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47 二番目のお兄さん
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「邪魔をされたら敵わない。朝までまとめて閉じ込めておけ」とファトマさんが命じ、屈強そうな守り人の青年に村の奥へと連れて行かれる。
後手で縛られた僕らから繋がった縄は太く頑丈そうで、とてもじゃないけど逃げられそうにない。縄を持った青年は他の守り人よりもひと回りは大きかった。
ワドナンさんは猿ぐつわをされていてもさすがの貫禄で、ギロリと自分を掴まえている守り人を睨みつける。
と、青年が気不味そうにぼそりと呟いた。
「と、父さん、ごめん……兄さんは一旦決めると頑固だから」
ん? と思って暗闇の中、目を凝らして見る。僕たちの綱を握っている青年は、よく見てみるとワドナンさんと輪郭がそっくりだ。ワドナンさんやファトマさんはどちらかというと少しキツイ顔立ちだけど、この人は優しげな顔をしている。雰囲気がユグに似ているかもしれない。
僕も猿ぐつわをされているので声は出せない。代わりに目線をワドナンさんに向けると、ワドナンさんが「モゴモゴ」と無理やり声を発した。
苛立たしげに青年を睨みつけ、顎で訴える。
青年はワドナンさんの要望が分かったらしい。
「あ、これだね!? 取るから、騒がないでね……っ」
ワドナンさんが、険しい表情でこくりと頷いた。
青年は大きな身体の割に、器用にサッと猿ぐつわを外す。少しえずいたワドナンさんだったけど、すぐに元の厳しい顔に戻ると、青年に命じた。
「ニッシュ、人間代表のアレも取ってやれ」
「う、うん!」
青年の名前はニッシュというらしい。ワドナンさんよりも背が高いし体格もいいけど、ソワソワした雰囲気が落ち着きがなくて、気弱そうな印象を与えた。涙ぐんでいる時のユグに近いものがある。
「オエッ!」
解かれる時にグイッと引っ張られて、胃液がせり上がってきそうになった。うう、気持ち悪い……!
ワドナンさんは威風堂々といった姿勢で、ニッシュさんを横目で睨みつける。
「賛同している者はどれくらいいる」
「……俺たちの間でも半々くらい、かな」
「馬鹿な。あれは今や貴重となった大切な子供だぞ」
ワドナンさんが吐き捨てるように言った。村の奥の暗がりへと進みながら、ニッシュさんが申し訳なさそうに目を伏せる。
「だ、だけど、村で一番小さな子供はシュバクだから、他に選択肢はないって兄さんが……」
「あ、あのっ」
堪らず声を掛けると、ワドナンさんがひと言「待て」と僕を静止した。
「アーウィン。あれは一度決めたら容易くは意見を変えない」
「でも、」
ワドナンさんは首をふるふると振る。
「今ここでニッシュに真実を訴えたところで、この子の意見をあれは聞かん」
「う……っ」
ニッシュさんが、恥ずかしそうに顔を伏せた。なるほど、ファトマさんは見た目通りの思い込みの強い頑固者で、多分次男であるニッシュさんはこの優しそうな雰囲気から察するに、強く出られない人なんだろう。そんなニッシュさんの意見を、そもそもファトマさんは聞き入れる可能性は低いってことを言いたいらしい。
父親のワドナンさんが言うことだけに、説得力があった。
岩壁にも見える暗い木の壁の前にやってくると、木板でできた扉を開けるニッシュさん。入り口に焚かれていた篝火のお陰で、中の様子が少し見える。
人の背くらいの深さの穴が空いていて、人間ふたりが縦一列に寝そべることができる程度の広さがあった。縛られた状態では登るのは無理な深さだ。もしかしたら懲罰房なんだろうか。
と、木の色以外の色が視界に移り、目をひん剥く。
「――ヨルト!? ドルグも!」
手足を後ろで縛られた状態の二人が、床に転がされていた。目は固く閉じていて、僕の声に反応を示さない。
慌ててニッシュさんを振り返る。
「あの二人をどうしたんです!? 二人は関係ないでしょう!?」
すると、ニッシュさんが眉を垂らしながら首を横に振った。身体は大きいのに、まるで怒られて縮こまる小さな子供みたいだと思った。
「あの二人は今日も兄さんとローニャと行動していただろう? 偶然二人が言い争うところを見てしまったんだ。丁度シュバクを『贄』にすると言っていたところで、巨人族の方が兄さんに詰め寄ったんだよ」
だけど、周囲を警戒していた守り人に背後から襲われた。ヨルトが捕まってしまい、ドルグはマナで応戦する。でも多勢に無勢で、マナを唱える武器である口を塞がれてしまい、ドルグも捕まってしまったそうだ。その後はあまりに騒ぐので、睡眠薬を飲ませてここまで運んだらしい。どおりでいないと思った。僕らよりもすでに先に閉じ込められていたんだから。
それと同時に、安堵する。やっぱりヨルトとドルグの二人は、『贄』なんて許しがたいと思ってくれる人たちだった。だったら二人は絶対僕らの味方になってくれる筈だと確信する。
「兄さんは、シュバクを捧げたら自分にも声が聞こえるようになると言っている。ねえ父さん、本当なの? シュバクを犠牲にしたら、世界は元通りになるの?」
泣きそうな顔で、ニッシュさんがワドナンさんに尋ねた。
ワドナンさんはひと言。
「ならん。お前の二人目の弟と同じだ」
「……! じゃあ、俺たち守り人はどうしたらいいんだよ!」
ニッシュさんの目から、涙がブワッと溢れる。
ワドナンさんがニッシュさんを見る目は険しいけど、でも優しさがあった。
「……守り人を説得しろ。焦るなと。そもそもファトマには何の権限も与えられていないのだぞ。何の権利があってあのようにいたずらに守り人を扇動する」
「に、兄さんは、今の状況を憂いて……っ」
「族長と言われたローニャは喜んでいないように見えたが」
「う……っ」
そう。ファトマさんは『贄』に関して異様なくらい前向きだったけど、母親であるローニャさんの表情は終始浮かなかった。涙ぐんでいるように見えた時もあったのは、ローニャさんがシュバクくんを『贄』に捧げたくないと思っているからなんじゃないか。
ワドナンさんが、静かな、だけどはっきりとした声で伝える。
「ニッシュ、ファトマの暴走を押し留めろ。方法はこちらが考える」
「父さん……っ」
俯いていたニッシュさんが、バッと顔を上げた。
「……俺はもう、家族を失いたくないよ!」
涙だらけの顔は、やっぱりユグによく似ている。
――ここにももうひとり、いた。ユグのことを大切に思っていた人がちゃんといたよ、ユグ。
こくりとワドナンさんが頷く。
「人ひとりの命はひとつしかない。頼んだぞ、ニッシュ」
「――はい!」
それまで弱々しかったニッシュさんの表情が引き締まった瞬間だった。
後手で縛られた僕らから繋がった縄は太く頑丈そうで、とてもじゃないけど逃げられそうにない。縄を持った青年は他の守り人よりもひと回りは大きかった。
ワドナンさんは猿ぐつわをされていてもさすがの貫禄で、ギロリと自分を掴まえている守り人を睨みつける。
と、青年が気不味そうにぼそりと呟いた。
「と、父さん、ごめん……兄さんは一旦決めると頑固だから」
ん? と思って暗闇の中、目を凝らして見る。僕たちの綱を握っている青年は、よく見てみるとワドナンさんと輪郭がそっくりだ。ワドナンさんやファトマさんはどちらかというと少しキツイ顔立ちだけど、この人は優しげな顔をしている。雰囲気がユグに似ているかもしれない。
僕も猿ぐつわをされているので声は出せない。代わりに目線をワドナンさんに向けると、ワドナンさんが「モゴモゴ」と無理やり声を発した。
苛立たしげに青年を睨みつけ、顎で訴える。
青年はワドナンさんの要望が分かったらしい。
「あ、これだね!? 取るから、騒がないでね……っ」
ワドナンさんが、険しい表情でこくりと頷いた。
青年は大きな身体の割に、器用にサッと猿ぐつわを外す。少しえずいたワドナンさんだったけど、すぐに元の厳しい顔に戻ると、青年に命じた。
「ニッシュ、人間代表のアレも取ってやれ」
「う、うん!」
青年の名前はニッシュというらしい。ワドナンさんよりも背が高いし体格もいいけど、ソワソワした雰囲気が落ち着きがなくて、気弱そうな印象を与えた。涙ぐんでいる時のユグに近いものがある。
「オエッ!」
解かれる時にグイッと引っ張られて、胃液がせり上がってきそうになった。うう、気持ち悪い……!
ワドナンさんは威風堂々といった姿勢で、ニッシュさんを横目で睨みつける。
「賛同している者はどれくらいいる」
「……俺たちの間でも半々くらい、かな」
「馬鹿な。あれは今や貴重となった大切な子供だぞ」
ワドナンさんが吐き捨てるように言った。村の奥の暗がりへと進みながら、ニッシュさんが申し訳なさそうに目を伏せる。
「だ、だけど、村で一番小さな子供はシュバクだから、他に選択肢はないって兄さんが……」
「あ、あのっ」
堪らず声を掛けると、ワドナンさんがひと言「待て」と僕を静止した。
「アーウィン。あれは一度決めたら容易くは意見を変えない」
「でも、」
ワドナンさんは首をふるふると振る。
「今ここでニッシュに真実を訴えたところで、この子の意見をあれは聞かん」
「う……っ」
ニッシュさんが、恥ずかしそうに顔を伏せた。なるほど、ファトマさんは見た目通りの思い込みの強い頑固者で、多分次男であるニッシュさんはこの優しそうな雰囲気から察するに、強く出られない人なんだろう。そんなニッシュさんの意見を、そもそもファトマさんは聞き入れる可能性は低いってことを言いたいらしい。
父親のワドナンさんが言うことだけに、説得力があった。
岩壁にも見える暗い木の壁の前にやってくると、木板でできた扉を開けるニッシュさん。入り口に焚かれていた篝火のお陰で、中の様子が少し見える。
人の背くらいの深さの穴が空いていて、人間ふたりが縦一列に寝そべることができる程度の広さがあった。縛られた状態では登るのは無理な深さだ。もしかしたら懲罰房なんだろうか。
と、木の色以外の色が視界に移り、目をひん剥く。
「――ヨルト!? ドルグも!」
手足を後ろで縛られた状態の二人が、床に転がされていた。目は固く閉じていて、僕の声に反応を示さない。
慌ててニッシュさんを振り返る。
「あの二人をどうしたんです!? 二人は関係ないでしょう!?」
すると、ニッシュさんが眉を垂らしながら首を横に振った。身体は大きいのに、まるで怒られて縮こまる小さな子供みたいだと思った。
「あの二人は今日も兄さんとローニャと行動していただろう? 偶然二人が言い争うところを見てしまったんだ。丁度シュバクを『贄』にすると言っていたところで、巨人族の方が兄さんに詰め寄ったんだよ」
だけど、周囲を警戒していた守り人に背後から襲われた。ヨルトが捕まってしまい、ドルグはマナで応戦する。でも多勢に無勢で、マナを唱える武器である口を塞がれてしまい、ドルグも捕まってしまったそうだ。その後はあまりに騒ぐので、睡眠薬を飲ませてここまで運んだらしい。どおりでいないと思った。僕らよりもすでに先に閉じ込められていたんだから。
それと同時に、安堵する。やっぱりヨルトとドルグの二人は、『贄』なんて許しがたいと思ってくれる人たちだった。だったら二人は絶対僕らの味方になってくれる筈だと確信する。
「兄さんは、シュバクを捧げたら自分にも声が聞こえるようになると言っている。ねえ父さん、本当なの? シュバクを犠牲にしたら、世界は元通りになるの?」
泣きそうな顔で、ニッシュさんがワドナンさんに尋ねた。
ワドナンさんはひと言。
「ならん。お前の二人目の弟と同じだ」
「……! じゃあ、俺たち守り人はどうしたらいいんだよ!」
ニッシュさんの目から、涙がブワッと溢れる。
ワドナンさんがニッシュさんを見る目は険しいけど、でも優しさがあった。
「……守り人を説得しろ。焦るなと。そもそもファトマには何の権限も与えられていないのだぞ。何の権利があってあのようにいたずらに守り人を扇動する」
「に、兄さんは、今の状況を憂いて……っ」
「族長と言われたローニャは喜んでいないように見えたが」
「う……っ」
そう。ファトマさんは『贄』に関して異様なくらい前向きだったけど、母親であるローニャさんの表情は終始浮かなかった。涙ぐんでいるように見えた時もあったのは、ローニャさんがシュバクくんを『贄』に捧げたくないと思っているからなんじゃないか。
ワドナンさんが、静かな、だけどはっきりとした声で伝える。
「ニッシュ、ファトマの暴走を押し留めろ。方法はこちらが考える」
「父さん……っ」
俯いていたニッシュさんが、バッと顔を上げた。
「……俺はもう、家族を失いたくないよ!」
涙だらけの顔は、やっぱりユグによく似ている。
――ここにももうひとり、いた。ユグのことを大切に思っていた人がちゃんといたよ、ユグ。
こくりとワドナンさんが頷く。
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