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イシュラヴァール拾遺
番外編 旅の終わり 前編
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番外編、ユーリ×ファーリア編です。
*****
それは最初、黒い大きな鳥のように見えた。
砦のテラスから投げ出された身体が、白い太陽を遮りながら落ちてくる。
地上で見上げていたハッサには、その落下は奇妙にゆっくりと感じられた。
「……ユーリ……?」
なぜ、ユーリが。
難攻不落といわれた王都の牢獄から、奇跡的に生還したはずではなかったのか。
なぜ。
(ユーリが……死ぬ?)
あんな高所から落ちたら助からない。そう思う一方で、身体はもう動いていた。
「くそっ――!」
ユーリの身体は空中でくるりと回ったように見えた。ハッサは無我夢中で落下地点へと走った。
「ユーリっ!!」
地上に生えていたナツメヤシの枝がクッションになったらしい。ユーリは一命を取り留めていた。
頭を打ったのか意識はなく、落下の衝撃で身体中が裂傷だらけだ。骨折もしているかもしれない。
「これは……銃創……?」
左肩と太腿の傷跡に、ハッサは戦慄した。
「階上で何があった……?」
ユーリが落ちてきたのは、いつもジェイクがいる司令部のテラスだ。
嫌な予感がした。ハッサはユーリを肩に担ぎ上げると、砦とは逆方向――街の方角へと向かった。
懇意にしている町医者に担ぎ込むと、医者はすぐに休業中の看板を出した。とても他の患者など診ていられない――ユーリはそういう状態だった。
「一体なにがあったんじゃ」
服を脱がせてユーリの全身を見た老医師は言った。
「砦のテラスから落ちた」
「なんと!しかしこれは――」
まだ血が流れている銃創を止血する。
「ああ、誰が撃ったのかわからんが……ユーリがやられるなんて」
ハッサは口ごもった。ユーリは強い。まともに戦って勝てる相手など、そうそういないはずなのだ。だが。
(ジェイク……)
ユーリが油断する相手。信頼しきっている相手。その相手に不意をつかれたら、あるいは。
「……おい、じいさん。金はいくらでも払う。こいつを助けてくれ。それから、こいつがここにいることを誰にも知られないでくれ」
「なんじゃなんじゃ、揉め事はごめんだぞ」
「いい酒も持ってくるよ」
「よっほい、任せとけ」
老医師に口止めしたハッサは、夕刻何食わぬ顔で砦に戻った。
司令部にはジェイクとアトラスがいた。
このアトラスという男のことは、ハッサはよく知らない。知っていることといえば、最近仲間になり、王都に潜入していたことくらいだ。よほど腕に覚えがあるらしく、隙がない。カイヤーンなどはあからさまに毛嫌いしている。
「今日、砦にいなかったな。出掛けていたのか?」
ジェイクに訊かれて、ハッサは咄嗟ににやけた笑顔を作った。
「野暮なこと聞くんじゃねぇよ。ファティマん仕立て屋に新しく入った娘がいるって、前に話しただろ?」
それを聞いたジェイクは溜息をついた。
「女か」
「お前も仲良い娘のひとりやふたり、作りゃいいんだよ。いつもいつもそんな怖い顔して引き籠もっていねぇでさ」
ハッサはちらりとアトラスを見たが、アトラスはあらぬ方を見たままだ。ハッサは卓上にあったワインをグラスに注ぐと、ごく自然な足取りでテラスに出た。ちょうどユーリが落ちた辺りだ。
(ここから落ちたのか……)
下を覗き込んでみたが、夕闇でナツメヤシの茂みは闇に沈んでいる。
「――ところで、ジェイク」
「なんだ」
「ユーリはどこにいるんだ?今日戻ってくると聞いたんだが」
「遅れていると連絡が入った。なに、二、三日したら着くさ」
「ふうん……」
成程、とハッサは納得した。
(ユーリを撃ったのは、こいつだ)
「――じゃ、また出直すわ。この酒うまいなあ、もらってもいいか?」
「ああ、ハッサ、」
酒瓶片手に出て行きかけたハッサをジェイクが呼び止めた。
「なんだ?」
「仕立て屋の娘によろしくな」
「……伝えとくよ」
ハッサはその夜のうちにアルヴィラを出た。
*****
「最初に目が覚めたのは、たぶん小さな医院だと思うんだが、よく覚えていないんだ。その後、何度も眠ったり目覚めたりしていて、その間のことはほとんど覚えていない。何度目かに目覚めたら、町から運び出されるところだった。夜で、ハッサと医者と、他にも一人か二人いたかな。気付いたら塩の採掘場にいた。部族の者しか知らない場所だ。最初俺は記憶がなくて――少しずつ思い出した時には、もう何ヶ月も経っていた」
