15 / 19
2章 異世界に美少女しかいない件
飛行魔法を使えるように
しおりを挟む
更新遅れてすみません!
あと、クロノスの一人称、我輩にしたいと思います。今日中に全部直しときます。こっちの方がしっくりくるので。
=============
「いやー、それにしてもでかいな」
俺は目の前に広がる門を見上げながら言った。
シンプルなのに、どこか風格を感じさせる大きな門。高さ四メートル近くある。
どうやって入ればいいんだろ。時空魔法になんとかしてもらうか。
『クロノス。この壁って超えられるか?』
『んー。まあ、頑張ればいけると思うぞ。頑張れ。』
『頑張るって……どう頑張るんだよ?』
『 まぁ、いいか。門の越え方までは知らん。頑張れ』
『ああ……そうか』
『そうだ』
これだから天才は嫌いなんだよ。頑張るって……もうちょっと具体的にできないもんかね。壁の向こう側がどうなってるか分からないから転移もできないし、まず俺って時空魔法そんなに使えないし。ほんとひどいわ。
そんな愚痴を心の中でこぼしながら門の周りをぐるっとまわってみる。勿論、人が入れそうな穴は無かった。人はおろか、虫一匹も入れないんじゃないかレベルで。
別に門を壊そうと思えば、壊せるんだけど確実に目立っちゃう。でも、壊さないと門は越えられない。……あれ? もしかして詰んで……は無いか。
別にやろうと思えばいくらでも方法はあるし。ドラゴンさんに暴れまわってもらうとか。いや、そんなことしないけど。
「んなこと言ってもなぁ。マジでデカすぎるってこれ。絶対越えられないだろ」
『越えられることは越えられるんじゃ無いか? 空飛ぶとか』
このドラゴン何言ってるんだろう。ちょっとおかしくない?
『ちょっと脳みそ入ってない方は黙っててください。人間が空飛べるようになったらそれもう人間じゃ無いです。天使です』
『いや、羽ぐらい生やせるんじゃ無いか? しかもお前もう、人間じゃ無いだろ』
『現実突きつけるのやめて。それ、俺が一番知ってるから。そして、羽は生やせないから』
『ってことは、羽ぐらい生やせるだろ』
おお? このドラゴンは学習しないのかな? 羽は生やせないって言ったばっかなんだけど。
『じゃあ、聞こう。羽ってどうやって生やすんだ?』
『え? 最初から生えてんだろ』
クロノスがさも当たり前、と言ったような口調で言った。羽生えてる人でも見たことあるのか。羽生えてる地球の人間は少なくとも見たことない。
『じゃあ、飛んでる人間見たことある?』
『飛行魔法で飛んでるやつなら見たことあるぞ』
飛行魔法……? それってつまり……
『な、なんだとぉぉぉ!? そんな魔法あったのか? それチートじゃない?」
『は? 魔法使いだったら誰でも使えんだろ』
『は!? この世界の魔法使い全員チート能力持ってたのか!? どういうことだ!?』
『いや、飛行魔法とかちょっと練習すれば誰にでも使えるっつーの。チートチートうるさいわ。てか、人間の中で一番チートなのお前だろ!』
『おお。俺がチートだって分かる脳みそぐらいは入ってたんだな。よかったよかった』
『100回殺そうか?』
低い声が脳内に響き渡った。
『すみません。ティアマト様、調子に乗りました。やめてください。俺の精神が吹き飛んじゃう』
クロノスとティアマトなら本当にやりかねない。実際、俺、10回以上殺されてるし。100回殺されたら精神的に死ぬ。
『俺のこと、もっと敬ってもいいんじゃないか?』
『やだ』
『殺すぞ?』
『すいませんでしたぁぁぁ!』
『貴様ら、ちょっとうるさいぞ。静かにしろ』
黙っていたクロノスの少しキレ気味の時の声が脳内で響いた。『ひっ』と言うティアマトの声が小さく聞こえてくる。
クロノスがキレれば一国が滅ぶ危険性がある。いや、一国どころか大陸一個、消え去るかもしれない。というわけで。
『『すみません』』
この瞬間に『クロノス>ティアマト>>>>>>>>俺』という最悪の構図が俺の脳内で完成してしまった。
自分で作っといて言うのもなんだけど、なんか俺だけ離れ方おかしいと思う。いや、まあ、ここに一般人入れたらもっとすごい離れ方するんだけど。少なくとも1キロは離れるだろう。
『まぁ、そんなことはいいんだよ。結局、どうやってこの壁越えるんだ』
そう。この壁。どうすんだマジで。明日までに越えないといけないのに、越えられる気がしない。
『だから、飛行魔法使えばいいだろ』
『そうだ。飛行魔法ぐらい使えないのか?』
ティアマトにクロノスも便乗してくる。こいつら、俺が異世界人だってこと忘れてない?
