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2章 異世界に美少女しかいない件
やはり俺の友達の魔王は間違っている。
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(何やってんだ俺はぁあああああッ !!!)
俺は猛烈に後悔していた。
ソフィアさんを救おうとしたところまではいい。
だが……。
(どんな理由があって魔王と軽々しく戦おうとしてんの!? ねぇ、俺、馬鹿なのアホなの死ぬの!?)
うん。マジで死ぬかも。ちゃんとクロノスの静止を聞くべきだった……。今更後悔してます。
俺がそんな馬鹿みたいな後悔をしていると、魔王(自称)が俺を戦場へ導こうとしてくる。
「じゃー、上行こっか? こんな狭いところじゃ存分に戦えないでしょ」
戦う前提なんだ……。そうですよね。分かってます。
いや、正直な所戦うとか無理です……。すみませんちょっと調子乗ってました。
さて、どうやって切り抜けようか。正面から言ってもダメそうだし、変化球すぎると変な意味で伝わりそうだし。
……ここは、秘技、『サラッと拒否すれば大体大丈夫』戦法の出番だな……!
い、行くぞ?
「あ、いや、やっぱさっきのナシで」
この時の俺は忘れていた。
「……ん?」
魔王には駆け引きなど鼻から通じないということを。
「だから、さっきのやっぱ嘘です」
そう、魔王は。
「あー、さっきの心の声、全部聞こえてたよ?」
心読めるんだったぁああああ!
「第一、僕と戦わないでどうやってあの結界破るのさ」
「……見ててくださいよ」
「え、もしかして壊せちゃうの?」
ふん。見ていろ魔王。今からお前に凄いものを見せてやる。
これが、人間の叡智、人間の限界だぁっ!
「闇の炎に抱かれて消えろぉおおおッ!」
勿論、何も起きない。が、ここで止めては厨二病の名がすたる。止めるわけにはいかん!
「ふっ……。こ、これが、人間の力だ……。参ったか……魔王……」
「いや、君が一番参ってると思うよ」
「冷静なツッコミありがとう……ごめん、心痛いからちょっと待って」
「あ、うん」
「あざっす……」
厨二病……。拗らせなくて良かった……!本当に良かった……!
俺、今人生で一番厨二病をこじらせなくてよかったと思った……。
あ。あと、どうでもいいんだけど、スマホのSimejiってアプリで『ちゅうにびょう』って打つと『悪いな、俺はまだ本気を出しちゃいないぜ!』って変換に出るんだよ。知ってた?
いや……どこの痛いヤツだよ……。
「あ、段々おちついてきたかも……」
「そうかそうか、じゃあ上に上がろうか」
魔王が楽しそうに階段の方へと駆け出す。
だが、俺はその結論……
「異議あり!!!」
「……え?」
魔王が意味わからんと言った顔をした。
いや、このセリフもなかなかに精神ダメージでかいから、もうちょっと反応してくれるとありがたいんだが。
「その、やっぱ暴力ってダメだと思うんですよね。はい。暴力反対!」
「えっと、それで?」
魔王様、どうか、この条件で……この条件で結界を破ってください!
「俺の未来に先行投資して頂けないでしょうか!」
「んんんん?」
「今の俺はまだまだ弱いんです! いや、まあ、言うほど弱くはないんですが……。」
「ふむふむ」
「えっと、それで、俺、もっと強くなってから魔王様と戦いたいので、今回だけ手を貸していただけないでしょうか!」
「あー! そうだねー!」
「な、何が?」
「いや、君って、もっと強くなれるじゃん!って思って。いや、僕ちょっと早とちりだったかも」
いや、俺ってこの世界きてまだ1ヶ月ぐらいだよな。早とちりってレベルを超えてただのアホなんじゃ……。
「聞こえてるよ?」
「ハッ! も、申し訳ありますん!」
どうだ!
この、謝っているようで謝っていない、でも少し謝ってる謝罪は!
「いや、それ、謝ってないよね」
あれ、バレてた……?
「そ、そんなことより、どうです?僕の先行投資の件は」
まあ、でも、そんなに簡単にいく訳ないよな……。
「勿論、良いよ!」
「軽っ! 予想以上に魔王軽いっ!」
いや、本当予想以上! なんかこの人、「そうだ。世界征服しよう」みたいなノリで世界征服しそう!
「ははは……。その代わり、頑張って強くなるんだよ?」
「はっ! 日々精進いたします!」
「うむっ! よろしい!」
そして、魔王は結界に手をかざして、
「じゃ、いくよ」
「お願いします……!」
魔王がフッと目を閉じると、結界は音を立てて割れた。
ソフィアさんがびっくりしたような顔をした後、状況を理解したのか、全速力でこっちに抱きついてきた。
なんか口をパクパクさせてる。声が出ないのかな?……なんか小動物みたいで可愛い。
ソフィアさんの頭を優しく撫でる。
すると、ソフィアさんも嬉しそうにはにかんだ。
だが……。
その、感動の場面に水さしてわるいんだけどさ。一ついいかな。
……いや、弱っ!結界弱っ!ええっ!?俺があんなに時間かかったやつが魔王が目閉じただけで一瞬!? 絶対に何かがおかしいと思うのは俺だけ!?
「あれ? なんか脆い結界だねー……もしかしてこの結界殴ったりした?」
やっぱ脆いよね!?
「あ、しました。結構な威力でぶん殴りましたよ」
俺は「ほら」とぶらりと垂らした腕を持ち上げる。
「えっと……その……悪いんだけど、君がもう1発殴ればこの結界こわせたみたい……」
……は? 今なんて?
「……えっと、今、俺、ものすごく嫌なことを聞いた気がしたんですが」
「あの……なんか……ごめんね?」
「つまり、俺の全ての苦労は無駄だったということですか……?」
いや、そんなに苦労してないけど。したことにしよう。
「う、うん。あと、心の声聞こえてるよ……?」
「……なんか、もういっそ清々しいですね。ここまで心読まれると」
「ご、ごめん」
魔王が申し訳なさそうに謝ってきた。
「じゃあ、一つだけ質問させてください」
そう。 気になっていることが一つだけある。
こればかりは聞かせてもらわないと、気になって夜も寝れん。
「分かった。答えられる範囲の質問なら答えるよ」
「ありがとうございます。では……」
「なんで」
「なんで、あなたは」
「途中から女の子になってるんですかぁあああああ!?」
「ひゃうっ!」
ぬぁあああっ!金髪ロリの悲鳴ごちそうさまです! ……って、そんな事じゃなくて!
「な、なんで見た目変わってるんですか? どこかで聞こうとは思ってましたけど」
「あ、えっと、これがボク本来の姿なんだ。なんで幻術溶けちゃったんだろ。
えとえと、その、さ。こんな小さい女の子の姿だと威厳ないじゃん? だから、カッコイイ男の人になって威厳を保ってたの」
「あ、ああ。そういうことですか」
納得。
確かに小さい女の子よりかっこいい男の人の方がついて行きたくなるよな。……俺は小さい女の子の方が好きだけど。
「あの、その、声……聞こえてるんだけど」
その能力めちゃくちゃ不便だな! 何でもかんでも聞かれると、プライバシーの侵害だぞ!
だが、魔王。君に言いたいことがある。
「な、何?」
「ボクっ娘ロリの前で平然とした心でいろという方が酷だと思うんですが」
いや、無理だろそれ。不可能不可能。可愛いボクっ娘ロリの前で平常心保つとか、なんだそれどこぞの神か。
「そ、そうなんだ。……えっと、ボクも一ついいかな」
「なんですか?」
「……その、さっきからずっとその子の頭なでてるけど、その子、真っ赤になって死にかけてるよ……?」
「え。嘘でしょ?」
いや、マジだった。
下見たら顔が真っ赤に染まったソフィアさんがいたよ……。
もしかしてこれは……。もしかしたらだけど。
俺に惚れた!?
「そうだと思うけど……逆に違うの?」
「あ、こういう時に心読んでもらえるのは便利ですね」
「そうかな?」
えっと、魔王さん! 客観的に見てソフィアさんは俺に惚れたということでよろしいのでしょうか!?
「た、多分。うん。いや、絶対」
「お、俺の……」
「春が来たぁああああっ!!!!!」
「うぇっ!? び、ビックリするからいきなり叫ばないでよ……。ほら、その子も驚いちゃってるよ?」
「あ、ごめんごめん。嬉しさのあまり叫んじゃった」
すると、ソフィアさんが口を開いた。開いたんだけど……。
「…………!」
いや、何言ってるかわかんねぇぇ!なんで声でないの?なんか必死なのも可愛いから良いんだけどさ。
なんて言ってるか気になる……。誰か通訳してくれ……。
「助けてくれてありがとうございます! ユウトさん! って言ってる。さっきからずぅっと」
と思ったら通訳発見しました。
「いや、優秀だな! 魔王! 謎の心読める機能搭載してる意味が分かった気がした!」
「そうかな? えと、多分、その子、嬉しさと恥ずかしさで声が出てないだけだから、直に治るよ。」
「そうか、そうか。よかった。」
ずっと声出なかったりしたら困るもんな。
しかし、嬉しさと恥ずかしさで声が出ないとは……俺のせいかな……。そうだったら嬉しいかも。
「じゃ、ボクはもう帰るね。あ。あと、いつでもボクのこと呼んでくれれば飛んでいくから」
「え、マジすか」
やばい、最強の仲間手に入れた。
「なんか、君と話すのは楽しい気がするからさ」
「なにそれ流行りの告白か何かですか? いやはや、モテる男は大変ですねぇ」
いやー、大変大変。
「い、いや、違うけど」
「あ、止めてください。そんな露骨に引かないでください。ちょっとふざけただけです」
これからモテ男発言は控えよう。……たとえマジでも。
「うん。それが懸命だよ」
「本当心読むのやめて!? 色々キツイものがあるから!」
「あははは! じゃ、バイバーイ!」
何がツボにはまったかは分からんが、ひとしきり笑ったあと、魔王は帰ってった。一体どこに家があるんだ。
しかし……。
やはりこの世界……。
美少女しかいねえ!!!!!!
俺は猛烈に後悔していた。
ソフィアさんを救おうとしたところまではいい。
だが……。
(どんな理由があって魔王と軽々しく戦おうとしてんの!? ねぇ、俺、馬鹿なのアホなの死ぬの!?)
うん。マジで死ぬかも。ちゃんとクロノスの静止を聞くべきだった……。今更後悔してます。
俺がそんな馬鹿みたいな後悔をしていると、魔王(自称)が俺を戦場へ導こうとしてくる。
「じゃー、上行こっか? こんな狭いところじゃ存分に戦えないでしょ」
戦う前提なんだ……。そうですよね。分かってます。
いや、正直な所戦うとか無理です……。すみませんちょっと調子乗ってました。
さて、どうやって切り抜けようか。正面から言ってもダメそうだし、変化球すぎると変な意味で伝わりそうだし。
……ここは、秘技、『サラッと拒否すれば大体大丈夫』戦法の出番だな……!
い、行くぞ?
「あ、いや、やっぱさっきのナシで」
この時の俺は忘れていた。
「……ん?」
魔王には駆け引きなど鼻から通じないということを。
「だから、さっきのやっぱ嘘です」
そう、魔王は。
「あー、さっきの心の声、全部聞こえてたよ?」
心読めるんだったぁああああ!
「第一、僕と戦わないでどうやってあの結界破るのさ」
「……見ててくださいよ」
「え、もしかして壊せちゃうの?」
ふん。見ていろ魔王。今からお前に凄いものを見せてやる。
これが、人間の叡智、人間の限界だぁっ!
「闇の炎に抱かれて消えろぉおおおッ!」
勿論、何も起きない。が、ここで止めては厨二病の名がすたる。止めるわけにはいかん!
「ふっ……。こ、これが、人間の力だ……。参ったか……魔王……」
「いや、君が一番参ってると思うよ」
「冷静なツッコミありがとう……ごめん、心痛いからちょっと待って」
「あ、うん」
「あざっす……」
厨二病……。拗らせなくて良かった……!本当に良かった……!
俺、今人生で一番厨二病をこじらせなくてよかったと思った……。
あ。あと、どうでもいいんだけど、スマホのSimejiってアプリで『ちゅうにびょう』って打つと『悪いな、俺はまだ本気を出しちゃいないぜ!』って変換に出るんだよ。知ってた?
いや……どこの痛いヤツだよ……。
「あ、段々おちついてきたかも……」
「そうかそうか、じゃあ上に上がろうか」
魔王が楽しそうに階段の方へと駆け出す。
だが、俺はその結論……
「異議あり!!!」
「……え?」
魔王が意味わからんと言った顔をした。
いや、このセリフもなかなかに精神ダメージでかいから、もうちょっと反応してくれるとありがたいんだが。
「その、やっぱ暴力ってダメだと思うんですよね。はい。暴力反対!」
「えっと、それで?」
魔王様、どうか、この条件で……この条件で結界を破ってください!
「俺の未来に先行投資して頂けないでしょうか!」
「んんんん?」
「今の俺はまだまだ弱いんです! いや、まあ、言うほど弱くはないんですが……。」
「ふむふむ」
「えっと、それで、俺、もっと強くなってから魔王様と戦いたいので、今回だけ手を貸していただけないでしょうか!」
「あー! そうだねー!」
「な、何が?」
「いや、君って、もっと強くなれるじゃん!って思って。いや、僕ちょっと早とちりだったかも」
いや、俺ってこの世界きてまだ1ヶ月ぐらいだよな。早とちりってレベルを超えてただのアホなんじゃ……。
「聞こえてるよ?」
「ハッ! も、申し訳ありますん!」
どうだ!
この、謝っているようで謝っていない、でも少し謝ってる謝罪は!
「いや、それ、謝ってないよね」
あれ、バレてた……?
「そ、そんなことより、どうです?僕の先行投資の件は」
まあ、でも、そんなに簡単にいく訳ないよな……。
「勿論、良いよ!」
「軽っ! 予想以上に魔王軽いっ!」
いや、本当予想以上! なんかこの人、「そうだ。世界征服しよう」みたいなノリで世界征服しそう!
「ははは……。その代わり、頑張って強くなるんだよ?」
「はっ! 日々精進いたします!」
「うむっ! よろしい!」
そして、魔王は結界に手をかざして、
「じゃ、いくよ」
「お願いします……!」
魔王がフッと目を閉じると、結界は音を立てて割れた。
ソフィアさんがびっくりしたような顔をした後、状況を理解したのか、全速力でこっちに抱きついてきた。
なんか口をパクパクさせてる。声が出ないのかな?……なんか小動物みたいで可愛い。
ソフィアさんの頭を優しく撫でる。
すると、ソフィアさんも嬉しそうにはにかんだ。
だが……。
その、感動の場面に水さしてわるいんだけどさ。一ついいかな。
……いや、弱っ!結界弱っ!ええっ!?俺があんなに時間かかったやつが魔王が目閉じただけで一瞬!? 絶対に何かがおかしいと思うのは俺だけ!?
「あれ? なんか脆い結界だねー……もしかしてこの結界殴ったりした?」
やっぱ脆いよね!?
「あ、しました。結構な威力でぶん殴りましたよ」
俺は「ほら」とぶらりと垂らした腕を持ち上げる。
「えっと……その……悪いんだけど、君がもう1発殴ればこの結界こわせたみたい……」
……は? 今なんて?
「……えっと、今、俺、ものすごく嫌なことを聞いた気がしたんですが」
「あの……なんか……ごめんね?」
「つまり、俺の全ての苦労は無駄だったということですか……?」
いや、そんなに苦労してないけど。したことにしよう。
「う、うん。あと、心の声聞こえてるよ……?」
「……なんか、もういっそ清々しいですね。ここまで心読まれると」
「ご、ごめん」
魔王が申し訳なさそうに謝ってきた。
「じゃあ、一つだけ質問させてください」
そう。 気になっていることが一つだけある。
こればかりは聞かせてもらわないと、気になって夜も寝れん。
「分かった。答えられる範囲の質問なら答えるよ」
「ありがとうございます。では……」
「なんで」
「なんで、あなたは」
「途中から女の子になってるんですかぁあああああ!?」
「ひゃうっ!」
ぬぁあああっ!金髪ロリの悲鳴ごちそうさまです! ……って、そんな事じゃなくて!
「な、なんで見た目変わってるんですか? どこかで聞こうとは思ってましたけど」
「あ、えっと、これがボク本来の姿なんだ。なんで幻術溶けちゃったんだろ。
えとえと、その、さ。こんな小さい女の子の姿だと威厳ないじゃん? だから、カッコイイ男の人になって威厳を保ってたの」
「あ、ああ。そういうことですか」
納得。
確かに小さい女の子よりかっこいい男の人の方がついて行きたくなるよな。……俺は小さい女の子の方が好きだけど。
「あの、その、声……聞こえてるんだけど」
その能力めちゃくちゃ不便だな! 何でもかんでも聞かれると、プライバシーの侵害だぞ!
だが、魔王。君に言いたいことがある。
「な、何?」
「ボクっ娘ロリの前で平然とした心でいろという方が酷だと思うんですが」
いや、無理だろそれ。不可能不可能。可愛いボクっ娘ロリの前で平常心保つとか、なんだそれどこぞの神か。
「そ、そうなんだ。……えっと、ボクも一ついいかな」
「なんですか?」
「……その、さっきからずっとその子の頭なでてるけど、その子、真っ赤になって死にかけてるよ……?」
「え。嘘でしょ?」
いや、マジだった。
下見たら顔が真っ赤に染まったソフィアさんがいたよ……。
もしかしてこれは……。もしかしたらだけど。
俺に惚れた!?
「そうだと思うけど……逆に違うの?」
「あ、こういう時に心読んでもらえるのは便利ですね」
「そうかな?」
えっと、魔王さん! 客観的に見てソフィアさんは俺に惚れたということでよろしいのでしょうか!?
「た、多分。うん。いや、絶対」
「お、俺の……」
「春が来たぁああああっ!!!!!」
「うぇっ!? び、ビックリするからいきなり叫ばないでよ……。ほら、その子も驚いちゃってるよ?」
「あ、ごめんごめん。嬉しさのあまり叫んじゃった」
すると、ソフィアさんが口を開いた。開いたんだけど……。
「…………!」
いや、何言ってるかわかんねぇぇ!なんで声でないの?なんか必死なのも可愛いから良いんだけどさ。
なんて言ってるか気になる……。誰か通訳してくれ……。
「助けてくれてありがとうございます! ユウトさん! って言ってる。さっきからずぅっと」
と思ったら通訳発見しました。
「いや、優秀だな! 魔王! 謎の心読める機能搭載してる意味が分かった気がした!」
「そうかな? えと、多分、その子、嬉しさと恥ずかしさで声が出てないだけだから、直に治るよ。」
「そうか、そうか。よかった。」
ずっと声出なかったりしたら困るもんな。
しかし、嬉しさと恥ずかしさで声が出ないとは……俺のせいかな……。そうだったら嬉しいかも。
「じゃ、ボクはもう帰るね。あ。あと、いつでもボクのこと呼んでくれれば飛んでいくから」
「え、マジすか」
やばい、最強の仲間手に入れた。
「なんか、君と話すのは楽しい気がするからさ」
「なにそれ流行りの告白か何かですか? いやはや、モテる男は大変ですねぇ」
いやー、大変大変。
「い、いや、違うけど」
「あ、止めてください。そんな露骨に引かないでください。ちょっとふざけただけです」
これからモテ男発言は控えよう。……たとえマジでも。
「うん。それが懸命だよ」
「本当心読むのやめて!? 色々キツイものがあるから!」
「あははは! じゃ、バイバーイ!」
何がツボにはまったかは分からんが、ひとしきり笑ったあと、魔王は帰ってった。一体どこに家があるんだ。
しかし……。
やはりこの世界……。
美少女しかいねえ!!!!!!
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