小さな焚き火を見つめながら、記憶を辿るようにユーリは話し続け、ファーリアはそれを静かに聞いていた。
ヌールはすぐそばのテントの中で、毛布にくるまって熟睡している。
夜間はもうだいぶ気温が低くなっていた。焚き火の温もりが心地いい。遠く北の王都では、そろそろ雪が降っているかもしれない。
「今も記憶が曖昧なところがあるんだ。ハッサが言うには、ジェイクはハッサが俺をかくまっていると気付いていた、と言うんだが、直接確認したわけじゃない。ハッサがジェイクと会った時、俺を殺そうとしたアトラスも同席していた。ジェイクが本気で俺を殺す気なら、その場でハッサを問い詰めることもできたはずだ。ジェイクはわざと、俺を撃ち落としたことに触れずに、アトラスからハッサと俺を逃がしたんじゃないかと」
「でも、逆にハッサがジェイクにあなたのことを問い詰めていたら」
「そしたらジェイクはハッサも撃ち落としただろうさ。彼は優先順位を間違えない。彼にとって友人は大切だが、もっと重要なものができてしまったんだろう」
「そんな……」
「あいつはもう戻れないところまで足を踏み入れてしまったんだ。もう、戦い続けるしか道はない――」
「……ユーリ、あなたはそれでいいの?」
ファーリアが訊いた。
「親友だったんでしょう?一緒に戦いたいとは思わなかったの?」
「ああ、子供の頃からの親友だ。一緒に砂漠を旅して、俺たちが将来の夢を語る時は、いつだって隣にあいつがいた。俺は、あいつに――戦いを終わらせてほしかった」
いつからだろう、二人歩む道が分かれてしまったのは。
「ジェイクは俺を、アルヴィラから開放したんだ。これまでの友情と引き換えに」
何かを断ち切るように言って、ユーリはファーリアの肩を抱き寄せた。
「アルヴィラでは俺は国王をかばった裏切り者ということになっているらしい。アルヴィラからも、アトラスの息のかかった国軍からも、追われる身になってしまった」
ファーリアがレーにいることはわかっていたが、とてもアルヴィラを越えて北部のレーまでは近寄れなかった。子供を抱えたファーリアを危険に晒したくなかった。レーは中立地の地位を確立していたし、イランたちがいればとりあえずは安全なのだ。
――それに。
(ファーリアはもう、俺を待ってはいないかもしれない)
そんな思いも、頭をよぎった。
親友と訣別し、生きる場所を奪われて、ユーリは希望を失っていた。戦う意味も、仲間もいなかった。
「……ファーリア」
ユーリがファーリアの胸に顔をうずめる。
「お前を抱きたい」
「ユーリ」
返事を待たずに、ユーリはファーリアを押し倒した。
「ユー……」
ファーリアの声は重ねた唇に吸い込まれた。
(ユーリ……震えてる……)
この時ファーリアは、ユーリが震えているのは、それだけジェイクとの訣別が辛かったのだと解釈した。ユーリの艷やかな黒髪を指先で優しく梳く。
「きっといつか、戦いが終わる時が来るわ。ジェイクとも、いつか――」
(そうじゃない――ファーリア、そうじゃないんだ)
ユーリはアトラスのことをファーリアに話すべきか迷った。話したらきっと苦しめてしまう。
「……ファーリア、アトラスが何者か知っているか」
思いがけない質問に、ファーリアは一瞬沈黙した。
「ええと……確か、新王の後見についた摂政だと聞いたけど」
王都に近いレーにいた頃、ファーリアは噂を聞いていた。新王――マルスの第二王子――は傀儡で、摂政が実験を握っていると。
(ファーリアはアトラスの正体を知らない)
アトラスがあの男だと知らないのだ。
ユーリの脳裏に、残酷な光景が浮かんだ。
それは実際に目にしたものではなく、ユーリの頭の中で作り上げたものだ。娼館でファーリアとすれ違った後、酒に溺れるユーリのもとに毎夜毎夜訪れた悪夢。血と体液で汚れきった薄暗い娼館の一室で、ファーリアが碧眼の男にぼろぼろに犯されている。
次に会うことがあったら、絶対に殺してやる。そう何度も思った。それなのに。
(俺はあの男に、二度も敗けた)
殺意と焦燥感がユーリの内部で渦巻いて、はけ口を求めて暴れだした。
*****
それは最初、黒い大きな鳥のように見えた。
砦のテラスから投げ出された身体が、白い太陽を遮りながら落ちてくる。
地上で見上げていたハッサには、その落下は奇妙にゆっくりと感じられた。
「……ユーリ……?」
なぜ、ユーリが。
難攻不落といわれた王都の牢獄から、奇跡的に生還したはずではなかったのか。
なぜ。
(ユーリが……死ぬ?)
あんな高所から落ちたら助からない。そう思う一方で、身体はもう動いていた。
「くそっ――!」
ユーリの身体は空中でくるりと回ったように見えた。ハッサは無我夢中で落下地点へと走った。
「ユーリっ!!」
地上に生えていたナツメヤシの枝がクッションになったらしい。ユーリは一命を取り留めていた。
頭を打ったのか意識はなく、落下の衝撃で身体中が裂傷だらけだ。骨折もしているかもしれない。
「これは……銃創……?」
左肩と太腿の傷跡に、ハッサは戦慄した。
「階上で何があった……?」
ユーリが落ちてきたのは、いつもジェイクがいる司令部のテラスだ。
嫌な予感がした。ハッサはユーリを肩に担ぎ上げると、砦とは逆方向――街の方角へと向かった。
懇意にしている町医者に担ぎ込むと、医者はすぐに休業中の看板を出した。とても他の患者など診ていられない――ユーリはそういう状態だった。
「一体なにがあったんじゃ」
服を脱がせてユーリの全身を見た老医師は言った。
「砦のテラスから落ちた」
「なんと!しかしこれは――」
まだ血が流れている銃創を止血する。
「ああ、誰が撃ったのかわからんが……ユーリがやられるなんて」
ハッサは口ごもった。ユーリは強い。まともに戦って勝てる相手など、そうそういないはずなのだ。だが。
(ジェイク……)
ユーリが油断する相手。信頼しきっている相手。その相手に不意をつかれたら、あるいは。
「……おい、じいさん。金はいくらでも払う。こいつを助けてくれ。それから、こいつがここにいることを誰にも知られないでくれ」
「なんじゃなんじゃ、揉め事はごめんだぞ」
「いい酒も持ってくるよ」
「よっほい、任せとけ」
老医師に口止めしたハッサは、夕刻何食わぬ顔で砦に戻った。
司令部にはジェイクとアトラスがいた。
このアトラスという男のことは、ハッサはよく知らない。知っていることといえば、最近仲間になり、王都に潜入していたことくらいだ。よほど腕に覚えがあるらしく、隙がない。カイヤーンなどはあからさまに毛嫌いしている。
「今日、砦にいなかったな。出掛けていたのか?」
ジェイクに訊かれて、ハッサは咄嗟ににやけた笑顔を作った。
「野暮なこと聞くんじゃねぇよ。ファティマん仕立て屋に新しく入った娘がいるって、前に話しただろ?」
それを聞いたジェイクは溜息をついた。
「女か」
「お前も仲良い娘のひとりやふたり、作りゃいいんだよ。いつもいつもそんな怖い顔して引き籠もっていねぇでさ」
ハッサはちらりとアトラスを見たが、アトラスはあらぬ方を見たままだ。ハッサは卓上にあったワインをグラスに注ぐと、ごく自然な足取りでテラスに出た。ちょうどユーリが落ちた辺りだ。
(ここから落ちたのか……)
下を覗き込んでみたが、夕闇でナツメヤシの茂みは闇に沈んでいる。
「――ところで、ジェイク」
「なんだ」
「ユーリはどこにいるんだ?今日戻ってくると聞いたんだが」
「遅れていると連絡が入った。なに、二、三日したら着くさ」
「ふうん……」
成程、とハッサは納得した。
(ユーリを撃ったのは、こいつだ)
「――じゃ、また出直すわ。この酒うまいなあ、もらってもいいか?」
「ああ、ハッサ、」
酒瓶片手に出て行きかけたハッサをジェイクが呼び止めた。
「なんだ?」
「仕立て屋の娘によろしくな」
「……伝えとくよ」
ハッサはその夜のうちにアルヴィラを出た。
*****
「最初に目が覚めたのは、たぶん小さな医院だと思うんだが、よく覚えていないんだ。その後、何度も眠ったり目覚めたりしていて、その間のことはほとんど覚えていない。何度目かに目覚めたら、町から運び出されるところだった。夜で、ハッサと医者と、他にも一人か二人いたかな。気付いたら塩の採掘場にいた。部族の者しか知らない場所だ。最初俺は記憶がなくて――少しずつ思い出した時には、もう何ヶ月も経っていた」
小さな焚き火を見つめながら、記憶を辿るようにユーリは話し続け、ファーリアはそれを静かに聞いていた。
ヌールはすぐそばのテントの中で、毛布にくるまって熟睡している。
夜間はもうだいぶ気温が低くなっていた。焚き火の温もりが心地いい。遠く北の王都では、そろそろ雪が降っているかもしれない。
「今も記憶が曖昧なところがあるんだ。ハッサが言うには、ジェイクはハッサが俺をかくまっていると気付いていた、と言うんだが、直接確認したわけじゃない。ハッサがジェイクと会った時、俺を殺そうとしたアトラスも同席していた。ジェイクが本気で俺を殺す気なら、その場でハッサを問い詰めることもできたはずだ。ジェイクはわざと、俺を撃ち落としたことに触れずに、アトラスからハッサと俺を逃がしたんじゃないかと」
「でも、逆にハッサがジェイクにあなたのことを問い詰めていたら」
「そしたらジェイクはハッサも撃ち落としただろうさ。彼は優先順位を間違えない。彼にとって友人は大切だが、もっと重要なものができてしまったんだろう」
「そんな……」
「あいつはもう戻れないところまで足を踏み入れてしまったんだ。もう、戦い続けるしか道はない――」
「……ユーリ、あなたはそれでいいの?」
ファーリアが訊いた。
「親友だったんでしょう?一緒に戦いたいとは思わなかったの?」
「ああ、子供の頃からの親友だ。一緒に砂漠を旅して、俺たちが将来の夢を語る時は、いつだって隣にあいつがいた。俺は、あいつに――戦いを終わらせてほしかった」
いつからだろう、二人歩む道が分かれてしまったのは。
「ジェイクは俺を、アルヴィラから開放したんだ。これまでの友情と引き換えに」
何かを断ち切るように言って、ユーリはファーリアの肩を抱き寄せた。
「アルヴィラでは俺は国王をかばった裏切り者ということになっているらしい。アルヴィラからも、アトラスの息のかかった国軍からも、追われる身になってしまった」
ファーリアがレーにいることはわかっていたが、とてもアルヴィラを越えて北部のレーまでは近寄れなかった。子供を抱えたファーリアを危険に晒したくなかった。レーは中立地の地位を確立していたし、イランたちがいればとりあえずは安全なのだ。
――それに。
(ファーリアはもう、俺を待ってはいないかもしれない)
そんな思いも、頭をよぎった。
親友と訣別し、生きる場所を奪われて、ユーリは希望を失っていた。戦う意味も、仲間もいなかった。
「……ファーリア」
ユーリがファーリアの胸に顔をうずめる。
「お前を抱きたい」
「ユーリ」
返事を待たずに、ユーリはファーリアを押し倒した。
「ユー……」
ファーリアの声は重ねた唇に吸い込まれた。
(ユーリ……震えてる……)
この時ファーリアは、ユーリが震えているのは、それだけジェイクとの訣別が辛かったのだと解釈した。ユーリの艷やかな黒髪を指先で優しく梳く。
「きっといつか、戦いが終わる時が来るわ。ジェイクとも、いつか――」
(そうじゃない――ファーリア、そうじゃないんだ)
ユーリはアトラスのことをファーリアに話すべきか迷った。話したらきっと苦しめてしまう。
「……ファーリア、アトラスが何者か知っているか」
思いがけない質問に、ファーリアは一瞬沈黙した。
「ええと……確か、新王の後見についた摂政だと聞いたけど」
王都に近いレーにいた頃、ファーリアは噂を聞いていた。新王――マルスの第二王子――は傀儡で、摂政が実験を握っていると。
(ファーリアはアトラスの正体を知らない)
アトラスがあの男だと知らないのだ。
ユーリの脳裏に、残酷な光景が浮かんだ。
それは実際に目にしたものではなく、ユーリの頭の中で作り上げたものだ。娼館でファーリアとすれ違った後、酒に溺れるユーリのもとに毎夜毎夜訪れた悪夢。血と体液で汚れきった薄暗い娼館の一室で、ファーリアが碧眼の男にぼろぼろに犯されている。
次に会うことがあったら、絶対に殺してやる。そう何度も思った。それなのに。
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