44 / 51
44話 リステリ家に突撃
しおりを挟む
空からの眺めのも案外いいもんだ。そんな悠長に思っている場合でもないか。
体は無意識に完治した、問題はあの魔人の攻略だ。
今の場合、十回戦って一回勝てるかの確率、何かしらのヒントがある筈だ。
頭をフル回転させ思考を巡らす、脳裏には魔人との戦いを思い出す。
「どう考えても死なない程度に遊ばれた」
いや待てよ? 本当にこの推測は当たっているのか? 意識が途切れる前の魔人の言葉──表情。
まるで虚をつかれた様子だった。
きっと何か魔人に弱点がある筈だ、一体なんだ? 考えろ! ある一筋の光が頭を過ぎる。
「魔人は元々人間……ドルグアと同じと考えた方がいい」
この推測はきっと当たっている、前代未聞の例としてドルグアがいる。
人間が魔人化をしても可笑しくはない。
ドルグアとあの魔人には、一つの共通点が存在する。
それは戦闘での慢心だ、魔人の力は強力だが、子供のように遊んでいた。
その慢心を逆手に取る事ができれば、オレにも勝機がある。
「言葉にするのは簡単だ、それでも実行するのがくそ難しい」
「グゥゥガ!」
「ん? どうしたワイバーン」
ワイバーンが急に咆哮した、何か合ったのか? ワイバーンの視線の先、そこには歪の魔力。
到底人間の魔力ではない。
「魔人の魔力、よく見つけたワイバーン。真っ直ぐ進め!」
ワイバーンの速度が上がる、気を抜けば振り落とされかねない。
ワイバーンの体にしがみつく、魔人とユウナさんの場所、一切の見当が付かない。
どう考えてようが勝ち筋が見えない。
いくら戦いの戦略を練ようが、決定打になる一撃がない。
一つ可能性はある、ヴァニタスの魔導書。
一番は魔帝の魔道具がいい。
しかし、まだオレでは抜ける事さえできない。
それならば可能性が高い、ヴァニタスの魔導書しかない。
現に二回程顕現している、魔導書の中にはドルグアが持っていた、魔剣もある。
ロングソードよりは安心感がある。
「ッ!? ここはリステリ邸」
ワイバーンは急に速度を落とし、止まる。真下には見覚えがある屋敷。
ここに魔人とユウナさんがいる、ん? ちょっと待てよ!? 魔人がリステリ邸にいるならば執事長は? 嫌な予感と共に額から汗が流れる。
「……ワイバーンゆっくりと着地しろ」
オレの指示に従い、ゆっくりと体を落とす。やがてワイバーンは敷地内に着地する。
オレはワイバーンの体から降り、周囲を見渡す。
特段と屋敷が壊れている事もない、一体何処にいるんだ? 屋敷に着くと魔力の流れが途切れていた。
屋敷の構造は熟知している、魔力の流れを途切らせ、捕縛できる場所はない。
「屋敷内を探索するしかないな」
屋敷からワイバーンに視線を向ける、腕を伸ばし頭を撫でる。
ワイバーンは目を瞑っている。
「ワイバーン少し待っていてくれ、すぐにユウナさんを連れて戻ってくる」
ワイバーンが縦に首を振る、風紀員長の使い魔、知性が高いなぁ。
腑とユウナさんと出会った当初を、思い出す、べオードウルフに襲われた。
それでも魔物はオレの言う事を聞いた。
あの時は思いもしなかった。
自分に魔力がある事に、全ては昇格戦で発覚した。執事長の言葉、それに実感。
その全てに線が繋がった。
「もう弱いとか最強とか関係ない、オレはあの人を助け出し守り抜く」
扉を勢いよく開ける。玄関には執事長が倒れている。
嫌な予感が見事に的中した、心臓の鼓動が急激に速くなる。
はぁはぁとその場で息切れを起こす。
お、落ち着け、冷静になれ、まだ執事長が安否を確認だ。
ゆっくり歩み寄る、執事長の体はボロボロと血を流している。
「執事長、クロです。もし無事ならば返事をして下さい」
執事長の体はピクリとも動かない。
「魔人よぶっ殺してやる」
心の底から出てきた本音、口に出した瞬間、執事長の手がボクの頬に触れる。
シワだらけでゴツゴツした手、咄嗟の事で反応が遅れた。
すぐに手を握る。執事長は掠れた声でオレに言う。
「リステリの執事たるものが、そんな乱暴な口をしては駄目ですよ」
「執事長!!」
良かった! まだ執事長には息がある。
「く、クロさん……すみません。ワタシが弱い為にと、止められませんでした」
「ち、違う、ボ、オレが弱いせいだ! 魔人に勝てなかったオレが悪い!」
「いいえ、そんな事はないです。ワタシは君の頑張りを誰よりも知っている」
ずるいですよ、こんな時にその言葉、今から戦いにいこうとしている。
それなのに涙が出てきてしまう、堪えろ、決して涙を見せるな。
「お願いがあります。お嬢様をお守り下さい……」
執事長はそれを最後に目を瞑った。
執事長の手はまだ温かい、まだ死んではいない。
「執事長待っていて下さい。オレが必ずユウナさんを守ります」
執事長の手をゆっくり離し、心臓部分に手を置く。
できるかなんか分からない、それでもやらなければ、執事長は死ぬ! 魔力を込める。
頼む、恩人であり恩師を死なせたくない。執事長の傷よ回復してくれ。
そんなオレの思いが伝わったかのように、執事長の傷はみるみると回復する。
オレの右手、そして執事長の体を緑色の魔力が覆う。
「これが治癒魔法か、一瞬だけど意識的にできた」
コツいや、治癒魔法の本質を少しだけ掴めた。
この場所で執事長を放置する訳にはいかない。
執事長を抱え、近くに合った部屋に入り、ベットに運ぶ。
部屋から出て行き、少し歩いてから言葉を溢す。
「ユウナさんを攫い、傷つけるだけでは飽き足らず、執事長を瀕死の状態に多いやった。お前だけは絶対に許さない」
体は無意識に完治した、問題はあの魔人の攻略だ。
今の場合、十回戦って一回勝てるかの確率、何かしらのヒントがある筈だ。
頭をフル回転させ思考を巡らす、脳裏には魔人との戦いを思い出す。
「どう考えても死なない程度に遊ばれた」
いや待てよ? 本当にこの推測は当たっているのか? 意識が途切れる前の魔人の言葉──表情。
まるで虚をつかれた様子だった。
きっと何か魔人に弱点がある筈だ、一体なんだ? 考えろ! ある一筋の光が頭を過ぎる。
「魔人は元々人間……ドルグアと同じと考えた方がいい」
この推測はきっと当たっている、前代未聞の例としてドルグアがいる。
人間が魔人化をしても可笑しくはない。
ドルグアとあの魔人には、一つの共通点が存在する。
それは戦闘での慢心だ、魔人の力は強力だが、子供のように遊んでいた。
その慢心を逆手に取る事ができれば、オレにも勝機がある。
「言葉にするのは簡単だ、それでも実行するのがくそ難しい」
「グゥゥガ!」
「ん? どうしたワイバーン」
ワイバーンが急に咆哮した、何か合ったのか? ワイバーンの視線の先、そこには歪の魔力。
到底人間の魔力ではない。
「魔人の魔力、よく見つけたワイバーン。真っ直ぐ進め!」
ワイバーンの速度が上がる、気を抜けば振り落とされかねない。
ワイバーンの体にしがみつく、魔人とユウナさんの場所、一切の見当が付かない。
どう考えてようが勝ち筋が見えない。
いくら戦いの戦略を練ようが、決定打になる一撃がない。
一つ可能性はある、ヴァニタスの魔導書。
一番は魔帝の魔道具がいい。
しかし、まだオレでは抜ける事さえできない。
それならば可能性が高い、ヴァニタスの魔導書しかない。
現に二回程顕現している、魔導書の中にはドルグアが持っていた、魔剣もある。
ロングソードよりは安心感がある。
「ッ!? ここはリステリ邸」
ワイバーンは急に速度を落とし、止まる。真下には見覚えがある屋敷。
ここに魔人とユウナさんがいる、ん? ちょっと待てよ!? 魔人がリステリ邸にいるならば執事長は? 嫌な予感と共に額から汗が流れる。
「……ワイバーンゆっくりと着地しろ」
オレの指示に従い、ゆっくりと体を落とす。やがてワイバーンは敷地内に着地する。
オレはワイバーンの体から降り、周囲を見渡す。
特段と屋敷が壊れている事もない、一体何処にいるんだ? 屋敷に着くと魔力の流れが途切れていた。
屋敷の構造は熟知している、魔力の流れを途切らせ、捕縛できる場所はない。
「屋敷内を探索するしかないな」
屋敷からワイバーンに視線を向ける、腕を伸ばし頭を撫でる。
ワイバーンは目を瞑っている。
「ワイバーン少し待っていてくれ、すぐにユウナさんを連れて戻ってくる」
ワイバーンが縦に首を振る、風紀員長の使い魔、知性が高いなぁ。
腑とユウナさんと出会った当初を、思い出す、べオードウルフに襲われた。
それでも魔物はオレの言う事を聞いた。
あの時は思いもしなかった。
自分に魔力がある事に、全ては昇格戦で発覚した。執事長の言葉、それに実感。
その全てに線が繋がった。
「もう弱いとか最強とか関係ない、オレはあの人を助け出し守り抜く」
扉を勢いよく開ける。玄関には執事長が倒れている。
嫌な予感が見事に的中した、心臓の鼓動が急激に速くなる。
はぁはぁとその場で息切れを起こす。
お、落ち着け、冷静になれ、まだ執事長が安否を確認だ。
ゆっくり歩み寄る、執事長の体はボロボロと血を流している。
「執事長、クロです。もし無事ならば返事をして下さい」
執事長の体はピクリとも動かない。
「魔人よぶっ殺してやる」
心の底から出てきた本音、口に出した瞬間、執事長の手がボクの頬に触れる。
シワだらけでゴツゴツした手、咄嗟の事で反応が遅れた。
すぐに手を握る。執事長は掠れた声でオレに言う。
「リステリの執事たるものが、そんな乱暴な口をしては駄目ですよ」
「執事長!!」
良かった! まだ執事長には息がある。
「く、クロさん……すみません。ワタシが弱い為にと、止められませんでした」
「ち、違う、ボ、オレが弱いせいだ! 魔人に勝てなかったオレが悪い!」
「いいえ、そんな事はないです。ワタシは君の頑張りを誰よりも知っている」
ずるいですよ、こんな時にその言葉、今から戦いにいこうとしている。
それなのに涙が出てきてしまう、堪えろ、決して涙を見せるな。
「お願いがあります。お嬢様をお守り下さい……」
執事長はそれを最後に目を瞑った。
執事長の手はまだ温かい、まだ死んではいない。
「執事長待っていて下さい。オレが必ずユウナさんを守ります」
執事長の手をゆっくり離し、心臓部分に手を置く。
できるかなんか分からない、それでもやらなければ、執事長は死ぬ! 魔力を込める。
頼む、恩人であり恩師を死なせたくない。執事長の傷よ回復してくれ。
そんなオレの思いが伝わったかのように、執事長の傷はみるみると回復する。
オレの右手、そして執事長の体を緑色の魔力が覆う。
「これが治癒魔法か、一瞬だけど意識的にできた」
コツいや、治癒魔法の本質を少しだけ掴めた。
この場所で執事長を放置する訳にはいかない。
執事長を抱え、近くに合った部屋に入り、ベットに運ぶ。
部屋から出て行き、少し歩いてから言葉を溢す。
「ユウナさんを攫い、傷つけるだけでは飽き足らず、執事長を瀕死の状態に多いやった。お前だけは絶対に許さない」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる