27 / 66
27 虚の奥
しおりを挟む
お湯の中で同時に果てた後、僕たちはしばらくの間幸せの余韻に浸っていた。
ユグに正面から跨っていると、当然だけどユグの端正な顔がよく見える。ユグが僕を見つめる瞳には明らかに熱が込められていて、僕がキスの為に顔を近づけると嬉しそうに微笑んだ。
自然に笑みと言葉が漏れる。
「ふふ、ユグが可愛い」
「オレ?」
張り付く唇を堪能しながら囁くと、ユグは不思議そうに問い返してきた。ここには鏡もなにもないから、ユグは長いこと自分の姿を見ていないんだろう。こんなにも生命力に満ちあふれていて美しく、更に可愛らしさを振りまきまくってるのに無自覚とは勿体ない。いや、むしろ無自覚だからこその無邪気さがあるのかも?
とにかく、ユグは僕から見てすごい可愛いということだけはしっかりと理解してもらいたかった。僕の些細な言葉で瞬時に不安になってしまうユグには、もう少し正しい自己認識を持ってもらわないと安心できないから。
「うん、すごく可愛いよ。僕が知っている人の中で一番可愛い」
僕の言葉を聞いて、驚いたようにプルプルと首を横に振るユグ。ひとつひとつの仕草だって可愛いのに、何で違うなんて仕草をするんだろう。
すると、ユグが僕の鼻の頭にキスをしながら断言した。
「アーウィン、の方が、沢山可愛い」
自己肯定力の低さというよりは、僕に対する想いを伝えたかったみたいだ。うは、やっぱり可愛い。じんわりと温かい気持ちが湧き出てきた。
「そう? 僕の方がお兄ちゃんなんだけどなあ」
でも、ユグが僕に対する好意を口にしてくれるのは単純に嬉しい。
「じゃあお互い可愛いってことでいっか」
「うん」
笑い合うと、再び唇を重ね合わせた。さっきからずっと頭がふわふわしていて、世界樹の実を食べた時のような浮遊感が続いている。だから分かった。人は幸せで一杯になると、宙に浮いたような気分になるんだと。
お湯は温かいけど、お湯に浸かっていない肩から上は寒いくらいだ。長風呂には最適な湯加減に、僕たちは上がるきっかけを見つけられずにいた。
木々に囲まれた上空には満天の星空が広がっていて、正面を向けば大好きなユグがいる。このまま時間が止まってしまえばいいのにと思わず願ってしまうくらい、僕の心は満たされていた。
ポツポツと喋ってはキスをしてのんびり浸かっていると、浅い場所に仰向けになって寝転がっていたラータが「キッ」とこちらに顔を向ける。寝転がっている姿が何だか人間くさくて笑えるんだけど。
「うん? どうしたの?」
ラータはジャバッと起き上がると、小さくて可愛い両手でお腹を押さえた。「キッキッ!」と何かを訴えるように鳴き続けている。
「え、なになに?」
困ってしまってユグに尋ねると、あっさりと返ってきた。
「お腹空いたって」
「キッ!」
ラータの訴えがピタリと止まる。おお。ふん、と鼻息を吐いた様子から、どうも正解だったらしいと知った。言葉通じてない? 通じてるよねこれ?
「ユグはラータの言っていることが分かるの? すごいね」
関心して尋ねると、ユグがこくりと頷く。
「ラータ、オレ、を、助けた恩人」
助けた恩人? 一体どういうことだろうと思ったけど、今はユグの話だから目だけで先を促した。ユグはラータに手を伸ばすと、ラータは慣れた様子でユグの腕を伝い、頭の上に移動する。ユグの上でブルブルと身体を震わせると、水気を取った。
ユグの表情は穏やかだ。ラータに対する信頼が見て取れる。
「十年、ずっと一緒。だから、ラータの言いたいこと、何となく分かる」
「十年? リスってそんな長生きするんだっけ?」
「うーん? 分からない」
見たところ、ラータはとても元気一杯で年老いているようには見えない。でも確かリスの寿命ってそんなに長くなかった筈だけど。……やけに人間くさいから変異種なのかもしれないな、と理解しておくことにした。
ラータは自分の寿命などどうでもいいのか、早くしろとでも言わんばかりにユグの髪の毛を引っ張り始める。
「あは、分かったよラータ。ユグ、そろそろ上がろうか。ラータが我慢できなくなっちゃってる」
「うん。オレの家、に、行こう。ご飯、それから」
「そうだね、そうしようか」
窪みの底に沈めていた石を拾い、立ち上がった。長いこと浸かっていたからか、身体から湯気が立ち昇っている間に表面の水滴が乾く。汗も一緒に蒸発していって、気持ちよかった。
髪の毛だけは持参した布で拭き取り、ユグの長い髪も何度か水を絞って乾かしてやる。
ユグに横抱きにされ、ほかほかの状態でユグの家だという僕が落ちてきた大きな虚に着いた。
月明かりが差し込む虚の奥は、真っ暗で何も見えない。でもユグは慣れた様子でスタスタと奥に向かうと、カッカッと石同士を打ち合わせて火花を散らした。火打ち石だ。
ふわふわの乾燥した葉に引火すると、ユグは息を吹きかけて火を大きくした後、石でぐるりと囲んである焚き火へ火種を放り込む。手早い。僕も一応発火用のマナ石を持っていたけど、ユグには必要なさそうだ。さすが。
「アーウィン、ラータといて。食べ物持ってくる」
火が大きくなりつつある焚き火の前に僕が座ると、ラータがユグの頭の上から僕の頭の上に飛び乗ってきた。おもっ。
「気を付けてね!」
「絶対外出ない。約束」
ユグの不安そうな顔と声が、僕の心をキュンと締め付ける。うう、健気……!
「うん、出ない。ここにいるから。約束」
「――ん」
まだちょっぴり心配そうな素振りを見せながらも、ユグはくるりと背中を向けると虚の外へと飛び出して行った。
「ユグばっかり悪いよね。僕も何か手伝えたらいいんだけど」
頭上のラータに話しかけると、ラータは何故か僕の髪の毛を引っ張った。
「アイタッ」
「キッ!」
「まさか出るなってこと? 出ないってば」
だけどラータはもっと僕の髪の毛を引っ張り始める。痛いってば。え、なに? 違うの?
「どうしたのラータ?」
「フンッ!」
ラータは荒い鼻息を吐き出すと、ぴょんと僕から降りた。
「キッ!」
「ええ?」
虚の奥の方は更に穴が続いているらしくて、暗闇が広がっている。虚同士が繋がっているのかもしれない。僕が落ちた所とも繋がっていたから、もしかしたら根っこや枝が絡み合って作られた空間なのかな。
ラータが僕を先導するように暗闇の方へと向かうと振り返った。
「キッ!」
「エ? ついてこいって?」
「キキッ!」
「でも暗いし……」
「キイッ!」
苛立たしげに足踏みをするラータ。焚き火の近くに置かれた僕の鞄をチラチラと見ている。
「あ、光石?」
「キッ」
正解だったらしい。
「分かった分かった、ちょっと待ってね」
鞄から光石を取り出し、古代語をなぞる。不思議な音色と共に淡く、だけど力強く発光を始めたので、手のひらに握り締めた状態で僕が来るのを待っているラータの元へ急いで向かった。
「キッ!」
行くぞ、ついてこい、とでも言われているようでおかしな気分になる。
天井は段々と低くなっていき、四つん這いにならないと通れないくらいの低さの通路の奥に空洞が見えた。
ラータは空洞の前をくるくると回ると、何度も「キッ! キッ!」と訴えてくる。
「光で照らせってことかな? 待ってね」
四つん這いに這いずってぎりぎりまで進んだ。光石を持つ手を空洞に向かって伸ばす。
「――え?」
空洞の奥にうっすらと見えたのは、明らかに人工物と思われる四角い台座のようなものだった。縦に長くて、上の部分に半円の窪みが見える。
「……何だあれ?」
祭壇の窪みと似ているけど、子供が乗れるような大きさはない。せいぜいが大人の手のひら程度だ。
「キッ」
ラータは僕に見せて満足したのか、くるりと方向転換すると僕の横をすり抜け戻っていく。え? おしまい?
「あっ、待ってよラータ!」
「キッ!」
一体あれは何だったんだろう。
僕も方向転換しつつ、今の石盤の次に調査してみようと思ったのだった。
ユグに正面から跨っていると、当然だけどユグの端正な顔がよく見える。ユグが僕を見つめる瞳には明らかに熱が込められていて、僕がキスの為に顔を近づけると嬉しそうに微笑んだ。
自然に笑みと言葉が漏れる。
「ふふ、ユグが可愛い」
「オレ?」
張り付く唇を堪能しながら囁くと、ユグは不思議そうに問い返してきた。ここには鏡もなにもないから、ユグは長いこと自分の姿を見ていないんだろう。こんなにも生命力に満ちあふれていて美しく、更に可愛らしさを振りまきまくってるのに無自覚とは勿体ない。いや、むしろ無自覚だからこその無邪気さがあるのかも?
