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第七章 愛執編
「逢いたかった」☆
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服を着ようとしたユーリが、ふと気付いて言った。
「――服が濡れている」
地下水に浸かったファーリアの服が、まだ濡れていたのだ。
「こんなの、すぐ乾く」
ファーリアはそう言ったが、ユーリは構わずにファーリアの服を草の上に広げてしまった。
「このあたりはそこまで暑くないし、気温が下がる前に乾かしてしまわないと」
「いや……あの、でも……さすがにちょっと……」
着るものがなくなったファーリアは、慌てて周囲を見回した。水場はだだっ広い平地にあって、身を隠すような場所は近くにはない。
「誰もいないが……嫌か?」
ユーリが言うと、ファーリアは赤面して頷いた。
ユーリは頭に巻いていたターバンを取って、ファーリアの身体に巻き付けた。
「これで見えないだろう」
「……ふふっ」
ファーリアが笑ったので、ユーリは首を傾げた。
「どうした?」
「だって、初めて会ったときも、ユーリはこうしてくれた」
「ああ」
ユーリも思い出して破顔する。
「そうか、ファーリアは砂漠で裸になるのが好きだったな」
「ちが……っ!第一、今脱がせたのはユーリじゃない!」
ひとしきり笑いあって、また黙り込む。ファーリアは言葉を探して口を開き、何も思いつかずに口をつぐんだ。
話したいことも聞きたいこともたくさんあったはずなのに、言葉が出てこない。それはユーリも同様だった。
エクバターナで再会する以前に、お互い、相手の立場を知ってしまっていた。聞いてしまったら、話してしまったら、この幸福な時間が終わりを告げてしまうような気がした。せめてまだ一緒にいたかった。まだもう少し。
「――逢いたかった、ファーリア」
ユーリはまた接吻する。ファーリアの唇に、うなじに、鎖骨に。ついばみながら、色気を帯びた黒い瞳で見上げてくる。それがたまらなく愛おしくて。
「わたしも逢いたかった――」
言葉にしたら、堰を切ったように感情が溢れた。
ユーリの頭を胸に抱き、その存在を確かめる。ファーリアは子供のように繰り返した。
「逢いたかった――逢いたかったよ――――」
逢いたかった、逢えなかった時間を取り戻すように、再び二人は躰を重ねた。
ユーリは先程着せかけたばかりのターバンをするりとほどいた。ファーリアの胸の膨らみを掌で包み込む。その先端を口に含み、舌で転がす。
「あっ…………」
ファーリアが小さな声を上げた。ユーリはそこを丹念に舐め、反対側も同様に舐め上げる。舐めていない方の乳首は指で優しくつまんで刺激する。
「あん……あ……んっ……あぁん……」
ファーリアの声が次第に蕩けていく。
「可愛い……ファーリア」
ユーリはふたつの蕾をたっぷりと愛した後、ファーリアの両脚を広げてその間に顔をうずめた。
「やあ……っ、ユーリ、そんなところ……っ」
思わずユーリの頭を押しやろうとしたファーリアの手を、ユーリがやんわりと掴んだ。両脚の間から顔を覗かせて、ファーリアを見つめたまま、ユーリはその指先を口に含む。
「あ、んっ!」
指先から指の付け根に舌が這い、音を立てて指を啜り上げる。尖らせた舌先で再び指の付け根をちろちろと舐め、今度は指先に向かって舐め上げる。ファーリアの指先に奉仕するユーリの顔が、目眩がするほどの色気を帯びている。ファーリアは指を舐められているだけなのに、それだけでもう溢れそうなくらいに蕩けきっていた。
ファーリアが抵抗する力も気力も失ったところで、ユーリはようやくファーリアの秘所を守る襞に舌を這わせた。そこはもう蜜が溢れかけている。
「や……あっ……やぁん……」
口だけは拒絶の言葉を発していたが、ファーリアの躰は素直にユーリの行為を受け入れていた。ユーリは割れ目に沿って襞を丹念に舐め上げ、敏感な突起を舌先で転がした。
「やんっ……!」
ファーリアが腰を浮かせる。ユーリは溢れ出てきた蜜を舌ですくい取り、ファーリアの内部に舌を差し入れた。
「……やぁ……あぁん……っ……」
じっくりと時間をかけて、ユーリはそこを味わった。とろりとした蜜が、あとからあとから溢れ出てくる。
「……ユーリ……ユーリ……おねがい、もう、もう……あ……っ」
ファーリアが瞳を潤ませて懇願する。ユーリはようやく顔を上げた。
「欲しい?」
ファーリアがコクンと頷くと、ユーリは自らの先端をファーリアの入り口に充てがった。
靭やかな野生動物のようなそれが、ファーリアの中に入ってくる。
「く……」
ユーリの顔が快感に喘ぐ。焦らされきったファーリアの内部が、ユーリを呑み込み締め付ける。
「ああ……ユーリ……」
最初はゆっくりと、そして次第に激しく、ユーリはファーリアの中を往復する。
「ああ、あんっ、ああああっ!」
ファーリアの感じる場所を探し出して、優しく突き上げる。そのたびにファーリアは何度も腰を反らせて痙攣した。
「ファーリア……ファーリア」
ユーリの甘い声がファーリアの耳朶をくすぐる。それは視床下部を刺激して、繋がった場所から全身に痺れるような感覚が走った。
「ユーリ、ユーリ、ああ、あ、もう、いっ……!」
小鳥のような声で啼いて、ファーリアが熱い液を溢れさせた。
「……まだだよ、ファーリア……」
ぐったりと横たわるファーリアをユーリが後ろから抱き締め、まだ屹立したままのそれを挿入して、ゆっくりと腰を動かす。
「ん……っ、んん……っ……」
とろとろとまどろむように余韻に浸るファーリアの中で、ユーリもまたとろけそうな官能に酔っていた。
「どうしよう……ファーリアの中がきもちよすぎて終われない」
「なに……言って……あんっ」
奥を突き上げられて、ファーリアはまた濡れる。
ユーリはしばらくそうやって、ゆるゆると動かしたり時折深く突き挿れたりを繰り返していたが、やがてファーリアをうつ伏せにすると、ファーリアの背中に密着したまま何度も激しく突き上げた。
「あ、あ、あ……あ…………っ」
ユーリの熱い奔流が注ぎ込まれて、ファーリアは躰を震わせた。
そしてそのまま二人とも眠りに落ちていった。
「――服が濡れている」
地下水に浸かったファーリアの服が、まだ濡れていたのだ。
「こんなの、すぐ乾く」
ファーリアはそう言ったが、ユーリは構わずにファーリアの服を草の上に広げてしまった。
「このあたりはそこまで暑くないし、気温が下がる前に乾かしてしまわないと」
「いや……あの、でも……さすがにちょっと……」
着るものがなくなったファーリアは、慌てて周囲を見回した。水場はだだっ広い平地にあって、身を隠すような場所は近くにはない。
「誰もいないが……嫌か?」
ユーリが言うと、ファーリアは赤面して頷いた。
ユーリは頭に巻いていたターバンを取って、ファーリアの身体に巻き付けた。
「これで見えないだろう」
「……ふふっ」
ファーリアが笑ったので、ユーリは首を傾げた。
「どうした?」
「だって、初めて会ったときも、ユーリはこうしてくれた」
「ああ」
ユーリも思い出して破顔する。
「そうか、ファーリアは砂漠で裸になるのが好きだったな」
「ちが……っ!第一、今脱がせたのはユーリじゃない!」
ひとしきり笑いあって、また黙り込む。ファーリアは言葉を探して口を開き、何も思いつかずに口をつぐんだ。
話したいことも聞きたいこともたくさんあったはずなのに、言葉が出てこない。それはユーリも同様だった。
エクバターナで再会する以前に、お互い、相手の立場を知ってしまっていた。聞いてしまったら、話してしまったら、この幸福な時間が終わりを告げてしまうような気がした。せめてまだ一緒にいたかった。まだもう少し。
「――逢いたかった、ファーリア」
ユーリはまた接吻する。ファーリアの唇に、うなじに、鎖骨に。ついばみながら、色気を帯びた黒い瞳で見上げてくる。それがたまらなく愛おしくて。
「わたしも逢いたかった――」
言葉にしたら、堰を切ったように感情が溢れた。
ユーリの頭を胸に抱き、その存在を確かめる。ファーリアは子供のように繰り返した。
「逢いたかった――逢いたかったよ――――」
逢いたかった、逢えなかった時間を取り戻すように、再び二人は躰を重ねた。
ユーリは先程着せかけたばかりのターバンをするりとほどいた。ファーリアの胸の膨らみを掌で包み込む。その先端を口に含み、舌で転がす。
「あっ…………」
ファーリアが小さな声を上げた。ユーリはそこを丹念に舐め、反対側も同様に舐め上げる。舐めていない方の乳首は指で優しくつまんで刺激する。
「あん……あ……んっ……あぁん……」
ファーリアの声が次第に蕩けていく。
「可愛い……ファーリア」
ユーリはふたつの蕾をたっぷりと愛した後、ファーリアの両脚を広げてその間に顔をうずめた。
「やあ……っ、ユーリ、そんなところ……っ」
思わずユーリの頭を押しやろうとしたファーリアの手を、ユーリがやんわりと掴んだ。両脚の間から顔を覗かせて、ファーリアを見つめたまま、ユーリはその指先を口に含む。
「あ、んっ!」
指先から指の付け根に舌が這い、音を立てて指を啜り上げる。尖らせた舌先で再び指の付け根をちろちろと舐め、今度は指先に向かって舐め上げる。ファーリアの指先に奉仕するユーリの顔が、目眩がするほどの色気を帯びている。ファーリアは指を舐められているだけなのに、それだけでもう溢れそうなくらいに蕩けきっていた。
ファーリアが抵抗する力も気力も失ったところで、ユーリはようやくファーリアの秘所を守る襞に舌を這わせた。そこはもう蜜が溢れかけている。
「や……あっ……やぁん……」
口だけは拒絶の言葉を発していたが、ファーリアの躰は素直にユーリの行為を受け入れていた。ユーリは割れ目に沿って襞を丹念に舐め上げ、敏感な突起を舌先で転がした。
「やんっ……!」
ファーリアが腰を浮かせる。ユーリは溢れ出てきた蜜を舌ですくい取り、ファーリアの内部に舌を差し入れた。
「……やぁ……あぁん……っ……」
じっくりと時間をかけて、ユーリはそこを味わった。とろりとした蜜が、あとからあとから溢れ出てくる。
「……ユーリ……ユーリ……おねがい、もう、もう……あ……っ」
ファーリアが瞳を潤ませて懇願する。ユーリはようやく顔を上げた。
「欲しい?」
ファーリアがコクンと頷くと、ユーリは自らの先端をファーリアの入り口に充てがった。
靭やかな野生動物のようなそれが、ファーリアの中に入ってくる。
「く……」
ユーリの顔が快感に喘ぐ。焦らされきったファーリアの内部が、ユーリを呑み込み締め付ける。
「ああ……ユーリ……」
最初はゆっくりと、そして次第に激しく、ユーリはファーリアの中を往復する。
「ああ、あんっ、ああああっ!」
ファーリアの感じる場所を探し出して、優しく突き上げる。そのたびにファーリアは何度も腰を反らせて痙攣した。
「ファーリア……ファーリア」
ユーリの甘い声がファーリアの耳朶をくすぐる。それは視床下部を刺激して、繋がった場所から全身に痺れるような感覚が走った。
「ユーリ、ユーリ、ああ、あ、もう、いっ……!」
小鳥のような声で啼いて、ファーリアが熱い液を溢れさせた。
「……まだだよ、ファーリア……」
ぐったりと横たわるファーリアをユーリが後ろから抱き締め、まだ屹立したままのそれを挿入して、ゆっくりと腰を動かす。
「ん……っ、んん……っ……」
とろとろとまどろむように余韻に浸るファーリアの中で、ユーリもまたとろけそうな官能に酔っていた。
「どうしよう……ファーリアの中がきもちよすぎて終われない」
「なに……言って……あんっ」
奥を突き上げられて、ファーリアはまた濡れる。
ユーリはしばらくそうやって、ゆるゆると動かしたり時折深く突き挿れたりを繰り返していたが、やがてファーリアをうつ伏せにすると、ファーリアの背中に密着したまま何度も激しく突き上げた。
「あ、あ、あ……あ…………っ」
ユーリの熱い奔流が注ぎ込まれて、ファーリアは躰を震わせた。
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