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2章 異世界に美少女しかいない件
一夜開けて
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夜が明けて。
今、思うと、昨日の一件が全て嘘だったんじゃないかと感じる。……主に魔王と友達になったところ。
いや、だって魔王と友達だよ? 我ながら何つーことをやってしまったんだ……。
因みにソフィアさんはまだ喋れないみたいだ。相変わらず口をパクパクさせている。
俺はベッドで寝ているソフィアさんを起こさないようにそっと頭をなでた。ソフィアさの目が少しだけピクッとする。
それを見て思い出す。
「あの貴族の家どうしよう……」
何もせずに帰ってきてしまったが、本当はもう少し制裁を加えるべきなのだろう。実際俺もそうするべきだと思う。……だけど。
「いや、めんどくせぇ……」
こちとら魔王との会話で精神すり減らしてるっていうのに、また外に出るの……? いや、無理っす。一生ソフィアさんとヒキニートやってたいっす。
「でも、そういう訳にはいかないよなぁ」
だってお金ないと宿代払えないし? ご飯食べれないし?
つまり、否が応でも働かなきゃ駄目だってことだ。
いや、まあ、正直言うと、クロノスとティアマトに適当に魔物狩りしてもらって、手に入れた魔物を売るだけで相当金になるんだけど。
「でも、それじゃ、二匹の存在がバレちゃうよなぁ」
実は、クロノスとティアマトの二体が消えたことは異世界中で話題になっていて、適当に外をほっつき歩けば一度はその噂を聞く。
「それを俺が捕まえてるなんて知られたら……」
考えるだけでも震えが止まらん。……屈強な男が大量に向かってくるとか……何その地獄。せめて美少女だったらいいんだけどな。
俺がそんなどうでもいいことを考えていると。
「ふわぁあ」
ソフィアさんが目を覚まして、一つ、大きなあくびをした。
「あ、ユウトさん。おはようございます」
「あ、おはよう」
「その、昨日の件はどうもありがとうございました。感謝しても感謝しきれないです」
「いやいや、あれぐらい全然いいですよ。魔王が出てきたときは流石にビビりましたけど……」
あのロリ魔王め。来るのが早いんだっつーの。驚かせんなや。
「え、もしかして、あの小さい女の子魔王だったんですか……?」
「ああ。そうらしいですよ? いつもは幻術で男のふりしてるそうです。威厳を保つためにとかなんとか」
でも、その幻術、何故か分からないけど俺の前で解けちゃったんだよな。結局何でだったんだろう。
「うーん」
「? どうかしました?」
「いや、別になんでも」
まあいいや。そんな重大なことじゃないだろ。
そんなことより……。
「なんか時計持ってないですか? 小さいやつ」
「時計……? 持ってますけど何でですか?」
「んー。まあ、ちょっと作りたいものがあって」
「いいですよ。どうぞ」
ソフィアさんが当たり前のように俺に時計を差し出してきてくれた事に少し驚く。
なんたってこの世界の時計は日本とは違って馬鹿みたいに高価なのだ。全部職人さんの手作りで、機械の入る余地がないからなんだそう。
「あ、ありがとう」
「ええ。どういたしまして」
「……でも、本当にいいんですか? こんな時計タダでもらっちゃって」
「もちろん! しかもタダじゃないです。今回、ユウトさんに助けてもらったお礼です。受け取ってください」
「そうですか……。じゃあ、ありがたくいただきますね!」
わざわざお礼って言ってきてるあたり、ちゃんと受け取ってほしいのだろう。流石の俺にもそれくらいの女子の気持ちはわかるぞ。
「で、何に使うんですか? 教えてくださいよー」
「えっと、魔道具って知ってます?」
「あの、魔力を流し込んで使うっていうやつですか? 能力によっては結構なお値段するらしいですね」
魔導具の値段は本当に馬鹿にならない。めちゃくちゃ優秀な魔導具だと、下手したら少し小さめの国の国家予算レベルの値段がする。
「そうそう、それです。で、この時計を改造して、俺専用の魔導具を作ろうかと思いまして」
それなら、自分で作っちゃえばいいんでない?っていう魂胆だ。ちなみに、どんな魔導具を作るかはもう決めている。
「どんな能力のやつ作るんですか?」
「それは内緒です」
「ぶー、ユウトさんのケチー」
「……」
おっと、危ない危ない。拗ねるソフィアさんがちょっと可愛すぎて理性の外側に飛んできそうになった。
そんなアホみたいな一人芝居をやっていると。
「あ、そうだ。一ついいですか?」
ソフィアさんが何かを思い出したように話しかけてくる。
「ん? どうかしました?」
すると、ソフィアさんが目に見えてモジモジし始める。
こ、これは愛の告白!?
「その、敬語……やめてもいいかな……って」
じゃなかった。一瞬でも何かに期待した俺が恥ずかしい。死にたい……。いや、やっぱ死ぬのは嘘……。もう死ぬのやだ。
「も、もちろん良いよ? 駄目なんていうわけ無いじゃん」
てか、ソフィアさんに言われて駄目っていうやついるの? そいつここまで連れて来い。ギリ死なない程度に殺す。
「そ、そう。良かった。じゃあ、これからよろしくね!」
すると、ソフィアさんが俺に笑いかけながら、手を伸ばしてくる。
ああ、花が咲いたような笑顔って、こういうことなんだろうな。と、俺は思った。
暫し、その笑顔に見とれてから、
「うん。よろしく」
ソフィアさんの右手を握った。フワッとした柔らかく温かい、人の肌の感触が伝わってくる。
すると、あることを唐突に思い出した。
(そういや、あいつら今頃どうしてるかなぁ。みんな元気にやってるのかな)
勿論、あいつらっていうのは、クラスメイトたちのことだ。俺がいなくなってからどうしてるのか。連絡手段が無いからさっぱり分からん。戦場を駆け回ってたら、その内、何処か出会えるとは思うんだけど……。
いかんせん明梨のことが気になって仕方ない。あの後どうなったのか。今、どこにいるのか。
俺は平和……とは言い難いが、少なくとも幸せには暮らしてる……はず。……いや、何回も死んでる時点で幸せでは無いかもしれない……。
それでも、今現状はかなりいい感じな方向に進んでいる。
けど、あっちはどうなんだろう。どんな戦いしてるんだろう。
ま、大丈夫か。あの王様でも、すぐに手駒を失うような馬鹿なことしないだろ。うん。
それとさ、今思ったんだけど。
俺、本気で戦ったことなくね?
◇ ◇ ◇
ここらで二章終了です。三章はマジで戦わせようと思います。出来ればお気に入り登録お願いします。
あと、基本的に不定期更新になります。部活が思ったより辛い……。
今、思うと、昨日の一件が全て嘘だったんじゃないかと感じる。……主に魔王と友達になったところ。
いや、だって魔王と友達だよ? 我ながら何つーことをやってしまったんだ……。
因みにソフィアさんはまだ喋れないみたいだ。相変わらず口をパクパクさせている。
俺はベッドで寝ているソフィアさんを起こさないようにそっと頭をなでた。ソフィアさの目が少しだけピクッとする。
それを見て思い出す。
「あの貴族の家どうしよう……」
何もせずに帰ってきてしまったが、本当はもう少し制裁を加えるべきなのだろう。実際俺もそうするべきだと思う。……だけど。
「いや、めんどくせぇ……」
こちとら魔王との会話で精神すり減らしてるっていうのに、また外に出るの……? いや、無理っす。一生ソフィアさんとヒキニートやってたいっす。
「でも、そういう訳にはいかないよなぁ」
だってお金ないと宿代払えないし? ご飯食べれないし?
つまり、否が応でも働かなきゃ駄目だってことだ。
いや、まあ、正直言うと、クロノスとティアマトに適当に魔物狩りしてもらって、手に入れた魔物を売るだけで相当金になるんだけど。
「でも、それじゃ、二匹の存在がバレちゃうよなぁ」
実は、クロノスとティアマトの二体が消えたことは異世界中で話題になっていて、適当に外をほっつき歩けば一度はその噂を聞く。
「それを俺が捕まえてるなんて知られたら……」
考えるだけでも震えが止まらん。……屈強な男が大量に向かってくるとか……何その地獄。せめて美少女だったらいいんだけどな。
俺がそんなどうでもいいことを考えていると。
「ふわぁあ」
ソフィアさんが目を覚まして、一つ、大きなあくびをした。
「あ、ユウトさん。おはようございます」
「あ、おはよう」
「その、昨日の件はどうもありがとうございました。感謝しても感謝しきれないです」
「いやいや、あれぐらい全然いいですよ。魔王が出てきたときは流石にビビりましたけど……」
あのロリ魔王め。来るのが早いんだっつーの。驚かせんなや。
「え、もしかして、あの小さい女の子魔王だったんですか……?」
「ああ。そうらしいですよ? いつもは幻術で男のふりしてるそうです。威厳を保つためにとかなんとか」
でも、その幻術、何故か分からないけど俺の前で解けちゃったんだよな。結局何でだったんだろう。
「うーん」
「? どうかしました?」
「いや、別になんでも」
まあいいや。そんな重大なことじゃないだろ。
そんなことより……。
「なんか時計持ってないですか? 小さいやつ」
「時計……? 持ってますけど何でですか?」
「んー。まあ、ちょっと作りたいものがあって」
「いいですよ。どうぞ」
ソフィアさんが当たり前のように俺に時計を差し出してきてくれた事に少し驚く。
なんたってこの世界の時計は日本とは違って馬鹿みたいに高価なのだ。全部職人さんの手作りで、機械の入る余地がないからなんだそう。
「あ、ありがとう」
「ええ。どういたしまして」
「……でも、本当にいいんですか? こんな時計タダでもらっちゃって」
「もちろん! しかもタダじゃないです。今回、ユウトさんに助けてもらったお礼です。受け取ってください」
「そうですか……。じゃあ、ありがたくいただきますね!」
わざわざお礼って言ってきてるあたり、ちゃんと受け取ってほしいのだろう。流石の俺にもそれくらいの女子の気持ちはわかるぞ。
「で、何に使うんですか? 教えてくださいよー」
「えっと、魔道具って知ってます?」
「あの、魔力を流し込んで使うっていうやつですか? 能力によっては結構なお値段するらしいですね」
魔導具の値段は本当に馬鹿にならない。めちゃくちゃ優秀な魔導具だと、下手したら少し小さめの国の国家予算レベルの値段がする。
「そうそう、それです。で、この時計を改造して、俺専用の魔導具を作ろうかと思いまして」
それなら、自分で作っちゃえばいいんでない?っていう魂胆だ。ちなみに、どんな魔導具を作るかはもう決めている。
「どんな能力のやつ作るんですか?」
「それは内緒です」
「ぶー、ユウトさんのケチー」
「……」
おっと、危ない危ない。拗ねるソフィアさんがちょっと可愛すぎて理性の外側に飛んできそうになった。
そんなアホみたいな一人芝居をやっていると。
「あ、そうだ。一ついいですか?」
ソフィアさんが何かを思い出したように話しかけてくる。
「ん? どうかしました?」
すると、ソフィアさんが目に見えてモジモジし始める。
こ、これは愛の告白!?
「その、敬語……やめてもいいかな……って」
じゃなかった。一瞬でも何かに期待した俺が恥ずかしい。死にたい……。いや、やっぱ死ぬのは嘘……。もう死ぬのやだ。
「も、もちろん良いよ? 駄目なんていうわけ無いじゃん」
てか、ソフィアさんに言われて駄目っていうやついるの? そいつここまで連れて来い。ギリ死なない程度に殺す。
「そ、そう。良かった。じゃあ、これからよろしくね!」
すると、ソフィアさんが俺に笑いかけながら、手を伸ばしてくる。
ああ、花が咲いたような笑顔って、こういうことなんだろうな。と、俺は思った。
暫し、その笑顔に見とれてから、
「うん。よろしく」
ソフィアさんの右手を握った。フワッとした柔らかく温かい、人の肌の感触が伝わってくる。
すると、あることを唐突に思い出した。
(そういや、あいつら今頃どうしてるかなぁ。みんな元気にやってるのかな)
勿論、あいつらっていうのは、クラスメイトたちのことだ。俺がいなくなってからどうしてるのか。連絡手段が無いからさっぱり分からん。戦場を駆け回ってたら、その内、何処か出会えるとは思うんだけど……。
いかんせん明梨のことが気になって仕方ない。あの後どうなったのか。今、どこにいるのか。
俺は平和……とは言い難いが、少なくとも幸せには暮らしてる……はず。……いや、何回も死んでる時点で幸せでは無いかもしれない……。
それでも、今現状はかなりいい感じな方向に進んでいる。
けど、あっちはどうなんだろう。どんな戦いしてるんだろう。
ま、大丈夫か。あの王様でも、すぐに手駒を失うような馬鹿なことしないだろ。うん。
それとさ、今思ったんだけど。
俺、本気で戦ったことなくね?
◇ ◇ ◇
ここらで二章終了です。三章はマジで戦わせようと思います。出来ればお気に入り登録お願いします。
あと、基本的に不定期更新になります。部活が思ったより辛い……。
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