『そんなの決まってんだろ』
『『どう決まってんの?』』
『使えないわ!』
『『使えないんかい!』』
俺のボケになんの変哲も無い普通のツッコミが入った。普通すぎて笑えねぇ。
『まぁ、冗談は置いといて、本当にふざけてらんないぞ。このままだと美人さんが誰かわからん奴と結婚させられてしまう』
『飛行魔法の練習すればいいんじゃね?』
『そんなにすぐできるもんなの?』
『比較的簡単だぞ。俺たちの加護で覚えやすくしてやればすぐ覚えられるだろ』
それって神様的に大丈夫なのかな。
やばいステータスにやばい魔法にやばいドラゴンに加えてやばい加護。うん。俺って、なんなんだろうな。
『えっと、飛行魔法の詠唱は《我が身よ宙を舞え》でいいと思うぞ。ちなみに魔法の名前は【ウィング】だったはず。ほい、加護つけたからやってみろ』
ティアマトが丁寧に教えてくれた。
それに習って《我が身よ宙を舞え》と唱えてみる。すると、魔法陣が出て、一メートルほどふわっと体が浮いた。体が変な感覚に襲われる。
『すげぇ!』
『なかなかいいんじゃないか? ほとんど俺たちの加護のおかげだろうけどな』
『いや、俺の実力だな』
それにしてもこの《我が身よ宙を舞え》って詠唱恥ずかしい。めっちゃ痛い人みたいでやだ。
『この詠唱って変えられないのか?』
『変えられないと思うぞ。変えたら魔法は発動しない。詠唱は世界の原理に干渉するためのパスワードみたいなものだから、変えたら却下される。昔の神様が世界の事象記録を上書きするために作ったらしいんだが、ドジって人間にパスワードがバレてな。しかも、作ることには作れても、消せないから、人間が魔法として使ってるらしい。』
な、なかなかやるじゃないかティアマト。俺でも、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ理解できないところがあったぞ。神様なだけある。
まあ、ほとんどわからないんだけど!
ティアマトの説明を聞いていると、効果時間の限界がきたのか、体がゆっくりと地に降りた。周りの人がめっちゃ見てる気がするけど、気にしない気にしない。
『そういや、事象記録の上書きってなんだ?』
ティアマトに疑問に思ったことを聞いてみる。なんかかっこいいけど、全く意味が分からない。
『ああ、事象記録の上書きっていうのはな、世界不変の法則、まあ、物理法則だと思ってくれればいい。
それを魔力を注いで、パスワード、詠唱で上書きすることだ。
世界の法則を捻じ曲げて空を飛んだり、移動速度を爆発的に上昇させたりだな。
ちなみに、使う魔法だとか、使用者の魔力容量によって制限時間は変わる』
ティアマトがえらくすごい説明をしてくれた。なかなかに難しいが、なんとなくは理解できる。要するに、魔力と詠唱で物理法則捻じ曲げて不可能を可能にするってことだろ?いかにも魔法って感じだな。
あれ?それじゃあ、なんで俺、時空魔法使えるんだろ。矛盾してない?
『じゃあ、なんで俺は適当なパスワードで時空魔法が使えるんだ?』
確か、適当に詠唱しとけば転移くらいできるとか言ってなかったっけ。でも、それじゃパスワードを間違えてるはずだよな。今考えたらおかしすぎる。
『ああ、それは時空魔法をクロノスが作ったからだよ。お前の詠唱に合わせてパスワードを変えてくれてたんだ。厳しいふりして実は結構優しいやつなんだよ』
『く、クロノスさんパネエっす。ちょっとナメてました』
『だろ? 我輩、結構すごいんだぞ。もっと敬え』
『クロノスさん尊敬しますわ。ティアマトより全然すごかった』
『俺も自分の魔法持ってるし! ちゃんと作ったし!』
『え。じゃあ、もしかして滅亡魔法作ったのって』
『俺だな』
なんだと。このバカが。ありえん。いや、でも、さっきの世界の事なんたらとかいうやつをちゃんと理解してるってことは結構頭はいいのかな。頭いいけどアホなタイプか。
『ま、あと数回練習すれば、うまく空も飛べるようになるさ。明日までには間に合うだろ』
『ああ。間に合いそうだな。けど、ここで練習すると屋敷の人にバレちゃうし、一旦、森に帰って練習してからここに来よう。そうじゃないと、不審者として衛兵とかに連れて行かれちゃうかもしれない』
俺は、一旦人混みの少ない脇道に入ってクロノスに迷惑をかけないようにいつもの詠唱を唱えて森へ飛んだ。
木々の葉が揺れる音が耳に届く。
空を見ると、燃えるような赤色に染まっていた。太陽が、西に沈み始めている。
多分、明日になるまで、約9時間ほど。それまでに屋敷に突入しなきゃ。もし、花嫁が結婚式会場に連れて行かれてたら終わりなんだけど。流石にそんなことはないよな。
俺は、そんな心配を心に抱えながら飛行魔法の練習を始めた。
あと、クロノスの一人称、我輩にしたいと思います。今日中に全部直しときます。こっちの方がしっくりくるので。
=============
「いやー、それにしてもでかいな」
俺は目の前に広がる門を見上げながら言った。
シンプルなのに、どこか風格を感じさせる大きな門。高さ四メートル近くある。
どうやって入ればいいんだろ。時空魔法になんとかしてもらうか。
『クロノス。この壁って超えられるか?』
『んー。まあ、頑張ればいけると思うぞ。頑張れ。』
『頑張るって……どう頑張るんだよ?』
『 まぁ、いいか。門の越え方までは知らん。頑張れ』
『ああ……そうか』
『そうだ』
これだから天才は嫌いなんだよ。頑張るって……もうちょっと具体的にできないもんかね。壁の向こう側がどうなってるか分からないから転移もできないし、まず俺って時空魔法そんなに使えないし。ほんとひどいわ。
そんな愚痴を心の中でこぼしながら門の周りをぐるっとまわってみる。勿論、人が入れそうな穴は無かった。人はおろか、虫一匹も入れないんじゃないかレベルで。
別に門を壊そうと思えば、壊せるんだけど確実に目立っちゃう。でも、壊さないと門は越えられない。……あれ? もしかして詰んで……は無いか。
別にやろうと思えばいくらでも方法はあるし。ドラゴンさんに暴れまわってもらうとか。いや、そんなことしないけど。
「んなこと言ってもなぁ。マジでデカすぎるってこれ。絶対越えられないだろ」
『越えられることは越えられるんじゃ無いか? 空飛ぶとか』
このドラゴン何言ってるんだろう。ちょっとおかしくない?
『ちょっと脳みそ入ってない方は黙っててください。人間が空飛べるようになったらそれもう人間じゃ無いです。天使です』
『いや、羽ぐらい生やせるんじゃ無いか? しかもお前もう、人間じゃ無いだろ』
『現実突きつけるのやめて。それ、俺が一番知ってるから。そして、羽は生やせないから』
『ってことは、羽ぐらい生やせるだろ』
おお? このドラゴンは学習しないのかな? 羽は生やせないって言ったばっかなんだけど。
『じゃあ、聞こう。羽ってどうやって生やすんだ?』
『え? 最初から生えてんだろ』
クロノスがさも当たり前、と言ったような口調で言った。羽生えてる人でも見たことあるのか。羽生えてる地球の人間は少なくとも見たことない。
『じゃあ、飛んでる人間見たことある?』
『飛行魔法で飛んでるやつなら見たことあるぞ』
飛行魔法……? それってつまり……
『な、なんだとぉぉぉ!? そんな魔法あったのか? それチートじゃない?」
『は? 魔法使いだったら誰でも使えんだろ』
『は!? この世界の魔法使い全員チート能力持ってたのか!? どういうことだ!?』
『いや、飛行魔法とかちょっと練習すれば誰にでも使えるっつーの。チートチートうるさいわ。てか、人間の中で一番チートなのお前だろ!』
『おお。俺がチートだって分かる脳みそぐらいは入ってたんだな。よかったよかった』
『100回殺そうか?』
低い声が脳内に響き渡った。
『すみません。ティアマト様、調子に乗りました。やめてください。俺の精神が吹き飛んじゃう』
クロノスとティアマトなら本当にやりかねない。実際、俺、10回以上殺されてるし。100回殺されたら精神的に死ぬ。
『俺のこと、もっと敬ってもいいんじゃないか?』
『やだ』
『殺すぞ?』
『すいませんでしたぁぁぁ!』
『貴様ら、ちょっとうるさいぞ。静かにしろ』
黙っていたクロノスの少しキレ気味の時の声が脳内で響いた。『ひっ』と言うティアマトの声が小さく聞こえてくる。
クロノスがキレれば一国が滅ぶ危険性がある。いや、一国どころか大陸一個、消え去るかもしれない。というわけで。
『『すみません』』
この瞬間に『クロノス>ティアマト>>>>>>>>俺』という最悪の構図が俺の脳内で完成してしまった。
自分で作っといて言うのもなんだけど、なんか俺だけ離れ方おかしいと思う。いや、まあ、ここに一般人入れたらもっとすごい離れ方するんだけど。少なくとも1キロは離れるだろう。
『まぁ、そんなことはいいんだよ。結局、どうやってこの壁越えるんだ』
そう。この壁。どうすんだマジで。明日までに越えないといけないのに、越えられる気がしない。
『だから、飛行魔法使えばいいだろ』
『そうだ。飛行魔法ぐらい使えないのか?』
ティアマトにクロノスも便乗してくる。こいつら、俺が異世界人だってこと忘れてない?
『そんなの決まってんだろ』
『『どう決まってんの?』』
『使えないわ!』
『『使えないんかい!』』
俺のボケになんの変哲も無い普通のツッコミが入った。普通すぎて笑えねぇ。
『まぁ、冗談は置いといて、本当にふざけてらんないぞ。このままだと美人さんが誰かわからん奴と結婚させられてしまう』
『飛行魔法の練習すればいいんじゃね?』
『そんなにすぐできるもんなの?』
『比較的簡単だぞ。俺たちの加護で覚えやすくしてやればすぐ覚えられるだろ』
それって神様的に大丈夫なのかな。
やばいステータスにやばい魔法にやばいドラゴンに加えてやばい加護。うん。俺って、なんなんだろうな。
『えっと、飛行魔法の詠唱は《我が身よ宙を舞え》でいいと思うぞ。ちなみに魔法の名前は【ウィング】だったはず。ほい、加護つけたからやってみろ』
ティアマトが丁寧に教えてくれた。
それに習って《我が身よ宙を舞え》と唱えてみる。すると、魔法陣が出て、一メートルほどふわっと体が浮いた。体が変な感覚に襲われる。
『すげぇ!』
『なかなかいいんじゃないか? ほとんど俺たちの加護のおかげだろうけどな』
『いや、俺の実力だな』
それにしてもこの《我が身よ宙を舞え》って詠唱恥ずかしい。めっちゃ痛い人みたいでやだ。
『この詠唱って変えられないのか?』
『変えられないと思うぞ。変えたら魔法は発動しない。詠唱は世界の原理に干渉するためのパスワードみたいなものだから、変えたら却下される。昔の神様が世界の事象記録を上書きするために作ったらしいんだが、ドジって人間にパスワードがバレてな。しかも、作ることには作れても、消せないから、人間が魔法として使ってるらしい。』
な、なかなかやるじゃないかティアマト。俺でも、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ理解できないところがあったぞ。神様なだけある。
まあ、ほとんどわからないんだけど!
