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五話 事件の解決
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貴族の間で出回っていた噂の惚れ薬は、強力な媚薬だった。
僕は今になって騎士団長の言っていた「事件性」の意味を理解する。
惚れ薬と思って仕込んだ令嬢が、襲われでもしたのだろう。
実際にあれを飲んだ僕には分かる。
恐ろしいまでの衝動。
抑えられない自我。
理性が吹き飛び野生に戻るのだ。
次の日の朝――。
エーリカの薬店の作業場で、床に敷いた毛布の上で、僕たちは全身しとどに濡れていた。
ぎこちなく起き上がった僕に、エーリカが清拭用のタオルを準備してくれた。
しわくちゃになった服のことは諦めた。
会話をするのもまごつく僕とは違って、エーリカはあまりにもあっけらかんとしていた。
「大事にとっておいたわけではないから。たまたま今まで残っていただけだから」
気にするなと言われたが、気にする。
僕はエーリカの初めての人になった。
沸き立った頭だったが、それでも断片的に記憶がある。
媚薬のせいでお互いが初めてとは思えないほど求めあった。
初めてをこんなふうに失うことは、きっとエーリカは想定していなかっただろう。
僕にとって初めての人がエーリカであることに不満はなく、むしろ嬉しい。
だがエーリカは僕を助けるためだけに、あの媚薬を飲んだのだ。
飢えた獣のように盛る僕につきあうために。
いたたまれなかった。
作業机の前では、すっかり薬師の顔になったエーリカが、ペンを紙に走らせる。
「だいたい特定はできたと思うの。これじゃないかと思う素材を書き記すから、王宮の薬師に見てもらって。素材から成分をうまく精製して、凝縮して飴にしているあたり、やり慣れているわ。この国では珍しい素材もあるし、もしかしたら他国から流れてきたのかも」
手渡された紙には、3つの素材名が並んでいる。
どれも何のことだか分からない。
ありがたく受け取り、僕は騎士団長に報告をするため薬店から出る。
外には馬がいた。
「ああ、すっかり忘れていた」
僕は馬の首を撫でて、ごめんと謝る。
エーリカにもう一杯だけ井戸水をくませてもらって与え、借りていた布を畳んで返す。
洗って返すと言ったが、大丈夫だと押し切られた。
僕はこういうやり取りで勝ったことがない。
エーリカは馬の口に手のひらを当て、角砂糖をやっている。
エーリカの住んでいた田舎では、女性も馬に乗っていたとか。
他愛もない会話を続けて僕が平常心を取り戻せるように、エーリカが選んで話題を振ってくれているのが分かる。
僕はエーリカのことが好きなんだ。
だから胸がドキドキしていたんだ。
エーリカに頼ってもらえるような男になりたい。
目標を失っていた僕に、新たな目標が出来た。
◇◆◇
「今回の件、本当にお手柄だった。偽の惚れ薬の素材について、3点とも全て見事に合致した。王宮の薬師が、彼女を引き抜きたいと言っていたぞ」
最後の言葉は聞き流す。
僕は騎士団長の執務室にて、その後の事件の経過を教えてもらっている。
エーリカが書いた3点の素材は国内ではなかなか手に入らず、中でもとびきり珍しい1点の素材の出所をたどることが解決の突破口となったのだそうだ。
珍しい素材を輸出している国と取り引きのある貴族を洗い出し、他のものに紛れさせて輸入が可能な商館を営む伯爵家に狙いが定められた。
抜き打ちで貿易船の荷の点検を行い、密輸をしているとの確信がもてた騎士団長は、即座に伯爵の捕縛を命ずる。
伯爵は邸に居るところを捕まえられた。
こんなことになるとは思っていなかったと懺悔しているという。
飴の媚薬はその国では堂々と市販されていて人気があり、なんとかこちらの国でも販路をひらけないかと考えていたらしい。
輸入に必要な手順を飛ばし、ほぼ密輸のように仕入れたことで、輸入品に対して行われる成分検査などをすり抜けてしまった。
媚薬という名では売れないと思った伯爵は、下町で噂になっている惚れ薬と称することで興味を持ってもらい、最初はお試しのつもりでパーティなどで令嬢たちに配った。
実はこの媚薬、人によって効きに差があると王宮の薬師たちは言う。
輸出国ではその素材をほかのことにも常用しているため免疫がつき、媚薬に入っている量ではそこまでおかしくはならないのだそうだ。
ところがこの国ではその素材は大変貴重で珍しく、多くの人はこれまでに接取したことがない。
ゆえ抵抗力が低く、接取すればたちまちのうちに過ぎた効能が現れてしまう。
惚れ薬を飲ませた令息に襲われ、激しく抵抗をしたせいで大怪我をした令嬢が、父親と母親に問い詰められて惚れ薬の使用を打ち明けたことで事件が明らかとなったが、氷山の一角で、襲われたことを黙っている令嬢や媚薬を盛られ襲ってしまった令息たちは他にもいるだろう。
少なくはない令嬢と令息が被害にあったことが伺えるように、大っぴらにではないが、あちこちで婚約の解消と結び直しが行われているという。
伯爵が軽い気持ちで配った媚薬は、若い令嬢と令息たちの人生を大きく曲げた。
その罪は重いとして、国王陛下は伯爵家の取り潰しを決めた。
「事件解決までの顛末を報告書にまとめてある。このあと、お前が国王陛下に報告に行ってくれ」
それまで黙って話を聞いていた僕だったが、思わぬところに話が飛んだ。
驚きのあまり、僕は息をのんで騎士団長を見つめる。
赤髪茶目で、精悍な顔立ちをしている騎士団長は、国王陛下の2つ年上で幼馴染なのだという。
母と引き離され、僕が王宮から市井へ隠れ住むことになったときも、国王陛下は騎士団長に僕を託した。
「国王陛下もお前に会いたがっている。――長かったが、もうすぐだ。もうすぐ、いつでも会えるようになる」
僕は飲み込みたくもない唾を飲み込んだ。
そうしないと変な声が出そうだったからだ。
手渡された報告書は分厚くて、ズシリと僕の心に重さがのしかかった。
◇◆◇
国王陛下との約束を破るわけにはいかない。
僕は足取り重く、謁見のための部屋へと赴く。
重々しいのは僕の足だけでなく、謁見の間の扉もそうだった。
あれを一日に何度も動かす騎士は大変そうだ。
ゆっくり開く扉を押しているのは、僕が返り討ちにした当時騎士見習いだった同期だ。
いつか王宮の守衛になりたいと頑張っていて、夢破れた過去。
もうどうでもいいと思えるまでになった。
あのことで僕に諦め癖がついたのは確かだ。
だが今は、諦めたくない人が心の中にいる。
エーリカのことを思い出すと、自然と僕の顔は前を向いた。
「よく来た。――大きくなったな」
報告をしに来た僕を見て、玉座に座る国王陛下は目じりにしわを寄せた。
国王陛下の近くには宰相しかおらず、いつもなら背後にいるはずの近衛騎士たちがいない。
どうやら報告というのは建前だったようだ。
それはそうだろう。
僕に長々と報告させるより、僕の手の中にある報告書へ目を通した方が早い。
途端に居心地が悪くなった。
僕は国王陛下とその愛人の間に生まれた庶子だ。
伯爵令嬢だった母は、国王陛下との身分差があって、妃になることができなかった。
国王陛下は貴族議会に決められた公爵令嬢を正妃に迎え、この国にとって大切な友好国から王女ふたりを側妃に迎えた。
三人の妃との間にそれぞれ子をなしたあと、国王陛下は貴族議会にかけあい、王位継承権を与えない条件でようやく愛人の母との間に子をなすことが許された。
母は愛人と罵られ、正妃と側妃にいやがらせをされ、それでも王宮に留まり国王陛下との愛を貫いた。
しかし生まれたのが男子だったため、同じく男子をもうけた正妃から執拗に狙われることになる。
僕が4歳のとき、とうとう母が命の危機に瀕し、国王陛下は母を王宮から遠ざけ、僕を市井へ隠した。
それから次に僕が国王陛下に会ったのは、10歳の騎士団入団式のときだ。
遠目にしか見えない父の姿に、泣きそうになったことを覚えている。
あれから9年が経った。
いまさらお互いに何を言うことがあるのか。
僕は国王陛下が次の言葉を発するのを、ただジッと待つのだった。
僕は今になって騎士団長の言っていた「事件性」の意味を理解する。
惚れ薬と思って仕込んだ令嬢が、襲われでもしたのだろう。
実際にあれを飲んだ僕には分かる。
恐ろしいまでの衝動。
抑えられない自我。
理性が吹き飛び野生に戻るのだ。
次の日の朝――。
エーリカの薬店の作業場で、床に敷いた毛布の上で、僕たちは全身しとどに濡れていた。
ぎこちなく起き上がった僕に、エーリカが清拭用のタオルを準備してくれた。
しわくちゃになった服のことは諦めた。
会話をするのもまごつく僕とは違って、エーリカはあまりにもあっけらかんとしていた。
「大事にとっておいたわけではないから。たまたま今まで残っていただけだから」
気にするなと言われたが、気にする。
僕はエーリカの初めての人になった。
沸き立った頭だったが、それでも断片的に記憶がある。
媚薬のせいでお互いが初めてとは思えないほど求めあった。
初めてをこんなふうに失うことは、きっとエーリカは想定していなかっただろう。
僕にとって初めての人がエーリカであることに不満はなく、むしろ嬉しい。
だがエーリカは僕を助けるためだけに、あの媚薬を飲んだのだ。
飢えた獣のように盛る僕につきあうために。
いたたまれなかった。
作業机の前では、すっかり薬師の顔になったエーリカが、ペンを紙に走らせる。
「だいたい特定はできたと思うの。これじゃないかと思う素材を書き記すから、王宮の薬師に見てもらって。素材から成分をうまく精製して、凝縮して飴にしているあたり、やり慣れているわ。この国では珍しい素材もあるし、もしかしたら他国から流れてきたのかも」
手渡された紙には、3つの素材名が並んでいる。
どれも何のことだか分からない。
ありがたく受け取り、僕は騎士団長に報告をするため薬店から出る。
外には馬がいた。
「ああ、すっかり忘れていた」
僕は馬の首を撫でて、ごめんと謝る。
エーリカにもう一杯だけ井戸水をくませてもらって与え、借りていた布を畳んで返す。
洗って返すと言ったが、大丈夫だと押し切られた。
僕はこういうやり取りで勝ったことがない。
エーリカは馬の口に手のひらを当て、角砂糖をやっている。
エーリカの住んでいた田舎では、女性も馬に乗っていたとか。
他愛もない会話を続けて僕が平常心を取り戻せるように、エーリカが選んで話題を振ってくれているのが分かる。
僕はエーリカのことが好きなんだ。
だから胸がドキドキしていたんだ。
エーリカに頼ってもらえるような男になりたい。
目標を失っていた僕に、新たな目標が出来た。
◇◆◇
「今回の件、本当にお手柄だった。偽の惚れ薬の素材について、3点とも全て見事に合致した。王宮の薬師が、彼女を引き抜きたいと言っていたぞ」
最後の言葉は聞き流す。
僕は騎士団長の執務室にて、その後の事件の経過を教えてもらっている。
エーリカが書いた3点の素材は国内ではなかなか手に入らず、中でもとびきり珍しい1点の素材の出所をたどることが解決の突破口となったのだそうだ。
珍しい素材を輸出している国と取り引きのある貴族を洗い出し、他のものに紛れさせて輸入が可能な商館を営む伯爵家に狙いが定められた。
抜き打ちで貿易船の荷の点検を行い、密輸をしているとの確信がもてた騎士団長は、即座に伯爵の捕縛を命ずる。
伯爵は邸に居るところを捕まえられた。
こんなことになるとは思っていなかったと懺悔しているという。
飴の媚薬はその国では堂々と市販されていて人気があり、なんとかこちらの国でも販路をひらけないかと考えていたらしい。
輸入に必要な手順を飛ばし、ほぼ密輸のように仕入れたことで、輸入品に対して行われる成分検査などをすり抜けてしまった。
媚薬という名では売れないと思った伯爵は、下町で噂になっている惚れ薬と称することで興味を持ってもらい、最初はお試しのつもりでパーティなどで令嬢たちに配った。
実はこの媚薬、人によって効きに差があると王宮の薬師たちは言う。
輸出国ではその素材をほかのことにも常用しているため免疫がつき、媚薬に入っている量ではそこまでおかしくはならないのだそうだ。
ところがこの国ではその素材は大変貴重で珍しく、多くの人はこれまでに接取したことがない。
ゆえ抵抗力が低く、接取すればたちまちのうちに過ぎた効能が現れてしまう。
惚れ薬を飲ませた令息に襲われ、激しく抵抗をしたせいで大怪我をした令嬢が、父親と母親に問い詰められて惚れ薬の使用を打ち明けたことで事件が明らかとなったが、氷山の一角で、襲われたことを黙っている令嬢や媚薬を盛られ襲ってしまった令息たちは他にもいるだろう。
少なくはない令嬢と令息が被害にあったことが伺えるように、大っぴらにではないが、あちこちで婚約の解消と結び直しが行われているという。
伯爵が軽い気持ちで配った媚薬は、若い令嬢と令息たちの人生を大きく曲げた。
その罪は重いとして、国王陛下は伯爵家の取り潰しを決めた。
「事件解決までの顛末を報告書にまとめてある。このあと、お前が国王陛下に報告に行ってくれ」
それまで黙って話を聞いていた僕だったが、思わぬところに話が飛んだ。
驚きのあまり、僕は息をのんで騎士団長を見つめる。
赤髪茶目で、精悍な顔立ちをしている騎士団長は、国王陛下の2つ年上で幼馴染なのだという。
母と引き離され、僕が王宮から市井へ隠れ住むことになったときも、国王陛下は騎士団長に僕を託した。
「国王陛下もお前に会いたがっている。――長かったが、もうすぐだ。もうすぐ、いつでも会えるようになる」
僕は飲み込みたくもない唾を飲み込んだ。
そうしないと変な声が出そうだったからだ。
手渡された報告書は分厚くて、ズシリと僕の心に重さがのしかかった。
◇◆◇
国王陛下との約束を破るわけにはいかない。
僕は足取り重く、謁見のための部屋へと赴く。
重々しいのは僕の足だけでなく、謁見の間の扉もそうだった。
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ゆっくり開く扉を押しているのは、僕が返り討ちにした当時騎士見習いだった同期だ。
いつか王宮の守衛になりたいと頑張っていて、夢破れた過去。
もうどうでもいいと思えるまでになった。
あのことで僕に諦め癖がついたのは確かだ。
だが今は、諦めたくない人が心の中にいる。
エーリカのことを思い出すと、自然と僕の顔は前を向いた。
「よく来た。――大きくなったな」
報告をしに来た僕を見て、玉座に座る国王陛下は目じりにしわを寄せた。
国王陛下の近くには宰相しかおらず、いつもなら背後にいるはずの近衛騎士たちがいない。
どうやら報告というのは建前だったようだ。
それはそうだろう。
僕に長々と報告させるより、僕の手の中にある報告書へ目を通した方が早い。
途端に居心地が悪くなった。
僕は国王陛下とその愛人の間に生まれた庶子だ。
伯爵令嬢だった母は、国王陛下との身分差があって、妃になることができなかった。
国王陛下は貴族議会に決められた公爵令嬢を正妃に迎え、この国にとって大切な友好国から王女ふたりを側妃に迎えた。
三人の妃との間にそれぞれ子をなしたあと、国王陛下は貴族議会にかけあい、王位継承権を与えない条件でようやく愛人の母との間に子をなすことが許された。
母は愛人と罵られ、正妃と側妃にいやがらせをされ、それでも王宮に留まり国王陛下との愛を貫いた。
しかし生まれたのが男子だったため、同じく男子をもうけた正妃から執拗に狙われることになる。
僕が4歳のとき、とうとう母が命の危機に瀕し、国王陛下は母を王宮から遠ざけ、僕を市井へ隠した。
それから次に僕が国王陛下に会ったのは、10歳の騎士団入団式のときだ。
遠目にしか見えない父の姿に、泣きそうになったことを覚えている。
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