのオメガ・レオンを王太子カイルに引き渡し、爵位も領地も全部手放して、ひっそり消える——はずだった。 ところが動くほど状況は悪化していく。 レオンを自由にしようとすれば「傍にいたい」と縋りつかれ、 カイルに会えば「お前の匂いは甘い」と迫られ、 隠居を申し出れば「逃げるな」と退路を塞がれる。 しかもなぜか、子供の頃から飲んでいた「ビタミン剤」を忘れるたび、身体がおかしくなる。 周囲のアルファたちの視線が絡みつき、カイルの目の色が変わり—— 自分でも知らなかった秘密が暴かれたとき、逃げ場はもう、どこにもなかった。 誰にも愛されなかった男が、異世界で「本当の自分」を知り、運命の番と出会う—— ギャップ萌え×じれったさ×匂いフェチ全開の、オメガバース転生BL。

悪役令息の七日間

リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。 気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】