とにかく、ユグは僕から見てすごい可愛いということだけはしっかりと理解してもらいたかった。僕の些細な言葉で瞬時に不安になってしまうユグには、もう少し正しい自己認識を持ってもらわないと安心できないから。
「うん、すごく可愛いよ。僕が知っている人の中で一番可愛い」
僕の言葉を聞いて、驚いたようにプルプルと首を横に振るユグ。ひとつひとつの仕草だって可愛いのに、何で違うなんて仕草をするんだろう。
すると、ユグが僕の鼻の頭にキスをしながら断言した。
「アーウィン、の方が、沢山可愛い」
自己肯定力の低さというよりは、僕に対する想いを伝えたかったみたいだ。うは、やっぱり可愛い。じんわりと温かい気持ちが湧き出てきた。
「そう? 僕の方がお兄ちゃんなんだけどなあ」
でも、ユグが僕に対する好意を口にしてくれるのは単純に嬉しい。
「じゃあお互い可愛いってことでいっか」
「うん」
笑い合うと、再び唇を重ね合わせた。さっきからずっと頭がふわふわしていて、世界樹の実を食べた時のような浮遊感が続いている。だから分かった。人は幸せで一杯になると、宙に浮いたような気分になるんだと。
お湯は温かいけど、お湯に浸かっていない肩から上は寒いくらいだ。長風呂には最適な湯加減に、僕たちは上がるきっかけを見つけられずにいた。
木々に囲まれた上空には満天の星空が広がっていて、正面を向けば大好きなユグがいる。このまま時間が止まってしまえばいいのにと思わず願ってしまうくらい、僕の心は満たされていた。
ポツポツと喋ってはキスをしてのんびり浸かっていると、浅い場所に仰向けになって寝転がっていたラータが「キッ」とこちらに顔を向ける。寝転がっている姿が何だか人間くさくて笑えるんだけど。
「うん? どうしたの?」
ラータはジャバッと起き上がると、小さくて可愛い両手でお腹を押さえた。「キッキッ!」と何かを訴えるように鳴き続けている。
「え、なになに?」
困ってしまってユグに尋ねると、あっさりと返ってきた。
「お腹空いたって」
「キッ!」
ラータの訴えがピタリと止まる。おお。ふん、と鼻息を吐いた様子から、どうも正解だったらしいと知った。言葉通じてない? 通じてるよねこれ?
「ユグはラータの言っていることが分かるの? すごいね」
関心して尋ねると、ユグがこくりと頷く。
「ラータ、オレ、を、助けた恩人」
助けた恩人? 一体どういうことだろうと思ったけど、今はユグの話だから目だけで先を促した。ユグはラータに手を伸ばすと、ラータは慣れた様子でユグの腕を伝い、頭の上に移動する。ユグの上でブルブルと身体を震わせると、水気を取った。
ユグの表情は穏やかだ。ラータに対する信頼が見て取れる。
「十年、ずっと一緒。だから、ラータの言いたいこと、何となく分かる」
「十年? リスってそんな長生きするんだっけ?」
「うーん? 分からない」
見たところ、ラータはとても元気一杯で年老いているようには見えない。でも確かリスの寿命ってそんなに長くなかった筈だけど。……やけに人間くさいから変異種なのかもしれないな、と理解しておくことにした。
ラータは自分の寿命などどうでもいいのか、早くしろとでも言わんばかりにユグの髪の毛を引っ張り始める。
「あは、分かったよラータ。ユグ、そろそろ上がろうか。ラータが我慢できなくなっちゃってる」
「うん。オレの家、に、行こう。ご飯、それから」
「そうだね、そうしようか」
窪みの底に沈めていた石を拾い、立ち上がった。長いこと浸かっていたからか、身体から湯気が立ち昇っている間に表面の水滴が乾く。汗も一緒に蒸発していって、気持ちよかった。
髪の毛だけは持参した布で拭き取り、ユグの長い髪も何度か水を絞って乾かしてやる。
ユグに横抱きにされ、ほかほかの状態でユグの家だという僕が落ちてきた大きな虚に着いた。
月明かりが差し込む虚の奥は、真っ暗で何も見えない。でもユグは慣れた様子でスタスタと奥に向かうと、カッカッと石同士を打ち合わせて火花を散らした。火打ち石だ。
ふわふわの乾燥した葉に引火すると、ユグは息を吹きかけて火を大きくした後、石でぐるりと囲んである焚き火へ火種を放り込む。手早い。僕も一応発火用のマナ石を持っていたけど、ユグには必要なさそうだ。さすが。
「アーウィン、ラータといて。食べ物持ってくる」
火が大きくなりつつある焚き火の前に僕が座ると、ラータがユグの頭の上から僕の頭の上に飛び乗ってきた。おもっ。
「気を付けてね!」
「絶対外出ない。約束」
ユグの不安そうな顔と声が、僕の心をキュンと締め付ける。うう、健気……!
「うん、出ない。ここにいるから。約束」
「――ん」
まだちょっぴり心配そうな素振りを見せながらも、ユグはくるりと背中を向けると虚の外へと飛び出して行った。
「ユグばっかり悪いよね。僕も何か手伝えたらいいんだけど」
頭上のラータに話しかけると、ラータは何故か僕の髪の毛を引っ張った。
「アイタッ」
「キッ!」
「まさか出るなってこと? 出ないってば」
だけどラータはもっと僕の髪の毛を引っ張り始める。痛いってば。え、なに? 違うの?
「どうしたのラータ?」
「フンッ!」
ラータは荒い鼻息を吐き出すと、ぴょんと僕から降りた。
「キッ!」
「ええ?」
虚の奥の方は更に穴が続いているらしくて、暗闇が広がっている。虚同士が繋がっているのかもしれない。僕が落ちた所とも繋がっていたから、もしかしたら根っこや枝が絡み合って作られた空間なのかな。
ラータが僕を先導するように暗闇の方へと向かうと振り返った。
「キッ!」
「エ? ついてこいって?」
「キキッ!」
「でも暗いし……」
「キイッ!」
苛立たしげに足踏みをするラータ。焚き火の近くに置かれた僕の鞄をチラチラと見ている。
「あ、光石?」
「キッ」
正解だったらしい。
「分かった分かった、ちょっと待ってね」
鞄から光石を取り出し、古代語をなぞる。不思議な音色と共に淡く、だけど力強く発光を始めたので、手のひらに握り締めた状態で僕が来るのを待っているラータの元へ急いで向かった。
「キッ!」
行くぞ、ついてこい、とでも言われているようでおかしな気分になる。
天井は段々と低くなっていき、四つん這いにならないと通れないくらいの低さの通路の奥に空洞が見えた。
ラータは空洞の前をくるくると回ると、何度も「キッ! キッ!」と訴えてくる。
「光で照らせってことかな? 待ってね」
四つん這いに這いずってぎりぎりまで進んだ。光石を持つ手を空洞に向かって伸ばす。
「――え?」
空洞の奥にうっすらと見えたのは、明らかに人工物と思われる四角い台座のようなものだった。縦に長くて、上の部分に半円の窪みが見える。
「……何だあれ?」
祭壇の窪みと似ているけど、子供が乗れるような大きさはない。せいぜいが大人の手のひら程度だ。
「キッ」
ラータは僕に見せて満足したのか、くるりと方向転換すると僕の横をすり抜け戻っていく。え? おしまい?
「あっ、待ってよラータ!」
「キッ!」
一体あれは何だったんだろう。
僕も方向転換しつつ、今の石盤の次に調査してみようと思ったのだった。
52
あなたにおすすめの小説
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
転生悪役弟、元恋人の冷然騎士に激重執着されています
柚吉猫
BL
生前の記憶は彼にとって悪夢のようだった。
酷い別れ方を引きずったまま転生した先は悪役令嬢がヒロインの乙女ゲームの世界だった。
性悪聖ヒロインの弟に生まれ変わって、過去の呪縛から逃れようと必死に生きてきた。
そんな彼の前に現れた竜王の化身である騎士団長。
離れたいのに、皆に愛されている騎士様は離してくれない。
姿形が違っても、魂でお互いは繋がっている。
冷然竜王騎士団長×過去の呪縛を背負う悪役弟
今度こそ、本当の恋をしよう。
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
-----------------------------------------
0時,6時,12時,18時に2話ずつ更新
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる