2 / 2
犯された女は男を追い込む2
しおりを挟む
「お前は、俺のことが好きか」
男の問いに女は頷く。
「声に出して言え」
「好きです。愛しています。わた、ああああんっ!」
女の告白に男は指を早め、女の股間から響く音を強調させた。
「なんだと?」
「離れられないくらい好きなんです。私、貴方といると壊れそうなくらい私がわからなくなるんです!」
耐えに絶えまくり、ほとんど叫びに近かった。喘ぎに耐え、言いたかったことを告白したのだった。
なんだこの告白は。くだらない。
そう思ってはいたが、ここまで激しい感情をあらわにさせたのは初めてだっただけに、男はどこかしら打たれるものがあったのだろう。涙を一筋流していた。
この関係が永遠であるはずがない。男は覚悟していた。女は刹那の中に身を置いてもいいほどに先のことは考えていなかった。
男は「好きや愛などどこにあるのか」と考えていたが、女は「一瞬でも本気があっただけで、私の命は救われる」と感じていた。
ただ男は透けて見える女の瞳の奥に、微かに輝く真っ直ぐさを見つけていた。
無知ゆえの無垢か、それとも迷走の果ての諦めなのか。あるいは……。
考えても及びもつかない。
男は一気に女の下着を引きずり下ろし、硬くそそり勃った肉棒を引き出した。
机の上の女を引き寄せ、戸惑いすらも見せる瞳を凝視し、自らの膝の上に乗せ肉棒を女の中へと突き刺した。
「あ、あ、あ、あ、あああああああっ!」
命じたことを守ろうとするも守りきれず、溢れ返ったままに艶を声色に乗せていく。
愛など、俺には遠い。
男はそう思いながらも、色艶の増していく女の魔力に徐々に引き込まれつつあった。
俺がそうさせたのか、それともこいつ自身が。
見当もつかぬほど女は変わった。
躊躇がなくなったと言ったほうがいいだろうか。
腰を突き上げていた男に合わせ、女はリズムよく腰を下ろしてくる。
男が突き上げをやめても女は腰に捻りを加え、男を喜ばせようと懸命になる。
快楽だけを追い求め女は動いているのではないかと見つめると、しっかりと男を見据えていた。
そのあまりの真っ直ぐさに男は今までにない力を感じ圧倒されそうになった。
ウィスキーの香りが体の奥底から香ってきて、女の体臭と混ざり男を興奮させた。
まるで形無しではないか。まるで化けた女に妖怪じみた妖艶を見ているようではないか。
男は感じた。
これは見つめなければならない。これは受け止めなければならない。
男の酔いすらも醒ませそうな勢いで女は必死に腰を動かす。
男は女の健気で純真で純朴で迫真めいた様子に気おされ気味になっていたことに腹立たしさを覚えた。
お前は泳がせない。お前は俺の中にいるべきなのだ。いつか、手に余る日まで。
男は暴れる魚のような女の乳房を強く掴み、腰を突き上げる。
女は快楽に体をのけぞらせ声を大胆にあげていく。
男も女も相手によって高まっていく。飲まれず、飲み込んでいく。そうでなければ女の覚悟についてはいけない。
肉棒の締め付けが激しくなり、男は吸い込まれるような感覚の中、一心不乱に突き上げていた。
奥まで先端が蹂躙していく感覚に女はより男を見つめた。
互いに火花が散るような見つめあいが始まり、最上のオルガスムスを確信しあいながら高めあう。
粘液の音は高く小刻みになり、互いに目をそらすことなく果てた。
まだ脈打ち女の奥へ注ぎ込んでいる途中だったが、女は様々な事を我慢していたのか気絶してだらりと体を垂らした。
男は零れぬよう女を抱きかかえ、肉棒が萎えるまで女を抱きしめていた。
女は魔物。次々と化けていく。
男はそう思いながら、女の目が覚めるまでしばらく、すがりつくように抱きしめていた。
男の問いに女は頷く。
「声に出して言え」
「好きです。愛しています。わた、ああああんっ!」
女の告白に男は指を早め、女の股間から響く音を強調させた。
「なんだと?」
「離れられないくらい好きなんです。私、貴方といると壊れそうなくらい私がわからなくなるんです!」
耐えに絶えまくり、ほとんど叫びに近かった。喘ぎに耐え、言いたかったことを告白したのだった。
なんだこの告白は。くだらない。
そう思ってはいたが、ここまで激しい感情をあらわにさせたのは初めてだっただけに、男はどこかしら打たれるものがあったのだろう。涙を一筋流していた。
この関係が永遠であるはずがない。男は覚悟していた。女は刹那の中に身を置いてもいいほどに先のことは考えていなかった。
男は「好きや愛などどこにあるのか」と考えていたが、女は「一瞬でも本気があっただけで、私の命は救われる」と感じていた。
ただ男は透けて見える女の瞳の奥に、微かに輝く真っ直ぐさを見つけていた。
無知ゆえの無垢か、それとも迷走の果ての諦めなのか。あるいは……。
考えても及びもつかない。
男は一気に女の下着を引きずり下ろし、硬くそそり勃った肉棒を引き出した。
机の上の女を引き寄せ、戸惑いすらも見せる瞳を凝視し、自らの膝の上に乗せ肉棒を女の中へと突き刺した。
「あ、あ、あ、あ、あああああああっ!」
命じたことを守ろうとするも守りきれず、溢れ返ったままに艶を声色に乗せていく。
愛など、俺には遠い。
男はそう思いながらも、色艶の増していく女の魔力に徐々に引き込まれつつあった。
俺がそうさせたのか、それともこいつ自身が。
見当もつかぬほど女は変わった。
躊躇がなくなったと言ったほうがいいだろうか。
腰を突き上げていた男に合わせ、女はリズムよく腰を下ろしてくる。
男が突き上げをやめても女は腰に捻りを加え、男を喜ばせようと懸命になる。
快楽だけを追い求め女は動いているのではないかと見つめると、しっかりと男を見据えていた。
そのあまりの真っ直ぐさに男は今までにない力を感じ圧倒されそうになった。
ウィスキーの香りが体の奥底から香ってきて、女の体臭と混ざり男を興奮させた。
まるで形無しではないか。まるで化けた女に妖怪じみた妖艶を見ているようではないか。
男は感じた。
これは見つめなければならない。これは受け止めなければならない。
男の酔いすらも醒ませそうな勢いで女は必死に腰を動かす。
男は女の健気で純真で純朴で迫真めいた様子に気おされ気味になっていたことに腹立たしさを覚えた。
お前は泳がせない。お前は俺の中にいるべきなのだ。いつか、手に余る日まで。
男は暴れる魚のような女の乳房を強く掴み、腰を突き上げる。
女は快楽に体をのけぞらせ声を大胆にあげていく。
男も女も相手によって高まっていく。飲まれず、飲み込んでいく。そうでなければ女の覚悟についてはいけない。
肉棒の締め付けが激しくなり、男は吸い込まれるような感覚の中、一心不乱に突き上げていた。
奥まで先端が蹂躙していく感覚に女はより男を見つめた。
互いに火花が散るような見つめあいが始まり、最上のオルガスムスを確信しあいながら高めあう。
粘液の音は高く小刻みになり、互いに目をそらすことなく果てた。
まだ脈打ち女の奥へ注ぎ込んでいる途中だったが、女は様々な事を我慢していたのか気絶してだらりと体を垂らした。
男は零れぬよう女を抱きかかえ、肉棒が萎えるまで女を抱きしめていた。
女は魔物。次々と化けていく。
男はそう思いながら、女の目が覚めるまでしばらく、すがりつくように抱きしめていた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる