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お引越し
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「ねえ、私、今度こそうまくやっていけるかなぁ」
翔子さんは緊張していた。
「まあ、気楽にいこうよ」
と僕は言った。
杉並区と世田谷区の境目あたりにある一軒家。外塀の内側にはこぢんまりとだが植え込みがある。駅から徒歩圏という立地を考えれば、そこそこいい家なのだろう。
「今回うまくいかなかったらバツ3よ?さすがにもう後がないわ」
「大丈夫だって。今どきバツ三つくらい普通だから」
「ほんと?」
「……たぶん」
「……って、ちょっと待て!今さらっとまた離婚する的なこと言ったわね!?」
「離婚するとは言ってないよ!しても平気って言っただけじゃん」
しまった。口が滑った。僕は慌てて呼び鈴を押した。
「平気じゃないわよう!」
翔子さんが声を上げた時、ガチャ、とドアが開いた。僕と同じくらいの背丈の男が、にかっと笑って出迎える。さすが歯科医、きらりと白い歯が並んでいる。
「いらっしゃい!ようこそ八神家へ!君が――?」
「あ、息子の永久です。こんにちは」
翔子さんが僕を紹介する。
「こんにちは、永久です」
僕はぺこりと頭を下げた。
「八神克也です。よろしくお願いします」
彼もまた深々と頭を下げた。初対面の大人の男の人に、ここまで丁寧にお辞儀されたことなんてない。僕は慌ててもう一度ぺこりとお辞儀した。
「さ、どうぞどうぞ、中へ」
「お邪魔しまーす」
「あはは!お邪魔しますって、翔子さん、もうあなたの家ですから。おかしいなあ!ははは!」
わざと明るく振る舞っているのか、元々こういう性格なのかわからないが、八神克也は快活に笑った。
明るいリビングに通される。
「コーヒーにする?それとも紅茶?ハーブティーもありますよ」
「あ、じゃあハーブティー、いただこうかな」
翔子さんはまだぎこちない。僕らは勧められるままに、ダイニングテーブルに並んで座った。
「私はコーヒーにしますよ。最近は浅煎りが流行っているっていうんで買ってみたんですがね。これが結構いけるんですよ。ああ、ハーブティーはね、母が送ってくるんです。なんでもお友達の会社で作ってるとかでね。色んな味があるんですよ。味っていうのかな?香り?」
「フレイバーかしら?」
「そうそう!さすが翔子さん、洒落た言葉をご存知ですねえ!えっと何の話を……そうそう!母!話しましたよね?母、ずっと名古屋にいてね。もう歳なんだからこっちに来て一緒に住もうって何度も言ってるんですがね。まあ元気で元気で。お友達がたくさんいるから嫌だなんて言うんですよ。たしかにね、毎日ウォーキングだランチだ和裁だ陶芸教室だって、まあ楽しそうですよ。だからね、私ももう放っといてるんです。年寄りは元気なのが一番ですからね。ああ、年寄りなんて言うと母さん怒るんですけどね。年寄りですよねえ、十分ねえ、あはははは!」
否定も肯定もしづらい話をまくしたてながら、八神克也は僕と翔子さんの前にハーブティー、そして自分のぶんともうひとつ、コーヒーのカップを置いた。それからキッチンの奥のドアを開け、階段の上に向かって大声を上げた。
「おーい!蒼!降りておいで!コーヒー入ったぞ!」
蒼。
誰だろう。
僕は翔子さんと顔を見合わせた。翔子さんは「私も知らないわよ」という表情で首を振る。
数分ののち、のっそりと彼は現れた。
背が高い。八神克也より頭一個分は高い。最大限に面白くなさそうな顔でこちらを一瞥すると、いかにも興味なさそうに僕の向かい側に座った。
「永久くんは何年生だっけ?うちの蒼と一緒くらいかなと思ったんだけど」
「えっと、高2……です」
僕は八神克也とその息子を見比べながら答えた。
「そうかあ!じゃあ蒼の一個上だな!お兄さんだ!」
八神蒼は肘をついて横を向いたまま、一言も喋らない。翔子さんも僕も、何と言っていいかわからない。僕らの困惑と沈黙の上を、八神克也の明るい声が上すべりしていく。
ものすごく気まずい雰囲気。
誰か何か言わなければ。しかし、その役目はきっと僕ではない。
「あっ……の、私、息子さんがいらっしゃるとは……」
偉い!翔子さん!と僕は心の中で拍手した。翔子さんは大人の責任感で、この沈黙を破ってくれた。
「あれ?私、言ってなかったかな!?」
「ええ伺っておりませんでしたねえ!」
かぶせ気味に翔子さんが言った。そっと横を見ると、翔子さんの口元が引きつっていた。笑顔を作ろうとして失敗している。
「歳も近いし、仲良くしてやってくださいね!」
「親父、歳が近いだけで仲良くなれるのは小学生までだから」
ため息交じりに蒼が言った。冷めている。ものすごく。父親のテンションの高さに比べて、何という落差だ。
まあでも気持ちはわからなくもない。特に小学生までだからのくだりには僕も同意する。しかし、ここは歳上の責任感で僕から歩み寄るべきだろう。そう、今こそが僕が喋るべきときだ。
「はじめまして、翠蘭高校二年の山口永久です」
最大限の責任感、発動。普段よりワントーン高いよそ行きの声に、笑顔付きだ。
「……八神蒼。聖風学院高校一年」
蒼はじろりと僕を見て、めんどくさそうに言った。その表情には勿論、笑顔のかけらもなかった。
その時、チャイムが鳴った。
「ちわー!シロネコです!」
もうどうしようもない。僕と翔子さんの荷物を載せた引っ越しトラックが来てしまった。
これからこの無愛想な弟とひたすら明るい父と、なんとか家族をやっていかなければならない。
幸い僕は、移り気な翔子さんのおかげ(?)で、ステップファミリーは初めてじゃない。きっとうまくやっていけるだろう。
きっと、そのうち。……たぶん。
翔子さんは緊張していた。
「まあ、気楽にいこうよ」
と僕は言った。
杉並区と世田谷区の境目あたりにある一軒家。外塀の内側にはこぢんまりとだが植え込みがある。駅から徒歩圏という立地を考えれば、そこそこいい家なのだろう。
「今回うまくいかなかったらバツ3よ?さすがにもう後がないわ」
「大丈夫だって。今どきバツ三つくらい普通だから」
「ほんと?」
「……たぶん」
「……って、ちょっと待て!今さらっとまた離婚する的なこと言ったわね!?」
「離婚するとは言ってないよ!しても平気って言っただけじゃん」
しまった。口が滑った。僕は慌てて呼び鈴を押した。
「平気じゃないわよう!」
翔子さんが声を上げた時、ガチャ、とドアが開いた。僕と同じくらいの背丈の男が、にかっと笑って出迎える。さすが歯科医、きらりと白い歯が並んでいる。
「いらっしゃい!ようこそ八神家へ!君が――?」
「あ、息子の永久です。こんにちは」
翔子さんが僕を紹介する。
「こんにちは、永久です」
僕はぺこりと頭を下げた。
「八神克也です。よろしくお願いします」
彼もまた深々と頭を下げた。初対面の大人の男の人に、ここまで丁寧にお辞儀されたことなんてない。僕は慌ててもう一度ぺこりとお辞儀した。
「さ、どうぞどうぞ、中へ」
「お邪魔しまーす」
「あはは!お邪魔しますって、翔子さん、もうあなたの家ですから。おかしいなあ!ははは!」
わざと明るく振る舞っているのか、元々こういう性格なのかわからないが、八神克也は快活に笑った。
明るいリビングに通される。
「コーヒーにする?それとも紅茶?ハーブティーもありますよ」
「あ、じゃあハーブティー、いただこうかな」
翔子さんはまだぎこちない。僕らは勧められるままに、ダイニングテーブルに並んで座った。
「私はコーヒーにしますよ。最近は浅煎りが流行っているっていうんで買ってみたんですがね。これが結構いけるんですよ。ああ、ハーブティーはね、母が送ってくるんです。なんでもお友達の会社で作ってるとかでね。色んな味があるんですよ。味っていうのかな?香り?」
「フレイバーかしら?」
「そうそう!さすが翔子さん、洒落た言葉をご存知ですねえ!えっと何の話を……そうそう!母!話しましたよね?母、ずっと名古屋にいてね。もう歳なんだからこっちに来て一緒に住もうって何度も言ってるんですがね。まあ元気で元気で。お友達がたくさんいるから嫌だなんて言うんですよ。たしかにね、毎日ウォーキングだランチだ和裁だ陶芸教室だって、まあ楽しそうですよ。だからね、私ももう放っといてるんです。年寄りは元気なのが一番ですからね。ああ、年寄りなんて言うと母さん怒るんですけどね。年寄りですよねえ、十分ねえ、あはははは!」
否定も肯定もしづらい話をまくしたてながら、八神克也は僕と翔子さんの前にハーブティー、そして自分のぶんともうひとつ、コーヒーのカップを置いた。それからキッチンの奥のドアを開け、階段の上に向かって大声を上げた。
「おーい!蒼!降りておいで!コーヒー入ったぞ!」
蒼。
誰だろう。
僕は翔子さんと顔を見合わせた。翔子さんは「私も知らないわよ」という表情で首を振る。
数分ののち、のっそりと彼は現れた。
背が高い。八神克也より頭一個分は高い。最大限に面白くなさそうな顔でこちらを一瞥すると、いかにも興味なさそうに僕の向かい側に座った。
「永久くんは何年生だっけ?うちの蒼と一緒くらいかなと思ったんだけど」
「えっと、高2……です」
僕は八神克也とその息子を見比べながら答えた。
「そうかあ!じゃあ蒼の一個上だな!お兄さんだ!」
八神蒼は肘をついて横を向いたまま、一言も喋らない。翔子さんも僕も、何と言っていいかわからない。僕らの困惑と沈黙の上を、八神克也の明るい声が上すべりしていく。
ものすごく気まずい雰囲気。
誰か何か言わなければ。しかし、その役目はきっと僕ではない。
「あっ……の、私、息子さんがいらっしゃるとは……」
偉い!翔子さん!と僕は心の中で拍手した。翔子さんは大人の責任感で、この沈黙を破ってくれた。
「あれ?私、言ってなかったかな!?」
「ええ伺っておりませんでしたねえ!」
かぶせ気味に翔子さんが言った。そっと横を見ると、翔子さんの口元が引きつっていた。笑顔を作ろうとして失敗している。
「歳も近いし、仲良くしてやってくださいね!」
「親父、歳が近いだけで仲良くなれるのは小学生までだから」
ため息交じりに蒼が言った。冷めている。ものすごく。父親のテンションの高さに比べて、何という落差だ。
まあでも気持ちはわからなくもない。特に小学生までだからのくだりには僕も同意する。しかし、ここは歳上の責任感で僕から歩み寄るべきだろう。そう、今こそが僕が喋るべきときだ。
「はじめまして、翠蘭高校二年の山口永久です」
最大限の責任感、発動。普段よりワントーン高いよそ行きの声に、笑顔付きだ。
「……八神蒼。聖風学院高校一年」
蒼はじろりと僕を見て、めんどくさそうに言った。その表情には勿論、笑顔のかけらもなかった。
その時、チャイムが鳴った。
「ちわー!シロネコです!」
もうどうしようもない。僕と翔子さんの荷物を載せた引っ越しトラックが来てしまった。
これからこの無愛想な弟とひたすら明るい父と、なんとか家族をやっていかなければならない。
幸い僕は、移り気な翔子さんのおかげ(?)で、ステップファミリーは初めてじゃない。きっとうまくやっていけるだろう。
きっと、そのうち。……たぶん。
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