ティアマトの説明を聞いていると、効果時間の限界がきたのか、体がゆっくりと地に降りた。周りの人がめっちゃ見てる気がするけど、気にしない気にしない。
『そういや、事象記録の上書きってなんだ?』
ティアマトに疑問に思ったことを聞いてみる。なんかかっこいいけど、全く意味が分からない。
『ああ、事象記録の上書きっていうのはな、世界不変の法則、まあ、物理法則だと思ってくれればいい。
それを魔力を注いで、パスワード、詠唱で上書きすることだ。
世界の法則を捻じ曲げて空を飛んだり、移動速度を爆発的に上昇させたりだな。
ちなみに、使う魔法だとか、使用者の魔力容量によって制限時間は変わる』
ティアマトがえらくすごい説明をしてくれた。なかなかに難しいが、なんとなくは理解できる。要するに、魔力と詠唱で物理法則捻じ曲げて不可能を可能にするってことだろ?いかにも魔法って感じだな。
あれ?それじゃあ、なんで俺、時空魔法使えるんだろ。矛盾してない?
『じゃあ、なんで俺は適当なパスワードで時空魔法が使えるんだ?』
確か、適当に詠唱しとけば転移くらいできるとか言ってなかったっけ。でも、それじゃパスワードを間違えてるはずだよな。今考えたらおかしすぎる。
『ああ、それは時空魔法をクロノスが作ったからだよ。お前の詠唱に合わせてパスワードを変えてくれてたんだ。厳しいふりして実は結構優しいやつなんだよ』
『く、クロノスさんパネエっす。ちょっとナメてました』
『だろ? 我輩、結構すごいんだぞ。もっと敬え』
『クロノスさん尊敬しますわ。ティアマトより全然すごかった』
『俺も自分の魔法持ってるし! ちゃんと作ったし!』
『え。じゃあ、もしかして滅亡魔法作ったのって』
『俺だな』
なんだと。このバカが。ありえん。いや、でも、さっきの世界の事なんたらとかいうやつをちゃんと理解してるってことは結構頭はいいのかな。頭いいけどアホなタイプか。
『ま、あと数回練習すれば、うまく空も飛べるようになるさ。明日までには間に合うだろ』
『ああ。間に合いそうだな。けど、ここで練習すると屋敷の人にバレちゃうし、一旦、森に帰って練習してからここに来よう。そうじゃないと、不審者として衛兵とかに連れて行かれちゃうかもしれない』
俺は、一旦人混みの少ない脇道に入ってクロノスに迷惑をかけないようにいつもの詠唱を唱えて森へ飛んだ。
木々の葉が揺れる音が耳に届く。
空を見ると、燃えるような赤色に染まっていた。太陽が、西に沈み始めている。
多分、明日になるまで、約9時間ほど。それまでに屋敷に突入しなきゃ。もし、花嫁が結婚式会場に連れて行かれてたら終わりなんだけど。流石にそんなことはないよな。
俺は、そんな心配を心に抱えながら飛行魔法の練習を始めた。
0
あなたにおすすめの小説
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
成瀬一
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる