石炭と水晶

小稲荷一照

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ローゼンヘン工業

ヴェジヴォッド工房

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 終始鉄道計画について疑念懸念は隠さなかったものの、検討そのものについてはかなり前向きだったマサイラゥ町長に礼を言って、町役場を出てくると、先程応接室に怒鳴り込んできたヴェジヴォッド老人が、二人の機関車に張り付くようにして色合いを陽の光に透かして確かめていた。
「じいさん、そんなに暇なのか」
「忙しい放っておいてくれ」
 背中から声をかけたマジンに振り返りもせずに、老人は勝手を言いながら色艶を確かめている。
「それは僕らの乗り物だ。次に行くからどいてくれ」
「馬を連れて来て繋ぐまでの間、見せろ」
「ご老人。この車には馬は要らないんですよの」
 そう言ってリザが機関を回すと、その音にヴェジヴォッド老人は目を剥いた。
「待ってくれ。お前さん方このあとどうするつもりだ」
 張り付いていた機関車の機関が、眺めていたボンネットを響かせるように太鼓の皮のように揺らせ始めると、流石に老人も腰を伸ばした。
「地図で見た土地を簡単に測量してアペルディラに向かう」
「少し腰を据えて話が聞きたい。我が家に泊まれ。無論、風呂は立派なのがある」
「じいさん。ぼくらは測量をするって言ってるんだ」
「じゃぁ、それにも付き合う。ともかく話をしろ。聞かせろ」
 そう言いながら荷物のないリザの後部座席に、老人は勝手に乗り込んだ。
「じいさん、弟子だか孫だかと喧嘩して顔を合わせたくないからって他人に絡むなよ」
「う、うるさいな、小僧。そんなわけあるか。ともかく同行させろ。そんでウチに泊まれ」
 どうもそれっぽい反応が出たところで、マジンは肩をすくめた。
「じいさん。このままいっそアペルディラまでゆくか」
「おう。それもいいぞ」
 開き直るようにした老人にリザも苦笑うしかない。
「日が落ちないうちに回るだけ回っちゃいましょう」
 老人は雪の野を滑るソリのような軽快さの機関車にはしゃいでいた。
「つまり小僧お前さんは、このソリのようなものを大きくした物を専用の道の上を走らせようと、そういうつもりなわけじゃな」
 いくつかの測量点をめぐり経路をまる一本確認したところで、老人は自宅への道を案内しながら確認するように尋ねた。
「まぁ、大まかに言えばそうだ」
「それでこの町が良くなるのか。どうやって商売をする」
「良く。ってのがすでに間違いなんだ。鉄道はそこに在る物を、運びたい物を運びたいところに運ぶ。それだけの機械仕組みだ。駅馬車や隊商を徹底的に大きくしたものと、基本的には変わりない。ここの町で食器やら花瓶やらを作っているなら、ソレが鉄道の果てまで運ばれる。休んでいるのが分からない、稼いでいるのがわからないくらいの巨大なものにする。ボクはひとまず今戦争をしているギゼンヌ・アタンズ・ペイテルそれにドーソンまでは繋ぐつもりだ。西や南の方も繋ぐつもりでいるけど、戦争をしているから、軍都まで伸ばす目処が立てば、あとは勝手に勢いがつくだろうさ。
――そうすると、ここで作られ運ばれたものが、ギゼンヌやらあちこちで当たり前に手にとられるようになる。だがそれは、そこまでの途中で鉄道に載ったものがこの町に来るということでもある。途中で陶芸が盛んな町があるかは知らないけど、そういう街の商品製品がこの町に入ってくることも止められない。
――この町の農家がなにを得意にしているのか知らないけれど、そういうものも入ってくるようになる。ヴィンゼじゃ考えなしの連中は鉄道の物珍しさで大はしゃぎだが、そのうち農家は、自分たちがいかに貧しく弱いかを突きつけられて困ることになる。
――鉄道で万万歳になるのはカネはあるけど、まともな知恵のなかった連中だ。カネだけ払えば何でも手に入るようになる。
――あとは糞の山のような二束三文の荷物を、まともな商材に替えるような職人や製造業だ。人足の信用に何ヶ月もドギマギすることなしに、ゴミクズみたいな値段で山のような原料を、必要な機会で手にすることができるようになる。
――それとそういう連中と渡りをつけるのを商売にしている商会連中も楽になる。
――共和国軍みたいな移動の多い連中も色々に便利になる」
「つまり、なんだ。距離を気にせず遠くのモノが、バカみたいな量をやり取りできるってことか」
「どっかの誰かと荷駄の値段で交渉するのはバカバカしい量になるから、端から距離と重さと品目を計算尺で指し合わせて、値段の遣り取りをするようになる。商売のタネがある街ではいちいち人足の手配手当で揉めずにすんで、勘定がしやすいはずだ。ヴィンゼの農家ぐらい勘定が読めないとなんとも言えないだろうが、この辺ならまともな農家なら何年かの蓄えはあるんだろう。軍はほとんど常に食料を求めているから、取りまとめがしっかりしていれば、小銭に替えることは容易くなるはずだ。飼葉に使うような燕麦や挽き豆の類もグレノルでまとめるほどもあれば、バカにならないカネになる」
「それでこの町が良くなるってことか」
「大きく変わるのは間違いないが、良くなるかどうかは知らない。じいさんの工房があっさり潰れるような事態も当然にありえる」
 そう言うとヴェジヴォッド老人はバカにしたように鼻で笑った。
「それをアペルディラまで伸ばそうってのか」
「別にアペルディラじゃなくてもいいんだ。どこか街道なり大きな港なりに繋がればね」
 老人は少し考えるような素振りを見せた。
「いっそロイターに伸ばしたらどうだ。あそこは陸路では山が面倒じゃが、外海に繋がる大きな港がある。山間には大きな茶園と麓には果樹園が広がっていて、扇状地も豊かな農地だ」
「いいよ。こっちが見える範囲で動いてくれ。――近いのか」
 測量装置を眺めながら、新規格の無線電話でリザに移動を指示する。
「近くはない。この乳母車みたいなので行けばそうでもないのかもわからんが、百リーグかそこらは山を越えないといけない」
「海か」
「海だ。見たことはあるか」
「ない。大きいらしいな」
「大きいというよりは広い。ま、儂も呼ばれて客でいただけだから、よくは知らんが岸が見えないほどに広い水面というのは驚くような光景だ。草原や砂漠と比べてもまだ果てがない」
 思い出すような老人の言葉は、うっそりとした憧れがあった。
「で、それはいいとして陸路で行けるものなのか」
「マリンカーから半月に一回駅馬車が出ている。旅程もだいたい半月だ。ここからだとザブバル川を下って船で行くよりひとつきばかり早い」
「近くはないね」
 マジンの相の手に老人は頷いた。
「近くはない。だが、茶と酒と他にタバコも少しと、他にも様々好きな者にはたまらない物が多い土地だ。どれも欲張らなければかさばらないし、上質のものなら人一人分の大きさの荷物でそこそこ以上のカネになる。山間の道だが途中に幾つか集落がある」
 ヴェジヴォッド老人の言葉は老人がこれまでの話の流れを理解していたということの表れでもあった。
「アンタのところでも茶器を売ってたか」
「かなりの数を出している。別暖簾で修行と称して弟子には数打ちを打たせている。ガラスは大してやっとらんが酒器も出している。お前さんところのガラスの母材や硅砂を卸すって言うなら買うぞ。この車の天蓋を見れば文句の言いようもない。泡もヒビも歪みもなくこれだけの大きさのガラスを作るなぞ、よほどのことだ。値段で折り合いがつくなら屑ガラスでも文句はいわんよ」
 老人は測量作業の風景を眺めている間に、怒鳴り込んできたときに様々を忘れたような表情で、商売の話を口にした。
「今は持ち合わせがない。風防と車輪はこの車で一番手間がかかっているところだ。それにこのガラスは難物だぞ」
「んなのは、わかっている。とはいえ窓に使えるような透けガラスは昔から引き合いが多い。余り形が揃っていなくてもそこそこの値になる。この車の風防ほどの大きさになれば、ウチで作っている最高級の茶器の組よりも高い。どうやって作るんだ」
「デカいフライパンみたいな中に油を沸かしておいて、そこに溶けたガラスを流して冷やす」
 老人が探りを入れてきたのに、マジンはぞんざいに嘘ではない程度に答える。
「火が付きそうだな」
「その程度で火事を出す工房など潰れてしまえばいいんだ。パンを焼くつもりでガラスが焼けると思っているなら、吹きガラスまででやめておけ。先は製鉄業と変わらんぞ」
 実態としてローゼンヘン館ではガラス圧延板は外見上鉄工場とあまり変わらないような設備で作っていた。
「絵の具顔料釉薬も錬金術と未だに変わらん。その程度の脅しで引けるか。阿呆が」
「そういう乱暴な了見で塩田で材料巡って殺し合いまでしているようだしな」
 マジンの言葉をヴェジヴォッド老人は鼻で笑った。
「未だに自前で精錬も出来ない阿呆も多い。ウチじゃ先々――ま、少し前の代の時分に自前で結晶を作る方法を見つけたが、それで争いになって揉めた。その少しあとの代になって、土地とか四霊五精とか星辰は本当にどうでもいいって事がわかって、ウチはそういう争いを必要としなくなったが、それでもウチみたいな大手の足を引っ張りたい連中は多いし、ウチの売上が落ちると自分とこの売上が伸びると勘違いしている連中が多い」
「そうなのか」
「結晶作りを見たければ見せてやってもいいが、見ても信じない連中は多い。それにそんなところはウチの技の中では些細なところだ。だいたい、結晶を作るのは欲しい成分を確実に手に入れる以上の意味はない」
 老人はマジンの言葉をどう受け取ったか、圧倒的な自信と自負を見せていた。
「別にいいよ。客を待たせていて急いでいるならともかく、自分で必要に合わせて一からやるのが工作ってのは楽しいんだ」
「む。まぁそうだ。それで、ウチの工房に興味が無いってのか」
 少し、がっかりしたような様子で老人が拗ねるように言った。
「他人の工房に興味が無い職人がいるとすれば、神様並みの引きこもりか、死を待つばかりの退屈な年寄りだ」
「で、こんな神憑りな細工の車を作るお前さんは、年寄りには見えないが、神様かね」
 老人は喉の奥で笑うと尋ねた。
「いや。ありがたく見学させてもらうよ」
 その後、測量が終わるまで老人は、様々な工作の話を作業の合間に聞きたがり、森の影が測量の障りになり始めリザが合流をしたときには、二人はすっかり打ち解けていた。
 老人の家というか敷地は、工房は三百からの職人や徒弟と二千からの農民と彼らの家族を抱える、子供まで勘定すれば八千ほど人頭を抱え、それはちょっとした村或いは領地だった。ヴァルタのスティンク郷のような緑という言葉の意味を考えさせる植生のグラデーションというものとは違って、土の赤や黒や様々なレンガ漆喰に彩られた風景は別種の豊かさを感じさせる風景だった。
 シェッツンの町中のような店々が競いあうような華やかさはなかったが、なにが置いてあるのかくらいは見せる努力見える作りになっていて、バイゼロンよりはよほど商売をするつもりの店構えで、当然にヴィンゼなぞ及びもつかないほどに開けている雰囲気だったし、ローゼンヘン館の脇にある集落は機能的であっても、味も素っ気もない間に合わせのガラクタ同然に思えた。
 マジンの興味津々な様子に、老人は鼻を明かしたような顔をして、後部座席から身を乗り出すように集落を自慢気に案内してして回った。
 集落はタルマヤ・ナンリタークとの錬金戦争の抗争の結果、家畑を焼かれ汚された人々が身を寄せるようにして成り立ったもので、役場を挟んで反対側にナンリタークの本家があるという。
 戦争そのものはナンリタークが頭首を失い敗北したものの、ヴェジヴォッドよりも余力のある形で決着したために、それを不満とした一党オラスミス・ナンリタークが叛乱を起こした。
 土地は更に混乱したものの、ナンタリークの火薬の技を惜しんだ、当時のアペルディラの兵務庁長官の仲介で、叛乱を起こしたオラスミスの一派は、アペルディラの元老に収まった。
 ところがそれで彼らの溜飲は下がらなかった。
 彼らの火薬の技はたしかに大したものだったが、商売に向く種類のものではなかった。
 爆発の威力が高すぎて、銃や大砲の砲身を割いてしまうものだった。更に営々と軍に供給するほどには安くも豊富でもなかった。
 百二百を相手にするならともかく千二千を相手にするには全く足りず、万の単位にすでに達していた共和国軍の銃兵にも、四百が定数になったところの師団砲兵にも不足していた。
 元老に収まった経緯も仇となった。
 アペルディラにおいても、政治的な抗争に巻き込まれたナンリタークの人々は、錬金術師の魂である、現世を嘲笑い我が身を賭けた狂気を厭わない探究心を、ついには失ってしまった。
 とはいえ世俗に堕ちた錬金術師の堕落や責任の放棄を、世俗が代を超えて詰るわけもなく、彼らの持っていた金属の表面処理や色付などの技法は、アペルディラの時計細工の精度や耐久性の証となり、共和国の大砲を今も支えている。
 アペルディラに越していったナンリタークの火薬の技は、性急なアペルディラの兵務庁には受け入れられなかったが、鉱山向けの爆薬としては商売になり、ザブバル川流域では特殊用途の高級品として取引されていた。
 そしてその秘伝の火薬を雷管や雷汞として売り出すことで、拳銃用のパーカッションキャップや大砲の点火火管を共和国に普及させる原動力となった。
 また更にパーカッションロックが普及したこの百年ほどは、アペルディラの細工職人と繋がる形でコートラスミツという、拳銃の一大名門工房に結実した。
 ヴェジヴォッドとナンリタークとの関係は、互いの孫の誕生日に行き来するほどに円満というわけでもないが、今更に殺し合いをするほどに険悪でもなく、今となっては町の権益や技の芸風で衝突するような仲でもなくなっていた。ましてや互いに塩田で取れる塩の色形で人を殺す必要があるほどに材料の選別で困ってはいない。両家はそれぞれそんな段階領域は既に踏み越えていた。
 とはいえ錬金術というものは流行り廃れが激しく、自ら極めるなり諦めるなりしないとなかなかに受け入れ難いもので、一度の目的達成のために千の失敗を厭わず、二度目の成功のために百万の論と手管を試すのが錬金術師というものである。
 どこかの誰かが何かのために盆地の塩に改めて目をつけた、というのはままあることだった。
 老人はそう言いながら彼の自慢の工房を案内して見せてくれた。
 ヴェジヴォッドの塩室は巨大な塩の花が咲く温室のような風景だった。
 仕掛けとしては単純で、素焼きのツボを巨大な金盥の上に積み重ねて、金盥に濃く溶かした塩水を流し上の素焼きの瓶に真水を満たして待つ。
 水は二十リーグほども素焼きを伝って染み上がり、溶けた成分が溶けやすさと重さに応じた各々の高さで花を開く。
 大雑把に言えば、そういう仕掛けで彼らは必要な成分の結晶を手に入れていた。
 陶芸を生業とする彼らにとっては、目の揃った素焼きを数打つことは、一人前の商品を作れる最低条件だったから、徒弟たちにとっては塩の花の出来はかなりの真剣ごとだった。
 塩の飛沫や湯気が体に良いものでないことは職人徒弟には徹底されていて、立派な湯屋と洗濯場が工房には用意されていた。
 亜人の洗濯婦も、二日と続けて洗濯をおこなわないように配置に気を使われていた。それでも彼女らの毛がわかるほどに抜けると、工房はかなりの騒ぎになるという。つまりはどこかで毒が漏れているという証拠になるからだ。
 ともかく可能な限り思いつく限りの代々の工夫手当の結果として、ヴェジヴォッド郷では錬金術という耳にも怪しげな左道としてではなく、生業として陶芸をおこなうことに誇りを傾けている様子だった。
 大小様々な作品群が、庭と云わず家と云わず、池に踏み石に屋根に戸口に窓に棚に天井に燭台に床に壁に居間に厨房に寝室に書斎に、と様々に使われ飾られていた。
 色合いや形を誇る純粋な装飾芸術も多かったが、大半は実用性のある何かで、耐水耐火耐熱耐候黴ず腐らず汚れず壊れにくい、という陶磁器の特徴を生かしたものになっていた。
 割れやすいことを活かして鍵の部品に使い、部品が割れるほどの衝撃を与えると中で閂が改めて落ちて開かなくなるという二段鍵の仕掛けもあった。
 ヴェジヴォッド館の様々は、無理やり強引なものもいくらもあったが、それ以上に単なる酔狂の産物と云うには余りある陶磁器の可能性を謳歌していた。
「お前さん方は物の価値、物の命がいつ生まれいつ尽きるかを考えたことがあるかね。ま、軍人さんはそんなことに斟酌できるほどに暇なことは少ないんだろうが」
 老人は夕食の席でそんなことを言った。
「――世の中の連中は一品物や希少性にばかり価値を見出すが、元来陶芸品というものは、日用の中で百万億万繰り返し使われてこそ価値がある。使われれば当然に傷つき壊れる。壊れて直して、なお代わりの同じものが同じように使われることこそが、日用品としての陶磁器の価値であり命なのよ。無常の渡世と思えば、自ずと違う道を選ぶこともあるが、結局土器は、市井の生活の中に寄り添ってこそ、花咲き光り差す」
 かわらけ、と言うにはあまりに精妙無比な揃いの食器は、相応に高価な金額で取引される品物ではあるが、しかし一品物の芸術品ではなく、数打ちの食器であった。
 ここまでに至るまでには長い研鑽と投資があり、数打ちだからといって、むやみに安く出来るほどに簡素な作りでもなかったが、ある程度の腕に至った職人ならば、気力と体力が許す限り、同じものが作れるように、手際が整えられていた。場所によって銅と素焼きと木とを使い分けた打ち型は、治具ともいえる精密な鋳型に似た造りで、そんなものを一つの型の器について数百も千も用意することで安くもなく型も揃った器を、日に数十を焼き上げるようになっていた。
 マジンが、ローゼンヘン館の工房で機械部品についておこなっていることを、ヴェジヴォッド郷では陶磁器に対して職人がおこなっていた。
 一度この領域にたどり着けば、あとは設備投資の整備整理の徹底と販売網の問題になる。
 一方でガラス細工の方は、まだそこまでの段階にたどり着いていなかった。老人もそのことを理解しているらしく、ハエを払うようなうるさ気な態度でマジンの言葉を遮ったが、なにが必要だと思うか、という問いかけは忘れることがなかった。
 マジンの見たところ、まだなにが足りないといえるほどの段階でないことはたしかで、そういう中では、おそらくすぐに手狭になるだろう工房の広さと、備品とその倉庫の整備や動線の整備は気を使ったほうがいいと思えた。
 未熟な新技術新事業にとって、狭い、というのは様々な面倒の元になる。というのは殆ど無制限と言って良い土地を使い始めた今になって、館の一部を間に合わせで使っていた時分のことをマジン自身が反省した結果でもあった。
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